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144: 1 2016/02/23(火)15:27:22 ID:U9W
子供の頃に住んでた家の話をする。
祖父は転勤族だったんだけど、
やっと落ち着けるということで、家を建てた。
そこは風光明媚で有名な場所の近くにあって、
目と鼻の先が湖畔。
その家を父が受け継いで、祖父母、両親、弟と住んでた。
祖父母が亡くなって、両親が仕事で忙しくて、
弟と実質二人ぼっちで過ごすことがほとんど。
昔の家にありがちの和室の続き部屋で、
手前にテレビがあって、奥の部屋は仏間で、大きな仏壇があった。

一人でも二人ででもテレビ見てたり、ごろごろしててるのはいいけど、
夜9時を回ると、なぜか向こうの仏間が怖かった。
それぞれの部屋は離れたところにあったから、
見たいテレビ番組を見れば、それぞれが自分の部屋に戻るんだけど、
9時回ってから「のどが渇いたな」と、何か飲もうとすると、
その奥の仏間の前の廊下を通らないと台所へは行けない。
ふすまはきちんとしめてあるし、自分でもわからないけど、
とにかく暗くなってから、仏間の方へ行くのが嫌で仕方なかった。
でも両親に話すとか、そんなことは一度も考えたことがなかった。
仕事が忙しいのもわかってたし、笑われるとか怒られると思ってた。
だからずっと誰にも言わなかった。

成人して実家を離れて、仕事して縁あって結婚した。
何年かして里帰りしてみた。
昔と変わらない家具の配置だし、懐かしい部屋だった。
だけど、昔に村べて部屋全体がすごく明るく感じた。
昼間だったから、日の光で十分にまぶしいし、電気もつける必要がない。
以前と全く変わらないのに、部屋中が妙に明るい。
母がいたから「部屋が明るいよ、全然違う部屋みたい」と言ったら、
「あんた、わかるの?」って驚いてた。
「お祓いしたの」という返事が返ってきた。