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598: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/28 01:44
2,3年前の話で、俺の友人(以下H)の兄貴(以下M)に起こった出来事。
Mが、なにやら奇妙な出来事に遭遇したらしく、携帯で弟のHに実況し始め、俺はそれをICQでリアルタイムに聞いていた。
夜中にMがバイクで、長野と静岡の県境に差し掛かった時だ。
ガス欠を起こして、バイクを道端に止め灯りが見えるほう(おそらく街)に歩いていった。
GSを探すか助けを呼ぶためだったかな…
記憶が曖昧でスマン灯りが見えるほうへ続く道は細く、山道のようになっていて電柱も殆どなく真っ暗だったそうだ。
しばらく歩いていると、道の脇に地蔵を見つけた。
それが数メートル間隔でどんどん道の奥へと続いていったらしい。

(続く)

599: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/28 01:46
最初のほうの地蔵は、特に何の変哲も無かったが歩くに連れ、道端にある地蔵のあちこちが欠損していたり首がもげてたりしていたらしい。
なんだか気味が悪くなり、ここで弟に電話をかけて怖さを紛らわせていたようだ。
しばらく歩きつづけると、真っ二つになった地蔵など気味の悪さに拍車がかかり、
「やべーよ、なんか知らんけどやべぇ」
と電話口で漏らしていたそうだ。

そんな時…
「おい、誰か後ろから来る!」
そう言うと、振り返らずにひたすらダッシュしたそうだ。
その間しばらく、Mの「ハッ、ハッ、ハッ」という荒い息遣いだけ電話から聞こえてきたそうだ。

(続く)

600: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/28 01:46
「まいたっポイ」
と安堵の声が聞こえてきて、雑談を再開しようとしたら、また後ろから何かが来る感覚に襲われたらしい。
ふっと振り返ると、なんだか巨大な白いモヤみたいなのがざわざわと迫ってきたらしい。
「やべーよ!なんだよこれ!シャレになんねぇ!!」
と大絶叫だったらしい。
俺はそれをテキストで見ていて他人事だと思って大興奮していた。

Mは道からはずれ、草むらの中に飛び込んでやり過ごそうとしたらしい。
すると、白いもやはそのまま通り過ぎていったようだ。
すれ違うとき、そのモヤの中に爺さんみたいなのがいたとか聞いた。
白いのが行ってから、しばらく電話で弟と会話をしたらしい。
結構な時間が経ってから、もう大丈夫だろうと先に進んだ。

(続く)

602: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/28 01:47
その後は何も起こらず、やっと広い道路に出た。
道路沿いに店があって、その店主のオッサンにこの辺にGSが無いかとか訊ねたらしい。
その時に、さっき起こった出来事を話すと「あんたもか」と言われたそうだ。

結局GSはなくて、翌日警察がバイク回収してきてやるよということになったらしい。
ここで携帯の充電が切れたらしい。
んで、ここからはリアルタイムじゃなくて後日談になるけど警察がバイクを回収に向かうと、置いたはずの場所には無くて歩いて抜けてきた道路に放置してあったそうでその地蔵が並ぶ細い道なんても何処にも見当たらなかったそうだ。
Mはもうガクブルで家に戻ってきたそうだ。
ログが無くて記憶を頼りにしてるので、一部間違いとかあるかもしれません。

長文乱筆スンマセン。

911: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 15:00
小五の林間学校の時先生から聞いた話。
ある寺に3人の若者がやってきて、住職に以下のような昔話を聞く。

昔ある村に母子がすんでいた。
その親子は村八分にされていた。
ある日その母が村びとの一人から投石をうけて死んでしまう。
子は遺体を家に持って帰る。
気になった村人達が親子の家を覗いてみると、子の口から母の物らしい手がはみ出していた。

はなし終わった住職は、『この話を聞くと三日以内に夜中に目がさめ、そのこどもがあらわれる。』と言う。
若者達は一笑に伏して信じようとしなかった。
その日の夜、若者Aは夜中に目がさめ、天井一杯に広がった顔を見る。
次の日、B,CはAが死んだという知らせを受ける。
愕然とするCに、Bは大丈夫だと言って聞かせる。
その夜、Bは夜中に目がさめ、やはり天井一杯に広がった顔を見る。
翌日、CはBのことを知り、居てもたってもいられなくなり、住職に助けを乞いに行く。
住職は、『夜目がさめた時に、「バハーサル」と三回唱えろ。』といった。
三日目の夜、Cは夜中に目がさまし、天井一杯に広がった顔を見る。
口からは血が一筋垂れている。
住職から聞いた呪文を試そうとしたが、口が動かない。
でも根性で三回唱えると、顔は消えていった。
オチもナンもない話でした。

この話を聞いた夜は、二段ベッドの上の段で寝たんだけど、本当に恐かった。
でも、いまでもこの呪文が気になってる。
なんなんだろ。

942: トンネル 04/03/31 23:29
従姉の友達のお父さんから聞いた話。
なので又又訊き。
似たようなのが激しくガイシュツだったらスマソ・・・

夜に入ってはいけないといわれてるトンネルがあったという。
従姉の友達のお父さんが若かった頃、友だち4人とそのトンネルに肝試しに行くことになった。
そのトンネルは、ちょっと人里から離れた山の中にあって、1台の車にみんなで乗り合わせて行くことになった。
電燈なんてもちろんなく、辺りは真っ暗。
大勢できたもののやっぱり怖くなって、車に乗ったままスピードを落としてトンネルを通過してみることになった。

943: トンネル 04/03/31 23:34
トンネルの中をそろそろと車が進む。
しかしこれといって不思議なところはない。
半分ほど進んで、なんも起こんねえなあ、なんて車内で話してたところ・・・

ドゴンッ!!突然の衝撃音。
何ごとかと思って外を見ると、助手席側の窓に男が張りついている!!
慌てて車を急発進させようとすると、いきなりエンスト。
車はうんともすんともいわなくなってしまった。
一同はパニックになり、車を飛び出した。
トンネルを一目散にぬけて灯りもない山道を無我夢中でひた走る。

どうにか山のふもとの村まで辿り着いて、民家に助けを求めたあと初めて気がついたんだ。
一人たりない。
逃げている途中ではぐれてしまったのだろうか?
いや、Yは助手席に座っていた。
男が貼りついていたのは助手席側の窓だったから、逃げだせなかったのかもしれない・・・。
みんな自分のことで精一杯で、誰がどうしてたかなんて全然覚えてなかった。

944: トンネル 04/03/31 23:38
やばいよ、助けに行かなきゃ、
ということになったのだが村人たちはそんな彼らを必死になって止めにかかった。
村人曰く、
「あそこは夜は絶っ対だれも近寄らないんだよ!夜が明けてから行ったほうがいい!!」
結局村人たちにおしとどめられ、一睡も出来ないまま村で朝を迎えた。

昨夜は転げるように降りてきた山道を登って、例のトンネルへ向かう。
車は昨日エンジンが止まったのと同じところにぽつんと、とまっていた。

945: トンネル 04/03/31 23:42
Yは無事だろうか?
みんな小走りで車へ近寄る。
Yは確かに車の中にいた。
だが・・・あらぬかたを見つめて、けたけたと笑い声をあげていた。
そんな彼は今でも精神病院にはいってるとかいないとか。

終わり―


引用元: https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1079688603/