Kuniyoshi_Ume_no_haru_gojusantsugi

292: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/10/27(月) 18:32:06.80 ID:P6hav30XO.net
今日壁でじっとしてる猫見て思い出した話。猫好きな人には胸糞悪くなる話かも。 

うちのジイサンの家は、猫屋敷と呼ばれるくらいに猫がいた。 
ちゃんと室内で飼ってたが、野良猫も拾われてきたりして、二十匹くらいいたと思う。 
自分はその猫達が何故か怖くて近寄らなかった。 
ある時まだ生まれて三ヶ月の子猫がいつの間にか居なくなっていた。ドアの隙間から居なくなったのか、窓から?とか探して回ったが、見つからなかった。 
三日後、庭先にエアガンで撃たれ、骨も粉々になった血塗れの子猫が置かれていた。 
ジイサンもバアサンも家族で泣いてた。 
自分と弟は、近所のマンションの悪ガキが、子猫をいたぶり殺したのを聞いたので、すぐにジイサンに言ったが抗議に行った先で「猫泥棒して殺したとか、うちの子に限って」とやられて黙るしかなかった。 
悔しくてその日は、眠れなかった。 
夜中過ぎに、胸の上にずっしりした重さがかかり、布団から覗くと、猫達のボスのジロがいた。もう二十年近く生きてるらしい。 
寝室には猫は入れないようにしていたのに、と胸の上から退かそうとしたらジロが喋った。 
というか、そう言ったように思った。 
「私の孫を殺した罰を与えに行ってくる。 
お前は、私達に良くしてくれていたから、最後に挨拶しにきた。 
ありがとう、これからも他の子供達を頼む。太郎(ジイサン)にも宜しく言ってくれ」 
恐いなんてもんじゃなかった。 
ジロは胸の上から降りると、そのまま居なくなった。