484: 本当にあった怖い名無し 2018/08/28(火) 01:41:05.66 ID:UghFKiQv0
俺はとある会館持ちの大手葬儀チェーンに務めていたのだが、自身にあった話を語ろうと思う。
葬式屋の当直
はっきり言って暇なのだが、24時間対応であるため起きてモンハンやってた
電話が鳴る、病院から「オタクの互助会会員が亡くなったので引き取りに来て」
オーケー二種免持ちの俺に回されてきた仕事だ。車を走らせ、病院につき、いつもヤツレた感じのある看護師に挨拶して事務手続きをして遺族に定型文挨拶、ここの病院はバッグの準備をしてくれる、ストレッチャーに乗せ
いざ会館の遺体安置所までヒアウィゴー!家族は付き添わないので遺体と二人きりのドライブだ。

その時は三人だった
助手席になにか乗っているのに気づいたのは病院を出た最初のカーブ
視界に写ったオッサンの横顔、信号待ちで90ド横を向いたらおっさんが乗っている、しかし、顔周りだけ影が入っていると言うかなんかぼんやりしてて見えない、認識できないというかでもオッサンなのは分かる
FMトランスミッターで流してるクレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」がやけに空々しく聞こえる。
乗せてしまった、先輩も乗せてしまったと聞いていたが、俺も乗せてしまった。緑ナンバーだが、タクシーではないんですよお客さん、こいつはハイヤーなんですよ

極力横を見ないように運転するがカーブを曲がる際にチラつくオッサンの存在、途中、邪魔で事故りかけた、霊柩車で人殺しなんてまっぴらごめんだ、邪魔だおっさんと胸中毒づく

なんとか会館に着く、遺体をストレッチャーで地下の霊安室に運ぶ、ついてくるオッサン、うぜぇ

遺体を安置し、簡易焼香台を設置する、佇むオッサン、病院に帰れ。ふと遺体の顔をまじまじと見る、振り返る。
ああこのオッサンまだ成仏できていないんだとようやく理解した。改めて俺は線香を灯し合掌した
オッサンに一礼して、事務所に戻ってギギネブラを狩った

翌日安置室にオッサンはいなかった、二日後の葬儀はつつがなく終わり、斎場に向かったのを見送って祭壇をみたら花の周りにオッサンまだいる、なんか感慨深そうな感じだった、
ここで初めて声をかけてみた「皆さん行きましたよ」オッサンは消えていった
なんか本当に葬儀次第を全部やった気分だった