75ef143c

39: 名無しさん@おーぷん 2014/09/26(金)20:37:42 ID:HZUD2brMS
あんまり怖くないかも知れないけど。

私の父親は2年毎に転勤のある仕事で、両親と姉、弟の5人で
姉が高校受験を迎えるまで引っ越しは続いた。
大抵は県庁所在地のマンション住まいだったが、
一度だけ回りが田んぼに囲まれて、柱が黒光りするような古民家に住んだことがある。
この間「愛しの座敷わらし」って映画を放送してたけど、まさにあんな感じの家。
当時私は小学4年生だったけど、初めて自分だけの部屋を貰ってすごく嬉しかった。
でもそれも束の間で、その家に来てから夜中に両親が喧嘩をしてることが増えた。
うちの両親は割と仲良し夫婦だと思ってたけど、母は東京の生まれの人だったから
ああ、こういう田舎には来たくなかったのかもなーと思ってた。
時々夜中に目が覚めると階下から怒鳴り合いが聞こえて、
でも朝になると父も母も普段通りだから、子供の前では喧嘩を見せないようにしてるんだなと思ってた。
ある日、思い切って姉に聞いてみた。
「パパとママ、もしかして仲が悪いの?リコンとかしないよね?」って。
そしたら姉も夜中の喧嘩に気付いてたらしくて、同じように心を痛めていた。
それで思い切ってふたりして母に言ったんだ。
どうして喧嘩してるの?2階まで聞こえるような喧嘩は止めてほしい。聞いてるのが辛いって。
そしたら母はキョトンとしてて、こっちに来てから夫婦喧嘩なんてしたことないよって言った。
こっちに来てから家庭菜園やってるし、スーパーまで遠いし、
家が大きいから掃除も大変だしで、毎日クタクタだからそんな気力ないわーって言われた。
その日から私と姉は夜は一緒に寝ることにした。
それから何十年も経って、私も偶然転勤族と結婚した。
ある街でアルバイトをした時に、同じように親が転勤族だった女性Aさんと仲良くなり
色々話をしていたら、住んでた都市がかぶってるのが何ヶ所かあった。
同じ田舎に住んでたことで話が盛り上がっていたときに、
ふとその古民家のことを思い出して、こんな不思議なことがあって・・・と話をしたら
Aさんがビックリしながら「それって○○って村じゃない?」って言って、それが大当たり。
こんな偶然があるのかって驚いたが、全く同じ家にAさんも住んでいた。
そしてAさんもその声を聞いて、Aさんは一人っ子だったから怖くて怖くて
泣いて両親に頼んで引っ越したそうだ。
お互いにもうすぐ40歳になろうかって年だったし、今更怖いってのはないけど
好奇心に駆られてふたりで調査の旅に出た。
両親に覚えてる限りの情報を貰って出掛け、現地ではふたりの記憶を頼りに
その古民家はわりとあっさり見つかったが、かなり廃屋っぽくなってて誰も住んでなかった。
周辺の人に聞いて回ったりしたけど、さすがに不審者扱いされたのか口は堅く情報なし。
ただ、ひとりだけ話し相手になってあげたら喜びそうなじーさんがいるよって教えてくれて
そのじーさんに聞きに行った。
そうしたところ、昔、古民家の裏の竹林で遺体が見つかったことがあったそうだ。
借金の返済を巡って争って、撲殺されたらしい。
確証はないけど、もしかしたらその返済を巡る争いの声だったのかなぁ・・・と
一応それなりに納得して帰ってきた。
子供の頃の不思議な体験が、思わぬことから同士(?)が見つかり探偵ごっこの末に一応解決。
姉に電話して一部始終を話したら「何故私を誘わない!」と無茶苦茶怒られたw