704: 甲子園大学 (偏差値49) 03/12/19 19:19
中古車買ったらなぜか最新のナビが付いていた。
説明書がなかったからなんとなくいじってたら、前ユーザーが登録したとおぼしきポイントを発見。
自宅からそう遠くもなく暇つぶしに行ってみる事にした。
「ぽーん、次の交差点を右方向です」
「ぽーん、約300メートル先、右斜め方向です」
案内されるがままに走ってくとだんだん寂しい土地へと入っていった。
(おかしいな、この先は峠で特に何もないはずなのに…)
それでも好奇心と時間を持て余していたのでそのまま進んでいった。
「ぽーん、目的地付近です。運転お疲れ様でした」
車から降り辺りを見回す、が何の変哲もない峠のカーブ手前だった。
(なんだったんだろう)
車に戻ろうとする彼の視界の隅に何かが映った。
真新しいガードレールの前に供えられた花。
その時車の中のナビから声が聞こえた。
ぽーん「ココデ私ハ事故デ死ニマシタ」
説明書がなかったからなんとなくいじってたら、前ユーザーが登録したとおぼしきポイントを発見。
自宅からそう遠くもなく暇つぶしに行ってみる事にした。
「ぽーん、次の交差点を右方向です」
「ぽーん、約300メートル先、右斜め方向です」
案内されるがままに走ってくとだんだん寂しい土地へと入っていった。
(おかしいな、この先は峠で特に何もないはずなのに…)
それでも好奇心と時間を持て余していたのでそのまま進んでいった。
「ぽーん、目的地付近です。運転お疲れ様でした」
車から降り辺りを見回す、が何の変哲もない峠のカーブ手前だった。
(なんだったんだろう)
車に戻ろうとする彼の視界の隅に何かが映った。
真新しいガードレールの前に供えられた花。
その時車の中のナビから声が聞こえた。
ぽーん「ココデ私ハ事故デ死ニマシタ」
716: この話、稲川淳二がガキの使いで話してたのに似てる・・・ 03/12/19 22:07
96名前:鳥美尊野投稿日:2001/07/01(日)23:44
知り合いの姉さん、裕子さんの話です。
何年か前の冬ですが、裕子さんはあるアパートの2階に引っ越しました。
で、彼女は、引っ越して間もないある日、友人と久し振りに飲みました。
久し振りだった事もあり、かなり酔った状態で家に帰りました。
家に着くとすぐに、コタツに入りました。
酔っていたのと、コタツでポカポカしてきたのもあり、すぐにウトウトしてきました。
もうほとんど眠りかけの中で、ふと窓の方を見ると、窓の外に男性のような人影が、ごく普通に立っているように、こっちを見てます。
しかし、彼女は酔っているせいか、さして気にせずにそのまま眠りについてしまいました。
ここが2階で、その窓の外には人が立てる余地が無いという事は、その時には思い至りませんでした。
知り合いの姉さん、裕子さんの話です。
何年か前の冬ですが、裕子さんはあるアパートの2階に引っ越しました。
で、彼女は、引っ越して間もないある日、友人と久し振りに飲みました。
久し振りだった事もあり、かなり酔った状態で家に帰りました。
家に着くとすぐに、コタツに入りました。
酔っていたのと、コタツでポカポカしてきたのもあり、すぐにウトウトしてきました。
もうほとんど眠りかけの中で、ふと窓の方を見ると、窓の外に男性のような人影が、ごく普通に立っているように、こっちを見てます。
しかし、彼女は酔っているせいか、さして気にせずにそのまま眠りについてしまいました。
ここが2階で、その窓の外には人が立てる余地が無いという事は、その時には思い至りませんでした。
717: この話、稲川淳二がガキの使いで話してたのに似てる・・・ 03/12/19 22:09
2時間くらい眠ったでしょうか。
酔った後には喉が渇きます。
裕子さんも喉の渇きから、窓の方に目を向けた状態で、目覚めました。
夜明けが近いらしく、窓の外は白み始めています。
体を起こそうと、正面を向いた瞬間、「あっ!!」コタツの上に、男が座ってます。
こちらを睨んでいるような、にやけているようなはっきりしない表情です。
そして何故か、生きている人間には到底思えない感じがしました。
そういえば、さっき寝入る時に窓の外に見えた男です!
彼女はパニックに陥り、とっさにコタツの布団をかぶってしまいました。
がたがたと震えが来て、コタツから逃げ出すタイミングを失ってしまいました。
すると、布団の中の彼女の顔が上からぐぐぐっと圧迫されてきました。
ふぅーふぅーっと、生暖かい気持ちの悪い息が布団の上から伝わってきました。
どうやらコタツの上の男が、その顔を押し付けているようです!
彼女の恐怖は極限に達しました。
酔った後には喉が渇きます。
裕子さんも喉の渇きから、窓の方に目を向けた状態で、目覚めました。
夜明けが近いらしく、窓の外は白み始めています。
体を起こそうと、正面を向いた瞬間、「あっ!!」コタツの上に、男が座ってます。
こちらを睨んでいるような、にやけているようなはっきりしない表情です。
そして何故か、生きている人間には到底思えない感じがしました。
そういえば、さっき寝入る時に窓の外に見えた男です!
彼女はパニックに陥り、とっさにコタツの布団をかぶってしまいました。
がたがたと震えが来て、コタツから逃げ出すタイミングを失ってしまいました。
すると、布団の中の彼女の顔が上からぐぐぐっと圧迫されてきました。
ふぅーふぅーっと、生暖かい気持ちの悪い息が布団の上から伝わってきました。
どうやらコタツの上の男が、その顔を押し付けているようです!
彼女の恐怖は極限に達しました。
718: この話、稲川淳二がガキの使いで話してたのに似てる・・・ 03/12/19 22:11
「南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・お願いです・・・許してください・・・っ!」
自然と念仏を唱えていました。
しかし圧迫は収まりません。
それどころか、ふぅーふぅーっと不気味な呼吸がより早くなりました。
「お願いっ・・・助けて・・・南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・っ!」
必死に念仏を唱えました。
すると・・・「そんな念仏唱えたって、意味無いぞ・・・」低く唸るような声が、彼女の耳に突き刺さりました。
そのまま気を失い、気付いた時には昼でした。
部屋は何事もありませんでしたが、彼女はすぐに引っ越したそうです。
自然と念仏を唱えていました。
しかし圧迫は収まりません。
それどころか、ふぅーふぅーっと不気味な呼吸がより早くなりました。
「お願いっ・・・助けて・・・南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・っ!」
必死に念仏を唱えました。
すると・・・「そんな念仏唱えたって、意味無いぞ・・・」低く唸るような声が、彼女の耳に突き刺さりました。
そのまま気を失い、気付いた時には昼でした。
部屋は何事もありませんでしたが、彼女はすぐに引っ越したそうです。
856: 855 03/12/21 05:30
「あの古いマンションの階段の段数を、全て数えながら登りきると死ぬ」ありがちな噂話だが、実際に俺の地元で語られていた話だ。当時、俺の友人に物好きなやつがいて「最上階から、段数を数えながら降りたらどうなるんだ?」と言い出し興味を持った俺たちは早速試してみることにした。ギシギシと不気味な音を立てるオンボロエレベーターで最上階に上がり一歩一歩数えながら、ゆっくりと降りていった。
始めこそ、バカ話をしながらちんたらと降りていった俺たちだったがすぐに「数える」という行為に集中しているせいか、口数が少なくなってきた。
無言で階段を降りる。その階を重ねるごとに、なぜだか重苦しい空気が支配し背中にじっとりと汗が吹き出す。
そこに突然、ひんやりとした風がどこからともなく流れてきて、首筋に寒気さえ感じさせる。
しかしこれといって異変は起きない。
どうやら何もないようだ、もうあと少しで一階にたどり着く。
そう思って最後の踊り場を曲がろうとしたとき
「今、何段目ですか?」
足下ばかり見ながら降りていた俺たちは、下から登ってくる人がいたことに気付かずその人にもう少しで正面からぶつかるところだった。
見れば白い着物を着たおばあさんがニコニコしながら立っている。
続く
始めこそ、バカ話をしながらちんたらと降りていった俺たちだったがすぐに「数える」という行為に集中しているせいか、口数が少なくなってきた。
無言で階段を降りる。その階を重ねるごとに、なぜだか重苦しい空気が支配し背中にじっとりと汗が吹き出す。
そこに突然、ひんやりとした風がどこからともなく流れてきて、首筋に寒気さえ感じさせる。
しかしこれといって異変は起きない。
どうやら何もないようだ、もうあと少しで一階にたどり着く。
そう思って最後の踊り場を曲がろうとしたとき
「今、何段目ですか?」
足下ばかり見ながら降りていた俺たちは、下から登ってくる人がいたことに気付かずその人にもう少しで正面からぶつかるところだった。
見れば白い着物を着たおばあさんがニコニコしながら立っている。
続く
857: 855 03/12/21 05:31
突然声を掛けられたことにびっくりして、俺は頭の中が真っ白だった。
返事をすることも忘れていた俺よりも先に、友人がやっとのことで声を絞り出したが、それは「えぇと・・・忘れてしまいました」
俺も友人も、急な事態のせいで、せっかく数えていた段数を忘れてしまっていた。
「あらそう、それは残念ねぇ」
ちっとも残念そうではない笑顔を浮かべて、おばあさんは上の階に登っていった。
おばあさんが見えなくなってから、やっと俺は深く息をついた。
まるで緊張で呼吸を忘れていたみたいだ。
「びっくりしたな、いきなり呼び止められるとは思わなかったよな」
そう友人に話しかけたが、友人はまだ石のように固まった表情をしていた。
「・・・おい、どうした?」
友人はいかにも「恐ろしいものを見た」という顔で俺のほうを振り向きかすれた声でこういった。
「なぁ、今のばあさん・・・なんで知ってたんだ?俺たちが階段の段数を数えてるって」
あのおばあさんが何者だったのか。
数えきっていたらどうなったのか。
噂通り、下から数えながら登ったらどうなっていたのか。
わからないことだらけだが、ひとつだけはっきりしていることがある。
この話こそが、本当の「かいだんばなし」だということだ・・・。
返事をすることも忘れていた俺よりも先に、友人がやっとのことで声を絞り出したが、それは「えぇと・・・忘れてしまいました」
俺も友人も、急な事態のせいで、せっかく数えていた段数を忘れてしまっていた。
「あらそう、それは残念ねぇ」
ちっとも残念そうではない笑顔を浮かべて、おばあさんは上の階に登っていった。
おばあさんが見えなくなってから、やっと俺は深く息をついた。
まるで緊張で呼吸を忘れていたみたいだ。
「びっくりしたな、いきなり呼び止められるとは思わなかったよな」
そう友人に話しかけたが、友人はまだ石のように固まった表情をしていた。
「・・・おい、どうした?」
友人はいかにも「恐ろしいものを見た」という顔で俺のほうを振り向きかすれた声でこういった。
「なぁ、今のばあさん・・・なんで知ってたんだ?俺たちが階段の段数を数えてるって」
あのおばあさんが何者だったのか。
数えきっていたらどうなったのか。
噂通り、下から数えながら登ったらどうなっていたのか。
わからないことだらけだが、ひとつだけはっきりしていることがある。
この話こそが、本当の「かいだんばなし」だということだ・・・。
875: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/12/21 14:34
子供の頃、毎年夏休みに入るとおじいちゃんの家に泊まりに行ってた。
おじいちゃんの家は島根のすごい山の中で、周りの集落はほとんど親戚みたいな感じ。
そこには同い年くらいの従兄弟が何人もいて、いつもみんなで一日中遊んでた。
俺が小6の年、従兄弟達と缶けりと鬼ごっこが混ざったようなルールの陣取り遊びをしていた。
おじいちゃんの家の敷地は馬鹿みたいに広く隠れるところはたくさんあった。
俺は物陰で2つ下の信二と、俺が先に飛び出しておとりになり、その間に信二が相手の陣地を取る作戦を立てた。
そして俺は大声を上げながら敵陣に向かって突進した。
陣地を守っていた敵が俺を捕まえようとして走り出したのを見て、信二が敵陣に突進したが、寸前のところで敵に気付かれ、信二はUターンして逃げ出した。
敵の従兄弟の方が逃げる信二より数段脚が早く、信二がすぐ近くに建っていた蔵の裏に逃げ込もうとした時には捕まる寸前で、二人はほぼ同時に蔵の裏へ消えていった。
その隙に俺は楽々と相手陣地を取ることができた。
おじいちゃんの家は島根のすごい山の中で、周りの集落はほとんど親戚みたいな感じ。
そこには同い年くらいの従兄弟が何人もいて、いつもみんなで一日中遊んでた。
俺が小6の年、従兄弟達と缶けりと鬼ごっこが混ざったようなルールの陣取り遊びをしていた。
おじいちゃんの家の敷地は馬鹿みたいに広く隠れるところはたくさんあった。
俺は物陰で2つ下の信二と、俺が先に飛び出しておとりになり、その間に信二が相手の陣地を取る作戦を立てた。
そして俺は大声を上げながら敵陣に向かって突進した。
陣地を守っていた敵が俺を捕まえようとして走り出したのを見て、信二が敵陣に突進したが、寸前のところで敵に気付かれ、信二はUターンして逃げ出した。
敵の従兄弟の方が逃げる信二より数段脚が早く、信二がすぐ近くに建っていた蔵の裏に逃げ込もうとした時には捕まる寸前で、二人はほぼ同時に蔵の裏へ消えていった。
その隙に俺は楽々と相手陣地を取ることができた。
876: 875 03/12/21 14:36
俺が相手陣地に立って大声で歓声を上げると、隠れていたいとこ達がぞろぞろと出てきた。
蔵の後ろから信二を追いかけていた従兄弟も出てきたが、信二はいなかった。
「信二は?」と俺が聞くと、その従兄弟はぽかんとした顔で、「消えちゃった。」と答えた。
その従兄弟が言うには、手を伸ばせば届くくらいの目の前を走っていた信二が、蔵の角を曲がったとたんいなくなってしまったというんだ。
俺も二人が蔵の裏に走って行くのは見ていたので、俺達はぞろぞろと蔵の裏まで行ってみたが、信二はどこにもいなかった。
俺達が隠れるところはだいたい決まってたんで、いろいろ探してみたんだけど結局信二は見つからなかった。
日が暮れ始める頃になると大人達もだんだん騒ぎ出して、集落のみんなが懐中電灯を持って裏山とか近所を捜索し始めた。
俺達はおじいちゃんの家に集められ、留守番をさせられた。
重苦しい空気の中、従兄弟が、
「見つかるはずないよ。消えちゃったんだよ。」
といつまでも泣きながら言っていた。
その後警察がやってきて事情を聞かれ、俺達はあるがままに答えた。
警察は怪訝な顔をしていた。
蔵の後ろから信二を追いかけていた従兄弟も出てきたが、信二はいなかった。
「信二は?」と俺が聞くと、その従兄弟はぽかんとした顔で、「消えちゃった。」と答えた。
その従兄弟が言うには、手を伸ばせば届くくらいの目の前を走っていた信二が、蔵の角を曲がったとたんいなくなってしまったというんだ。
俺も二人が蔵の裏に走って行くのは見ていたので、俺達はぞろぞろと蔵の裏まで行ってみたが、信二はどこにもいなかった。
俺達が隠れるところはだいたい決まってたんで、いろいろ探してみたんだけど結局信二は見つからなかった。
日が暮れ始める頃になると大人達もだんだん騒ぎ出して、集落のみんなが懐中電灯を持って裏山とか近所を捜索し始めた。
俺達はおじいちゃんの家に集められ、留守番をさせられた。
重苦しい空気の中、従兄弟が、
「見つかるはずないよ。消えちゃったんだよ。」
といつまでも泣きながら言っていた。
その後警察がやってきて事情を聞かれ、俺達はあるがままに答えた。
警察は怪訝な顔をしていた。
877: 875 03/12/21 14:38
その日の夜中、どうしても我慢できずに便所に起きた。
広間からは明かりがもれていて大人たちの話し声が小さく聞こえていた。
ちょっと安心して便所で用を足していると、静けさの中に何だか信二の声が聞こえるような気がしてきた。
俺の心臓が鼓動もだんだん大きくなってきて、用を足し終えるころには鼓膜の横の血管のドクンドクンという音の合間に、はっきりと「助けて!」という信二の声が俺には聞こえていた。
俺は絞り出すように信二の名前を呼んだ、ような気がする。
すると信二は「誰?見えないよ、ここはどこなの?」と答えた。
声はまるで四方の壁から聞こえてくるようだった。
多分、本当は全て恐怖からくる俺の頭の中での想像の会話だったのかもしれない。
便所を出た俺はその後朝まで大人と居てもらった。
翌日もみんな総出で古い井戸や汲み取り便所の中まで(蔵の中はもちろん)探したが、結局信二は見つからなかった。
警察は不審者の目撃情報なんかを集めていて、誘拐と事故の両方で調べていた。
俺達の意見は当然ながら無視された。
広間からは明かりがもれていて大人たちの話し声が小さく聞こえていた。
ちょっと安心して便所で用を足していると、静けさの中に何だか信二の声が聞こえるような気がしてきた。
俺の心臓が鼓動もだんだん大きくなってきて、用を足し終えるころには鼓膜の横の血管のドクンドクンという音の合間に、はっきりと「助けて!」という信二の声が俺には聞こえていた。
俺は絞り出すように信二の名前を呼んだ、ような気がする。
すると信二は「誰?見えないよ、ここはどこなの?」と答えた。
声はまるで四方の壁から聞こえてくるようだった。
多分、本当は全て恐怖からくる俺の頭の中での想像の会話だったのかもしれない。
便所を出た俺はその後朝まで大人と居てもらった。
翌日もみんな総出で古い井戸や汲み取り便所の中まで(蔵の中はもちろん)探したが、結局信二は見つからなかった。
警察は不審者の目撃情報なんかを集めていて、誘拐と事故の両方で調べていた。
俺達の意見は当然ながら無視された。
878: 875 03/12/21 14:39
俺は予定より早く東京に帰ることになった。
帰る日におじいちゃん家の縁側から庭を見ていたら、おじいちゃんが飼ってた犬が、尻尾を丸めておびえたように蔵の壁に向かって吼えながら、気が狂ったように下の土を掘っていた。
その後も犬の様子があまりにもおかしいので、その蔵は解体され、蔵のあったまわりの土も1mくらいの深さに掘って調べてみたが、何も出なかったらしい。
翌年俺は中学生になり、夏休みにおじいちゃんの家に泊まりにいくのはやめた。
信二の消息は不明のままだ。
もう10年前の話だけど、いまだに信二はどこか別の次元で生きていて、帰れずにさまよっているような気がする。
帰る日におじいちゃん家の縁側から庭を見ていたら、おじいちゃんが飼ってた犬が、尻尾を丸めておびえたように蔵の壁に向かって吼えながら、気が狂ったように下の土を掘っていた。
その後も犬の様子があまりにもおかしいので、その蔵は解体され、蔵のあったまわりの土も1mくらいの深さに掘って調べてみたが、何も出なかったらしい。
翌年俺は中学生になり、夏休みにおじいちゃんの家に泊まりにいくのはやめた。
信二の消息は不明のままだ。
もう10年前の話だけど、いまだに信二はどこか別の次元で生きていて、帰れずにさまよっているような気がする。
引用元: https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1070620280/
Comment (7)
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
もしも下から数えてたらあのお婆さんが隣についてきたのかな。それか二人を助けるために声をかけたのか、とか想像を掻き立てられる、
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
少し変えてあるけど
みつこ
が
しました
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