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938: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/04/06(水) 23:29:55.25 ID:Ac/ZIjo00.net
俺が小学生の時の奇妙な体験談を。 
当時、ときどき学校周辺を徘徊して生徒に声を掛けたりする変な婆さんがいた。 
今考えれば恐らく認知症か何かだと思うのだが、子供時分にそんな理解を持ってる奴は誰もいなくて、 
俺たちはその婆さんをいつも来ている服(パジャマ)の色から「オレンジ」って呼んで面白がっていた。 
婆さんには噂が多々あって、『ゴミを漁る』『息子は刑務所の中』『野良猫を殺している』等の出所も根拠も
不明の流言が時には恐ろしい事実として、時にはネタとして語り交わされていた。 
(それは俺たちにとって遊びの一つだった。でも単に遊びなだけというより、理解力に乏しいガキにとって 
婆さんの『得体の知れなさ』はウソとホントの境目においてしか像を結べなかったのだと思う。) 

で、俺が4年生の時、一つ上の学年が授業の一環で校内菜園で野菜を育てていたのだが、それが荒らされる事件があった。 
犯人(菜園に靴跡があったとか。学校は被害届を出した)は判らず仕舞いだったが、一部では「オレンジ」が 
やったらしいという噂が流れていた。「オレンジ」に遭遇して怒鳴ったり石を投げた糞ガキもいた。 
それから暫くして「オレンジ」を見かけることは無くなった。噂も話されなくなって、そうなるとそんな婆さんがいたことすら皆すぐに忘れていった。(ちなみに「オレンジ」は足取りのヨタヨタした婆さんだったので校門や柵を乗り越えて侵入なんて考えづらい。でも当時は『そうだけど、でも「オレンジ」だし…』と思えた。
自分たちが婆さんの存在に噂を纏わせ膨らませといて、その影の大きさに自ら怯えていた訳だわな。)