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65: あなたのうしろに名無しさんが・・・
20年近く前、福岡の母方の田舎に帰った時の話。 
母ちゃんの毎年恒例のお盆参りで俺は母ちゃんと妹と3人で 
(親父は航海士で夏は南半球で過ごしてた)1週間位福岡の 
母ちゃんの実家である爺ちゃんの家に遊びにいった。 
横浜生まれの俺は福岡のうだるような暑さとむせ返るような 
緑の匂いが大好きで、遊びに行くたび2歳上の従兄弟と虫取りだ、 
釣りだ、川で泳ぎだ、とちょこまか遊びまわってた。 
ある日の午後、従兄弟が良いもの見せに連れてってやるといい、 
爺ちゃんちから暫く歩いた山の中腹にある寂れた神社に連れてかれた。 
木が鬱蒼と生い茂ったその神社の裏手には古い井戸と3-4件の廃墟 
になった民家があった。民家へ続く道はしめ縄?で閉ざされたが、 
従兄弟は構わずしめ縄を跨いで進み俺もそれについていった。 
周辺はまだ昼過ぎなのに薄暗く、空気はひんやりして涼しかった。 
民家はボロボロで荒れ放題。ガラスは割れまくりで雨戸は壊され 
正直言って内心気味が悪かった。