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●「投稿怪談」として  けんぴろ さん よりいただいた体験談です

usi32: 投稿者 けんぴろさん 2015/04/10(土) 04:44:44.44 
俺が今住んでいる家のわりと近所にある一軒家が存在する。

その一軒家に気づいたのは、先々月のとても寒い日。
出勤途中、あまりにも寒すぎたので駅まで少し近道をしようと思い、いつも通ってる道ではなく、住宅街を掠めるように作られている裏道を通ってみた。

しばらく歩いていると、立派とは言えないが瓦屋根の綺麗な一軒家があった。
しかも畑、駐車場(多分5台は停められる位の広さ)付きで、割りと広い土地に建てられている。

大きくはないが、趣ある家で「自分もこんな家建てられたらなー」と考え、少し羨んだが、次の瞬間その羨みはぶっ飛んだ。

左足の脛辺りに鋭い痛みが走った。
スーツが破けている、というか何かに引っ掛かり、5cmほど引き裂かれていた。
破けたスーツの穴から足を覗くと、ダラダラと血が流れている。
出勤前なのに…くそっ。

足の痛みよりも、なぜ足を怪我したかという疑問の方が気になった。
足元を見回した。

有刺鉄線だ。
畑、駐車場を含む家の周りに極細の有刺鉄線が地上30cmほどの高さで張り巡らされている。
しかもコンクリートの道と同化するように有刺鉄線とそれを巻き付けている杭がダークグレーに塗装されていた。

何のために住人は有刺鉄線を巻いたのかわからなかった。
だって畑には農作物なんて植えられていなかったし、それに駐車場に停めてある車をよく見たら、タイヤが無い!
人の出入りはほとんどない状況で、盗難防止するほどの物もない。

なぜ有刺鉄線を巻いたのか?
そんな疑問がどうでもよくなるものを見つけた。

その一軒家の窓を見ると、達筆な筆文字で貼り紙がされてあった。

「スタンガンの攻撃は人間の脳波を深く傷つけます。私はそれに対抗します!」
「スタンガンは悪質なレーザー光線を発します。被害者の会を立ち上げますのでどうかご参加願います」

……ああ、これ無視した方がいいやつだ。
直感が危険を知らせてくれた。
足の傷は多分これ以上の危険を避けるための代償だなと無理矢理納得し、急ぎ足で会社に向かった。

しかし人間の好奇心はなかなか抑えられないもので、休日に用事ついでにその家をまた覗いてみた。

ばーちゃんがこういうのは無視したほうが絶対にいいって口酸っぱく言ってたけど、俺全然成長してなかったわ、悪い孫でごめん。
帰省するときなんかお土産買っていこうなどと考えながら向かった。

相変わらず貼り紙が残っていた。
ていうか増えてる!
そして貼り紙が大きくなって、窓の他に玄関にも貼られられている。

「スタンガンレーザー被害者の会、基地移転のため、この家を売却します」

えええ…売るんだ…
てか売れんのかよこんな家…

「ご購入希望者、中にお入り下さい、そしてスタンガンに愛をもって仕置きしましょう」

入れるかー!なんてツッコミを入れたくなったがグッと我慢をして、また窓の方をみた。

するといつの間にか一人の女の子が窓の内側に立っていた。
歳は多分17、18歳位だと思う。
デニム地のシャツワンピに細い黒のズボンを穿いていた。
黒髪ロングの巻き髪、そして大きな瞳で、鼻筋が通ったものすごい美人。

俺はギョッとして、腰が抜けそうになった。
しかし、その美しさに一瞬見入ってしまった。
その女の子との距離、約7m。
その女の子と目が合っていたのは多分5秒位だったと思うが、非常に長く目があっていたと感じた。

彼女は窓越しに何か伝えようと口を動かしていた。
そして泣きそうな顔で何か訴えてた。
俺は一礼して、早足で駅まで逃げるように向かった。

多分あの口の動き、「助けて」だったんじゃないかな。
あの口の動きが「助けて」だったとしたら、何から助けてほしかったのだろう?
この家の住人から?それともスタンガンから?俺にはわからない。


ばーちゃん、ごめん。
次の休みにこの家もっかい行くかも。
 
1001: うしみつ 2032/3/2(火) 04:044:44.44 ID:usi32.com

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