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665: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/25 17:57 ID:4/my5UQQ
ある蒸し暑い夏の夕暮れ時、私は2階で昼寝をしていた。
すると「ピンポ~ン、ピンポ~ン」誰か来たようだ。
私以外家には誰もいないし面倒くさいので無視して寝ていた。
「ピンポ~ン、ピンポ~ン」「ピンポ~ン、ピンポ~ン」「ピンポ~ン、ピンポ~ン」「ピンポ~ン、ピンポ~ン」
それから、しばらく一定のリズムをつけつつ、なり続けるチャイム。
なんだよ、しつこいなあ。
一体誰が来たんだ?
2階の私の部屋から玄関をそっと見ると、白っぽい服を着た女の人が小さな女の子を連れてチャイムをず~と押している。
宗教の勧誘か何かか、全くもうしょうがないなあとりあえず出て断るかと思い、下に下りて玄関を開けると誰もいない。

なんだよ、もう行ったのか。
せっかく出てやったのに。
もう1回寝ようと再び2階の自分の部屋で横になった。
すると、

666: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/25 17:57 ID:4/my5UQQ
「ピンポ~ン、ピンポ~ン」
また鳴った。
窓から見ると、またあの親子だ。
なんなんだ一体!私はもう完全に頭にきてしまい、半分キレぎみで下へ駆け下りた。
その間もず~と一定のリズムで鳴り続けるチャイム。
玄関のドアをバ―ンと開けて、怒鳴りつけようとして・・・・誰もいない。
開ける直前まで確かに鳴っていたのに。
隠れる場所なんてどこにもないし、どんなに足が速くても一本道の突き当たりにある家から見えなくなるはずがない。
しばらくポカ~ンとその場で立っていると・・・
「ピンポ~ン、ピンポ~ン」
目の前のインターホンに誰もいないのにチャイムが鳴り響いた・・・

私はダッシュで家に入り、家中の窓のカーテンをして鍵を閉め、布団に入って震えつづけた。
それからしばらくチャイムは鳴り続けた。
もう1回窓から玄関を見下ろすことはどうしても出来なかった。

621: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/25 04:59 ID:8AWYKEQp
俺の従姉妹の話。
概略しか聞いてないのだが。
従姉妹が具合が悪くて入院した。
色々と検査をするも原因不明なんだがどんどん衰弱していってこのままだと命の危険もあるかもと告げられた。
両親は悩んだあげく、その地方では有名な霊媒師のところに相談にいきお払いを受ける事になった。

従姉妹は既に結婚しており、旦那さんはお払いなんてと大そう怒ったらしいが、両親の説得もあり不承不承彼女を霊媒師の元へ連れて行った。
そして、お払いが始まると彼女の身体から白い煙が立ち昇り部屋の中が煙で良く見えない状態にまでなった。
旦那さんも驚いたらしい。
その後、従姉妹は快方に向かいましたとさ。
めでたしめでたし。
と、言いたいがその後、従姉妹夫婦が経営不振で自己破産。
負債は従姉妹の保証人になってた両親のもとへ。
が、その両親の事業も芳しくない。
かなりやばい。
そしてその両親の保証人になってるのがウチの親。
昨日ウチの親から金貸してくれと電話がありました。
連鎖倒産ですか
そうですか(´・ω・`)

622: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/25 05:24 ID:11kt17Ao
>>621
こわいね。
先祖が悪いことして呪われてるのかも。
うちの親父の兄弟のうち、長男の子供(男)が死んで、うちの姓を継ぐのがオレともう一人の従兄弟の二人だけ。
オレは結婚する予定ないし、従兄弟が結婚して男子を生まなければ、姓が途絶えることになる。

607: 1/3 04/05/25 02:53 ID:fZdcObP1
おフダのところに書こうと書いたのですが、見つからないのでこっちに書かせてください。
ちょっと長いし、あまり怖くないかもしれないので申し訳ないですが、せっかく書いてしまったので、大目に見て頂ければと思います。

私、ちょっと変わった印刷屋をやってまして、仕事でお札等を印刷することがよくあります。
(普通の印刷もやっていますが)
そのため、よく真っ新のお札を持ち歩いていたりするのですがときどきホテルに泊まったときなんかに、つい、いたずらで絵の裏とかにこっそり貼ってしまったりすることがあります。
泊まった部屋で、絵をひっくり返してみて、妙に真新しいお札が貼って、怖い思いした人はごめんなさいね。
ほんの出来心です。

そうしたいたずらで、個人的に一番、怖い思いをしたのは、近年、人気のある温泉観光地に行ったときのことですね。
ホテルから帰ってきたすぐ次の日にホテルから電話がかかってきまして、どうやら悪戯がばれたらしく、勝手にお札が貼り付けてあるがどういうことか、と厳しく問いただされたことですね。
「いやな感じがしたので、お守りのために貼ったまま忘れてました」
と適当にごまかせましたが、さすがにああいうイメージを大切にするところは管理を徹底しているものですね。
少しでも悪評の立つようなことがないよう、細心の注意をしています。
支配人の方の口調の豹変ぶりは本当に恐ろしかったです。

608: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/25 02:54 ID:fZdcObP1
2番目に怖かったのは、これは仕事関係である地方都市のビジネスホテルに泊まったときの話です。
そこはビジネスとはいえ、観光名所にもなっている地方都市にありがちな、結構、グレードの高いところで、普通のグレードの部屋だったのですが、それでも飾ってある絵なんかもどことなく品のある、大変、落ち着いた感じのところでした。
その日は、ちょっと商談がうまくまとまらずにいらいらしていたので、部屋に帰って来るなり、何か悪戯してやれ、という気分で、いつものように(笑)、額を外して、その裏にやたら滅多に結構な枚数のお札をベタベタと貼り付けてしまいました。

その後、一旦、食事を取りに外に出て、部屋に戻ってからは一人で酒盛りをして寝たのですが、寝床の中で少し気分が悪くなってきまして、どうも寝付きが悪かったのを、不思議とよく覚えています。
まあ、これは単純に酒のせいなわけですが。
で、そうこうしながら何となく眠り込んでいたわけですが、気が付くと、暗闇の中、何か非常ベルのようなものが耳元で、大変けたたましく鳴り響いていることが分かりました。
私は最初、それが目覚まし時計かと思って必死に止めようとしたのですが、体が重くて全然、動かないのです。
そうこう悪戦苦闘しているうちに、ふと目が覚めまして、今までのが夢だったと分かったのですが、何でそんな夢を見たのか、すぐに分かりました。
枕元で電話が鳴り響いているのです。

609: 3/4、でした・・・ 04/05/25 02:56 ID:fZdcObP1
周囲はまだ真っ暗ですし、さすがにギョッとしましたが、取りあえず出てみようと思って受話器に手をかけた瞬間、電話は切れてしまいました。
まあ夜中に電話が鳴っていたことは少し怖い気もしましたが、まだ眠かったですし、モーニングコールの設定ミスか何かだろう、と気にせずまた布団に入り、ウトウトとしてきた頃です。

突然、ピーンポーン!と、来訪者を告げる呼び鈴の音が部屋に鳴り渡ったのです。
さすがにこれには一度に眠気が吹き飛ばしました。
私が呆然としていると、すぐさま、ピーンポーン!ピーンポーン!と、呼び鈴が続けざまに何度も押されました。
ただ、最初は私も唖然としてしまったのですが、すぐにドアの外で「お客様!お客様!」と呼びかけている声に気付いたので、少し安心してドアの方に行き、「今、開けます」と返事をしたところ、呼び鈴の音は止まり相手はドアの外で待っている様子です。
開けるかどうか、やや躊躇をしたのですが、チェーンをかけて扉を少しだけ開くと、そこには見える範囲だけでホテルの従業員らしき人が3人ほど立っている様子でした。

私が不審に思い、「何でしょうか!?」と尋ねると、彼らは申し訳なさそうに、理由も告げずに部屋に入らせて欲しい、と言います。
私が理由を尋ねると、ただ、「不審な通報を受けたので、念のため、確認したい」とだけ言います。

610: おわり 04/05/25 03:00 ID:fZdcObP1
私は、少々、腹は立ちましたが、向こうにはどうやら警備員らしき人もいるようなので、一方的に断って不審に思われるのも面倒なので、とりあえず彼らを中に入れることにしました。
彼らは私の部屋に入って、しばらく浴室等を見回した後、非常に申し訳なさそうに確認完了した旨とお詫びを告げて部屋を去ろうとしたので、私は改めて先ほどの従業員にその理由を尋ねたところ、次のように話してくれました。

「実は大変、不思議なことなんですが、実は30分ほど前、お客様の部屋からフロントに電話がありまして、『部屋に宿泊している人間に閉じこめられてしまった』とだけ言って切れてしまったのです。そこで、何度かお部屋に電話したのですが、お客様が出られないようでしたので、お伺いして頂いた次第です」
私ははたして良いことをしたのでしょうかねぇ・・・・。

668: 1/2 04/05/25 19:02 ID:HGXzsbsm
高校のとき体験した話。
バスケ部に入ってて大会前で帰りにはいつも真っ暗になってた。
早く帰りたくていつもは通らない公園を近道に使った。
ベンチの近くの外灯の下に乳母車とうつむいてる女の人の姿が見えた。
真っ暗なのに帰らないのか?とか思いながら横を走りすぎた。
公園を出るときに、きぃきぃって古い車輪の音が後ろでした。
あぁ、帰るんだなと思ったけど、いちいち振り返って見たりはしなかった。
俺は急いでたからずっと走ってたんだけど、きぃきぃって音がずっとついてくる。
一定の距離を保ったまま音が聞こえる・・・

こっちは走ってるのに?振り返ったら、誰もいない。
公園からは直線だし、姿が見えないのはありえない。
けど、音は近くでしている。
こんなときに限って街灯が点滅したりしてて、恐怖心が煽られる。
しかも、めちゃくちゃ寒い。

669: 2/2 04/05/25 19:03 ID:HGXzsbsm
もう全力疾走で逃げ出したんだけど、音はずっとついてくる。
結局家までついてきた。
いつもは玄関からあがるんだけど、今日ばかりはすぐに明りの下にいきたくて、茶の間にすぐ入れる入り口に駆け込んだ。
俺の顔が真っ青だったらしくて、茶の間にいた祖母は驚いていた。
家の中でも車輪の音がはっきり聞こえる。
ウチは門から玄関までが入り組んでるから、用がある人じゃないと入ってくるはずがない。
音は祖母にも聞こえてるようで、顔つきが険しくなった。
「悪さなんかできやしないよ」
祖母の強い口調に、車輪の音がやんだ。
その瞬間にいっきに体温が戻ったような感じがした。

それからしばらく何もなかったんだけど、祖母が旅行に行った日の夜、茶の間の障子の向こうで例の車輪の音が。
かなり近くて生々しい。
思わず逃げ腰になる俺の横で、母が笑った。
「ネズミじゃない?」
そしたら、ぴたっとやんだ。・・・
なんでウチの女性衆はこんなに強いんだ?
自分の怖がりっぷりに馬鹿馬鹿しくなった出来事だった。


引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1085164313/