689: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/06/11(日) 23:50:16.52 ID:zb97Uyt/0.net
これは私が中学校を卒業する頃、国語の先生から聞いた話です。曖昧な記憶を辿って書いているので、矛盾があるかもしれません。
先生は授業の終わりに時間が余ると、先生自身が体験した怖い話を皆に聞かせてくれました。先生の「持ちネタ」は全部で四つあり(私は転校生だったので結局一つしか聞けませんでしたが)これはその内の一つだそうです。


先生の中学校は三階建てで、歴史ある学校だったそうです。主な部屋は普通の中学校と何ら変わりませんが、一階の廊下に絶対に開かない、何の表記も無い扉がありました。
扉には南京錠が掛けられており、材質は他と同じ木で出来た簡単な扉。入学当初は開かずの扉と言われ少し話題になりましたが、先生の先輩や学校の教員が扉について何も言わないので、先生達も扉に関しては気にしなくなりました。

二年生の冬の頃。放課後に友人達(先生の他にA、B、C)と例の廊下を歩いていると、突然Bが声をあげました。

「おい!開かずの扉開いてんじゃん!」

見ると、あの絶対に開かなかった扉が、押し扉だったようで、薄暗い向こう側に向かって大きく開いていたのです。すぐ近くに外された南京錠が落ちていて、ついに誰かが開けたんだろうと騒いでいました。
中を覗くと、コンクリートの階段が下に続いて広がっているのが見えます。廊下は日が当たらず、階段の下に何があるかは分かりません。
友人と話し合い、肝試しとして降りてみる流れになりました。先生とAは反対しましたが、BとCは行く気満々で、Cが

「俺、家から懐中電灯取ってくる」

と走っていってしまったそうです。
しばらくしてCが四本の懐中電灯を持って帰って来た後、Bが校庭から持ってきたビー玉ほどの石を投げてみました。
かつんかつーんかつーんかつーん…と落ちていき、しばらく落ちたあとそこで音は止まります。
結構深いと分かって、皆は先生も含め好奇心が最高潮に達していました。我慢しきれなくなって、BとCが先行して降りていきました。残った二人はBとCが見えなくなると、すぐに耳を澄ませます。