image (6)


380: 324 04/03/13 11:12
数十年ほど前の話ある女が妊娠し、自宅で出産してしまった。
産まれた子供を見ると異様に髪が長く首に巻きついたその髪のせいで体がうまく育たず超未熟児の状態だった。
それを見て気の狂った母親はその子を川へドボンとすてた。

ある学校でトイレに髪の毛がつまることが頻発した。
その日当直だった用務員の男性Aさんはそのトイレのつまりを直そうと夜の誰もいないトイレで作業をしていた。
するとどこからか子供の泣き声がする。
「おぎゃー・・おぎゃー・・」
不思議に思ったAさんがあたりを見回す。
だれもいない。
廊下まで出てみた。
だれもいない。
しかし声は確かにするのだ。

「近所の家の赤ん坊だろう」
Aさんは作業に戻ろうとトイレのドアを空けた瞬間
「ここだよう!!!!!」
すさまじい形相の髪の長い女が便器から飛び出してきた。
髪から覗く顔は鬼のような女の顔、体は未熟児だったという。

381: 324 04/03/13 11:50
仲間のT君が大学の映画研究会時代に体験した話。
この話は有名になって都市伝説化しているが、体験当人の話はこのページだけだろうと思う。
他のサイトなどでビデオという事になってるのがあるが、本当は8ミリフィルムである。
T君によると、先輩がビデオに起こしたらしく、それが出回ってる可能性もあるということだが・・・

大学の8ミリ映画研究会でね、当時はハチケンって言ってましたけど。
卒業前に記念の映画の撮影で、夜にトンネルでロケしたんですよ。
トンネルの中にロウソクをずらりと並べて、その間を女の子が舞うように歩くというイメージ的な映像でした。
現像されたフィルムをみんなで観たときに気がついたんです。
子供が写ってるんですよ。
「子供だ、あんな子供いなかったよな。結構明るかったし、いたら気がつかないわけないもんな・・」
現場では誰も気がつかなかった子供が後姿で立ってるんです。
編集の時にビューワーで見るでしょ?
その時はわかんなかったんですけどね。
うわあ、写っちゃったあって感じでね、結構盛りあがっちゃって。
上映会では、心霊映像としてかなりの話題になって大盛況でした。
その評判はほかの大学でも盛り上がって、上映したいからフィルムを貸してくれというオファーが殺到しました。
もちろん他の大学でも、話題の心霊映像は大入り満員の評判だったみたいでね。

ある日、フィルムを貸している大学の映研から電話があったんです。
「いやー、すごい評判ですよ。あれは怖い!」
「そうでしょう?バッチリ写ってますからねえ」
「すごいですよね。振り向こうとしている横顔がすんごく怖い。ホント、ありがとうございます」
「そうですかあ、盛り上がってよかった」
ってその時は電話切っちゃったんですけどね。
・・・・・・ちょっと待てよ
・・・・振り向こうとしている横顔?
・・・おかしいんですよ、後ろ姿なんですから。

382: 324 04/03/13 11:51
確認しようと思って、その大学の映研に折り返し電話をかけました。
「あの・・さっきの話だけど・・僕達が見たのは後ろ姿ですよ。横顔のはずないんですよ」
「え・・はっきり横顔ですよ・・この世のすべてを憎むようなそりゃ怖い目ですよ。横顔です」
「いや、後ろ向きに立ってるだけのはずなんですよ。顔なんか見えないですよ」
電話の向こうじゃピーンと凍りついたような沈黙ですよ。
よし、ほかの学校にも確認してみようって思いました。

その前に貸した大学の映研にも電話して、さぐりを入れてみようと思って。
「あ、あのフィルムのことなんですけど・・」
「ああもうそりゃあすごい評判ですよ。ホントに怖いですよあれ」
「子供、怖いですよねえ・・」
「怖い怖い、ちょっと振り向いた感じの目がすごい!」
「・・・・・横顔が・・怖かったですか・・」
「横顔ほどじゃないでしょ?ちょっと振り向いて目が見えそうなくらいのあの感じですよね、あれが怖い!」
「横顔ほどじゃない?」
「ほら、ね、ほら、ちょっとだけ目が見えそうな感じが怖いじゃないですか」

あのね、貸して上映するたびにだんだん振り向くような感じってことですよ。
僕達が見たのは完全に後ろ向きなんだから。

383: 324 04/03/13 11:52
ハチケンのメンバーの中に、神主の息子がいて、彼がその事をおやじさんにに話したらしいんですよ。
「フィルムを貸し出した大学のリストを見せてみろ」
って言うから、なんだろうと思って見せるとね、
「フィルムは西へ向かっている。子供は西を目指しているんだ。完全に振り向いたときは終わりだぞ」って。
確かにだんだん西なんですよ、貸していった大学の場所。
次に貸し出すことになっていた大学も、例外なく更に西の方向です。

「大変なことになるかもしれない。これ以上西へ向かうことは絶対に阻止しろ」
「振り向いたらどうなるのさ」
「そりゃわからんがな」
何だかわかんないけどとにかく阻止しようと思って、次の予定の大学に連絡して、もう平謝りですよ。
ジャンケンして女の子が取りに行くことになって、嫌々行ったみたいだったですけど。
「そのフィルムは今どうなってるんだい?」
「まだ大学にありますよ。NGフィルムって書いて封印して保管して」
もし、誰かが観て、再び西へ向かうなんてことにはならないんだろうか・・・

384: 324 04/03/13 11:56
おっと・・・。

以上、携帯から駄文失礼。

451: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/14 07:26
これは唯一誰から聞いたとかじゃなくて俺が実際に体験した話。
静岡のおじいちゃんの体が弱くなり、入院しなくてはならなくなったのでなにかあるたび京都から静岡に行くのは大変なのでおじいちゃんを京都に移そうということになった。
そのためおじいちゃんの静岡にある家は借りる必要がなくなったのでおじいちゃんの家を整理してすべて車に積んで京都まで荷物を運ぶことになった。
そして、うちの親父と俺の乗った車、親戚といとこが乗った車の2台で、荷物を積んで東名高速をひたすら、西へ向かっていってた。

東名高速から、名神高速にかわるあたりで、車の屋根の上からドンドン、ドンドンよいうおおよそ自然のものとは思えないノックの音が聞こえた。
親父の車には、船型のトランクを屋根の上に取り付けていたため、それが何か不具合をおこしてるんではないかと、すぐさま次のパーキングで点検を行った。
しかし、まったく異常は無かった。
ふと、このトランクには何をつんでいたかを思い出した。
そしてはっとした。
このトランクの中にはバラバラに解体した天理教の神棚の一部が入っていたのだ。

もう一部はいとこの車に積んでいた。
その後、ケータイで、「さっき屋根から変な音がしたわ~」と連絡をとりあっていたら、いとこの車もほぼ同じ場所で車の後ろからノック音が聞こたというのだ。
しかもいとこは、ワゴン型の車の後ろに神棚の一部をつんでいた。
その後、京都南インターにおりるまで何も無かったがあの音が正確になんだったのか、いまだよくわからない。

537: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/15 22:39
二年くらい前の話。
夜になって隣町の友達に用があって車で出かけることになった。
自分の住んでる町から隣町に行くルートは二つ。
山道を越えていくのと、国道を通っていく道。
国道の方が若干早いが、交通量も結構多い。
車になれていなかったし、眠いこともあって少し遠くなるが交通量のない山道を通ることにした。
山道は最近トンネルが出来て走りやすくなってたので初心者の癖に結構スピード出して車を走らせてた。
トンネルを越えてちょっと行くと、火葬場があることを思い出して何か嫌な気分になったんだよ。
車に乗ってるのは自分だけだし。
まして夜中でこんな山道。
国道を通れば良かったかなーとも思った。
でも今更引き返せないし、怖いからさっさと行っちゃおうってことでアクセル踏み込んでさらにスピードを上げて通り過ぎようとした。

next

538: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/15 22:40
火葬場を横目に通り過ぎる。
別に何てこと無いじゃん…。
結局何かあるわけでもなく、無事にそこを通過した。
元々そう言う噂があったわけでもなく、怖がってた自分が馬鹿らしい。
安堵してまた視線を前に戻すと、いきなり白い服を着た女が飛び出してきた。
夜中の二時だっていうのになんでこんなところで!
そう思って慌ててブレーキを踏み込んだけど、スピードがかなり出てたので止まらない。
駄目だ、と思って目をつぶって思いっきりハンドルを右に切る。
直後全身に、ドンっという鈍い衝撃が走った。
撥ねちまった…。
かなり滑ったところで、車はようやく止まった。
人を撥ねた恐怖で、動揺しながらも急いで車を降りる。
即死だろうな、とかこれからどうすりゃいいんだよ、何て事を考えながら、撥ねた女性を捜す。
女性は車の後方に倒れていた。
大丈夫ですか、と慌てて駆け寄って声をかけるも返事はない。

どうしよう、と思って辺りを見回すと、車の前方に公衆電話がある。
そうだ、警察に連絡しよう…。
公衆電話に駆け込んで警察に電話をかける。
今後のことを考え、半狂乱になった自分は、とにかく警察に「人を撥ねた、すぐ来てくれ」とだけ繰り返し訴えた。
取り乱す自分を警察は落ち着かせ場所を聞いてくる。
火葬場を過ぎた辺りだ、と伝えるとすぐに向かうとのことで名前と住所を聞かれて電話は切れた。

next

539: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/15 22:40
警察の冷静な対処に少しだけ落ち着きを取り戻した。
到着までの間、自分はずっとその公衆電話のボックスの中に籠もってた。
怖くて車にも戻れないし、まして女性の所に行くなんて出来なかった。
あのスピードで撥ねたんだから、生きてるはずは無いと思った。
でも、出血も無かったし、奇跡的に助かってるかも知れないさっき呼びかけたときは気絶していただけかも知れない。
ボックスの中でガタガタ震えて何だか訳の分からないことばっかり考えてた。
待っている間、一度も女性に視線を向けることはなかった。

5分も経たない内に、前の方からパトカーがやってくる。
すぐに警察に事情を話して、車の後方の女性の所に引っ張っていく。
警官二人と、自分の三人で車の後方へと回り込む。
しかし、そこには誰もいなかったのだ。
先ほどまで自分が撥ねた女性が倒れていたはずなのに。
慌てて周囲を探してみるけど、何処にも人の気配なんて無い。
他に道はなく、5分やそこいらで遠くまでいけるわけがない。
女性は徒歩だったし、撥ねられて倒れていた。
そもそも動けるはずがない。
結局探し回ったけど、女性は見つからず。

念のため警官が車を調べる。
しかし、車には何かを撥ねたような痕跡は全くなかった。
人をそんなスピードで撥ねたら、間違いなく何処かがひしゃげたりへこんだりするはずなのだが、そんな様子もなく、車は綺麗だった。
そんな馬鹿な。
間違いなく撥ねたのに…。
そう訴えても、警察は信じてくれず、火葬場の近くだから幽霊でも見たんじゃないか、とか言って笑うだけだった。
警官の話じゃ、田舎だからそう言うことは結構あるらしいとのこと。
自分はそんな話は聞いたことは無かったのだが…。

next

540: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/15 22:41
結局見間違い、ということで処理されて、なんのお咎めも無しだった。
スピードのことも特には言われなかった。
もし万が一、ということで簡単な調書だけとって、警官たちは戻っていった。
しばらく呆然としてしていたが、友達に用があるのを思い出して車に乗りこむ。
乗る前にもう一度周囲を見回してみたが自分のブレーキ痕の他には、血痕も女性もなにも無かった。

次第に落ち着きを取り戻して、やっぱり見間違いかと思うようになった。
まぁ幽霊なんて滅多に見られるもんじゃないし、しかもそれを撥ねたとなれば、結構話のネタになりそうだなーとか考えてた。
自分のその切り替えの早さというか、楽観的なところには我ながらあきれた。
一応手を合わせてから、その場を去り、無事に友達の所へと着いた。

next

541: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/15 22:42
後日、その友人と一緒にその現場に行ってみた。
するとあの時かけた公衆電話が無くなってる。
大して気にはしなかった。
きっとそれが霊騒ぎの元凶だったんだ、だからそれを取り壊したんだろう。
警官も「よくあること」って言ってたし…。
大して深く考えもせずにそう思って、友達に事故の時のことを子細話した。
友達も霊の話とかは好きだったし、自身も見たこともあるらしかった。

笑いながら聞いていた友達が、だんだん眉をひそめて蒼い顔になる。
そんなに怖い話かな、思いながらも話を続ける。
「でさぁ、そん時そこにあった公衆電話のボックスでずっと震えてたんだよでも何かもう取り壊された見たいだな。あれが霊を呼んでたんだろーな」
なんて笑って話してた。
すると友達がちょっと困った顔をして言ってきた。
「お前の話おかしいよ。だってそこ、電話ボックスなんて昔から無いぞ?」
その後その町に住む友達にも聞いて回ったがそこには元から公衆電話はなかったそうだ。
よく考えれば、田舎の山道にそんな物がある訳無い。
今ではもうその道を夜中に通ることはしていません。

end

543: 537 04/03/15 22:47
長い割にあんまり怖くないです。
でも実体験なんで自分の中では最高潮にガクガクブルブル。
撥ねたときの衝撃は忘れません。
その町に住む叔母に聞いてもボックスなんて無いって言うんだよなー。
何処まで虚構なんだろう。
女性、ボックスが虚構だったのかな。
でもそしたら警察これないよね、携帯持ってないし。
警官も虚構だったのかな。
幽霊にしろなんにしろ全ての感覚がリアルに残っていていまでもちょっと怖い。
ボックス無いって言われたときの衝撃が…うう。
怖くなかったらホントにごめんなさい。


引用元: https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1078568275/