24
826: もしもし、わたし名無しよ 2016/02/04(木) 06:12:13.08 ID:6UFatvCd.net
長いですが、語らせてください。 

私がSD、もといキャストドールに興味を持ったのは、母の友達(以下Aさんとします)が人形者だったからです。 
はじめてキャストドールを見たのは10年前、私が10歳になったころで、母に連れられAさんの家に泊まりに行ったことがきっかけでした。 
Aさんは有名な製薬会社に勤めている方で、しかも当時独身でしたからそうとうお金が余っていたのか、 
SDサイズの人形が家に20体程、MDSサイズの人形が10体程、1/1サイズの人形が3体と、ちょっとした人形館でもできるのではないかというくらいの有様でした。 
初めてAさんの家を訪れてから、私は度々母抜きでもAさんの家に泊まりに行くくらい人形に夢中になっていました。 
そのうちAさんは、「仕事が忙しくて、なかなかみんなにかまってやれないのよ」と、私に人形たちの洋服やウイッグの仕舞い場所と、着せ替える方法を教えてくれました。わたしはAさんの代わりに週に一回のペースで人形たちに新しいお洋服を着せ、髪をとかしたり結ったりして遊んでいました。 

それから二月が経った頃、母に兄弟ができると告げられました。私はあまり学校になじめていないタイプの子供だったので、兄弟ができるのがうれしくてうれしくて。 
わたしはその日のうちに母親とともにAさんと、ドールたちに報告をしに行きました。 
母とAさんがリビングで話している間、わたしは人形部屋でひとり、中でもお気に入りの金髪のドールの髪をとかしながら、 
「兄弟ができるの。女の子か男の子かは、生まれてからのおたのしみなんだってさ」と報告をしました。 
「ケーキがあるよ」とAさんに呼ばれ、足元に散乱したお手入れの道具を箱にしまい、私はドールたちに背を向けました。 
その瞬間、私の着ていたワンピースの裾が何かにぐっとひかれ、よろめいた私はそのまま真後ろに座っていた金髪のドールの足に尻もちを着きました。 
裾を何に引かれたのか、ということより先に自分の下敷きになったドールが気になり、すぐに立ち上がりドールを確認しました。 
ドールの足が少し曲がっていましたが、幸いドールのもともとの可動域の中で動いただけのようで、足首を掴んで元の向きに戻しました。 
その日はその後、Aさんにケーキをごちそうになり、他愛のない話をして家に帰ったのですが、異変はその日の深夜から起こりました。
うしみつ注:
「SD」「MDS」「キャストドール」などは球体関節人形に関する用語のようです。