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●「投稿怪談」として  もち さん よりいただいた体験談です

usi32: 投稿者 もちさん 2015/03/25(水) 04:44:44.44 
昔語りをひとつ。
もう20年余り前の話で、結局アレが何だったのか、あそこで何があったのかも分からずじまいなのだが、それでもよければ聞いてほしい。


とある日の帰り道。
当時小学生だった俺は、ほんの気まぐれで普段の通学路を離れ、すっかり薄暗くなった道を一人で歩いていた。
見慣れない風景と普段より遅い下校。
まるで知らない世界を冒険しているようで、すごく浮かれていたのを覚えている。
見るもの見るものに特別な何かを見出だそうとキョロキョロしながら歩いた。
風の音にドキドキし、落ちている木の枝にワクワクしながら進むうち、交差点に差し掛かった。
角には塀の高い空き家があった。その塀から何かが交差点の中ほどに向けて真っ直ぐ伸びていた。
夢ではなかったと自信を持って言えるし、この話をした友人達がわらうような冗談でもない。
指だった。大きな人差し指がピンと向こうを指差していた。
ひどい悪寒を感じつつも目を背けられなかった。
そうしてただただ眺めていると、それはゆっくり第一間接を曲げ、地面に触れた。

カリカリ。カリカリ。

ちょうど交差点の真ん中辺りを引っ掻き出す大きな人差し指。

カリカリカリカリ。カリカリカリカリ。

だんだんと速度を増して地面を削る。

カリカリカリカリカリカリカリカリ。

顔も人差し指以外の姿も見えないが、強い執着と言うか憎悪のような黒いものを感じて泣きそうになった。
しかし、声を出せば気付かれる。アレに気づかれてはいけない。
何故かそう思って、叫びたいのを必死に耐えた。

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ。カリ。

動きが止まった。心臓の鼓動ががまるで地鳴りのように高鳴った。
人差し指は第一間接を曲げたまま鎌首を持ち上げた蛇のようにこちらを指差した。
その後はどこをどう走ったのか分からないが声がつぶれるほど叫びながら家にたどり着いた。
顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃで兄貴に大層笑われた。
結局アレが何だったのか、あそこで何があったのかは分からずじまい。

これで俺の話は終わる。

1001: うしみつ 2032/3/2(火) 04:044:44.44 ID:usi32.com

個人的に面白かったaa貼ってくださいwwwwwwwww

江戸時代のラノべ出てきたから表紙貼ってく

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ドラえもんの恐ろしい道具で打線組んだwwwwwww

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