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701: 黄金週間中に体験した話 1/4 04/06/28 14:51 ID:Up7MvFCH
仕事先で食事に誘われ、話し込んでいるうちに深夜になってしまった。
帰ろうとしたとき、同じ席の人が聞いてきた。
「君、A峠を使って帰るんか?」
「ええ、そうですが。」
「一番上の電話ボックス付近に幽霊出るから気をつけな。」
よくあるパターンだとおもいつつ、適当に話を合わせて店を出た。

酒を抜くためにコンビニに車を停め、軽く一眠りしてから峠に入った。
午前二時。さすがに誰もいない。
少々気味悪く感じるのも仕方ないだろう。
頂上に差し掛かると、今は珍しくなった電話ボックスが緑色に光っていた。
闇夜の電話ボックスは不気味アイテムだよな、などと思いながら通過。
気にしてた訳ではないが、なんとなく後ろを見てみた。
当たり前だが何もない。
後は運転に集中した。

洒落怖殿堂入りシリーズ

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702: 黄金週間中に体験した話 2/4 04/06/28 14:52 ID:Up7MvFCH
トランス状態で運転していたが、ふと覚醒した。
なんか視界の隅に見える。
助手席に誰かいる。
薄青っぽい半透明の髪の長い細身の女性がうつむいて座っていた。
視線を動かして一瞬見ただけだが、確実に見えた。
マジデスカ…ッテカナンデノッテンノ

上昇する心拍数、否応にも高まる緊張、しかしそれでも落ち着け、俺!
パニックになって暴走して事故を起こすのだけは避けなければならない。
今までこの手のパターンの話は多数既出であり、対応策だって幾つか考えていた。
「車を停めて夜明けまで待つ」か、「無視して低速で安全運転を心がける」かだ。
車を停めるのが一番安全なんだろうけど、隣りの彼女と一夜を過ごすのは嫌だ。
とにかく頂上から離れようと思い、そのまま運転を続けることにした。

703: 黄金週間中に体験した話 3/4 04/06/28 14:53 ID:Up7MvFCH
正体を見極めたいところだけど、霊と話をしてはいけないというしな・・・
それになんか病的っていうか・・・話しかけていいような感じじゃない。
左を見れないまま運転を続け、5分が経った。
まだ彼女は乗っている。
彼女の顔をまともに見たらなにか危ない気がしており、恐れたのは、彼女がこちらを向くことだった。
冷や汗をかきながらの運転が続き更に5分。
まだ降りてくれない。
緊張が続き、嫌な気分になって来た。
一体いつまで乗っているつもりだ。
苛立ちは恐怖を怒りに変えた。

俺は休日返上で働いているのに、なんであの世のものに脅されなければなんのだ。
お前らは仕事もねーし気楽なもんじゃねぇのかと。
降りないならいいだろう、てめー絶対降りるんじゃねぇ。
このまま神社か寺に行ってやる!
(冷静になって思い直すとメチャクチャだな)
その瞬間、彼女の体がビクッと震えたような気がした。

704: 黄金週間中に体験した話 4/4 04/06/28 14:54 ID:Up7MvFCH
多分彼女の体は震えていた。
そりゃもうガタガタと。
でも俺は「彼女を絶対に神社へ届ける」意志をかためてたからそんなことは気にならない。
思考は「降りてください」から「降りるなよ」に変わっていた。
彼女を乗せたまま無事に峠を越えて、出口の信号にたどり着いた。
赤か。
止まった瞬間、いきなりエンスト。
意識をそらした一瞬の隙に彼女も消えていた。

「ちくしょう、ここまで来て!」
神社に行きたくないって、悪霊かよ!
何しに俺の車に乗ってきた!
だがまあ無事に乗り越えられたから良しとしよう。
むしろ心霊初体験おめでとう、俺。
もう何も起こらないだろう。

さぁ、家に帰ろうとエンジンを回した。
ギュルンルンルンルンルン…あれ?
ギュルンルンルンルンルン…エンジンがかからない。
バッテリーが切れたようだ。
何で?
3時近かったが家に電話して親に来てもらい充電した。
そしたら動くようになった。
車のことは詳しくないが、走ってる最中にバッテリーが切れるなんて事があるのか?
彼女が物理的に何かしたのだろうか。
少しゾッとした。

720: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/06/28 18:10 ID:FktZfAzz
俺が厨房の頃、町内会で肝試し大会をやる事になった。
本当は小学生だけなんだけど、弟は小学生だったので一緒に参加する事に。
肝試しっても、山奥とか廃屋とかじゃなくて、町内にあるお寺のちょっと広い墓地を一周するだけという簡単なもの。
で、俺は裏方役に。幽霊役をなる事になった。
子供たちがいっぱい来るので、本気で怖がらせてやろうと意気込んだ。

他の幽霊役の女の子とかは浴衣着て、赤い絵の具で口から血を流してるようにしたり包帯ぐるぐる巻きやら、マントはおったりやら、西洋っぽいのもいる。
まあ、町内会ですから。
俺はというと、考えたあげく家にあった銀色の宇宙人のマスク。
地球に不時着した宇宙人が、帰れずに遠く離れた星で死んだという設定である。
宇宙服はダンボールで作った黄金聖衣。
我ながら素晴らしいと自画自賛。
あとは肝試し本番を待つだけだ。

721: 720 04/06/28 18:11 ID:FktZfAzz
そして、夜8時になり肝試し開始。
俺はみんなと離れた、墓石と墓石の間に身を潜めた。
あっちこっちで悲鳴が聞こえる。
絶叫する子もいるみたいだった。
俺のとこに来た子供らも、ものすごい勢いでびっくりしていた。
幽霊役はかなりおもしろい。

しばらくして、一通り参加者も途絶えた頃、ふと気づいた事が。ちょっと離れた、10mぐらいの距離の墓のところに人影が。
幽霊役だろうけど、あんなとこに誰か居たっけか?と考えた。
だがその人影は何かがおかしい。
まず、そこは肝試しのコースではない。
そこで待つ意味が無い。
それと、幽霊役はみんな子供だったのに、人影は明らかに大人であった。
墓石の高さと比べても、当時厨房だった俺より大きい。
俺はその人影をじっと見つめた。

722: 720 04/06/28 18:12 ID:FktZfAzz
すると、俺のそばを親子連れが通りかかった。(参加者)
我に返った俺は、取り敢えず「うおおー!」と脅かして、親子連れをやりすごして再びさっきの人影に目をやった。
が、そこに人影は無かった。
一瞬で消えてしまった。

間違いない、この墓地に眠ってる人だ。俺は瞬時に理解した。
本物を見てしまった俺は、さすがに怖くなって逃げようとした。
だが、恐怖で足が動かなかった。
墓石に目が釘付けの状態で動けなかった。
すると、墓石から黒いものが出てきた。
スーっと浮き上がるように、黒い人影が出てきた。
「き、来た!」
俺は恐怖のあまりその場にへたりこんだ。

723: 720 04/06/28 18:13 ID:FktZfAzz
墓石から出てきた人影に目を奪われ、その場から動けない。
ちょうどその時、雲の切れ間から月が顔を出し、人影を照らした。
女だった。
髪の毛はそこそこ肩ぐらいまで。若い女だった。
そして、その女がこちらを振り向いた。
さすがに心臓が止まるかと思った。
今までに味わった事のない恐怖。女は数歩だけ俺の方に進みだしたかと思うと、ぴたりと止まり、再び闇に姿を消した。
俺はダッシュでみんなのところに戻った。
これまでの事を話したが、「幽霊が幽霊怖がってどうする」などと笑われ相手にしてくれなかった。

724: 720 04/06/28 18:17 ID:FktZfAzz
以上で終わり。
人相はよく見えなかったけど、消える間際になんか笑ってたみたいだった。
(そんな風に見えた。)
悪い霊とかそんなんじゃなく、子供たちがキャーキャーしてるのを見て楽しんでいるような印象を受けた。
せっかく静かに眠っていたところを起こしてしまったみたいで、今思うとなんだか申し訳なくなってしまった。
乱文スマソ。

729: クワズイモ ◆mwvVwApsXE 04/06/28 20:14 ID:8YJquAg/
肝試しの話が出たので俺も厨房のときの肝試し話。

-1-
厨房の頃、俺はDQNだったw
いわゆるヤンキーの下っ端って言う感じだった。
で、先輩が肝試し(というか根性試し)する。
と言う話になって下っ端は嫌でも行かなければいけなかった。
先輩の言うことは絶対で、無視すれば殴られるからだ。

場所は近所にある古い寺。
雑誌にも載ったことがある曰く付きの場所だった。
ルールはDQN風味で大雑把。
・墓地を一周
・幽霊に会ったら根性見せるw
・何か適当に持って帰ってくる(すげー罰当たり)だった。

730: クワズイモ ◆mwvVwApsXE 04/06/28 20:16 ID:8YJquAg/
-2-

勿論、行くときは一人だ。
まず、龍の裏地がお洒落ポイントのH先輩が先陣を切って墓地に入って行った。
「なんじゃこるぁ!」
とH先輩の凄みの聞いた声が聞こえる。
10分ぐらいでH先輩は帰ってきた。
左手に墓を洗う桶をぶら下げていた。

次はK先輩だ。
スクーターでこけたときの傷が顎の下に残る寡黙だが怒らせると怖い人だ。
黙々とK先輩は懐中電灯も付けずに墓地に入って行った。
持って帰ってきたのは「卒塔婆」だった。
古い「卒塔婆」を前に俺たちは先輩も含め完全にびびっていた。
無論、顔には出さずK先輩の男気を下っ端の俺たちは褒めた。
先輩たちも根性を褒めていた。
K先輩はまんざらでもない様子だった。

731: クワズイモ ◆mwvVwApsXE 04/06/28 20:17 ID:8YJquAg/
-3-

下っ端のうち俺より先に1年坊主が行かされることになった。
ここで根性見せないと後の三年間はへたれで終わってしまうので彼は必死だった。
途中、短い悲鳴が上がったが無事戻ってきた。
そいつは石の玉のようなものを戦利品で持ってきた。
苔の生えた相当古いものだというのが分かった。
俺の番になってさぁ行くぞという時に寺の住職に見つかり幸いにも俺は墓場に入ること無く男を見せる根性試しは終わった。
逃げる時にH先輩がこけて出血した。
足首も捻ったようだったが、男気で乗り切ったらしい。

732: クワズイモ ◆mwvVwApsXE 04/06/28 20:19 ID:8YJquAg/
-4-

ここまで語ればあとはお決まりの怪現象に俺たちは悩まされる。
そもそも罰当たりなヤンキーに下ったばちは相当なものだった。
4日後。

まず、H先輩は高熱を出した。
出血した所がひどく化膿してぐずぐずになった。
捻っただけと思われた足首は腫れ上がり骨折していた。
お見舞いに行ったがあの凄みのある先輩はすっかりやつれていた。
持って行ったプリンに手も付けず、先輩は俺たちに帰れと言った。
何かを恐れているようだった。

K先輩はといえば次の日急に足から力が抜けてホームに転落したらしい。
ひざかっくんを喰らった。とK先輩は割れた額に絆創膏を貼った顔でそう力説した。
スクーターも別のヤンキーにぼこぼこにされて持ち主の兄貴にもぼこぼこにされたそうだ。
いまでも急にひざかっくん状態になるんだ。と嫌そうな顔で語ってくれた。

733: クワズイモ ◆mwvVwApsXE 04/06/28 20:20 ID:8YJquAg/
-5-

1年坊主はと言えば一番悲惨だったのではと思う。
バイクにはねられ、全治3か月の大けが。
入院中の病院でも夜中に自分のベッドの横に誰かが立ったり、悲鳴が夜中に聞こえたりとすごいハードな入院生活を送っているようだった。
肉付きのよかった体は傷だらけの痩せっぽちになり、髪のつやもなく皮膚もガサガサになって退院してきた彼はまず最初に軍団を抜けさせて下さい。と願い出た。
いつもならそんなよわっちい奴には蹴りが入るのだが先輩たちは素直に認め彼はヤンキーをやめた。

そして、彼は転校した。
俺はと言えば、墓地に入らなかったのが幸いしたのか何も起こらなかった。
代わりに住職に詫びを入れに行く。と言う大役を仰せつかった。
卒塔婆と桶と石の玉を住職に返し、もう肝試しはしない。と誓わさせられた。
卒塔婆は元の墓に納まり、桶は水場に置かれた。
石の玉はどうなるんだろう?と思っていたら古い墓の上に乗せられた。
くぼみがありそこに乗っていたものだった。
俺は墓に一軒一軒詫びを入れて特に卒塔婆を取られた墓と玉を取られた墓には厳重に詫びを入れた。

734: クワズイモ ◆mwvVwApsXE 04/06/28 20:21 ID:8YJquAg/
-終わりに-

肝試しはやるなとは言いません。
節度を持って、そこの住人(生きていようが死んでいようが)に敬意を払い失礼の無いようにやりましょう。
墓地からなにか持ってくるなんてとんでもないことです。
住職や神主に一声かけて許可を貰うとグッドです。
いずれにせよ、そこは神聖にして生者不可侵の場所です。
なにがあっても自己責任です。
元DQNより心を込めて

737: クワズイモ ◆mwvVwApsXE 04/06/28 21:01 ID:8YJquAg/
ちなみに登場人物の人達とは未だに音信不通だ。と言うことを付け加えておきます。
成人式にも同窓会にもこなかった。
成人式なんて真っ先に駆けつけてきそうな人達なのにw
ちょっと心配DEATH!

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引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1087654494/