1: brown_cat ★ 2015/03/06(金) 02:57:24.63 ID:???*.net
琵琶湖の落とし物は彦根に? 滋賀の都市伝説、潮流が原因

 滋賀県民の皆さんなら、こんな都市伝説みたいな話を聞いたことがないだろうか。

「びわ湖に落とし物をしたら、彦根で見つかる」

 なぜそんな話が生まれたのだろう。近江八幡市の沖島で漁協の組合長をしている森田正行さん(64)は 「びわ湖には、潮があるから」と教えてくれた。

 湖水は南湖の瀬田川から流れ出るため、全体的な動きは南に向かっている。ただ北湖では、ゆっくりと円を描くような流れがあり、「環流」と呼ばれる。

 初めて分かったのは、1925年夏の神戸海洋気象台(現神戸地方気象台)の調査。北から反時計回り、時計回り、反時計回りの三つの渦を確認し、発表した。その後の研究で、最も南にある環流は反対向きにも変化する不安定な流れとみられている。

 流れの速度は秒速10~20センチ程度で、「漁船を操っている時に潮は気にならない」と森田さん。ただ、流れによって湖底にごみが集まりやすい場所があり、「ポリ袋などが地引き網に大量に引っ掛かる」と嘆く。

 なぜ環流が生まれるのか。なぜ渦の流れの向きが同じでないのか。強風や水温などさまざまな理由が考えられている。
地球の自転に伴う転向力(コリオリ力)も影響する。静かに見える湖に、多くの力が働いている。

 湖流は、さまざまなものを運ぶ。63年5月、守山市木浜町の湖岸工事で濁水が発生し、夏には北湖全体に広がる出来事があった。昨年に「琵琶湖環流の研究史」という論文を発表した琵琶湖博物館(草津市)学芸員の戸田孝さん(53)は、「湖流の研究が求められるきっかけになった」と明かす。

 はっきりした環流が確認されている湖は、日本でびわ湖だけ。戸田さんは「さまざまなエネルギーの蓄積で水の流れが生まれ、微生物や汚染物質の拡散に影響する。今後も環流の役割の解明が必要」と語る。

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150305000103

北湖で漁船を操る漁師の森田さん。「潮は流れが遅いので気にならない」と笑う(近江八幡市・沖島)

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