138: 1/2@\(^o^)/ (ニククエ 86f5-WSvd [121.106.147.187]) 2017/01/29(日) 14:05:29.63ID:z098PAJO0NIKU.net
中学一年生のとき、親元を離れて親戚の家に下宿していた。 
そこは静かな住宅街にある一軒家。 
私がいた部屋は二階の和室で、窓の下が細い道だった。 

夜の九時を過ぎた頃、部屋にいると、 
シャン、シャンと音がして、何かが近づいてくる。 
足音だとしたら、すごくテンポが遅くて、シャン、という音が 
完全に消えてから、次のシャン、が始まる。 
その音は、外壁のすぐ前まで近づき、少しの間とまってから、 
また遠ざかっていく。 

近所の人が外の道を歩いているんだろうと、 
はじめのうちは思っていた。 
けど、一か月もする頃に、気づいたのだ。 
外を歩く人がいても、窓を閉めているのに、 
足音なんて聞こえない。 
夜の九時を回った、ちょうど同じ時刻にだけ、あの音がする。