235: 本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土) 21:56:18.56 ID:u1nO5VOX0
石じじいの話です。 

朝鮮の話が出てきました。 
山に入るために立ち寄った麓の村の人と話していると、 
ここから登った山の中に無住の仏教寺院があるが、そこの僧侶に気をつけろ。 
と言われたそうです。 
「なにか悪さするんか?」 
「しないが、怪しいものだ」と。 
「ボロ寺に住み着いとる乞食坊主ちゃうんか?」と思って、川沿い歩いて山に入っていくと、 
河原のなかのまっすぐな道を僧侶が歩いて下ってきたそうです。 
「そうら、きなすった!」 
じじいは用心しながら歩を進めました。 
しかし、いつまでたっても僧侶は近づかない 
こちらもむこうも歩いているのに両者が近づかない。 
「村の人がゆうように、あれは怪しいもんやと思うたで。」 
じじいは双眼鏡を出して、その僧侶をよく見てみました。 
その僧侶は若く、がっしりした体つきだったということです。 
しっかりとじじいのほうを見つめていたそうです。 
そして、たしかにこちらに歩いていました。 
僧侶は、じじいが双眼鏡から目を離したすきにいなくなったそうです。 
消えてしまったように思えたと。 
じじいは引き返すわけにもいかず、そのまま歩き続けて、その廃寺に行きつきました。 
「あのまま逃げて帰ったら朝鮮人に笑われるけんね。」 
(つづく)