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539: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/01/05(月) 05:43:38.87 ID:tf714M520.net
特殊な話だから眉唾だと思ってくれ。おれは受け入れないしな 

数年前にお袋と親族で田舎に行ったんだよ 
日中暇だったので一人で散策に出かけた。 
ふと山?山道?の入り口に祠というか、翳った場所に小さな神社があったので覗きに行ったんだけど 
その神社の階段を登るところですげー蜘蛛の巣がまとわり付いて入れなかったんだよ 
蜘蛛の巣を服から取り除くので気が逸れてしまったのか、入る気が失せたと言うのが正解なのだろうか。 

何故その蜘蛛の巣が見えなかったのが未だに疑問ではある 

まぁそこでは不思議な話はよくあることだそうで。 
その田舎にお寺があるのだけど 
夜中にお寺の長い道程から赤い玉が二対、鳥居をくぐりながらお寺を目指すのを見たことがあるしな 
あれは不気味だった。お袋が狐の嫁入りじゃね?とか言いながら酒片手に眺めていたわ 
・・・閑話休題 

山?はアスファルトで舗装されていて、川を沿いながら勾配を上がっていく道だ 
自分は5kmほど散策して手と口の周りを赤く染めながら自然を満喫しながら山を降りた



540: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/01/05(月) 05:54:26.95 ID:tf714M520.net
続き

山を降りたところで奇妙な感覚に囚われた。
なんというか・・・あれだ。
サイレンだっけ?見ていた風景がガラリと雰囲気が変わる
そんな感じ。寒気がするくらいにだ

ちなみに口と手を赤く染めたのはクワの実のせいだ


山に登ったのが正午付近、降りたのが三時頃。クワの実が食べられたってことは五月くらい
雰囲気ががらりと変わる時期でもないし今考え直してもやはりおかしい
気のせいだろう、と思い煙草をふかしながら田舎の家へ。
その晩はお袋や親族と日中の件を肴に酒を飲んだ

ただ、やはり違和感というかズレみたいなものを感じていた
こうじゃない、ちがうんだよなぁ と全部に感じてしまうような。
違和感に囚われながらも田舎の家で床についた。

隣でお袋がぐーすかとバクスイしているおかげで多少安心して眠れるだろう、と

541: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/01/05(月) 06:07:44.89 ID:tf714M520.net
続き

しかしながらそう甘くはなかった
深夜0時過ぎあたりだと思う

床に就いてから少し経つ。
何故か足音が聞こえてくる
砂利の上を摺るような感じだ
足音が聞こえるし外が透けて見える?
違うな・・・目を閉じても寝床の場所から壁を透かして外の通りが見えるように感じる
言葉じゃ言い表すのが難しいんだ、すまない

それで、これやばいんじゃね?ってジワジワと感じ始めた
黒い影が複数、外の通りを歩いているのがよくわかってしまった。
となりでお袋が寝ているのを静かにたたき起こして現状を伝えた


足音と黒い影が外にたくさんいて歩いてる、と。
お袋曰く「白いやついない?なら大丈夫、だから寝ろ」
そこまでしか覚えていないんだよね、そこから気絶しちまったらしい
白い影が見えたような気がしてならない。

朝、全身汗まみれで目が醒めた
何事もなく田舎から帰還できました

542: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/01/05(月) 06:24:03.31 ID:tf714M520.net
続き

それから変な現象を感じることもなく日々を過ごしていた
お袋(関係上離婚の為別離中)の家に行った時のこと。
なんか危うい雰囲気出していたのだ。
一歩踏み外すと危ない目にあうような。

会話していて、焦点が合わないことや齟齬が生じたり・・・なんかやばい感じ
それで少し聞いてみたところ、トイレの床から生えてきた緑のオッサンの顔踏んだとか。

・・・・わけわからん。
だけど伝染ってのはあるんだ、とその日は痛感した。道にマンホールくらいの黒いシミが見えてしまったのだ
横断歩道に黒いシミがあるのだ
お袋が不覚にもそのシミに気付かなかったのだろうか?

手を繋いで渡っていた途中、お袋が立ち止まった。
お袋の顔が無表情になって立ち止まったのだ
それは本当に恐怖だった。
会話もしていて普通に笑っている母親がいきなり無表情で横断歩道のど真ん中で立ち止まるんだぜ
その道は国道で4車線道路なので信号機がちゃんとついていたのが救いだった

母親曰く掴まれたそうだ・・・
おれにはマンホールに足突っ込んだようにしか見えなかったよ、ママン
その先も不思議な現象が続いていった。

543: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/01/05(月) 06:38:35.83 ID:tf714M520.net

続き

お袋の話が続くわけだが
急に錯乱して急に素に戻る、そんなことが多々あって同居していた彼氏さんも滅入りはじめてしまった

素の時のことだ。
お袋曰く「おかしくなってる時は話を聞かないで。引き込まれちゃうから」
あまり話を聞かないように努めたのでこれといってそのときの変な出来事はあまり記憶にない。

そんなこんなで犬の神様で有名な神社のところでお祓いしてもらうことに。
おれは遠いから行く気にならなかったのでよくわからないが、彼氏さん曰く効果てきめんだそうだ
それからその神社に年に数回通いつつ、事も大きくならずにまた日々が過ぎていった。


そんなある日のことだった。
深夜お袋が大型ダンプにはねられた。
当然、勿論、当たり前のように絶命しました

遺留品回収のために現場に向かったとき戦慄した
前述した横断歩道だったのだ。



そんな話。受け入れられるはずないだろ?

元スレ:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1409634803/