183: 本当にあった怖い名無し 2018/10/18(木) 22:10:30.84 ID:icgmzWM+0.net
石じじいの話です。

中国にも日本にも昔から奇石趣味というのはあり、また、奇妙な石の話、それにまつわる言い伝え(神社の縁起など)がたくさんあります。
空から石が降ってくる現象で、天狗礫というのがあります。
似たような話で、海外では魚が降ることがあると言われています。
日本でも魚が降った報告例があるとか。

じじいは、「石が降る家」にかかわったことがあるそうです。
石が降る家?
家の中で、天井から石が落ちてくるのだそうです。
どの部屋でも、時刻に関係なく落ちる。
知らない間に落ちてる。ポトンと床に落ちた音がするときがある。
落ちる石は、かならず玉砂利でしたが、普通の石。大きさまちまちだったと。
不思議なことだと思って見張っていても目を離したすきに落ちる。
見張っているところとは別の部屋で落ちる。
畳の床にも板の間にも落ちる。
(つづく)

184: 本当にあった怖い名無し 2018/10/18(木) 22:12:03.35 ID:icgmzWM+0.net
(つづき)
天井も天井裏も調べたが異常は無い。
ただ、石が落ちる季節は冬だったそうです。
冬は、障子、襖を閉めているので人がこっそりと持ってくるとか動物が外から運んでくるというのではないだろうということでした。
その家の人が保存していた落ちてきた石について、じじいにどんな石かと尋ねてきたことから、その事件を知ったとのこと。
そのあたりにある普通の石でしたが、じじいもいくつかもらったそうです。
じじいは、もらった石を家に置いておくと自分のところでも天井から石が落ちるようになるのではと心配して、それを庭にほったくっておきました。
その家では、いつのまにか石が落ちることはなくなったそうです。
「あそこからもろうてきた石はな、今でもこの庭にあらい。探してみんさいや。」
縁側に座ってじじいはそう言ってニヤリと笑いました。

ぽとん、と天井から落ちてくるといったら、むかし、大きなムカデが天井から落ちてくることがよくありました。
ムカデに噛まれると腫れて痛いので大変です。
手で叩き潰せないので(噛まれる)、木の棒や火箸で押さえ込んで頭を潰します。
叩いてもこれがなかなか死なないのです。二つにち切れると、両方が別々に動き回ります。
ムカデよけの呪いとして、「甘茶」と墨で書いた紙を柱の床に近いところに糊で貼り付けておく、というのがありました。
呪術の世界ですね。

186: 本当にあった怖い名無し 2018/10/20(土) 00:10:07.52 ID:1C2a1nm80.net
石じじいの話です。

皆さんは火葬場を知っていますね。いずれはお世話になる施設です。
私も両親を焼くためにいったことがあります。
戦前、それもかなり昔は、しっかりとした焼却炉を使った火葬ではなく野焼きが行われていました。
じじいによると、
大きな溝を掘って、その底と側面を岩石で石垣のように固めたものが炉となります。
そこに棺桶に入った遺体を藁、木材と一緒に置いて火をつける。火の番がどんどん燃料(木材)をくべて、火力を維持して骨まで焼きあげたということでした。
現在のような強い火力の炉ではないので、骨だけになる程度だったと。焼くと骨がもろくなったそうですが。
使われている棺桶も、現在のように燃えやすい素材ではなく普通の木板だったので、じわじわと燃えていったらしいのです。
当然、焼いた匂いがあたりにただよっていたそうです。
この火葬場は、地元の人々によって自主的に建設・管理されていたそうです。いわゆる「講」ですね。
また、この野焼きの火葬場に遺体を運ぶときに「霊柩車型の大八車」を使ったそうです。
野辺送りですね。

さて、じじいが子供の頃、そのような火葬で起きたことです。
遺体が焼けて骨をあげるときに、遺骨に余分な骨が含まれていることがわかって大騒ぎになったことがあったそうです。
(つづく)

187: 本当にあった怖い名無し 2018/10/20(土) 00:19:37.11 ID:1C2a1nm80.net
>>186
(つづき)
その余分な骨とは、数頭分の犬の頭骨だったのです。
火の番をしている者たちがあとから入れたのではないか?との疑惑が持たれたそうですが、複数人で担当していたので、そのような可能性は無い。
しかも、そのようなことをしても何の利害関係もない。
じじいの住んでいた地方は、いわゆる「犬神憑き」の風習(?)があった(ある)ところなので、そのことを誰もが連想して不穏な空気が漂ったそうです。
(犬神憑きは、精神的な(霊的な?)もので、物理的に犬が身体に「付く」訳ではないでしょうから、随分即物的な考えのように思えますがw)
結局うやむやになったそうです。

ちなみに、その地方では、火葬した遺体の骨の全部を墓におさめるのではなくほんの一部のみをおさめていました。
残りの骨は、お堂のような小さな保管場所を作っておいて、そこに集めておいたそうです。
そして頃合いを見計らって穴掘って埋めていたと。
ちなみに、死んでもすぐには火葬できなかったので(今でも、死後24時間以上たたないと火葬できない:感染症での死亡の場合など例外はあります)、棺桶に死体を入れて寺で安置することが普通で、夏場だと箱の角から「汁が垂れていた」ということがあったそうです。
これは、地元の寺の住職も語っておられました。




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