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23: Kちゃん 03/12/05 21:30
私にも少し話をさせて下さい。
かなり前の話になるのですが、私のお友達だったK子の話です。
ある夜、私は友人のK子のアパートへおしゃべりに行きました。
私はベッドに腰掛けるK子の正面で、イスに座っておしゃべりしていたのですが、ふと気が付くと、K子の座るベッドの下の暗い部分に誰かの鼻が見えたのです。
しばらくはそれをチラチラ見ながら、K子の話に相づちを打っていたのですが、ついに我慢できなくなった私は、K子に食事へ出ようと提案しました。

K子は変な顔をしていましたが理由はどうでも良かったのです。
ただ、私はK子をその部屋から出して、人の大勢いる所へ行きたいだけでした。
居酒屋の座敷で、私はK子に外へ連れ出した理由を説明しました。
まずベッドの下に鼻が見え、その顔が少しずつ手前に出てきたこと。
顔の見え方が、普通に人がそこに居ると思うには少し不自然に感じたこと。
その目をつむって眠っているような顔が、K子の顔だったこと。

24: Kちゃん 03/12/05 21:32
話を聞いたK子はとても怖がり、アパートに戻れないと震えていました。
私が自分の家に泊まるよう提案すると、K子は少し安心して日本酒を沢山飲みました。
お酒が弱いくせに、きっと怖さを忘れたかったのでしょう。
K子の恐怖感がだいぶ薄れたのを見計らい、私達は居酒屋を引き上げることにしました。
酔って顔の赤いK子が、怖いので扉の前で待っていてくれるよう頼むので、私はトイレの扉の前でK子が出てくるのを待ちました。

しばらくして中から2回目の水を流す音が聞こえた後、いきなり扉にぶつかるドスンという音と、「フーー。」という大きなため息のようなものが聞こえました。
私は心配になって、「KちゃんKちゃん」と鍵のかかった扉を叩きましたが返事はありません。
急いで店員さんに伝えに行くと、裏庭からトイレの窓が開けられるのでそこから見てみましょうという事になり、私も後について行きました。

25: Kちゃん 03/12/05 21:33
私が「Kちゃん大丈夫?」と声を掛けながら、背伸びをして小さな窓を開けると、K子はお尻を床に付けて扉にもたれ掛かり、顔をこちらに向けて座り込んでいました。
そのK子のまばたきしない目と土色になった顔を見て、私はすぐに店員さんに救急車を呼んでもらいました。
扉が壊され助け出されたK子はすでに脈がなく、すぐに救急車で運ばれましたが、残念なことに助かりませんでした。
死因は心不全と診断され、お酒の飲み過ぎによる急性な心臓麻痺とのことでした。

でも私はお酒が直接の原因ではないのではないかと、今でも思っています。
K子には話さなかったのですが、居酒屋の玄関でK子を振り返ったとき、暗がりの向こうに、あの眠ったようなK子の顔を私は見ていました。
あの顔は私達を追ってきたのではないでしょうか。
そしてK子はトイレで水を流すとき、窓の外に近づいてくる自分の顔を見てしまったのではないでしょうか。
それに驚いて心臓を止めてしまったのではないのでしょうか。
私には今でもそう思えるのです。

35: 1/5 03/12/06 04:10
子供の頃のある夏の話。
長い上にあまり怖くないかもしれませんが。僕の実家ってのが、戦時中は軍需工場のあったところで、何度か空襲に見舞われた町なんです。
だから古い建物とかまるでなくて、のっぺりしてつまらないとこなんだけど、まぁそういう空襲の過去があったせいか、心霊スポットというか「出る」って言われてるところが結構ありました。
それで、うちのお婆ちゃんとか本気で「あそこには近づくな」って言うんですよ。
でもそんな事を言われると、そこに行ってみたくなっちゃうんですよね。
で、お婆ちゃんが特に「行くな」って言ってたところが、昭和に再建されたお城のある公園で、あちこちに慰霊碑とか建ってて、夕方になると確かにちょっと無気味でした。

お城だからお堀があるんだけど水はもう涸れてて、戦時中はそのお堀に横穴を掘って防空壕にしてたそうです。
なんでもその中のどれかで近くに焼夷弾が落ちて、避難した人はいぶり殺されたらしい。
それとは別に、工場に駆り出されてきた人をリンチしてそこに埋めたという話もありました。
まぁどこまで本当かわからないんだけど、お婆ちゃんが言うにはその霊が出るって言うんです。
親父なんかは「デマだ」ってまるで信じてなかったし、僕も聞き流してましたけど。

36: 2/5 03/12/06 04:12
で小学生の頃の話、7月も終盤のある夕暮れ、飼っていたジャーマン・シェパードのタローを連れて、その公園に散歩に行きました。
まぁ通常の散歩コースだったんですけど。お婆ちゃんの言うことをまるっきり信じていなかったわけでもないけど、そのお堀の中って普段、背の高い雑草で覆われてたから、防空壕なんてあるのかどうかもわからないし、まぁ寸止めのスリルを楽しんでたという感じです。
で、件のお堀の近くに行くと普段と雰囲気が違いました。
雑草が刈り取られてるんです。
それで、ちょっと探検、と思ってお堀に降りてみる事にしました。
元々、夕方頃には人がいなくなる公園の、真っ暗なお堀に降りるのはスリリングでした。
でっかい犬と一緒だったから、そんな事ができたんだと思うんですが。しばらくして暗がりに目も慣れてきて、じめじめしたお堀の中を歩きだすと、あちらこちらに防空壕らしき穴がありました。
意外に小さくて、入口は板などを打ち付けて塞がれています。
ドキドキしながら見て歩くうちに、一つ入口に何も打ち付けてない壕がありました。

そこをのぞき込もうとした時、突然雷が。
吃驚しました。
そのあと大降りの雨、夕立です。
雷が鳴った途端、タローがその壕に駆け込んで、力の強い犬なもんだから僕も引っ張られ壕の中へ。

37: 3/5 03/12/06 04:13
タローはすっかり雷に怯えている様子でした。
こういう時は梃子でも動きません。
外は土砂降りになってたし、なんとなく基地を見つけた気分で雨が止むのを待っていたんです。
壕は高さ1mくらい、奥行きは3mくらいのところで支柱の木が腐って半分くらい崩落していました。
そのうちタローが何か気配を感じとった様子で奥をじっと見つめはじめました。
で、僕も冒険心を起こして崩落した先を覗き込むと、誰かいたんです。
暗くて見えなかったけど、確かに。
僕はパニックを起こして、気がつくと雨の中をずぶ濡れになって家に向かって走っていました。
後からついてくるだろうとその時は思ったんですが、その日タローは帰ってきませんでした。

翌日の昼間、公園にタローを探しに行くと、お堀の中に八つ裂きのタローの死体がありました。
親父は「こんな大きい犬がなぁ」と首を捻っていましたが、「浮浪者か野良犬の仕業だな」と僕に言いました。
防空壕の事は叱られると思って親には言いませんでしたが、姉に話したら、「中にいたの、野良犬かモグラなんかじゃない?」って受け流されました。

38: 4/5 03/12/06 04:14
それから…、同級生にこの話をしたら、「○○が祟りにあった」と噂が拡がってしまいました。
夏休みも終わりに近いある日、そこに冒険に行くから案内しろ、と近所のDQN兄弟に呼ばれました。
兄は中学生、弟は僕より一つ上の小学6年生、1年前に引っ越してきたのでした。
逆らうと何をするかわからない奴らなので、言うことを聞かざるをえません。
「犬の敵をとってやるよ」とか何とかエアガンを構えて言ってましたが、タロー目がけて、そのエアガンを撃ちまくったのは誰なんだよと思いました。

お堀のそばまで来ると、夏の雑草は生育が早い、既にお堀は再び雑草で覆い尽くされていました。
「話が違うじゃねぇか」僕は二人に嘘つき呼ばわりされて、必死で説明をしました。
「前は草が刈ってあって、普通に降りていけたんだって!」こいつらに目をつけられたら堪らない。
奴らは名残惜しそうにエアガンを撃っているうちに、弟の方がお堀の下に駆け込んでいきました。
こうなると兄貴の方も降りない訳にはいかないんでしょう。
続いて駆け下りて「場所を教えろ」と怒鳴ります。
お前も来い、と言われましたけど、僕は上からおおよその位置を教えて、「場所は教えたから帰る」と二人を置いて帰りました。
DQN兄弟も嫌だったけど、もう二度と近寄りたくなかったから。

39: 5/5 03/12/06 04:17
その次の日の夜、DQN兄弟のお母さんが「ウチの子が戻らないんだけど知らないか」と訪ねてきました。
深夜徘徊は常習的な兄弟だったので一晩くらいは気に留めなかったんでしょうが、二日目になると家出等を心配したようです。
僕は、昨日の夕方までは公園で一緒だった事は教えました。
でもお堀の事は黙っていました。正直、「あ、奴らやられたな」と思っていたんです。

そしてその数日後、お堀の草むらでDQN弟の死体が見つかりました。
DQN兄は行方不明のまま。
弟の死体にはエアガンの玉の痕がいっぱいあったという噂が流れ、DQN兄がDQN弟を殺したのではないかとか言われてました。
そのうちDQN兄弟の家族もいつのまにか引っ越していき、僕も最初は色々と訊かれましたけど、防空壕跡の事は黙っているうちに騒ぎは治まっていきました。

以来、お堀の側にはもう近づかないようにしていましたが、今夏、帰省した折りに好奇心が涌いてきてしまい見にいってみたら、お堀は埋め立てられて、あの防空壕跡があったとおぼしき箇所には小さなお社が祀られていました。

40: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/12/06 04:31
>>35-39
すげー怖かったよ。
でも犬やDQN兄弟を殺したのは一体何だったのかな?

66: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/12/07 01:26
名古屋のテレビ番組で、「死にかけた話」というお題目で雨上がり決死隊の宮迫が、女優の室井滋から聞いたという話をしていた。

ある日、室井滋が仕事から帰ってきて、自宅マンションのエレベーターに乗った。
するとそのエレベーターに男が一人乗って来た。
男は終始うつむき加減で顔は良く見えない。
が、服を見ると何やら血のようなモノが付いている。
「何か変だな~、関わりたくないな~」と思いつつ、室井は自分の階でエレベーターを降りた。

次の日の朝、室井の部屋のチャイムが鳴った。
「誰だい、こっちは疲れて寝てるのに…」と思いながらしぶしぶ玄関のドアを開けた。
ドアの外には一人の男が立っていた。
男は「警察の者ですが」と名乗って、さらに続けた。
「お尋ねします。昨日、この近くで殺人事件が起きたのですが、何か変わったことや、怪しい人物を見たりしていませんか?」
室井は、昨夜のエレベーター内で見た不審な男の事が頭をよぎった。
「もしや、あの男!?」と思ったのだが、突然起こされて非常に眠かったのと、ややこしい事に関わりあいたくなかったので「そんな事は何も知りません!」と強く言い、ドアを閉めて刑事を帰した。

67: 66 03/12/07 01:28
(続き)
それから数日が経った。
室井は部屋でテレビのニュースを見ていた。
ニュースでは、先日近所で起きた殺人事件の犯人が捕まった、という内容が流れていた。
「へ~犯人捕まったんだぁ、良かったじゃん」
そんな事を思っていると、犯人の顔写真が映った。
「!!」テレビに映った犯人の顔には見覚えがある。
聞き込みに来たあの刑事の顔だった…

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もしあの朝、聞き込みに来た’刑事’に室井が「はい、昨日の夜エレベーターで不審な男を見ましたよ」と言っていたら、’刑事’は自分を見た室井をどうしていたか…

82: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/12/08 00:20
この板の皆様から見れば些細な話だとは思うのですが、小さい頃の思い出を書き込ませていただきます。
小さい頃、たまに遊びに行く公園に髪の毛の長いお姉さんが居ました。
子供心に変な雰囲気を持っていたお姉さんだった事を覚えている。
初めて会ったときからやたら気に入られて可愛がられていた。
最初は「名前なんていうの?」とか「どこに住んでるの?」などたわいも無い話をしながら遊び相手になってもらっていた。
お姉さんは猫が好きらしくて、よく公園に集まる野良猫に餌をあげていました。

私はお姉さんと良く会うK公園よりも、少しはなれた所のT公園の方が好きだったので何日かK公園に行かなかった日もあった。
久しぶりにK公園に行くといつも座っているベンチにお姉さんはいて、ネコに餌をあげていました。
お姉さんに声をかけると「Yちゃん!なんでここに来なかったの!?」
「ここにきておねえちゃんと遊ばなきゃいけないのよ!?」
と大声を出され、ビックリして怖くなった私はそれからはK公園に行くことは少なくなりました。

しばらくして久しぶりにK公園に行くとやっぱりそこにはお姉さんがいました。
今日は友達たくさんと来たし、お姉さんと遊ばなくていいや、とお姉さんを無視して遊んでいると、いつの間にか私の傍に来て「Yちゃん、お姉さんのうちに遊びに来ない?」と声をかけてきました。
「知らない人についてっちゃいけないんだもん」と言うとお姉さんは笑って「お姉ちゃんは知らない人じゃ無いでしょ?それにお姉ちゃんの家はそこのアパートなのよ」と公園の隣のアパートを指差しました。

そこで安心してしまった私は「じゃあ、行く」とお姉さんと公園を出てアパートに向いました。

83: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/12/08 00:21
お姉さんの部屋はアパートの一階の一番手前の部屋だったので何となく安心しながら部屋に入ると、部屋はネコだらけでした。
見渡す限りネコ、ネコ、ネコ!小さいアパートの1室に30匹位のネコが犇めき合っていました。

何となく異常な感じがしてお姉さんに「私、やっぱし帰る!」というとお姉さんは私の腕をつかみ、「お姉さん子供が欲しいの。でも子供できない身体なのよ。だからネコを子供と思って可愛がってるの。ねえYちゃん、私の子供になって。私と一緒に暮らそう?」といって腕を放してくれません。

「Yちゃん、お姉ちゃんのこと好きでしょう?」と言いながらどんどん私を部屋の奥にまで押して行きます。
今まで見慣れていたはずのお姉さんの顔が知らない人のように見えました。
目がギラギラしていて口の形が奇妙にゆがんでいました。
お姉さんに見つめられてるだけじゃなく、周りにいるネコも私の事を見ているように思えて、怖くて声が出なくなりました。

その後どうやって部屋から脱出したのかは覚えていないのですが、その日から私はK公園にいくことはありませんでした。
怖くてお母さんに話すことも出来ませんでした。
何年か達て、あのアパートの前を通る度に、あのお姉さんは今何をしているんだろうと思います。


引用元: https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1070620280/