●「投稿怪談」として 名無し さん よりいただいた体験談です
usi32: 投稿者 名無し さん 2016/3/27(日) 04:44:44.44
5年前のゴールデンウィークのことです。
父が亡くなって四十九日が過ぎたので、父の実家へ母と二人で向かいました。
父の実家は東海地方の山間にあり、山の斜面がすぐ家の後ろまで迫っているところに位置しています。
家に到着すると、すでに親戚一同が揃っていました。
四十九日はつつがなく終わりました。
私は暇だったので、当時小学5年生だった従弟を連れて、散歩をすることにしました。
家の裏には、斜面へ作られた墓地へと続く小道があります。さらにその小道は山の中へ分け入っていき、最終的には山の中腹へ続く小さなお堂へ通じていたように思います。
小さいとき、父が一度だけ連れて行ってくれただけなので、記憶は定かではありません。
従弟とその山道を歩いていると、道の真ん中にたけのこが生えているのを見つけました。
先端が出ているだけで、ちょうど食べごろでした。
我々はスコップを取りに家に戻り、たけのこを掘り始めました。
すると突然従弟が、
「なあ、あそこに誰かおる」と言い出しました。
家は県道に面しており、日中はそこそこ交通量もありますし、川を挟んだ対岸にも民家が点在しています。
「そら誰かおるやろ」と私は答え、掘り続けました。
従弟はなおも腑に落ちない様子でしたが、それ以上何も言いませんでした。
掘り終わってたけのこを持ち帰りました。
しばらくすると、また従弟がおかしなことを言い出しました。
「なあ、さっき誰かおったやんな? 黒い着物来た女の人。お墓のとこ」
「そんなんおらんかったぞ。見間違いやろ?」
否定しながらも、鳥肌が立つのがわかりました。
「いやおったって」従弟が紙と鉛筆を手に取ると、絵を描き始めました。
「ほれ、こんな人」
私はその絵を見て絶句しました。
そこにはぼろぼろの黒い着物をまとった女性が描かれていました。
従弟は小学5年生です。
とても小学生が短時間で描いたとは思えないような精緻な絵でした。
着物の裾はぼろぼろにすりきれており、袖先からのぞく指先はすりむけて痛々しい。
だいたいたけのこを掘っていた地点から墓地までは近いと言っても、指先や着物の裾が細かに見えるほど近くはありません。
そこへ叔母がやってきて、そこまで言うなら見に行こうと言い出しました。
私と従弟、叔母の三人で墓地が見える地点まで行きました。
「ほら、おる!」
従弟が叫びました。
彼が指さす先には大き目の墓石が立っているだけで、なにも見えません。
そのとき叔母が、
「あぁ!!! おばあさんやん! 久しぶりやなぁ!」
私は全身が硬直して動けませんでした。
彼らはなにもない空間を指さして話していました。
とても嘘をついているようには見えませんでした。
叔母によると、彼らが見たのは私の曾祖母だそうです。
数十年前に、お骨を家の裏の墓地から別の霊園へ移したとのことですが、やはり家が見渡せる裏の墓地に留まりたかったのでしょうか。
四十九日でたまたま家にいた神官さまに聞くと、「そんなん気にせんでええ。みんなが集まっとるで、どうしたのか気になって出てきたんやろ」とのことでした。
念のため3人で墓前まで行き、お騒がせしたことを謝罪しました。
会食のあと、我々は解散しました。
親戚が近くの駅まで送ってくれました。
この街は国道から山一つ越えたところにあるのですが、市街地と国道を短いトンネルが結んでいます。
すごいことを経験してしまった、と考えに耽りながらトンネルをの壁を眺めていると、歩道に体育座りしている子どもがいました・・・・・・・・・。
定かではありませんが、着物を着ていたように見えました。
見間違いかと思って振り返りましたが、もう遠く過ぎ去って確認できませんでした。
それにしても従弟の霊感には驚愕しました。
【拡散】桜の起源が【 韓国ではない 】ことが正式に報道される!!!
【悲報】卵かけご飯はハゲの原因だった!?
ケンミンショーでねーわと思った自分の地元の情報
うしみつ四コマ更新中
名無しさん、投稿ありがとうございます。
弟も凄いけど
動じない叔母さんの肝っ玉もまたすげーな…
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Comment (11)
みつこ
がしました
みつこ
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お婆ちゃん、バアチャン、ばあば、ばっちゃん等ではない
他人行儀だな、継母か?
みつこ
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いや、見えなくて良かったのかな
みつこ
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一族内では視えるようになるのが遅いから裏で心配されてたりして。
みつこ
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黒い着物は生きてる人しか着ないから違和感がある。
お父さん、死んでも打たんやなあって喪服着て出てきたのかな?
みつこ
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みつこ
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最後のってもしかして投稿主も目覚めのたかな?
みつこ
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なんだろう?何かお迎えに来たのとは違う気がするのだけれども
そんな荒れた姿で来るものなのかな?
みつこ
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ご先祖様にしちゃひどい姿だし、それを見たおばさんの態度も、話を聞いた神官の態度も何かおかしい…
みつこ
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みつこ
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