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780: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/ 2015/04/18(土) 19:20:57.72 ID:vHwuCmsA0.net
知り合いの話。 

家族で山のペンションに泊まった時のこと。 
夜中、先に休ませたはずの娘が寝室から出てきた。 
「どうしたの? おトイレ?」 
そう彼女が尋ねると、まだ幼かった娘さんは困った顔で答えた。 

「あのね、入れておくれって言うの。 
 でも、私じゃ窓の鍵に手が届かないの」 

娘が何を言っているのかすぐにはわからなかったが、その内容を理解するや否や 
「誰がそんなこと言ってるの!?」と聞き返す。 

「えっと、角のあるお姉さんが窓を叩いてね、そう言うの」 

慌てて夫を呼ぶと、二人一緒に寝室へ入り、窓を見た。 
何か白い影が一瞬見えたが、あっという間に見えなくなる。 
夫は彼女に娘を預け、一人外を確認しに行った。 

やがて首を傾げながら戻ってくる。 
「誰の姿も、足跡も見つからないよ。 
 建物周りは砂利が敷いてあるから、逃げたところで痕跡が残る筈なんだけど。 
 そう言えば、足音なんかもまったく聞こえなかったなぁ」 

その後は何も怪しいことは起こらなかった。 
しかしそこを後にするまで、どうにも落ち着かなかったという。