light-1551386_1280


164: 1/3 04/06/21 05:19 ID:fzy2kr88
子供の頃にこっくりさんが流行っていた時期があります。
もう何年も前の話です。
夏休みのはじめ、友達を家に誘ってこっくりさんをしようということになりました。
僕、田中(仮名)、大田(仮名)、の三人でした。

三人で机を囲い、例の呪文を唱えました。
どんな呪文だったか、どんな質問だったのか、二つとも覚えていません。
そのうち、十円玉が動き出し次々に文字が指定されていきました。
子供にはこの現象がどんなに恐ろしい事かわからなかったのかもしれません。
そして、完成された文章は「夏休み中に田中を殺す」でした。
その文を読みあげた瞬間、部屋中に冷たい空気が流れていました。
当の田中は「そんなわけないじゃん」とつっぱねていましたが、僕と大田は田中の顔をまじまじと見つめていました。

165: 2/3[ 04/06/21 05:20 ID:fzy2kr88
そんなことがありましたが、夏休みもどんどん過ぎていき、残りあと2、3日となったある日。
またいつものメンツで川へ釣りをしに行くことになりました。
目的地の川へ着き、3人それぞれ別の釣り場で魚を釣っていました。
10分、20分過ぎた時に異変が起きました。
「助けて!」と大きな声が響いていました。
田中の声です。
僕と大田は田中の側へ駆け寄りました。
川の中で必死でもがいている田中が見えます。
しかし、僕と大田は田中が泳ぎが得意なのを知っていたので何もせずに「どうしたんだよ」などと声をかけるだけで助けようとしませんでした。
なぜか必死にもがいている田中。
すぐに陸にあがれるのになんであがらないんだろう、そう思って見ていました。

166: 3/3 04/06/21 05:20 ID:fzy2kr88
次の瞬間に田中に起きた出来事は一生わすれません。
今まで必死いにもがいていた田中が急にもがくのをやめ、無表情になって静止していました。
僕と大田が大声で話かけてもピクリともしません。
その目は生きている人間の目ではありませんでした。
こちらを見ているのに、その向こう側を見ているようなそんな目…。

そのまま田中は静かに、目を開けたまま川に飲み込まれて沈んでいってしまいました。
頭の片隅にあった、例の予告が本当に起きてしまった。
面白半分で神さまを呼び出してしまった事をとても後悔しました。
友達だった田中の最後のあの表情、恐怖と悲しみが同時に蘇ります。
僕と大田は泣きながら事の顛末を大人達に話ましたが、みんな半信半疑でした。

171: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/21 08:20 ID:7VxA90px
あの家には、他にもいろいろへんなことがあった。
叔父夫婦がうちに泊まりに来たときもそう。
家族はみんな二階で寝るため叔父夫婦には一階の居間の奥にある和室(仏間)に寝てもらうことにした。
しかし、当時小学生だったいとこのKちゃんがどうしてもそこで寝るのはいやだと言い出した。
白髪の老婆が、和室のすみっこに座り込んでるというのだ。
叔父達には話さなかったが私達家族の中では、この和室のことを「開かずの間」と言っていた。
さして広い家でもない生活空間の中にあるのだから、完全に封印された「開かずの間」であるわけはないのだが、家族のだれも、その部屋でひとりっきりになろうとはしない。
何かを見たわけではないが、なぜだか居心地が悪く、気味が悪いのだ。

仏壇にお供えしてある左側の花だけがいつも翌日にはしおれてしまうという現象があるからかもしれない。
仏壇には右側にしか花をお供えしなくなり、客用のふとんとか、衣替えの衣装ケースをしまうだけの「開かずの間」と言うようになったわけだ。

172: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/21 08:21 ID:7VxA90px
叔父たちが泊まりに来る以前に父が会社の部下を連れてきて、うちに泊まらせたことがあった。
その彼は底抜けに陽気な人で、武道有段者ということもあり、父が、彼ならまぁいいだろうと、その和室に寝かせたのだ。
家族のだれもが、その部屋で寝た経験がなかったため、彼に何が起こるのか、翌日の朝はみんな彼の顔色に注目していた。
父がさりげなく「よく眠れたか?」と聞くと、かれは満面の笑顔で
「気持ちよく眠れましたぁ。やっぱいいですよ。干したばっかりのふとんって。」
そう言いながら、実においしそうに朝食を食べ始めた。
彼の屈託のないその態度に、私はなかばがっかりし、そして安心したのだが。
残念ながら叔父達には、このケースは当てはまらなかったようだ。

173: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/21 08:22 ID:7VxA90px
Kちゃんがいやがるので、不安を感じた母が、私を妹の部屋に移動させ、私の部屋を叔父夫婦に提供したらどうかと提案した。
しかし、叔母は大丈夫だという。
叔父のほうは、むしろおもしろがっている風にも見えた。
あの彼のときも何も起こらなかったんだし、そんなに心配する必要もないだろうという父の意見で、Kちゃんは妹の部屋で、叔父夫婦は和室で、ダブルサイズの布団を敷いて二人で寝てもらうことになった。

翌朝、早く目が覚めてしまった私はお茶を飲もうと階段を下りてキッチンにいった。
そこには、寝不足のうえ、疲れ果てた様子の叔父と、叔父の話に聞き入っていた父と母がいた。
両親は、私が叔父の話を聞くのをためらっていた様子だったが、あっちに行けとは言われなかった。
以下、叔父の話である。

174: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/21 08:24 ID:7VxA90px
奇妙な物音で目が覚めた。
部屋中が異様な雰囲気に包まれ、重い空気に体が押さえつけられている感じだった。
「動いてはいけない!」心の中のなにかがそう叫ぶ。
寝起きの、寝ぼけて混乱しがちの頭を必死に覚醒させながら身じろぎしないまま、聞こえ続けている音の原因を考えた。
考えると同時に、すぐに理解した。
だれかが、自分達のふとんのまわりをぐるぐると歩いてる・・・
いや、歩いているんじゃない。
はいずりまわってる!・・・と。
それは俺が気がついたことに気づいたようだった。
ふとんの足元まで這っていったかとおもうと、いきなり、ふとんの上から俺の足にのしかかってきたのだ。
驚いて思わず、首だけあげて足元を見た。
そこには、白髪の髪を振り乱し、俺の足に覆いかぶさってじっと睨み付ける老婆がいた。
激しい憎悪で髪がそそけだち、目を吊り上げ身を震わせていた。
そんな風に見えた。
細い枯れ枝のような、乾ききった皮膚の手は、ふとんの上から俺の足を握り締めようとしているようだった。
このままこのばあさんが、ずりずり顔のほうへ這い上がってきたら・・・
俺は間違いなく死んじまう!心臓発作おこしてまう!!

175: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/21 08:25 ID:7VxA90px
そう思ったとき・・・ばあさんが笑った。
憎悪の目の色はそのままに、口元を醜く歪め、「ケケケ・・・」首を前後左右、くねくねと動かしながら笑いつづける。
そしてその声はだんだん大きくなり、しまいには洞窟を思わせるような口の中の闇を見せながら「ぎゃーーはははははははは」と笑い出した。
その声は目の前のばあさんの笑い声なのに、地下からわいてきて部屋中を揺るがすような、ものすごい音量だった。
実際、敷布団からびりびりと音が響く振動を感じていた。
ばあさんは笑いつづける。
高く、低く・・・ばあさんの笑う声が最高潮に達した時、頭の中で「ピキーン」と音がした。
と、同時に金縛り状態になった。
体が動かない。声がでない。

しかし、俺の右腕だけが別の意識をもつ生き物になったかのようにスルスルと、左側に寝ていた女房めがけて伸びていく。
右手がなにをするつもりなのか、まったくわからなかった。
女房の首をつかみ、ソロソロと力を加えていく。
あせった。助けようにも体が動かない。
声にならない声で「起きろっ!逃げろっ!」と叫んでみたが、眉間にシワを寄せ、苦しげに「うぅ・・・」と言うだけで起きる様子がない。

176: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/21 08:27 ID:7VxA90px
このままじゃ殺しちまう・・・。
俺は、文字通り汗を振り絞って、左手を動かし、自分の右手首をつかみ、女房の首からはずそうと奮闘した。
右手はものすごい力で、左手と力比べをしている。
まさか自分の右手と格闘することになるなんて!
右手は、ばあさんの笑い声に反応していた。
ばあさんの笑い声が遠くなっていくと、力を弱め俺のもとに戻ってくるが、再び甲高く笑い出すと、猛烈な力で女房の首をめがけていく。
俺が汗をたらして格闘している姿を、ばあさんはじっと眺めていたに違いない。

177: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/21 08:29 ID:7VxA90px
何度それを繰り返しただろう。
時間の感覚なんて持てるわけがない。
右手を押しとどめる左手は、もう限界だった。
しかし容赦なく、ばあさんの笑い声がひときわでかく響き渡る。
右手は、トドメだといわんばかりに女房に飛びつく。
俺は渾身の気力を振り絞って、右手首をひっぱった。・・・

その瞬間。
ふいに俺の足にのしかかっている重みが消え、金縛りが解けた。
響き渡っていた禍々しい笑い声の余韻すらない。
あれだけ異様な雰囲気が、瞬間で、明け方のさわやかな冷たさを含んだ静けさに変わっている。
まるで、瞬間移動で別の部屋に来たみたいだ。
夢?いやちがう。
左手は現に、うまくグーが握れないほど握力を使い切ってるし、腕がだるい。
右手はさっきまで捕まれていたところが赤くなってて、爪の跡まで食い込んでる。・・・・・・・・。
いや、やめよう。
この空間で、しかも一人で、さっきのことを反芻する勇気がない。
汗でぐしょぐしょのシャツを変えなきゃ。
そうだ、兄貴を起そう。
起きている人の顔がみたい。
話をして落ち着きたい。
女房の口元に耳を寄せ、息をしていることを確認して、兄貴を起こしに行ったんだ・・・

178: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/21 08:36 ID:7VxA90px
以来、我が家はだれが泊まりに来てもあの部屋は使わなかった。
居間を片付けて寝てもらうか、私の部屋が客間になった。
父は、私の体験、そして叔父の体験を聞き、この家を手放そうと思ったらしい。
他にもへんなことはいっぱい家の中で起こっていたのに今ごろかよっ!と正直私は思った。
叔父の体験から一年後、私達は引っ越した。

おしまい

219: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/22 01:00 ID:9zaLsDtO
数年前、栃木県の地方の病院に勤めていた時のことです。
その日は仕事でおそくなり、病院を出たのは夜10時を過ぎていました。
家は病院の職員住宅で、病院とは300メートルばかりのところにあり、その日は歩いての帰宅になりました。
途中かなり広い道路なのですが、9時を過ぎると街灯が消されてしまい、足下も暗くなってしまっています。
道路のまわりは田んぼでちょうど田植えが終わった時期でもあり、水田になっていました。
私は帰宅を急ぎ、やや早足で歩いていました。

ふと、5メートルほど先を白い服を着たおじいさんが杖をついて、ゆっくり歩いてるのに気がつきました。
おじいさんとの間隔はどんどんつまってきます。
すぐに追い付きそうになりました。
で、それにしてもおかしいと思いました。
街灯が消えているといっても、薄明かりぐらいあるし、人がいたのなら最初から気付いているはずなんです。
道のわきの田んぼも人がかくれられる所はないですし。
そう考えたら背筋に寒気が走りました。

220: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/22 01:01 ID:9zaLsDtO
まあ、暗がりの中を独りで歩いているのですから最初から恐いなあ、とは思っているわけなんですけど。
意表をつかれたこともあり、もしかしたらこの人はこの世のものではないのかもしれない、そんな感じがしてドキドキしながらもついに追い付きました。
追い抜くときにその人にならびました。
で、背の低い腰の曲がったおじいさんでしたが、人間の存在感というか息遣いを感じることはできました。

抜き去る間のほんの一瞬でしたが。
ああよかった、やっぱりこの世の人だ、普通の人だと、ひとまず安心できました。
そして自分とその人との距離はどんどんひらいてゆくのでした。
と、その次にまた凍りついたんです。

221: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/22 01:03 ID:9zaLsDtO
あれ、足音が聞こえない、おかしいぞ、と。
そう思うやいなや、怖いものみたさで、反射的に振り向きました。
するとなんというか、、誰もそこにはいなかったのでした。
もちろん人がかくれられる様な場所ではありません。
消えてしまったとしか思えません。

やっぱり第一印象のとおりだった。
この世の人ではなかったのだと思います。
でも、追い抜く時には人間の存在感をはっきりと感じたのです。
それは人の気配というよりももっと強く、確かに息遣い、体温とかのはっきりと実体を持ったものとして感じられたのですが。
不思議な体験でした。

228: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/22 02:14 ID:xfuJERhV
私にとっては怖かった話です

夜中、ふと目を覚ますと壁の隅に何か白いのが浮かんでる
「あんなところに洗濯物干したっけなぁ?」
と不思議に思い、今日の記憶をたぐっていた

洗濯物にしてはおかしいで、まだじろじろ見ていたら、気がついた
「ぁ、女性の後姿だ」
でも、部屋の隅にいるのになんで後姿?とかまた悩んでいた
怖いと言う感覚はまだなかった
幽霊の右後頭部しか見えず、でも、髪の毛の白髪がハッキリ見えている
「あ」どうやら私は隣の部屋にいる幽霊を壁を透かして見ていることに気がついた
そうするとアングルやらが納得いく
「幽霊は隣の部屋の住人を見おろしてるんだ!」
そう思ったとき、初めて金縛りと言うものにあった

229: つづき 04/06/22 02:17 ID:xfuJERhV
そしてその幽霊がスローモーションのようにグッグッグッとこっちを向きかけている
「私が気付いてることに気付いた!」
このとき初めて恐怖が沸いてきた顔を見たくない!怖い!
どこか、どこか体で動くところ・・・

なぜかまぶただけは閉めることができたので目を閉じ、息を呑んでやりすごそうと思った
ベット脇に気配がする顔を覗き込んでるらしく、生暖かく臭い息が私の顔面を覆う
目を開けちゃダメ
頑張れ頑張れ

ここから記憶はありません
気がついたらいつもの朝でした
夢にしては詳細でリアルでしたので夢ではないと思ってます

あんまり怖くなくてスマソ


引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1087654494/