69: 本当にあった怖い名無し 2017/12/27(水) 05:22:37.37 ID:Z5T1AUS00.net
24年前、晴れて教諭(男)になり新任した高校での話です。僕自身、霊感は無くこの経験以外に霊的な経験はありません。築10年未満の新しい校舎でした。
宿直が初めてという事もあり、同僚の先生に色々と教えてもらっていました。
(用務員さんがいない日がある)
某大手の警備会社のセキュリティをしていましたが、やはり校舎内外の見回りはありました。少し詳しく書くと、内を見回りする時はドアを開け閉めするのでセキュリティをOFFにします。外を見回る時は校舎から出るのでONにします。
その日はちょうど満月であり、月明かりが窓から入ってきてて結構明るかったのです。

見回りの時に廊下の電気を点けるか点けないかは先生にもよるそうで、私は「電気をつけなくても大丈夫でしょ」とLEDの懐中電灯をチカチカしながら提案したのを覚えています。

そうして月明かりの明るさの中、先生と談笑しながら見回りしていました。
トイレをチェックしたり教室をチェックしたり。
そして階段を登り3階についた時の事です。階段を登りきった3階の正面は半分右に視聴覚室があり、半分左は向こうまで伸びる廊下がありました。
廊下は外からの月明かりで照らされています。

70: 本当にあった怖い名無し 2017/12/27(水) 05:24:04.04 ID:Z5T1AUS00.net
右にいる先生を見て「この校舎は新しいし怖くないですねえ」と階段を登りながら話しかけていました。3階につくとすぐに、先生はピタっと足を止めました。
真顔で真正面を向いています。「ん?」と僕も正面を見ると、視聴覚室の扉の前に幼稚園から小学1年生ぐらいの子供らしき人の形が見え、こっちを向いて微動だにせず、じっと立っていました。距離にすると10mぐらい先。

月明かりでよく見えませんが、数秒固まってその子供を凝視して見ると、視聴覚室の白い左右に開く扉がうっすら透けて見えていました。顔はなぜかぼやけてよく見えませんでした。
僕はビックリしてLEDの懐中電灯を点けて照らそうかと思い、ONにしましたがよくあるように、なぜか電池残量が無くなりかけのような、電池接触不良のような点き方をしました。点いても暗いうえにチカチカして使い物にならないのです。

横にいる先生は僕の肩を触って(逃げるぞっていう合図)、一緒に登ってきた階段を走るように降りて宿直室に戻りました。そして警備会社に通報し、警備会社の人が電気を点けて見回りをしました。「侵入者(子供)はいない」という結論でしたが、当たり前です。
透けてる人が見つかるわけないって思いました。

この話は「口外するな」と言われました。用務員の人とか、他に宿直する先生は見たりして知っているのか?と思いました。少なくとも教頭、校長はこの件について警備会社のレポートを目に通すので、何かあった事は分かると思うのですが僕自身は聞かれることはありませんでした。一緒に見回りした先生が言ったのかも知れませんが。

71: 本当にあった怖い名無し 2017/12/27(水) 05:51:07.87 ID:Z5T1AUS00.net
見取り図 
no title

86: 本当にあった怖い名無し 2017/12/27(水) 11:27:13.94 ID:SxfKUkBtT
小学生の頃の体験談。
実家(祖母の家)の農具とかをしまってある木造の物置に兄弟で探検しに行った。一階は古い農具なんかが占めてて、よくおばあちゃんの蔵整理を見てたから見知ってたんだが、ある日二階が気になって、
弟を連れて電気もない物置の二階に、板の隙間から漏れる光だけを頼りに上って行った。
二階には畳まれた鯉のぼりやひな人形、あとは神事で使うような鈴、祭りの提灯など、行事で使う小物が収められているようだった。ほこりが積もって湿気で固まったような黒い煤で、どこを見ても真っ黒だった。
降りようとした俺たちの背後から不意にノックの音がした。え、と思って振り、弟も釣られて振り返る。二人でしばし固まる。またノックの音。
急かすようでもない弱弱しい音に特に恐怖も感じず音のする壁に近づくと、ドアらしきものがあった。まるで壁の一部の様に枠もノブもないドアで、寸法の合う木の板をただはめた様にも見えるが、床には何かが擦れた跡が弧を描いていて、
その板が開閉するものなのは間違いなさそうだった。

87: 本当にあった怖い名無し 2017/12/27(水) 11:28:39.74 ID:SxfKUkBtT
ノックの音がまたなって、意を決した俺は恐る恐るノックを返すと、今度は心持、さっきよりも強くノックされたように聞こえた。「人がいるのか?」と思った俺がもう一度ノックをすると、返すようなタイミングで板の向こうからノック。
焦った俺は、外から錠の下りてたのに居るわけなかろうという当然の事にも気づかないで、戸惑う弟に無理やり祖母を呼びに向かわせた。
ノックの主が泥棒だとか、ましてやイタチや猫なんて発想が全くなく、何とかして開けて出してやらねばという気持ちに駆られて、恐らく内に開くであろうドアをガンガン奥に蹴った。ノブが無いのでしょうがなかった。
築二世紀近いおんぼろの物置はガタガタ言うのだが、ドアは蹴破られる様子がなく、その間もノックが断続的に続いて、助けを求められてるような切羽詰まった気持ちになった俺は、足がだめなら膝で 膝でだめなら肩でと、
ついに扉に体当たりをする形になり、木材同士の強い摩擦音と一緒にドアが少しずつ、奥に沈んでいった。
ひと際強く体当たりして、開いた小さい隙間から光が漏れた。奥はまた小さい物置かなんかだと思った俺は途端に違和感に気づいて、一歩引いて扉を見た。ちょうど扉の周りを光の線が囲んでいる。
物置の二階に何故か外に続く扉があり、外からノックがあるという異常な事態に気づいた俺は急にノックの音が怖くなった。急に後ろからした怒鳴り声にだって心臓が止まる思いだった。
急すぎる階段に、祖母が床板から顔だけを出す形で俺を怒鳴っていた。俺はひとまず扉から離れるために、訝し気な祖母の横を急いで一階に下りた。
二階の物に触っちゃいかんよ、上がってもいかん。と怒られた後、先ほどの話を(やや大げさに)すると、あそこは扉だってとっくにないし、イタチも猫も居るからね。とだけ返された。

88: 本当にあった怖い名無し 2017/12/27(水) 11:29:43.88 ID:SxfKUkBtT
物置の暗い雰囲気と打って変わって真昼の陽気に、先ほどの恐怖を忘れた俺は、気味悪がっている弟をまた無理やり連れて物置の裏、ちょうど扉があった位置の裏側を確認しようと思った。
立地のせいなんだが、物置の裏に回るのが少し面倒で、隣接した小池の外をぐるっと回り、椿の生け垣の下をくぐって、金木犀の低木の隙間を縫うようにして、当時の子供の感覚としてはちょっとした冒険の末、物置の裏にたどり着いた。
ここに来たのは初めてで、他にも広い庭のせいか起伏の激しい立地のせいか、こういう「初めて来るところ」みたいなのが庭の中にあった。
物置の裏を確認した俺はああなるほどと納得した。物置の裏手には、いつ取り外されたかもわからない階段の跡が壁に見て取れた。とすると二階の扉は階段から行き来するための物だったのだろう。
もし勢い余ってドアを突き破り、あそこから落ちたかと思うと少しゾッとしたが、ノックの音だって今思えばそれこそイタチかキツツキか(この地方にいるのかは知らないが)だったかもしれないのに、
随分と騒ぎ立ててしまったなとすこし恥ずかしく思った。大怪我だってしたかもしれない。
恥ずかしまぎれに 人のするノックに聞こえたよなあ、ノック返されたし。なんて言っていると、終始気味悪そうだった弟がますます嫌な顔をして
「だから気味悪いこと言うなって・・・ノックの音がするって言うから俺耳澄ましてたのに、俺にはなんにも聞こえなかったよ」と言われ、物置の中の恐怖がまたスッと寄ってきたような気になった俺たちは、急いでその場から離れた。
もう20年も前の話。

100: 1/3 2017/12/27(水) 19:58:55.72 ID:icIgv/oi0.net
めちゃめちゃブスだった妹の話。
うちの家系は母方の家系が美男美女ばかりで
俺は残念ながら父親に似て長州小力似なんだけど
俺と妹以外は顔が整っていてすごく羨んでる。

妹は小学校に上がるまでは、綺麗な顔立ちだったけど
だんだん太って醜い顔になって行き体調もすぐれず学校に行かなくなった。
普通に歩いていて気を失ったり、夜中に近所を徘徊したりと奇行が目立った。

そんな妹を父が心配して、美顔器や化粧品などを買い与えたり
病院に連れて行ったり色々したものの、精神病と診断され
妹は引きこもりになり、中学も入学したてだというのに行けなかった。

アゴは団子でも入ってるんちゃうか?というほど不自然な形になり
目は腫れぼったくなり体重は3桁行くんじゃないかというほど太り
高校生の歳になった頃に父親が整形手術を勧めるほどひどい顔になり
母が顔にメスを入れさせるなんてどうかしてる!と喧嘩。

夫婦喧嘩が絶えなくなり、一人暮らしをはじめた俺の所へ逃げてきた妹。
同居して半年。外に出たがらない妹をいい機会だからって事で会社の忘年会に連れてった。
そしたら同僚の一人が妹に興味を持って3人で二次会をやった。

同僚曰く、妹にはとんでもない量の霊が憑いているそうで
このまま放っておくと衰弱して目をあける事はなくなる危険があると言われた。
同僚の実家の近くに巫女さんがいるので、お祓いをしてもらおうという事になった。

すぐさま長崎へ飛んで船に乗り離島へ。
巫女さん(ミナコ婆さん)は今は隠居しており無理を言って霊視をお願いした。
妹の手を取り満面の笑みで
「い↑の↑ち↓と引き換えにぃ↑」
と大きな声で妹に伝えたら妹は目を開けたまま涙を流しそのまま静止。 →つづく

101: 2/3 2017/12/27(水) 20:00:08.16 ID:icIgv/oi0.net
お祓いの日取りが決まり、前日には何も食べないできてくださいと
ミナコ婆さんの助手のような人から一通り注意を受けた。
どうして泣いていたのか?という疑問をホテルで妹に投げかけた。

妹は、また涙ながらに自分の体験を口にした。まとめると
手を繋いだ瞬間からミナコ婆さんの気持ちが伝わったような気がして
頭の中でミナコ婆さんの考えている事が再生されたと言っていた。

「命と引き換えに」という言葉にはたくさんの意味があり
こんな衰弱しかけの老人にもまだできることがあって良かった。
人のために何かできる事があって良かった。命と引き換えにしてでも
こんな遠い所まで訪ねてくれた若い娘のために一生懸命お祈りするので
良い気分で帰れたら良いですね。これからの人生が良い物になりますように。

あの短時間でそれだけの言葉が伝わってきて涙が止まらず
感謝で手を離せなかったらしい。
見ず知らずの女のために、自分が今話されたくない事も全部わかった上で
精一杯絞り出してくれた言葉に感謝をずっといい続けたそうだ。

俺にはボケた老人がとち狂って出した言葉のようにしか見えなかった。

そして当日、貸し出された白装束に着替え、お酒と井戸の水を混ぜた風呂に入り
湯を沸かし妹を酔わせミナコ婆さんと助手によるお経と共に休憩込み8時間にも及ぶお祈りが始まった。
お祈りが終わり、体調に変化があったら連絡して欲しいと助手に言われた。
それが励みになるそうだ。

お金は受け取っていただけなかったので、ミナコ婆さんが好きだという
お花を玄関にたくさん置いて帰った(後処理めんどいだろうけど)

それから徐々に妹は運動もするようになり、夜間高校にも通い体調も良くなり
顔も美人になり明るい大人になった。
経過報告の電話で妹に憑いていた物の正体を知った。 →続く

102: 3/3 2017/12/27(水) 20:03:51.44 ID:icIgv/oi0.net
妹に憑いていた物は人の妬みや憎しみが兄や姉に憑きそうだったものが
全部妹にひっついてきたものだそうで俺の顔が良かったら俺にくっついてた物らしい。
これをきいた俺はほんのりと怖いと思った。

イケメンに生まれたかったという気持ちが薄れた。
妹は美人に生まれて悪意でブスになっていたのだからそうなっただけで
俺がイケメンに生まれていたらブサイクなまま誰にも理解してもらえず
自分の訴えは聞いてもらえず親の勘違いで病院に連れていかれたりして
ニートのまま一生を終えていたのかと思うと本当に怖かった。

103: 本当にあった怖い名無し 2017/12/27(水) 20:10:25.39 ID:2Xwxxyka0.net
いい話


元スレ:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1513999642/



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