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※ネタ投稿のフォームより、調査依頼の投稿をいただきましたのでお答えさせていただきます

 
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トゥットゥルー♪
日本オカルト化計画斬り込み隊長の金子です☆







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おう、ワシじゃ。銀子じゃ
6月最初の調査回答をはじめるぞぃ









庵太郎さんからの質問

初めまして、うしみつ愛読者の庵太郎と申します。
ずっと昔に読んだ絵本を探して頂きたくメールさせて頂きました。

当方現在22歳で、幼稚園から小学校低学年の頃に読んだ絵本なのですが解決ゾロリのようなハードカバーで、フルカラー。
1ページが厚めで、真っ白な紙でした。
絵本のようにツルツルではなくまんまゾロリのフルカラー版みたいな本だったと記憶しています。

内容は地獄について、でした。
子供の描いたような上手いとは言えない、肌色よりオレンジ色した子供が火にあぶられたりコンクリートに挟まれて苦悶しているというものです。
見開き で挟まれている子供、釜茹でされている子供、石抱きのようなことをさせられている子供
とたくさん描いてありました。
閻魔様や獄卒の絵の記憶が特にないです・・。

一番印象に残っているのが坊主頭の男の子がこちらを向いてコンクリートに挟まれている絵なんです。
ブーム君みたいな緩さだったと思います・・。
最近話題の地獄ほど絵がリアルではなく地獄と極楽ほど絵が上手くありません。
そして漫画仕立てでもなかったはずです。
テイストとしては地獄と極楽は近いのですが・・・。
文字数は少なくはなく、そんなに幼児向けではないのかなと思います。

うしみつ管理人さまの情報収集能 力の高さと読者さんの情報量でどうにか探しては頂けませんでしょうか・・。
思い出せるところが少なく難しいかもしれませんが、五年くらい探しております。
是非是非よろしくお願いいたします。

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子ども向けのクセに、やたら怖い
「地獄」の絵本ってたびたび話題になるわよね~
あの地獄のイメージは間違いなくトラウマになるわ…







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いやーワタシってばクリスチャンで本当よかった!
ノンクリは血の池地獄に浸かるべし~♪







子どもが火あぶりになったり
コンクリに挟まれる地獄の絵本


お答えします。
先に結論からいってしまうと、残念ながらコレという答えは見つけられませんでした。
地獄を描いた絵本、ということである程度条件は揃っているはずなのですが…うーむ、申し訳ありません。

とりあえず、地獄関連の絵本の有名どころをざっとおさらいしてみましょう。



①絵本 地獄
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出版社: 風濤社 
発行日: 1980年08月


おそらく最も有名な「地獄」であり、ベストセラーの絵本です。
子ども向けの絵本とは言うものの、実際は「地獄絵巻」に解説の文をつけたものであり、生々しさとグロさにおいては絵本界でNO.1の作品です。
想像力旺盛な時期にこれを読んでしまい、トラウマの傷を残してしまった人は少なくないでしょう。
同じシリーズに「極楽」があり、それら2作品を1冊にまとめた「地獄と極楽」というバージョンも出ています。


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②じごくのそうべえ
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出版社: 童心社
発行日: 1989年10月


こちらもなかなか有名なシリーズの一冊です。
軽業師の「そうべえ」が仲間を引き連れて、地獄を舞台に活躍するお話です。同名のシリーズが何冊もあり、その中の一つになります。
時代的には合っていると思いますが、内容に大きく違いがありますので、ちょっと違うかなあ、という感じ。
あくまで「そうべえ」を中心とした仲間四人の冒険であり、質問のような子どもたちの虐殺?シーンはありません。


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③地獄めぐり
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出版社: 汐文社 
発行日: 2010年07月


先ほどの「絵本 地獄」が上級者向けの絵本だとすると、この「地獄めぐり」は入門編の絵本です。
お子様にも安心して読み聞かせできるくらい、ゆる~くかわいい絵で地獄の紹介をしてくれます。
全三冊で構成されています。
ゆるさ、がポイントとなるのであれば「地獄めぐり」はかなり良い線をいっていると思うのですが、いかんせん、発行されたのが2010年ということですので、質問者さんの記憶と完全に合いません。


その他、何冊か地獄を描いた絵本を調べてみたのですが、例の「コンクリに挟まれた子ども」のシーンが存在する絵本には辿りつけませんでした。

これでおしまい、というのも寂しいので…
最後に、ちょっとほのぼのとした地獄の絵本を一冊紹介しようと思います。




じごくのラーメンや
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出版社: 教育画劇
発行日: 2010年04月


ストーリーは大体こんな感じ↓

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地獄では毎日毎日、鬼たちが亡者をいじめ、働かせる生活が続いています。
そんな日々に嫌気が差して、亡者たちは文句を言いました。
「あー、天国はいいなあ。おいしいごちそうをお腹いっぱい食べられる、夢のような世界なんだろうなあ」
それを聞いたえんま様は対抗心を燃やし始めるのでした。
「天国に負けるな! 地獄でも名物料理を作って対抗するぞ!」
そうして研究を重ねてできたのが「じごくめいぶつ ちのいけラーメン」


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ところがこのラーメンには唐辛子が山ほど入っていたので、辛くてとても食べられたものではありませんでした。
えんま様「こらー!全部食べないと容赦しないぞ」
亡者「だって辛いんだもの・・・そうだ!もし全部食べられたら天国へ行かせてくれませんか?」
えんま様「えー・・・うーん、しょうがないな、いいよ」
というわけで、ちのいけラーメンは大繁盛。
もちろん、全部食べられる亡者は一人もいなかったのですが、それでも毎日毎日、天国に行きたい亡者たちが駆けつけて大行列の大繁盛となりました。


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美味しそうなラーメンの匂いは天国にまで届いていました。
「ラーメン くださいな」
いつしか天国のほ とけ様たちがちのいけラーメンを食べにやってくるようになりました。
おしゃか様「天国に行く必要はないので、全部食べられたら一つ何でも言うことを聞いてください」
えんま様「いいよ」
ところが、ほとけ様をもってしても、ちのいけラーメンを食べきることはできませんでした。
しかし、意外な人物がこのラーメンを完食してしまったのです!



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ほとけ様との約束のため、その日から天国への「ラーメンの出前」サービスがはじまりました。
「ああ、いそがしい いそがしい」
「えんまさまー。ギョーザ、やけましたかあ」
「まてまて、もうすぐだぞ」

それからというもの、鬼たちはラーメンを作るのにいそがしく、亡者たちをいじめる者はいなくなりました。
すっかりぬるくなり、良い湯加減になった血の池地獄につかりながら亡者たちは言います。

「あー、じごくってほんとにいいところ」






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ちなみに「じごくのラーメンや」は
絵本ナビ」様にて無料で全ページ
読むことができるけんね



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うーん……なんだかお腹が減ってきたわねぇ
夜食にラーメンでも食べよっかなぁ~
にんにくラーメンのアレ抜きがいいかしら~♪




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夜食にそんな油っぽいもんダメじゃ





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きぃー!
休みの日くらい良いじゃない~
鬼ー!悪魔ー!地獄に落ちろー!




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・・・太るぞ








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