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1: 野良ハムスター ★ 2016/02/15(月) 16:26:30.08 ID:CAP_USER*.net
インド南部で、隕石に当たって男性が死亡したとの通報があり、調査が行われた。米NASAは、この通報が信憑性に欠けるとして、隕石ではなく地上で何らかの爆発が起こったのではないかとの見方を示した。
では、実際のところ隕石による死亡事故とは、どのくらいの確率で起こるのだろうか?

まず「隕石」は、宇宙空間から落下してきて地表に衝突する物質のかけらのことを指す。
米国で一番知られているのは、1954年、アラバマ州シラコーガで起きた隕石事故だろう。
アン・ホッジスさんが自宅のソファーで昼寝をしていると、ソフトボール大の黒い岩石が天井を突き破って、ホッジスさんの脇腹に落下した。幸い大事には至らなかったが、この事故には後日談がある。
隕石の所有権をめぐって大家と争いになり、ホッジスさんはノイローゼになってしまったのだ。
1992年10月には、米国ニューヨーク州ピークスキルで、落ちてきた隕石が明るい火の玉となり、停めてあった女性の車を直撃した。

なお、1825年に、インドで、隕石に当たって男性が死亡、女性が負傷したとの報告があるが、この事件に関しての事実確認は取れていない。1827年にも、インドのムホウで腕に隕石が当たって負傷した男性がいたと伝えられている。牛や馬が隕石に当たって死亡したとする伝聞も残っている。

隕石が落ちて結婚式(1929年)や葬式(1924年)ができないという事件もあった。
特に珍しいのが、2007年にペルーの村に落下した隕石が引き起こした事件だ。
隕石の落下の衝撃で、地面からヒ素の有毒ガスが放出され、村人たちは健康被害を訴えたのだ。

記憶に新しいところでは、2013年にロシア中部に落下した隕石の落下事故だろう。衝突による衝撃は広島に落とされた原爆の20~30倍はあったとみられる。衝撃波によって窓ガラスが割れるなどして1200人が負傷、被害総額は3300万ドル(約40億円)に上るという大事件だった。

こうした実例があるものの、宇宙からやってきた岩石で怪我することは、非常にまれな出来事と考えてよさそうだ。以前、米フロリダ州立大学の天文学者マイケル・レイノルズ氏は、ナショナル ジオグラフィックのインタビューに対しこう語ったことがある。
「隕石に巻き込まれる確率は、竜巻と落雷とハリケーンの三つ同時に襲われるよりもさらに低いです」

■隕石に当たる確率を計算

確認可能な過去の事例が少ないこともあり、私たちが隕石に当たる確率を出すのは難しい。
米テュレーン大学の地球科学教授スティーブン・A・ネルソン氏は、2014年にこれを試み、論文で発表した。
それによれば、人が一生の間に局地的な隕石、小惑星、彗星の衝突で死亡する確率は「160万分の1」だという。

自動車事故に遭う確率は90分の1、火事に遭う確率は250分の1、竜巻は6万分の1、落雷は13万5000分の1、サメに襲われる確率は800万分の1。米国の宝くじパワーボールに当たる確率にいたっては1億9500万分の1だ。

ネルソン教授はまた、地球全体に影響を与えるような巨大な小惑星または彗星の衝突で死ぬ確率を「7万5000分の1」とした。意外と高い数字だと思われるかもしれない。ただ、地球には、白亜紀末に隕石が衝突し、多くの生命が死亡したと考えられている過去もある。この衝突が原因となって、絶滅してしまった種も多かった。死亡原因は直接の衝突の衝撃ではなく、衝突で引き起こされた熱、放射能、太陽を覆い隠すほどのちりによるものと考えられている。

天文学者のアラン・ハリス氏も同様の計算をして、生きている間に宇宙からの物体の衝突を受けて人間が死亡する確率を「70万分の1」とした。衝突の規模が大きければ、死亡する確率も高くなるという。

インドでどのような証拠が見つかるかはまだ不明だ。
もし本当にそれが隕石によるものだったと証明されれば、きわめてまれな事故として記録に残ることになる。

文=Brian Clark Howard/訳=ルーバー荒井ハンナ

http://natgeo.nikkeibp.co.jp//atcl/news/16/021200052/