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180: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/16 18:56
何かのホラー小説の短編集にあった話。(ガイシュツならすまん)

ある男が結婚したんだが、そのときの祝いに、花嫁が旦那の幼馴染の女の子からかわいらしい洋風の人形をもらった。
その夫婦はなぜかなかなか子供が出来なかった。
が、別に普通に幸せに暮らしていたんで何年か経ち、なんだかんだあって、そのだんなはその幼馴染と浮気しちまうんだな。
それも女の方から誘われて。
それで初めて気付く。
思えば、こいつは昔から俺に気があったんだな、と。
で、数年振りにその女がくれた人形を思い出すわけ。
で、不信に思う。

なぜ、こいつ俺に気がありながら人形までくれて二人の結婚を祝ってくれたんだろう、と。
しかも今の今まで気があるなんて気付かせぬ程、その時は笑顔で祝ってプレゼントしてくれたのに・・・・・・・。
何か嫌な気がして、家に帰りその人形を調べてみた。
その人形は、旦那の幼馴染からのプレゼントとあって、今でも家に大事に飾ってあった。
そう、大事に・・・・・・。

人形を調べて、男は全身から力が抜けていくのを感じた。
何も祝ってなどいなかったのだ・・・。
祝うどころかこれは・・・・・
男は幼馴染と初めて浮気の一夜を終えた後の、女の勝ち誇った顔を思い出しながらその人形を眺めていた・・・・

その人形の腹、それも下腹の、子宮に相当する部分に、針がぎっしり突き刺されていた。・・・・・・・・
夫婦には子供がなぜかできなかった・・・・・・・・

67: 04/01/14 18:56
知り合いにHさんという人がいる。
Hさんは会社をすでに退職した身で、退職した後で少し体を悪くしてしまった。
それ以来、医者のすすめで、家の周辺を毎夕、散歩することにしているらしい。
Hさんの家は、山の手の閑静なところにあり、近所付き合いもあまりなく、周囲を出歩く事もすくなかったHさんは、やっと今になって、自分の住んでいるところを見て周る機会に恵まれたという。

そんなHさんが、ある話をしてくれた。
ある日の夕方、Hさんはいつも通りに家の周囲を散歩していたのだが、今日に限って少し遠出をしてみることにしたという。
家から少し離れたところに神社があり、そこへ寄ってみたのだ。
神社の奥にはうっそうとした森があり、Hさんはそこへ足を踏み入れた。木々の間から光が差し込み、ひぐらしの鳴き声があたりに響く。
森の中はひんやりしていてとても素晴らしい場所であったらしい。
「はじめて来たけど、いい場所だなあ。もっと早くに来ていれば良かったなあ」
Hさんはそう思い、さらに奥へと足をのばすと、突然、目の前が急に開けたらしい。深い緑色の水がそこにあった。
そこは溜め池だったらしい。それにしても、大きな池であったらしいのだが。
周囲に木がおい茂り、池の中も水草でいっぱいであり、魚も多くいそうだった。
Hさんは、自分が釣りの趣味があればよかった、などと思いながら、池の周囲を散策していた。

スーッと、Hさんの目の前をトンボが飛んでいった時、

68: 04/01/14 18:57
ぼちゃン水音がしたそうだ。

Hさんが首をまわすと、岸から4~5mくらい離れた所の水面に大きな波紋が広がっていくところだった。
「魚でもはねたのか?」そう思ったHさんの目の前に、突然、「それ」が浮かび上がったらしい。
「ボール・・・?」Hさんははじめそう思ったそうだ。
それは灰色のぐちゃぐちゃしたボールに見えなくもなかった。
ちょうど、サッカーボールくらいの大きさだったらしい。
誰かが、池にボールを落として、それがガスが抜けて、浮かび上がってきた―・・・Hさんはそう考えたそうだが、それにしてはボールがおかしい。
ボールの表面に、血管のような網膜模様がはしり、黒い二つのビーダマのような穴があって、こっちを見ている。
それはまるで目玉のように見える・・・魚臭い匂いがあたりに漂ってきた・・・そのとき、「キキキキキキキキ・・・」突然ヒグラシの大合唱がはじまり、森はその声に包まれた。
Hさんの注意は、その瞬間、森へと向けられた。

そして、ハッとした彼が、池に視線を戻すと、そこには緑色の水が広がっているだけだった・・・Hさんが言うには、「それ」は、マネキン人形の頭部のようだった、というらしい。
髪の毛も何も無いマネキンそっくりだった、と。
もっとも、普通、池の中にマネキン人形などがあるはずがない。
Hさんは、現在も変わらず散歩を続けているが、依然とはそのコースが微妙に違うという。

215: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/17 16:03
ペット可の新築マンションの1階にに住んでるんだけどペット用の出入り口がないので玄関以外の戸はいつも少し開けたままにしてる。
ある日の夜、目の端に何か動いてるのが見えた。
猫かなと思ったけど、うちのと違う白っぽい色だったんで何気なくドアの方を見ると、一瞬、白い女の子が半分だけ顔を出して覗いてた。
え!?
と思った瞬間にもう消えてて霊感とかまったくないし、新築だし(なんとなく)、気のせいだなと思った。

216: 215 04/01/17 16:03
しばらくして、洗濯物をしまおうとタンスを開けたら引き出しから、その子がまた顔半分出して、こっちを見てた。
ぎょっとして、思わずそのまま思い切り閉めて、後ずさったんだけど服がひっかかってしまって、きちんと閉まらなかった。
もう一度開ける勇気もないしかといって、少し開いたままなのも気になるし恐いので猫を抱いて、恐る恐るタンスに近寄った。
なるべく見ないようにして、定規で挟まった服を押し込んで、引き出しを閉めた。
そして、猫を抱いたまま無理やり眠った。

次の日、「昨日のは気のせいかもなぁ」と思いつつ、庭に出ると、2階の洗濯物が落ちてた。
拾って届けに行くと、その玄関には盛り塩がしてあった見た瞬間ぞっとしただからうちに来ちゃったのかな…
それ以来、少し開いたドアや引き戸がものすごく恐い

219: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/17 17:18
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル



引用元: https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1073924783/