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※この記事は「2chまとめ」ではありません。
当ブログの企画記事となります。ご了承ください。


 
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おいっすー!
日曜日よりの使者、金ちゃんで~す♪
今週も週末コーナーいっくよ~!




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おう、ワシじゃ。銀子じゃ
それじゃあ、今週も質問回答から始めるぞい








陸奥 さんより質問いただきました

この度、メールさせていただいたのは管理人様に調べていただきたいことがあったからです。
それは、福井県にある新疋田駅の幽霊列車についてなのです。
北陸トンネル火災事故を起こした急行「きたぐに」の霊なのではとのもっぱらの噂です。
トンネルの入り口近くには慰霊碑などもあり、目撃例が有ってもおかしくは無いんじゃないかという感じがします。
私はなかなか現地に行って調べるということができません。
ですので管理人様に力を貸していただきたく思います。
インターネットで 新疋田 幽霊列車 で調べていただきます と色々と出てきます。
そこで、何件かある話の中で何が真実で何が嘘なのか、色々な可能性を踏まえたうえで管理人様に見極めていただきたいのです。
どうかよろしくお願いいたします。
お答えいたします。
さて、今回は幽霊列車の噂に関する調査です。
人や動物だけでなく、電車の幽霊が出るというのですから面白いですね。
ちなみに、うしみつは鉄道に関する知識に乏しいため、専門的な部分において勘違いや誤解があるかもしれません。ご容赦ください。


まずは「きたぐに」の幽霊列車に関する噂をご覧ください。




【北陸本線の某無人駅での事】

120: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/14(金) 06:59:24 ID:jkIt/jceO
終電間近の北陸本線の某無人駅での事。
ipodを聴きながらダルーって感じで待ってると、
列車接近の放送もなく急にホームに列車が現れた。
うぉっ、時刻表より10分ぐらい早いけど、ラッキー♪
って感じで乗ろうとしたら、なんかその電車変。
妙に長い。いつもは3~6両ぐらいの編成なのに、
青い車体の車両が10両以上つながってる。
後ろのほうなんてホームからほとんどはみ出てるしw
あー寝台列車かぁと思ったけど、そんな列車がこんな小さな無人駅に停まるはずがない。
そして車両があまりにも古臭い。
鉄道にそこまで詳しくない俺でもそんくらい解る。
どの窓もカーテンが閉まってて中の様子がほとんど伺えない。
この列車がだんだんこの世のモノではないなと思えてきた俺は、
周りに誰か居ないのかキョロキョロしてみたけど案の定ホームには俺一人。

121: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/14(金) 07:01:48 ID:jkIt/jceO
あぁ俺を誘ってるのかと勝手に妄想した俺は、ipodの音量を大きめにして
早くこの駅から去って行ってくれと必死に願った。
正直半泣きだったと思うw
しばらく経って(5分くらいかな)うつ向いてた顔を上げると、
その列車はホームから消えていた。
後から思えばその列車だけ音が全くしなかった気がする。
いつの間にかホームに現れて、いつの間にか消えていた。
いくらヘッドホンをしてるとは言え、全く気付かないのはおかしい。
やがて列車接近のベルとアナウンスが流れて、
見慣れたいつもの電車がホームへ入ってきた。
明るい車内にいる他のお客さんの顔を見た時の安心感はもう忘れられないw
冷静に考えてただの夜行列車が臨時で停まっただけなのかも知れないけど、
あまりにも妙な列車だったので本当に怖かった。
長文&駄文スマソ

122: 120 投稿日:2009/08/14(金) 23:12:57 ID:jkIt/jceO
補足スマソ
何故俺を誘っているんだなんて妄想をしちゃったのかと言うと、
俺の位置にいる車両だけ何故かドアが開いてるんだよな。
ドアの先は真っ暗で何も見えない。本当に真っ暗。
旅客列車なのに灯りの一つも灯さないなんて明らかに不自然だし、その真っ暗な空間に
足を踏み入れたらもう二度と戻れないんじゃないかと思ってガクブルだった。
本当ビビりだから一度焦るとどんどん妄想が膨らんでいくんだよなぁ俺w

以上です。
連投すまない

132: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/15(土) 11:33:05 ID:t0fB5WJW0
>>120
よく小学生向けの怪談本なんかでありそうなネタだけど、本当に遭遇してたら怖いなぁ…

149: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/23(日) 11:40:49 ID:LBRumx9/0
>>120
それ、俺も6年前に遭遇した・・・・
当時学生だった友人は北陸線利用してて
俺、家が駅に近い事もあって友人を見送りに行ってたんだよ。

んで、いつも通り駅で友人と雑談して列車が来るのを待っていたら、
いつもの列車じゃ無くて、>>120が言ってた様な列車が現れて
ちょうど方向が同じで面白そうだから、乗って行くって言ってそのまま乗っちまったんだよな
普通の列車と違い、ちょっと珍しいレトロな感じの列車だったんで、
俺もアレの入り口見てみたけど、何か真っ暗で変な感じだなーって思ってた。

で、見送りが終わった俺は家に帰ろうとして、ドボトボと家に向かって道を歩いていると
さっき別れたばかりの友人から着信があってさ、何かえらく慌ててんのよ。
車内はかなり薄暗くて電気も無く乗客は誰もいなく、窓は墨?みたいな物で塗り潰されてて
車内はえらく静かで振動もほとんど無く、唯一の音と言えば、
次はごしょう、ごしょうが最終地点です。と言うアナウンスだけだとか
友人はいきなり聞いた事の無い駅名を言われて、意味は無いが何だか不安になって電話したとの事。
その後友人は行方不明でいまだに出て来ない。
今更思い出して、何気にその様な名前の駅をググってみたんだが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E5%BA%E9%A7%85
台湾とかのこの駅しか無い、一体友人は何処に行ったんだろう?

151: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/23(日) 19:59:26 ID:4uSegWmn0
>>149
こわっ

152: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/23(日) 22:31:48 ID:cFnk8UrXO
>>149
乙、久々に面白そうな話題になりそうだ。
北陸本線のどのあたり?差し支えなかったら教えてください。

172: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/25(火) 22:15:38 ID:ujtFrFtW0
>>149
五条ならあるけど、ごしょうは聞いた事ないね。
本当に後生なのか・・・?ガクガク((( ゚д゚))ブルブル
久しぶりに怖い話で鳥肌たった。
元スレ:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1245982669/






2009年、オカルト板からの抜粋です。
こうした噂がいくつか存在しているようで、中には長浜~敦賀間で見た、との情報から、その間の無人駅である「新疋田駅」の話であると特定されているようです。

噂の「きたぐに」とは、大阪発青森行きの急行列車であり、1972年に火災事故を起こし、多数の死傷者を出す大惨事となっています。


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北陸トンネル火災事故
北陸トンネル火災事故は、1972年11月6日未明に福井県敦賀市の北陸本線敦賀駅-南今庄駅間にある北陸トンネル(総延長13,870m)で発生した列車火災事故のことである。火災対策の不備により、乗客乗員に多数の死傷者を出す大惨事となった。

事故概要
午前1時9分頃、北陸トンネル内を走行中の大阪発青森行き501列車 急行「きたぐに」(EF70 62牽引、10系客車15両編成)の11号車食堂車(オシ17 2018)喫煙室椅子下から火災が発生。それに気付いた乗客からの通報を受けた車掌の非常ブレーキ操作と機関士の非常停止措置により、列車は運転規定に基づいて直ちに停車した(敦賀側入口から5.3km地点)。乗務員は列車防護の手配(対向の上り線に軌道短絡器を設置し、信号を赤にする)を行った上で消火器等で消火作業を開始したが、火勢が強まり鎮火は不可能と判断したため、車両の切り離し作業に取り掛かった。火勢の激しさとトンネル内の暗闇で作業は難航。1時24分頃火災車両より後部を切り離し移動した後、1時29分頃トンネル両端駅である今庄、敦賀両駅に救援を要請するとともに、引き続き火災車両より前部を切り離す作業に取り掛かった。しかし1時52分頃熱でトンネル天井に設置されていた漏水誘導用樋が溶け落ち、架線に触れてショートを起こし停電したため、列車は身動きが取れない状態に陥った。

2004年6月15日、NHKの「プロジェクトX」にて「列車炎上 救出せよ北陸トンネル火災」が放送された。この番組の中では、火災元であるオシ17が戦前製の車両であるとされていたが、車籍上では戦前製車両の改造(台枠のみ流用)であったものの車体・台車は戦後新製されたものであった。


https://ja.wikipedia.org/wiki/北陸トンネル火災事故

結果、このトンネル事故により30名の死者が出ました。
大変な事故であったようで、トンネル入り口には今でも慰霊碑が立っているそうです。



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「きたぐに」の噂については、実際に目撃をしたという人の
体験談をいただいているわ!







名無しさん からの情報提供

調査3の新疋田駅幽霊電車の件は、目撃した方のお話を聞いたことがあります。
色々特定されそうな部分を伏せて、ポイントだけ挙げると。

・午前3時頃に新疋田駅に現れる。
・現れる時には音も無くレール上を走ってくるが、消える時は忽然。
・EF7062牽引で、ライトは点けていない。
・駅で停車し、ドアを開く。
・窓ガラスも社内も真っ暗というより、真っ黒。
・遭遇時点では写真に撮ると写り、Twitterにもアップロードできる。
・夜が明けると、ツイッター上からも写真データからも姿が消える。

胡乱な噂話になると、

・列車に乗り込むと、そのまま行方不明になる。
・福井駅まで出張ってくることがある。
・昼日中でも現れる。定時に来る電車の直前に来たりするので紛らわしい。

情報提供ありがとうございます!
実際に怪異を体験なさった方のお話、ということで、かなり有力で興味深い情報をいただけました。

写真を撮ることができ、ツイッターにアップロードまでできるということ…
このあたりは非常に面白いですね。昼間にも現れる、というあたり中々サービス精神が旺盛な幽霊列車なようです。





噂の真相について

いただきましたご質問メールでは「何が真実で何が嘘なのか」とのお話ですが、このあたりは曖昧な回答をせざるをえません。
個々のお話がそれぞれ独立した怪談として成立しており、語られ書かれた内容が全てであると思いますので、「真実・嘘」という判断はうしみつにはできません。

また、一つお詫びをしなければいけないことは、うしみつがかなり鉄道関係の話に疎い、ということです…。
私に鉄道に関する知識が多少なりともあれば、たとえば「幽霊列車ではなく、臨時の○○の可能性」や「○○線ではなく○○線」というような、他の可能性の吟味やご紹介ができたと思うのですが、急行と特急の違いですらイマイチわからず、そもそも「きたぐに」が固有名詞なのか型式(?)の一つなのかも調べた今でも全然わからないくらい、電車の話となるとチンプンカンプンの為、そのあたり、コメント欄にてフォローいただけると幸いです。

私にできることとして、今回は幽霊列車の噂について調べ、怪談成立の背景を紐解いてみる事にしました。




類似した噂「旧生駒トンネル」の怪談

幽霊列車、というと一つ有名な怪談が存在します。それは大阪の「旧生駒トンネルの怪談」です
これは様々なオカルト本や心霊スポットガイドなどに掲載されているくらい、有名な怪談です。
概要は次の通りです。

近鉄線とけいはんな線が通る生駒トンネルの傍らには、廃墟になった隧道があります。
この隧道は「花園事故」と呼ばれる、工事中の落盤事故と車両火災により数多くの死傷者を出しました。そもそも霊山にトンネルを掘ったことが事故の原因だ、とも云われ、生き埋めになった工事者や焼け死んだ事故死者の霊を見たという目撃談が絶えません。
中でも最も有名なのは「最終列車の怪談」です。
奈良方面の終電でこのトンネルを通過するときだけ、空席だらけのはずの車内がなぜか人影で満席になるそうです。
旧トンネルは今ではフェンスで封鎖され、敷地に近づくことも難しくなっているそうです。

さて、「きたぐに」の怪談と比べてこちらは「電車内の怪異」となりますが、トンネル内の火災事故が噂の発端となっていることなど、共通する点が見られるのではないでしょうか。




「幽霊列車」の原型、「偽汽車」の怪異

「旧生駒トンネル」の怪談にも見られるように、幽霊列車というのはどうやらジャンルの一つとして確立したものであるようです。そのため、噂の内容にはある程度テンプレートがあり、どこか似たような怪談が日本各地で語られ、伝わっているようです。

その代表的な例であり、原型とも云えるものに「偽汽車」と呼ばれる怪異が存在します。


偽汽車
偽汽車(にせきしゃ)は、幽霊の如く存在しないはずの蒸気機関車が、鉄道線路上を走るという怪現象。幽霊機関車(ゆうれいきかんしゃ)などとも呼ばれる。日本に蒸気機関車が導入され、鉄道が普及し始めた明治時代に日本各地で語られていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/偽汽車
今回の「きたぐに」の怪談は、この偽汽車の怪異のまさに現代版と呼べるものだと思います。
一つ違う点は、偽汽車の怪異には大抵、汽車に化けていた狐や狸が存在していた、というお話のオチがついています。
狐狸の変化が幽霊汽車の原因だった、ということです。「きたぐに」の場合はその原因にあたるのが、トンネルの火災事故の一件となるわけですね。

こうした偽汽車の噂は当時、日本各地にあったと云われていますので、新疋田駅周辺でもこうした怪談が伝わっていないかを調査してみたところ……発見しました!


松谷みよ子著「現代民話考」(立風書房,1985年)に次のような話が掲載されています。

福井県。小浜線開通当時の話が多くありますが、女郎買いに行っての帰り道、一本松付近で狐が化けた汽車に追いかけられたという。(福井県在住:金田久章)

小浜線開通当時、というと1917年のことだそうです。その頃、偽汽車の目撃例が多くあったと云います。
また、一本松とはどこかと調べてみたところ、まさに敦賀市内に同名の地名を発見しました。新疋田駅が存在する敦賀市です。

福井県敦賀市には、北陸トンネル火災事故が起こる50年以上前から幽霊列車の目撃例があった。
こうした怪談の存在が、「きたぐに」の幽霊列車怪談が生まれ出てきた下地や背景となっている可能性は大いにあるのではないか、と思います。
若干駆け足になりましたが、まとめてみましょう。



まとめ

・新疋田駅の幽霊列車「きたぐに」の噂は確かに存在する。

・「きたぐに」に限らず、幽霊列車の噂は日本各地にある。

・その原型は明治~大正時代に広まった「偽汽車」の怪異である。

・新疋田駅のある敦賀市にも偽汽車の目撃例が多数あった。

・北陸トンネル火災事故、という実際の事故により、敦賀の怪談「偽汽車」と結びついたのか、幽霊列車の噂は広まった。






03



ひーん…
今回はたぶん質問者さんが想像していたような
調査報告ができなくてごめんなさい
でも、これだけは言わせて…一件落着! 




02



本当は現地に行きたかったのじゃが
興味のある方はぜひ現地に行ってみてほしいのぅ
くれぐれも幽霊列車には乗らないように…



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それでは、皆さん
良い日曜日を!







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