1: ばーど ★ 2018/01/03(水) 09:48:31.23 ID:CAP_USER9
 今年は戌(いぬ)年。犬にとっては12年に1度、脚光を浴びる「ハレの年」だ。そんな中、「犬を飼ってはいけない島がある」という驚愕(きょうがく)の情報が寄せられた。本当に「犬の居ぬ島」なのか-。特命取材班は佐賀県唐津市鎮西町の加唐(かから)島を訪れた。

 強い冬風が吹き付ける昨年12月中旬。同市呼子町から加唐島に向かう船に乗った。さっそく乗り合わせた女性(64)に聞くと「島で生まれ育ったが、犬は見たことなか」。副船長の緒方泰さん(39)も「120パーセントいないよ」と断言した。やはり、伝説は本当なのか。

 島の面積は約2・8平方キロ、人口は131人(2015年国勢調査)。農業と漁業が盛んな島である。1軒ずつ民家を訪ねると、住民たちは口々に「島じゃ絶対に飼えない」「飼うと罰(ばち)が当たるよ」と話した。

 坂本末子さん(88)は「昔、“犬狩り”があった」と証言する。50年以上前、犬を連れてきた人がいた。島民総出で島中に肉をまいておびき寄せ、捕まえたという。近年、島外からの帰省者や旅行客が一時的に犬を連れてくることには寛容になったというが、犬への恐れぶりは相当なものだ。

(中略)

 そもそも、どうして「犬禁止」なのだろう。

 「供え物を犬が食べた」「馬に乗った神主の脚を犬がかんだ」「犬が神主におしっこをかけた」「犬が神殿の柱をかじった」…。微妙に異なるが、いずれも島の南端にある「八坂神社」にまつわる話を聞いた。

 神社には誰もいない。2基の鳥居の両端には狛犬(こまいぬ)が鎮座する。神殿を見回したが、犬のかじった跡は見当たらない。結局、島にいた計44人に話を聞いたが、手がかりは得られなかった。

 特命取材班は、佐賀、福岡の県立図書館や東京の国立国会図書館で関連文献を探した。1952年の現地調査を基に「犬が上陸すると何日かかっても総出で犬狩りをする」(『離島生活の研究』、日本民俗学会)との記述を発見したが、理由には触れていない。

(中略)

 犬がいないことが一因なのか、加唐島は猫が多い「猫島」として知られる。さらに近年増えたのがイノシシ。人口をはるかに上回る300頭ほどおり、食害が多発しているという。

 畑が荒らされた女性(67)は声を潜めた。「犬ならほえて追い払ってくれるけど、だれも飼えない。もし島で悪いことがあったら、自分のせいになるから」
 「犬の居ぬ島」は、いにしえの言い伝えを守り続ける人々の信心深さゆえ、思わぬ余波にさらされていた。

2018年01月03日 06時00分
西日本新聞
うしみつ注:全文は以下ソースをご覧ください
http://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/national/article/383958
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