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142: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/08 01:39 ID:yzVzsHLg
小学生の頃、田舎に住んでいたいた時の話。
その村には鎌爺という、有名な爺さんがいた。
その爺さんは身内の人が面倒を見ているらしいが痴呆症らしく、いつも同じ道端に座っていてボーとしている人だった。
そしていつも手には何故か草刈り用の鎌を持っていた。
そのせいでみんなから鎌爺と呼ばれていた。
僕は近くにある百貨店や友人の家に行くときにこの鎌爺の前を通るのがものすごく怖かった。
なにせボケてるし、その手にはいつも草刈り鎌、いつ襲ってきてもおかしくない。

ある日僕が、友達の家の近くで遊んでいた時のこと、激しく車のクラクションを鳴らす音が聞こえてきた。
なんだろう?と思い、音の鳴る方を見てみると、軽トラックが道路に止まっていた。
そして道路の真ん中には鎌爺が座っていた。
鎌爺を道路からどかそうとしてクラクションを鳴らしているらしいけど鎌爺のほうは、いくらクラクションを鳴らされても動ぜずただボーとあらぬほうを見ていた。
僕はしばらく、その様子を遠くから見ていた。
やがて二人の夫婦が車から降りた。
夫婦はこの辺りに住んでいる人らしく今から畑に行く途中らしかった。
その夫婦は車から降りると鎌爺を二人で抱えた。
僕は鎌爺を車の通行の邪魔にならない、端のほうに連れていくのだろうと思っていたが、違った。

146: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/08 02:56 ID:yzVzsHLg
その夫婦は、鎌爺を抱えるとまっすぐ僕のほうへとやってきた。
僕はなんだか少し怖くなり、その夫婦に見つからないように、他人の家の物陰に隠れてその夫婦を見ていた。
その夫婦はトラックの停めているところから少し離れた所にある井戸の所までその鎌爺を抱えていった。
井戸の所まできて鎌爺を降ろすと夫婦は一息ついた。
僕は何をするつもりだろうとそれを見ていたが、しばらくしてまた鎌爺を持ち上げた、そしてそのまま井戸の中に・・・・・。

はっきりとはその瞬間を見ることはできなかった。
あまりの恐ろしさに目をそらしてしまったからだ。
僕は怖くなりその場を逃げ出したかったが、あの夫婦に見つかると自分も井戸の中に放り込まれるのではないかと思い、とにかくその場を動かずにその夫婦がその場を去るのを待っていた。
やがて、その夫婦は何事もなかったように軽トラックに乗り込むとそのままその場所を去った。

147: 寝ます 04/06/08 03:00 ID:yzVzsHLg
それを確認して僕は、走って家に帰り母親にそのことを説明した。
しかし、母親は信じてくれなかった。
考えてみれば、昼間のそれも近くに割と民家の密集しているところである。
そんなことが、白昼堂々行われるとは、信じられない。
あまりに唐突な出来事で僕自身もなんだかいまいち実感がなかったくらいだったし、投げ込まれる瞬間をはっきりと見たわけでもなかった。
結局、僕の言ったことは誰にも信じてもらえなかった。

僕もあれはもしかしたら僕の勘違いだったもかも知れないと思うようになった。
井戸に投げ込んだように見えたけど、鎌爺を井戸の脇、僕から見えない位置に置き直しただけじゃないかと。だけどその日から鎌爺の姿を見ることがなくなった。
何日かして、父親になにげなく鎌爺はどうしたの?と聞いてみた。父親の話だと病気になっていて、今はずっと家で寝たきりらしいそうだ。
僕は鎌爺のことが気になっていて、本当に鎌爺が生きているのか確認したくなって、家に行ってみようと思った。

274: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/09 02:04 ID:b2ME4Gv7
>>147
続きです
父親から鎌爺の家もある場所を聞き、その場所に一人で向かった。
家は、いつも鎌爺が座っていた道端からそう遠くない所にあった。
僕は鎌爺の家の前を通り過ぎるふりをしながら中を見てみた。
家は結構大きかった、人の気配がなくてがらんとした感じだった。
僕は通り過ぎてしばらく少し離れた所から家の様子を眺めていたが、鎌爺の姿を見ることはできなかった。

しばらくそうして見ていると、見覚えのある軽トラックが、鎌爺の家のほうに向かってやってきた。
あの時の軽トラックだった。
軽トラックはそのまま鎌爺の家の中に入っていった。
僕はまた引き返して、鎌爺の家の前をまた通りすぎた。
家の中に軽トラックが停めてあった。
そしてあの時、鎌爺を抱えていた、夫婦が軽トラックから荷物を降ろしていた。
どうやらその夫婦が鎌爺の身内の人らしかった。
一瞬嫌なことが頭をよぎった。
もう関わるのはやめようと思いその日はそのまま家に帰った。

275: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/09 02:05 ID:b2ME4Gv7
それから何週間か過ぎ、近くに住む同じ学校に通っている2つ上の親せきの子の家に泊まることになった。
夜、眠るときに僕はその親せきの子になにげなく鎌爺って最近見ないね。と言った。
親せきの子は鎌爺のことについて知っていた。
今は病気で寝たきりになっているらしい、だけれども鎌爺は最近、夜になると家を抜け出してあちこちうろつくようになっているらしい。
そして、その親せきの子の友人は最近その鎌爺を見たらしい。
その友人は夜中に畑のあぜ道で、屈んで何かを食べている鎌爺を見たんだそうだ。
何だろうと思いよくみると、犬を鎌でさばいて食べていたんだという。
その友人はそれを見て恐ろしくなって逃げ帰ったそうだ。

その後も、学校中で鎌爺のいろいろな話は何度か聞いた。
元々、怖がられ、気味悪がられていたけれど、夜にうろつくようになり、奇っ怪な行動をするようになり更にいろいろな噂を聞くようになった。

276: 終わり 04/06/09 02:05 ID:b2ME4Gv7
その後も、学校中で鎌爺のいろいろな話は何度か聞いた。
元々、怖がられ、気味悪がられていたけれど、夜にうろつくようになり、奇っ怪な行動をするようになり更にいろいろな噂を聞くようになった。
学校側や子供達の親は、最初の内はよくある学校の怪談話のようなものだと思っていてあまり真剣にこの話を聞いてはいなかったが、確かにボケて鎌を持ち歩いているような老人が、夜な夜なうろついているのは危険だと思ったらしく、鎌爺の身内の人あの夫婦に夜中に出歩かせないよう言いに行ったらしい。
そういうことがしばらく続いたあと、その夫婦は引っ越していった。

友達の話だと、鎌爺は病気が悪化して大きい病院に入院することになったらしい。
それで、夫婦は病院の近くに住むことになったそうだ。
だけどその後も、鎌爺を夜に見たと言う話はたびたび聞いた。
みんなは、鎌爺がまだ生きていると思っていたが、僕はもう鎌爺が死んでいると思っていた。
何度か井戸のなかをのぞきこんで、死体があるのかないのか確認しようかとも思ったが、僕はあの一件以来、どうしても井戸に近づく気にはなれなかった。
もし本当に死体があったらと怖かった。
それから2年ぐらいして、僕はその村を引っ越すことになった。
それから鎌爺がどうなったのかは解らない。

277: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/09 02:26 ID:dLBqdOGd
>>276
サンキュウです。不思議な話だ。

298: ニセ雷鳥2号 04/06/10 00:16 ID:+RPG1Qg+
「幽霊住宅1」
親戚の話、叔父、叔母、そして当時すでに中学生だったミキちゃん、ケイちゃん姉妹の4人家族は、昭和50年前半に兵庫県尼崎市の町工場、倉庫が立ち並ぶ住宅密集地の中にある築10年ほどの建売中古住宅に引越して住みはじめた。
見た目は白壁にグレー瓦の普通の木造モルタル2階建ての家だが、日当たりも悪く、昼間でも暗い陰気な家だった。

引越し一週間くらいしてから真夜中に赤ちゃんの泣き声や気味悪いうめき声が家のどこからともなく聞こえてくる。
ご近所さんかなと、外へ確認に出ても、どうも外からではないらしい。
そんなうめき声の聞こえたある日の夜中に、気味が悪いから叔父は電灯をつけようとして蛍光灯のヒモに手を伸ばすと、冷たい手に触られた。
廊下や階段で足音や物音はするのはしょっちゅうのことだった。
夜中に大きな音が廊下でした時に叔父が見に行くと、今つけたばかりのような濡れた小さい子供の足跡が、廊下にひとつだけポツンとあった。

299: ニセ雷鳥2号 04/06/10 00:17 ID:+RPG1Qg+
「幽霊住宅2」
ケイちゃん(妹の方)は、雨の降る蒸し暑い梅雨の夜中に、タオルケットから出ていた脚を誰かに触られた。
見ると小さな子供の手形のようなものが脚についていて、その手形の周りが沼くさい水で濡れていたという。
怖くなったケイちゃんは、姉貴のミキちゃんの部屋に行き、ミキちゃんの布団の隣に並んで寝た。
ミキちゃんの手をしかっりと握って。それで起こされたミキちゃんが、「どしたん?なんかあったん?」と電灯をつけるために立ち上がった。

あれ、お姉ちゃん何で立ってるの?なに?じゃ、いま私が握りしめているのは誰の手?
明りがつくと握っていた手の姿はなかった。
ケイちゃんは恐怖で声も出なかった。
ケイちゃんはそれから25年以上たった今でも、暑い夏でさえ、寝るときには足は必ず寝具の中に隠すように入れているという。

300: ニセ雷鳥2号 04/06/10 00:18 ID:+RPG1Qg+
「幽霊住宅3」
ミキちゃんが部屋で昼寝をしていると、机の引出しがひとりでに開いていくのに気づく。
そこに目をやっていると、開いた引出しから、長い髪の女性の後頭部がせりあがってくる。
3分の2くらい頭が出てきたところでその女性がゆっくりとこちらを振り返り始めた。
ほおが見え、鼻が見え、目じりが見え、うわっ、目が合う!と思った瞬間に目がさめた。
何ていやな夢だ、と思って机に目をやると、引出しはちゃんと閉まっている。
気になってその引出しを開けたら、どうやって入ったのか、B5用紙くらいの大きな土グモが中にいた。
物怖じしない性格のミキちゃんは、うちわでそのクモを追っ払った。
動き出したクモは足に何かが絡み付いて引きずっている。

よく見ると、それは明らかにミキちゃんのモノとは違う5,6本の長い女性の髪の毛だった。
本当に怖くて息が止まったらしい。

301: ニセ雷鳥2号 04/06/10 00:19 ID:+RPG1Qg+
「幽霊住宅4」
その家族が引越しを決めた決定打は、叔母が買い物から帰ってくると玄関からキッチンに続く廊下に女性のものと思えるすざましい量の長い髪の毛が散らばっていたことだ。
掃除をした叔母が言うには、ほぼ一人分以上の髪の毛で、毛根までついていたとのこと。
最後まで、この家族4人はおばけの姿そのものは実際には見なかった。

豪放な性格の叔父夫婦だったが1年たたずに引っ越した。
叔父はいろいろとご近所に聞いて回って家のことを調べたらしいが、こういう場合にお決まりの一家惨殺があったとか、自殺者が出たとかいうことは過去何十年にわたってなかったらしいし、そのあたりは空襲被害にあった地区でもない。
ただ、そこの家を借りる人はみな半年とたたずに引っ越すことはわかった。

302: ニセ雷鳥2号 04/06/10 00:20 ID:+RPG1Qg+
幽霊住宅 後日談、
妹の話

私自身には妹がいて、彼女から聞いた話だけで100話くらいはここに書き込めそうな、俗にいう霊感少女(wです。今は30歳過ぎてますが。私はその家に一度お邪魔したことがあります。
確かに暗~い感じの家でしたが、残念ながら私はぞっとも、げっともしませんでした。
最近になって、妹におばけ住宅に行ったときに何か見たのか、何か感じたのかを聞いてみました。
すると妹はその家に行ったことがないそうです。

なんでも、親父と一緒にその家に行こうと思って、親父の車に乗り込もうとしたときに、車の横に若いお坊さんとシスターが立っていて、「行くな」という顔をしていたそうです。
それで行くのをやめて、妹は一人で留守番をしていたとのこと。
妹が小学生の時の話ですが、坊主にシスターという、ちぐはぐなカップルだったのが印象に残っていて、よく覚えているそうです。


引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1086408409/