1: しじみ ★ 2018/03/01(木) 11:24:13.30 ID:CAP_USER
■ネアンデルタール人に芸術の才、ホモ・サピエンスとの関係に新たな仮説も
ピカソの祖国スペインには、はるか昔から革新的な芸術家がいて、貝殻のビーズを作り、洞窟壁画を描いていたようだ。驚くべきは、彼らがホモ・サピエンスではなく、ネアンデルタール人だったらしいことだ。

 2月22日に学術誌『サイエンス』と『サイエンス・アドバンシズ』に発表された2つの論文によると、
スペインの3カ所の洞窟で見つかった10点以上の洞窟壁画は6万5000年以上前のもの、またスペイン南東部の洞窟クエバ・デ・ロス・アビオネスで見つかった貝殻ビーズと顔料は11万5000年以上前のものであるという。

 これらはともに、現生人類であるホモ・サピエンスが最初にヨーロッパに到達する以前の最古のアート作品である。つまり、作者はホモ・サピエンスではないということだ。

「アビオネスで発見された貝殻ビーズは、世界でこれまでに見つかっている装飾品の中で最古のものです」と、論文共著者でスペイン、バルセロナ大学の考古学者であるジョアン・シルホン氏は言う。
「アフリカ大陸で似たようなものが制作されたのは2万~4万年後です。これらはネアンデルタール人が作ったものなのです」

 従来、ネアンデルタール人には粗野で頭が鈍いイメージがあったが、実はホモ・サピエンスと同等の認知能力をもっていたと、研究チームは主張する。彼らの見方が正しいなら、今回の発見は、アート作品を作ることにつながる才能が約50万年前、つまりホモ・サピエンスとネアンデルタール人の共通祖先まで遡れることを意味しているのかもしれない。

 米ウィスコンシン大学マディソン校の古人類学者ジョン・ホークス氏は、「ネアンデルタール人は、現生人類と共通の文化的能力を持っていたようです」と言う。
「彼らは知性のない無法者ではなく、分別ある人間だったのです」

■「愚かなヒト」ではなかった
 1856年、ドイツのネアンデル谷で、石灰石の採石場の労働者が変形した人骨のようなものを見つけた。
当時の科学者はこの骨を、がっしりした胸をもつ、それまで知られていなかった人類「ホモ・ネアンデルターレンシス」のものであるとした。

 当初、ネアンデルタール人は脳よりも筋肉が発達しているタイプであると考えられ、ある科学者などは「ホモ・サピエンス(賢いヒト)」との対比で「ホモ・ステューピドゥス(愚かなヒト)」と命名するべきだと主張していた。
けれども1950年代以降、専門家の間では、ネアンデルタール人の見方が大きく変わった。
彼らが心を込めて死者を葬り、石器を作り、薬草を利用していたことがわかってきたからだ。

画像:世界最古の洞窟壁画
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続きはソースで

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/022600087/
ネアンデルタール人
ネアンデルタール人(ネアンデルタールじん、Neanderthal)は、約40万年前に出現し、2万数千年前に絶滅したヒト属の一種である。とされていたが、以前の学説よりも約1万年早く4万年前に絶滅していたと新しい化石年代は示している。シベリアのアルタイ地方で発見されたデニソワ人はネアンデルタール人の兄弟種である可能性が高い。なお、インドネシアのフローレス島で発見されたフローレス人はホモ・エレクトスである可能性が高い。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ネアンデルタール人