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246: 寧々 2015/12/18(金)19:26:10 ID:jAO
オカルト入ってるし文才ないです
私にはお姉さんがいた。私以外には見えなかった。
私に見えたのは小学三年生くらいの女の子だった。
三歳くらいにはもう一緒でどこでもいつでも一緒だった。
お父さんに話してもお母さんに話しても首をかしげるだけ。
まあ三歳児の言う事なんて意味不明だから仕方ないと思う。
ある年のクリスマスだった。5歳くらいの頃だと思う。
私はディズニープリンセスのドレスを買って貰った。
お姉さんに自慢した。
みてー!サンタさんにもらったの!って
お姉さんはうんうんうなづいてよかったね、って言ってくれた。
その頃は可愛子ぶりたい年頃だったんだな。
私は世界で一番幸せなの!って言った。
そしたらお姉さんが怒り出した。
私は名前だけで一生分の幸せをもらってるの!
世界の悲しみよりも大きい幸せをもらってるの!
お母さんとお父さんに幸せをもらったの!
っていきなり怒り出した。
意味がわからず怖くなってお母さんに泣きついた。
お姉さんは悲しそうな顔をしてたと思う。
次の日からお姉さんがいなくなった。
私は小さいながらに怒りを覚えた。
なんで意味不明な事を言いいきなり消えたのか、なんで私に怒ったのか。
だったらお姉さんより幸せになってやろうと思った。
その日から人一倍努力した。誰にも負けたくなかった。
でも大きくなると挫折もあるし才能の差も感じた。
でもお姉さんより幸せになるために頑張った。
なんでただそれだけでここまでこれたのかはわからない。
国立大学を出て一流企業に行った。そして結婚もした。旦那はいい人だった。子供が生まれた。
なぜかその子の顔を見たら泣いてしまった。私はお姉さんより幸せになるためにしか生きてなかった。
でも今まで幸せがわからなかった。でもこの子の顔を見たらこの子がいるだけで幸せだった。生まれてきてくれてありがとう、心からそう思った。
すると両親が旦那と私と子供の前である話をしてくれた。
両親は昔かなり荒れてたそうだ。
中学生の時にはついに母は妊娠してしまった。2人は産みたいと願ったけれど周囲の反対や戸籍上の問題に折れて中絶してしまったそうだ。
その時に私達みたいな両親の元に来てくれてありがとう、
産めなくてごめんね。という気持ちとあなたにはお母さんとお父さんから最初で最期のプレゼントをあげる。
この名前はあなたが世界で一番幸せだよ、という思いを込めて幸(さち)という名前をつけたらしい。
今まで黙っててごめんねと。
幸姉さん、ごめんなさい笑
私はとてもいい旦那と子供を持ちました。
あなたより幸せになりました。
でもね、私は幸姉さんがこの世で一番愛された人
だと思っています。