PH_34


61:1/2:2013/01/03(木) 10:52:19.01 ID:VawAel7s0

看護師やってる友人の体験談。
友人の担当した患者に末期癌の老人がいた。身体中にチューブで繋がれ何とか生きながらえているが、
ろくに声を出す事もままならない、いつその時が来てもおかしくない状態だった。
そして、その患者と同じ病室にもう二人の患者も入院していた。
一人は長く闘病していて、もう一人はあと一週間足らずで退院の予定。
その日、友人はいつも通り夜の当直をこなし、日の昇る頃、老人の所へ検温をしに行った。
しかし病室に入り老人の傍へゆくと、何やら背後から怪しい視線を感じるではないか。
瞬く間に背筋が凍りつき後ろを振り返ると、同室の二人の患者が、友人を鋭い目つきで睨み付けていた。
「おはようございます、すみませんが、どうなされました?」友人は恐る恐る、二人に問いかけた。
すると二人は口を揃えて「昨晩はうるさくて、俺達は二人とも全然眠れなかった。何とかしてくれ」
と文句を言うではないか。
「この患者様もあなた方と同じく、日夜病気と戦っておられます。夜中でも時折苦しくて声を上げてしまう事もあります。
申し訳ありませんが、どうか我慢して頂けないでしょうか?」
友人はそう弁解した。