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25: 次男 2014/06/19(木)13:46:44 ID:KZhZrKqIY
俺には双子の片割れである弟と、俺達よりひとつ上の年子の兄貴がいる。
これから書くのは、兄弟三人で体験した、幼い頃の話だ。三人で話を補完したから、結構細かくまとめることができた。
長文注意。


1

俺と弟は幼い頃、実家前の山で、危うく神隠しに遭いかけたことがある。深い山だ。それを連れ戻したのは、兄貴だった。
その日、俺ら双子は、親が兄貴の相手をしていた隙に家を抜け出して、前の山で遊んでた。探検のつもりだった。
でも、いざ帰ろうとすると、"目に見えない何か"が俺達を取り囲んで歩いていることに気がついた。20人ぐらい。木々の間から家が見えるのに、歩けども歩けども、なぜか山から出られないんだ。帰れないかもしれない。俺達は、あまりの恐ろしさに泣きわめいた。
そうしていたら、俺達を誰かが呼ぶんだ。兄貴だった。俺達は必死で兄貴に呼び掛けた。
兄貴は、当時家で飼ってた黒い雑種犬「クロ」を連れてきていた。クロは凄い唸ってた。よく覚えてる。