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480: 1/4 04/01/21 18:36
十数年前、自分は高校の陸上部に所属していた。
その日は雨で、弱小陸上部のウチらは、他の運動部に体育館を追い出され、実験棟内でトレーニングしていた。

4階建ての棟内をリレーするコトになり、タッチを受けた自分が階段を駆け上がり、4階手前の階段に差し掛かると、先行していたK先輩が、上の階から、目を見開き、四つん這いで降りてきた。
鬼の形相を向け、声にならないうめき声をあげながら、手足をバタバタさせるその姿に、ウワっとおののき驚いた自分は、後続とぶつかり、池田屋よろしく階段を転げ落ちた。

481: 2/4 04/01/21 18:37
他の部員が、自分たちの声を聞き『なんだ?なんだ?』とワラワラと上がってきた。
一人の先輩がK先輩に「どうした。転んだか?」と問いただすとK先輩は”あっち!あっち!”と4階を指さした。
みんなでおそるおそる4階に上がると、廊下の行き止まりにある配管室(とでもいうのか?)の鉄の扉が少し開いている。

なんだという感じでみんなで覗き込むと、間近に作業服の男の尻が・・・
学校の職員が首を吊って自殺していた。
その後、警察も来る大騒ぎとなった。
(当時、同じ学校に居たヤツはドコのことか判っちまうか)

482: 3/4 04/01/21 18:39
で、そのコトがあったあと暫くして、K先輩は部活をやめた。
その上学校にまで来なくなって自主退学。他校に転入したそうだ。
『ショックなのは判るけど、学校やめる程のコトかぁ?』と、みんなで話していたんだけど、その後、先輩連中から伝わってきた『K先輩が見たモノ』の噂を聞いて『そりゃぁ・・・やめるかもなぁ』と

以下、『K先輩が見たモノ』の噂。
K先輩が最上階に駆け上がると、配管室の鉄の扉がバン!と大きな音をたてた。
”なんだ!”と立ち止まり、配管室に目をやると、両足首を捕まれスッテーンと転ばされた。
K先輩は”誰だ!”と腹を立てて、自分の足を見ると、腹這いの無表情な作業服の男が両足首を掴んで居た・・・

483: 4/4 04/01/21 18:40
以上が噂。
で、その後は最初に書いた顛末。
噂は真実なのか、今となっては判らない。
学校職員がなんで自殺したのかも、わからずじまい。

「K先輩は、その男に呪われるのが嫌で退学した。」という今考えると『どうなんだそりゃ?』という噂に納得していた自分は真にDQNだ。
その後、雨の日の我が弱小陸上部は実験棟の1階で筋トレするだけになった。
今も、我が校にこの話は伝わっているのだろうか。

455: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/21 02:23
うちの嫁は霊感があるらしく、結婚する前にも色々あったらしいが自分が一緒に体験した話

二年ほど前、子供と三人で夜の湖畔をドライブしていると子供が「お船の上にガンダムが居るよとうちゃん」と言い、なんのことだ?と思っていたら、嫁曰く「船に鎧を着た侍みたいのがいる」とのこと

嫁もまたかぐらいにしか思っておらず、気にせず車を走らせていると、それまで聞いていたカーステから音が出なくなり、しばらくして突然「ガガガガガガ」と意味不明な音が流れ出し、その音に気をとられていると「止まらないで!!!」と嫁が叫んだので、驚き嫁の方を見たら窓の外に手だけが見えたんです。

怖くなりアクセル全開に踏みその湖畔を抜けたところで「どう!?どう!?」と気が動転しながら聞くと「もう大丈夫みたい・・・」

これだけの出来事だったんですけどね。
嫁は頻繁に見るらしいのですが、でも自分自身で見えた事はこれっきりだったので書き込みしてしまいました

駄文失礼

489: 部屋の話 1/6 04/01/21 20:30
長いですが、ちょっと我慢してください。
5年前の秋、まだ学生だった俺はちょっと古めのマンションに引っ越したんです。
なんとなく公団住宅みたいな感じで、間取りのワリに値段も安かった。
日当たりは良くなかったけど、部屋の中はけっこう綺麗だったし、俺は満足してました。

ただ、ちょっと変というか妙なことがありました。
時々、電話の音がするんです。
「プープープー」ていう、相手が電話中みたいな音。
最初は、『ウチの電話かな?』と思ったんですが、受話器は外れてないし、スピーカーからもそんな音は聞こえません。
室内のどこにいても同じボリュームで聞こえるので、隣の電話の音でもないはずです。
不思議でしたが、他に変なところもなかったので、あまり気にしてませんでした。
冬になって、新しくノートPCを買ったついでにネットを始めました。
始めてみると、これが面白くて、毎日のようにネットサーフィン三昧。
ダイアルアップ接続だったので、電話料金が激増しましたが…

ところが、接続の時に例の電話の音が聞こえてくるようになりました。
接続が完了してサーバーに繋がっているのに「プープープー」やっぱり自分の電話回線とは関係ないようです。
でも音源はわからない。
そんな状態が2ヶ月ほど続きました。

490: 部屋の話 2/6 04/01/21 20:31
ある日、キーボードの上にビールをこぼしてノートが使えなくなってしまいました。
友達が直してやると言って預かってくれたのですが、かなり症状が進んでいた俺には、数日でもネット出来ないのが耐え難い。
そこで、前から持っていたデスクトップでネットに入ることにしました。
ただ、デスクトップの場合は、寒いのでコタツに入って…というワケにはいきませんが、こうなっては止むを得ません。
電気ストーブを足元にセットして各種設定を行い、いざ接続。
「…プープープー」またあの発信音です。
その頃には俺もすっかり慣れていたので、気にすることもなく画面を見ていました。

壁紙が日食だったので、CRTの暗いガラス面に自分の顔が映り込んでいます。
──後ろに、誰かいました。
俺の肩の上に、こっちを見ている顔…
とっさに振り向けませんでした。
背中がスーッと寒くなり、手は動かないのに震えています。
眼球だけを横に動かしました。
が、それでは肩より後ろは見えません。
思い切って振り向こうとしても、体が言うことを聞かない。
イヤなのに、目はどうしても画面に映る顔を見てしまう。
髪の毛は坊主で、眉毛もない。
白い顔に大きく開いた目。
真っ赤な唇…
一見するとそうは見えなかったのですが、どうやら女のようです。

491: 部屋の話 3/6 04/01/21 20:32
その時、ブラウザの初期画面が立ち上がりました。
画面が一気に明るくなります。
「だあああっ!」俺は大きな声を出して後ろを振り向きました。
声を出すと体って動くもんですね。
でも、そこには誰もいませんでした。

ホッとするやら気味が悪いやら、しばらく辺りの様子を伺っていました。
死角やカーテンの隙間に、何か潜んでいないかと思って。
でも、立ち上がって調べる勇気はありませんでした。
体を回してもう一度画面を見ました。
目を凝らして覗き込みます。
明るい画面でも、ガラス面にはうっすらと俺の顔が映り込んでいていました。

俺の肩越しに白い顔も…
「わあああああああ!!」
俺は大声を出しながら、財布と携帯と鍵をかき集めて部屋を出ました。

次の日、泊まりに行った友達の家から、携帯で大家に電話を掛けました。
ところが、電話に出た女の人が大家は留守だって言うんです。
マンションの大家なのに個人オーナーっていうのは珍しい?とにかく、その女の人に事情を話してみました。
すると、その人は大家の奥さんだということで、詳しい話を聞かせてくれと言って近くのファミレスまで来てくれることになりました。
俺は友達の家を出てそのファミレスに向かいました。

492: 部屋の話 4/6 04/01/21 20:33
大家の奥さんは俺の話を聞いていくつか質問をすると、ちょっと申し訳なさそうに、前の住民の話を聞かせてくれました。
と言っても、別にあの部屋で自殺したりとか殺されたりとかそういうのではなくて、ある日、いきなり電話をしてきたと思ったら、その日のうちに出ていってしまった、という事でした。
部屋の荷物も、後から業者が来て運び出し、敷金の返済も要らないと言って、引き払う時の立ち会いも拒否したそうです。

「学生さんだったわよ。半年しか経ってないから、まだ学校にいるんじゃないかしら」
そのマンションの近辺には、俺の通っていた大学が一つしかありません。
ここはダメもとで、奥さんに、前の住民が誰なのかを教えてくれ、と言いました。
すると、意外にもあっさり教えてくれたのです。

「安藤君っていう子よ。確か教育学部だったと思う」
ファミレスを出た後で、サークルの教育学部の奴に電話してみた。
「安藤って、あの安藤さんかな…」
「知ってるのかよ」
「けっこう有名だよ。確か1年くらい前からストーカーにつきまとわれてたって」
「ストーカー?女かよ」
「そりゃそうだろ。でも、かなーり不思議ちゃんだったみたいだぜ」
「不思議ちゃん?」
「ゲージツ家タイプっての?変な格好して、安藤さんの回りをウロウロしてたみたい」

493: 部屋の話 5/6 04/01/21 20:33
その後、何人かに話を聞くうちに、いろんな事がわかりました。
安藤ってのははパソヲタっぽい男だったんですが、でもストーカー女はそういうところに憧れていたらしいのです。
だけど、安藤は女に興味がなかったので無視していると、女は安藤の部屋、つまりあのマンションの周りをウロウロし始めました。。
安藤は怒って、女をひどい言葉で罵ったり、物を投げつけたりしたそうです。

すると、ストーカー女は電話攻勢に切り替えました。
ところが、パソヲタの安藤は、自室にいる時はほとんどネットに接続しっぱなしで、電話はほとんど繋がりません。
どうやら、半分ワザととそうしていたみたいです。
女の電話に出ないために。

やがて、ストーカー女は自殺しました。
もともと不安定な子だったようですが、安藤に拒絶されて深く傷ついたようです。
安藤はそれを気に病むどころか、周囲にはホッとしたなどと言っていました。
ところが、それから1ヶ月もしないうちに安藤はあの部屋を引き払い、学校にも出てこなくなりました。
実家に戻ったようですが、友達なんかが電話しても親が呼び出してくれない。
携帯に電話しても、電源が切れていたそうです。

494: 部屋の話 6/6 04/01/21 20:35
俺はこれだけの事を調べて、あの部屋を出ることにしました。
大家は、まだ入ったばかりだから、ということで敷金を全額返してくれました。
その後は、あの部屋には近寄りませんでした。
安藤は、結局復学することもなく、退学になったそうです。
あの部屋で俺が見た顔が、安藤につきまとっていたストーカー女かどうかは分かりません。
ただ、あの部屋で聞こえた「プープープー」という発信音、あれは、部屋にいた何かの心の傷から漏れ出していたような気がします。

後半グダグダですね、スマソ

527: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/22 16:22
他県の寮に居た頃、夜布団に入り眠りに着くと変な夢を見た、
それは、自分が暗い地の底へと吸い込まれ回り一面暗闇、自分は寝たままの姿勢で手も足も出ないわあ~!と起きると朝でした、

その夢が気になったものの、まあ只の夢だろうと思い直し、久しぶりに故郷の友人に電話を掛けました。
たわいの無い会話が続き、ふと昨日の夢を思い出し話題として話すと、友人は急に黙り「実は、同級生のY君亡くなり昨日葬式に行ってきた、Y君、土葬だったんだ・・・」との事、
私は他県に居るから知らせなかったそう、
知っててもきっと行けなかっただろうけど
そのY君は、私に知らせたかったのだろうか?・・・・


引用元: https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1073924783/