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過去記事再掲載について
サイト移転時にお蔵入りになってしまった過去記事の復活を行っていましたが、ようやくほぼ全ての記事のサルベージが終わりました。
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モス男、金子たちが居ない時期の古ーい記事もありますので、懐かしむ気分で楽しんでいただければ幸いです。
※この記事はまとめ記事ではありません。
当ブログの企画記事となります。ご了承ください。


この記事は映画「宇宙人王(ワン)さんとの遭遇」のネタバレ全開ですので、ご注意ください


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誰が呼んだか「知ったか」企画
今回はオカ映画第8弾よ!









敵か味方か?目的は?…謎の宇宙人「王さん」をめぐる
『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』の5分でわかるあらすじ解説!


お馴染みオカ映画のコーナーがやってきました。
今回は知る人ぞ知る問題作、「宇宙人王さんとの遭遇」を紹介いたします。

オカ映画史上初のUFO映画紹介ですね。ファンの多いジャンルですから、気合を入れて紹介していきましょう。
…え、ボーグマン?
円盤も出てこない作品を宇宙人物と呼ぶことは出来ません。
…ロボター?アバさん?
聞いたことないですねぇ…。


以下、ネタバレが嫌な方は絶対に閲覧注意です!



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宇宙人王(ワン)さんとの遭遇
2時間で2,000ユーロという高給に釣られ、急に入ってきた通訳の仕事を引き受けた中国語の翻訳家ガイア(フランチェスカ・クティカ)。国家機関で働くという謎めいた男キュルティ(エンニオ・ファンタスティキーニ)の迎えを受け、彼女は通訳をする相手のいる施設へと連れていかれる。しかし、それは人間ではなく、中国語を話すワンという名の地球外生命体であった。ワンを地球への侵略をたくらむ宇宙人だと決めつけ、厳しい尋問を休みなく続けるキュルティの冷酷さに怒りを覚えたガイアは……。

「宇宙人王(ワン)さんとの遭遇」は2011年制作のイタリア映画です。ベネチア国際映画祭で創造産業賞を受賞し、注目を集めました。


同年公開のUFO映画「世界侵略: ロサンゼルス決戦」はド派手な演出と大きなスケールで異星人との対決を真っ向から描いたハリウッド大作でした。一方、「王さん」は製作予算のほとんどを宇宙人のCGにつぎ込んでしまったんじゃないかと思えるほど、役者も少なくロケーションもほとんど無く、映像的にはしょぼ~い絵面を延々と垂れ流すタイプの作品です。

すべては最後の5分の衝撃のためだけに存在します。

ちなみに上のあらすじ文でストーリー全編の9割をカバーしてしまっているので、内容の短さ・薄さは推して知るべし…と言ったところ。




それでは、いつものように画像と共にあらすじを見ていきましょう。


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物語の主人公、ガイア
中国語の翻訳を生業にしているようです


イタリアのローマで中国語翻訳の仕事をしているガイア。
ある日、彼女の元に奇妙な仕事の依頼が舞い込みます。

それは「とある人物の同時通訳」。
報酬は数時間で2000ユーロという破格。えーっと、たぶん1ユーロは120円くらいです。
ただし詳細な仕事内容は一切不明。
怪しむガイアでしたが、報酬の高さに釣られて仕事を請けることに決めます。


2
恋人に書置きを残すガイア
壁には毛沢東


連絡後、すぐに迎えにやってきた男はキュルティと名乗りました。

仕事に関する事は、現場に着くまで一切教えることができない。
現場に着くまで目隠しをしてもらう。


とのこと。
身の危険を感じるガイアでしたが、結局は状況に翻弄されるまま彼らに身を任せて連れて行かれることになりました。


3
緊急を要する翻訳ってなんでしょうか
この時点でガイアは相手をテロ事件の犯人か何か、と予想をしています


連れてこられた場所は、地下に作られた研究施設のような場所。
その中にある取調室のような場所に連れて行かれ、そこで目隠しをしたまま翻訳をするように指示されます。


4
2000ユーロだぞ。文句言うな


結局、ガイアからの申し出で目隠しは取り、相手の姿が見えないように部屋を真っ暗にしたまま通訳の仕事をすることになりました。
この女、けっこうワガママです。


そして、通訳が始まります。
通訳の相手は王(ワン)さんと名乗る中国人です。
しかし、仕事が始まると先ほどまで紳士的だったキュルティの態度が一変。
顔の見えない相手に対して、まるで尋問のような強い口調と高圧的な態度をとりはじめました。
状況が理解できないガイアは大いに困惑します。


5
やはりこれは、犯罪者に対する尋問なのか?

6
質問の内容も意味不明

7
なるほど、納得

暗闇の通訳という異常な状況に加え、キュルティの投げかける質問の意味が不明。
皮肉なのか真意があるのか、意図が読めない通訳は難航を極めました。

結局、ガイアは「ここで知ったことは決して他言しない」という条件で明かりをつけてもらうようにお願いします。


8

「決して驚かないでください」
キュルティの言葉に頷くガイア。明かりをつけると、そこにはーー


9
ぬめっとしてるぜ

そこには、時代錯誤なイカ型の宇宙人が座っていたのです!
それを見たガイアは出口にダッシュ!閉じたドアを叩いて「出してくれ!」を連呼するのでした。
酷い!


しかし、決して逃げられないと彼女は渋々、宇宙人との翻訳という前代未聞の通訳に挑むことになりました。

10
宇宙からやって来たゲソ

王さんは、別の銀河系からやって来た異星人。
来訪の目的は地球人との平和的文化交流とのこと…。

うーん、今のところはどうも怪しい奴だなあ、という印象。
イカ型の宇宙人ってのはどうも信用できません。インデペンデンスデイのあんちくしょうもイカ型をしていました。
相手の目的がはっきり判明しない限りは、今の扱い(椅子に縛り付けられています)も致し方無いと言えましょう。


民家に侵入し、寝床を作っていたところを捕らえられた。
中国語を話す理由は、事前に地球人の文化を調べた結果、地球上で最も使われている言語が中国語だったということ。

うーん…でも、納得できる理由ではあるなあ。

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見てください!この王さんの悲しそうな表情…

しかし、はなから王さんの話を信用するつもりの無いキュルティ。
ガンガン怒鳴りつけ、罵倒し、王さんの精神をすり減らす作戦のようです。
宇宙人相手にここまで高圧的に出られる尋問官がいるのですから、やっぱイタリア軍って最強だわ。


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おい、余計な口を挟むな

しかし、王さんへのあまりの扱いに耐えられなくなったガイアは度々口を挟んだり、キュルティに反抗して尋問の進行を滞らせます。
2000ユーロの高給をもらった上で軍の機密事項に協力している者の態度とは思えません。が、ガイアの協力が無ければ困るのはキュルティ自身。彼もなるべくガイアの機嫌を伺いながら尋問を進めることになります。役人って大変。


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コンタクトレンズのケースでは無さそうだが…。

キュルティさんがここまでピリピリしている理由は何でしょうか?
尋問から分かった王さんの話をまとめるとこうです。

地球に着陸した王さんは、まずアモニーケさんという黒人の民家に侵入した。
そこで家主のアモニーケさんに見つかり、箒でぶっ叩かれて命からがら別の場所に逃げ延びた。
その別の場所では二週間(くらい、だった気がする)を過ごした。
その後、アモニーケさんに謝罪をするために元の民家に戻ったところを捕らえられた。


話の筋は通っているように見えますが、キュルティには以下の点を怪しんでいるようです。

・逃げ延びた場所で二週間も一体何をしていたのか?
・危険を承知の上で、再びアモニーケさんの家に戻った理由は何か?
・文化交流を謳っておきながら、こそこそ隠れて見つからないようにしていたのはなぜか?
・アモニーケさんの家で発見された謎の物体(上記画像)は何か?

なるほど、こうしてみると彼の疑惑も尤もなものといえるでしょう。

どうやらキュルティはかなり焦っている様子です。
もしかしたら、視聴者の知らない何か別の事実を掴んでいるのかもしれません。


しばらく対話は平行線を辿ります。
刻一刻と流れる時間に、焦りを隠せないキュルティ。一方、ガイアは真摯な態度を貫き通す王さんに、徐々に信頼を寄せていきます。
そして、キュルティはついに強硬手段に出ます。拷問の専門家、ファルコ先生を呼び寄せたのです。

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特に理由の無い暴力が王さんを襲う!
やはり星間交流など夢のまた夢なのか?


電気ショックビリビリで口を割らせようとするファルコ先生!
しかし、どれだけ電圧を上げようとも、王さんの口からは同じ言葉しか出てきません。
「私は平和の交流のためにやってきたのです」と。

この仕打ちに対しては、ガイアは激怒。
「人道法に基づいた対応」を求めますが、当然、宇宙人に法律は適用されないと一蹴されてしまいます。

結局、彼女はトイレに行くふりをして懇意の人権団体に連絡を取り、王さんを助けるための画策を練ろうとするのですが…。


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ガイアが部屋を抜け出してしばらくすると…
非常警戒のランプとサイレンが鳴り響きました


ガイアが人権団体と連絡を取ろうとしている間に、非常警戒が発生。
研究所の人間たちは慌てて外へと逃げ出していきます。

一体何が起こったのでしょう…?
しかし、これこそ王さんを助けだす絶好のチャンスと考えたガイアは、ガードマンを半殺しにして鍵を奪い取ると、王さんの救出に向かうのでした。

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どうやらみんな王さんを残して逃げ出してしまった様子
一体外で何が起こってんの?


「なぜ彼らはあなたを信じないのでしょうか?」
人道主義のガイアは、ここで行なわれている事を受け入れることができないようです。
王さんは答えます。
「見た目の違いがあるからです」
ヒトは自分たちと異なるものを拒絶し、受け入れることが出来ない生き物だ、と。
しかし、そんな彼らの言い分や対応も理解できる、と悲しく俯き答える王さん。
「仕方の無いことです」


二人は協力して、研究所から脱出を図ります。
目指すは人権団体の事務所。
はじめは王さんに触れることすら躊躇していたガイアでしたが、今では手と手をとり合い互いに協力して出口を目指しているのです。
惑星間の壁は完全に乗り越えることができました。


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ようやく外に出ることができたガイアと王さん
二人が出迎えたのは…衝撃の光景


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ローマの街が円盤に襲われている!!

これは…一体、どういうことだ?
親善大使役の王さんが解放されないので、待ち伏せていた仲間たちが勘違いをして攻撃を始めてしまったのか?

…一方、その頃キュルティは作戦本部のような場所で、大勢の軍人将校とともに円盤たちと戦うイタリア空軍の様子を画面越しに見守っています。
イタリア空軍はなかなか善戦しているようです。戦闘機のミサイルはUFOにも効果抜群で、一機、また一機とローマの街を襲う円盤が堕ちていきます。

強いぞ!!イタリア軍!!!

「簡単にはいかないだろう…」
喜ぶ将軍たちを尻目に、苦々しい顔のキュルティ。そういえば、例の謎の装置は尋問部屋に置いてきたままじゃなかったか…?

気付いたときには、すでに遅かったようです。
王さんの手の中で謎の装置が怪しい光を放ちます。


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ただの生命反応を知らせる機械だって言ったじゃないですかー

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装置は強力なバリアを張って、UFO以外の敵を殲滅する恐ろしい機械だったようです。
同心円状に広がったバリアはどんどん大きくなっていき、ローマの街全体を包んでしまうのでした


破壊され蹂躙しつくされていく街の様子を見ながら、呆然と立ち尽くすガイアに向かい王さんが言い放ちます。

27
このポンコツ女が!!

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BGMはドリフのテーマ

バリアはさらにさらに大きく広がっていき、ついに地球全体を覆いつくしてしまいます。
気付けば、地球中のあちこちで破壊活動が起こっているようです。
宇宙で待っていた王さんの母船からは、無数のUFOが吐き出され続けるのでした。
地球は終わった。



Fin.






04




と、これが
「宇宙人王(ワン)さんとの遭遇」
のあらすじよ!




03



イカと中国人は簡単に信用しちゃいけないってオチじゃね



03




惑星間交流への道は
長く険しいわね…







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