501: 可愛い奥様@\(^o^)/ 2017/09/09(土) 23:22:11.61 ID:5MnX7WXj0.net
ハチ乃はおでこに茶トラのハチワレがある猫だ。背中にも『乃』の字に似た柄があって
それでハチ乃と名付けた。
猫としてはわりと普通の人柄。猫にも人にもフレンドリーで、実は結構賢いところも。
そんなハチ乃の一番の特徴は生霊が飛ぶ(?)こと。

テーブルを挟んで来客と話していると、食器棚の上で寝ているハチ乃が
テーブルの下から覗いたり、尻尾をぴんとたててそばを通ったりする。
子猫の頃からそうだった。外で遊んでいるはずの迷い猫の姿を室内で見たり
玄関のドアを開けた瞬間足元から飛び込んできたはずの子猫が、
家中さがしても見つからなくて首をかしげたものだ。
迷い猫を保護し我が家の猫にしてからも、かなり長い事
その幻猫の正体がハチ乃だとは気づかなかったが。

ある日、友人が三人訪ねてきた。
抜け毛の季節だったのでハチ乃を閉め出してお茶をだす。
ドアをひっかいて入れてくれろと鳴くハチ乃。無視してもしつこく鳴き続ける。
ハチ乃の必死さが伝わってきてそれがどんどん大きくなっていった瞬間、
「来たっ」と客二人がさけんだ。
私も叫んだかもしれない。
ハチ乃がすごい勢いでドアをあけて部屋に飛び込んできたのだ。

だがドアはあいてなかった。
ハチ乃は閉じているドアの向こうで小さく悲しげに鳴いて廊下を遠ざかって行った。
「…今ドアあいてハチ乃さん来たよね?」客その1が言う。
客その2「…うん、来た。いつもよりちょっと大きなサイズのハチ乃さんがピョーンて入ってきた」
私「わりとすごい勢いでドアが開いて大型犬くらいのサイズのハチ乃がダダーッて」
客その1「牛くらいの大きさだった。突風のようなすごい勢いだった」

客その3(猫がドアの外で鳴いて、その後遠ざかって行ったけど、
みんなは一体なんの話をしているの !?怖い)