648: 1 04/07/02 15:24 ID:kBtQK9yx
今から三年前の浪人時代の話。
自分は元々人見知りが激しくて、代ゼミに通ってしばらくは友達もできず大変だった。
そんな自分に話しかけてきてくれたのが、Sだった。
Sは代ゼミから、当時5駅目のF寮の5階(4階だったかも)に住んでて、明るいけどやることはしっかりやるタイプの人だった。
自分は元々人見知りが激しくて、代ゼミに通ってしばらくは友達もできず大変だった。
そんな自分に話しかけてきてくれたのが、Sだった。
Sは代ゼミから、当時5駅目のF寮の5階(4階だったかも)に住んでて、明るいけどやることはしっかりやるタイプの人だった。
649: 2 04/07/02 15:31 ID:kBtQK9yx
ただ五月の連休明け辺りから、Sが急に無口になったんだよね。
最初は勉強疲れかなと思ってたんだけど、何か様子が違う。
ある日授業が御互い7時に終わる時があって、思い切ってSに「晩飯、近くのマックにでも行かない?」と誘ってみた。
Sは二つ返事で、OKしてくれた。
最初は勉強疲れかなと思ってたんだけど、何か様子が違う。
ある日授業が御互い7時に終わる時があって、思い切ってSに「晩飯、近くのマックにでも行かない?」と誘ってみた。
Sは二つ返事で、OKしてくれた。
651: 3 04/07/02 15:41 ID:kBtQK9yx
自分はマックで、Sに最近なぜ元気がないか聞いて見るつもりだった。
が、マックに入り席についた時、その話題を先に切り出したのはSだった。
「最近誰かに部屋見られてる気がして、眠れないんだよね」
俺はその時はただのストレスなどで、Sは眠れないだけだと決め付けていた部分があり「気のせいじゃないん?ただ疲れてるだけだよ。そんなに気になるなら、部屋に監視カメラでもつけたら?(笑)」みたいなことを言ったと思う。
Sも不安を話して気が楽になったのか、ほっとした表情だった。
が、マックに入り席についた時、その話題を先に切り出したのはSだった。
「最近誰かに部屋見られてる気がして、眠れないんだよね」
俺はその時はただのストレスなどで、Sは眠れないだけだと決め付けていた部分があり「気のせいじゃないん?ただ疲れてるだけだよ。そんなに気になるなら、部屋に監視カメラでもつけたら?(笑)」みたいなことを言ったと思う。
Sも不安を話して気が楽になったのか、ほっとした表情だった。
689: 651(4) 04/07/02 19:16 ID:kBtQK9yx
しかしその後しばらくしてから、まるっきりSの姿を代ゼミでみかけなくなった。
自分はS、何でこないんだろ?と思いつつもそれほど気に止めてなかった(予備校では、サボってそのままフェイドアウトの人が結構多かったため)その後は特に変わったこともなく過ごしてたが、丁度模試とか夏季講習とかで忙しくなり、もうSのことなど忘れかけてた頃だったと思う。
ある日予備校が少し長引き、自宅に帰ると玄関のドアの隙間に不在者届けが挟まっていた。
自分はてっきりいつもの親の仕送り(ラーメンとか)と思い込み、早速宅急便に連絡して荷物を取り寄せた。
自分はS、何でこないんだろ?と思いつつもそれほど気に止めてなかった(予備校では、サボってそのままフェイドアウトの人が結構多かったため)その後は特に変わったこともなく過ごしてたが、丁度模試とか夏季講習とかで忙しくなり、もうSのことなど忘れかけてた頃だったと思う。
ある日予備校が少し長引き、自宅に帰ると玄関のドアの隙間に不在者届けが挟まっていた。
自分はてっきりいつもの親の仕送り(ラーメンとか)と思い込み、早速宅急便に連絡して荷物を取り寄せた。
690: 651(5) 04/07/02 19:25 ID:kBtQK9yx
間もなく宅急便の人が荷物を届けにきてくれた。
その荷物はいつも親が仕送りを送ってくれる段ボールのサイズよりかなり大きく一瞬あれ?と思い差出人を見た。
差出人にはSの名前だった。
荷物は段ボール自体かなり大きいのに、やけに軽い。
自分は何を送ってきたんだろ?と思い、早速荷物を開封してみた。
開けた瞬間目に飛び込んできたのは意外にも綿だった。
その荷物はいつも親が仕送りを送ってくれる段ボールのサイズよりかなり大きく一瞬あれ?と思い差出人を見た。
差出人にはSの名前だった。
荷物は段ボール自体かなり大きいのに、やけに軽い。
自分は何を送ってきたんだろ?と思い、早速荷物を開封してみた。
開けた瞬間目に飛び込んできたのは意外にも綿だった。
692: 651(6) 04/07/02 19:35 ID:kBtQK9yx
自分はSのいたずらかな(こういういたずらが好きだった)と思いつつも一応箱の中の綿をまさぐり、中を引きづづき確認してみた。
すると綿の中心部分辺りに堅い物体らしきものがあるらしく、自分はその物体を取り出してみた。
その物体は赤いビニールテープで回りをぐるぐる撒きにされたビデオテープであり、自分は何となくこの時いたずらにしては気味が悪いと感じはじめていた。
すると綿の中心部分辺りに堅い物体らしきものがあるらしく、自分はその物体を取り出してみた。
その物体は赤いビニールテープで回りをぐるぐる撒きにされたビデオテープであり、自分は何となくこの時いたずらにしては気味が悪いと感じはじめていた。
693: 651(7) 04/07/02 19:55 ID:kBtQK9yx
そう思うも、多少なりとも自分の中で興味があるらしく、気がつくとビニールテープを全てはぎ取りそのビデオテープをデッキに差し込む自分の姿があった。
結構ビデオの中身に期待(AVの期待も少し持ってた)していたもののテレビ画面に現れたのはビデオカメラをセットしているSの姿だった。
ビデオには、Sのある日の生活が写し出されているらしく、勉強している姿やトイレに行く姿まで写されていた。
自分は食い入るようにビデオに見入ってた自分が馬鹿らしく思え、飯を食いながらや勉強しながらとながら作業をしつつそのままビデオを回していた。
結構ビデオの中身に期待(AVの期待も少し持ってた)していたもののテレビ画面に現れたのはビデオカメラをセットしているSの姿だった。
ビデオには、Sのある日の生活が写し出されているらしく、勉強している姿やトイレに行く姿まで写されていた。
自分は食い入るようにビデオに見入ってた自分が馬鹿らしく思え、飯を食いながらや勉強しながらとながら作業をしつつそのままビデオを回していた。
694: 651(8) 04/07/02 20:09 ID:kBtQK9yx
ビデオは丁度Sが勉強し終わった辺りだったと思う。
突然やけに窓を気にし始めたんだよね。
何回もちらちら見ていたのを覚えている。
しばらくするとSは何か1人言を呟き急にそわそわし出した。
突然やけに窓を気にし始めたんだよね。
何回もちらちら見ていたのを覚えている。
しばらくするとSは何か1人言を呟き急にそわそわし出した。
707: 651(9) 04/07/02 21:16 ID:kBtQK9yx
次の瞬間Sは机の引きだしからカッターを取り出し、窓に向かい1人言を呟きながら切り付け始めた。
正直正気とは思えなかった。
しばらく切り付けてたが、突然Sの横にある人の背丈はあるかという程の本棚が倒れてきて…
その後ビデオに写っていたのは、Sの悲鳴と血だらけになったカーペットだった。
ビデオはそこで終わっていたが、本棚が倒れた一瞬窓に何か写ってた気がしたが怖くて再度見れなかった
(5階だし気のせいと思いたい)
正直正気とは思えなかった。
しばらく切り付けてたが、突然Sの横にある人の背丈はあるかという程の本棚が倒れてきて…
その後ビデオに写っていたのは、Sの悲鳴と血だらけになったカーペットだった。
ビデオはそこで終わっていたが、本棚が倒れた一瞬窓に何か写ってた気がしたが怖くて再度見れなかった
(5階だし気のせいと思いたい)
708: 651(10) 04/07/02 21:26 ID:kBtQK9yx
後日F寮の寮母さんから聞いたが(最初はしらを切り通された)Sはカッターで作業中に本棚が倒れてきたらしく、首の根元に刃がささりそのまま出血多量で…って説明を受けた。
ビデオは送られてきた段ボールに入れ、後日気味が悪いのでお寺に持っていったが、段ボールの底に長い髪がついてたらしい
(あの時段ボールをひっくり返しても、長い髪なんてなかった)
でも、死んだSがどうやってビデオを俺に送りつけてきたのだろう。
一応荷物の宛名の字は確かにSの字だった。
あと、何のために送ってきたのか…
怖くもあり、不思議だったよ。
ビデオは送られてきた段ボールに入れ、後日気味が悪いのでお寺に持っていったが、段ボールの底に長い髪がついてたらしい
(あの時段ボールをひっくり返しても、長い髪なんてなかった)
でも、死んだSがどうやってビデオを俺に送りつけてきたのだろう。
一応荷物の宛名の字は確かにSの字だった。
あと、何のために送ってきたのか…
怖くもあり、不思議だったよ。
709: 651 04/07/02 21:32 ID:kBtQK9yx
長くなってごめん。
自分の体験書くって難しいなぁ…。
ちなみにその後 何回か寺に通うよう指示されたよ。
自分の体験書くって難しいなぁ…。
ちなみにその後 何回か寺に通うよう指示されたよ。
867: ネカフェより 04/07/04 02:36 ID:KXcYl8xx
友人の話。
6年前くらいの話なんだが、Mは心霊巣スポットマニアで、各地の心霊スポットに行っていた。
彼自身霊感が多少あるが極稀に見えるくらいだった。
その年の夏、Mとその友人らは樹海に行った。
Mは多少嫌な雰囲気を感じてはいたものの、ここは東日本最大の心霊スポット富士の樹海。
それゆえ、もっとすごい気配がするのかと思っていたこともあり、期待はずれな感もあった。
樹海に続く遊歩道を懐中電灯の明かりをたよりにあるいたが、何も起こることはなく、皆暗闇の恐怖を味わう程度で、帰路に向かった。
帰りの車の中、TVの話題などたわいもない話題で盛り上がっていたが、Mだけは憂鬱そうな顔をしていた。
ほかの連中はMの様子に気づき、「大丈夫か?具合でも悪いんか」と声をかけた。
「樹海に入るときの嫌な感じがまだ抜けないんだ」とM言った。
「気のしすぎじゃねぇの?」と、もうひとりが言い、話題はまたたわいのない話に戻った。
6年前くらいの話なんだが、Mは心霊巣スポットマニアで、各地の心霊スポットに行っていた。
彼自身霊感が多少あるが極稀に見えるくらいだった。
その年の夏、Mとその友人らは樹海に行った。
Mは多少嫌な雰囲気を感じてはいたものの、ここは東日本最大の心霊スポット富士の樹海。
それゆえ、もっとすごい気配がするのかと思っていたこともあり、期待はずれな感もあった。
樹海に続く遊歩道を懐中電灯の明かりをたよりにあるいたが、何も起こることはなく、皆暗闇の恐怖を味わう程度で、帰路に向かった。
帰りの車の中、TVの話題などたわいもない話題で盛り上がっていたが、Mだけは憂鬱そうな顔をしていた。
ほかの連中はMの様子に気づき、「大丈夫か?具合でも悪いんか」と声をかけた。
「樹海に入るときの嫌な感じがまだ抜けないんだ」とM言った。
「気のしすぎじゃねぇの?」と、もうひとりが言い、話題はまたたわいのない話に戻った。
868: ネカフェより 04/07/04 02:37 ID:KXcYl8xx
高速を地元のICで下り、近くのコンビニで飲み物を買おうということになった。
車を降り、みなで深夜の人気のない店内に入った。
一行の姿が大きいガラス窓に映った。
そのときMは違和感を覚えた。
一緒に来ていた友人Iが少し大きく見えたのだ。
Ihaほかの連中と背丈は対して変わらない筈。
しかし窓に反射しているIはほかの友人より少し大きく見える。
窓から目をそらし、飲み物を探すIを見た。
いや、決して大きく見えない。
Mはもう一度窓ガラスを見た。
あることに気づく。
Iの体の周りに黒い影が付いている、まるでIを縁取りするように。
いや、違う、後ろに一回り大きな人がいるようにみえた。
もう一度Iを見る。
近くにそんな大きな人は居なかった。
やっぱり、違和感は間違いじゃない、何かがIに憑いてきてしまっている!
Mには多少の霊感はあるがそれを取り払うようなことは出来ない。
「Iには悪いがだまっておこう。俺の所にはこないだろうし。」
Iには霊感などはなく、黙っていれば気づきもしないだろう。
Mはそう結論をだし、黙ったままにしていた。
車を降り、みなで深夜の人気のない店内に入った。
一行の姿が大きいガラス窓に映った。
そのときMは違和感を覚えた。
一緒に来ていた友人Iが少し大きく見えたのだ。
Ihaほかの連中と背丈は対して変わらない筈。
しかし窓に反射しているIはほかの友人より少し大きく見える。
窓から目をそらし、飲み物を探すIを見た。
いや、決して大きく見えない。
Mはもう一度窓ガラスを見た。
あることに気づく。
Iの体の周りに黒い影が付いている、まるでIを縁取りするように。
いや、違う、後ろに一回り大きな人がいるようにみえた。
もう一度Iを見る。
近くにそんな大きな人は居なかった。
やっぱり、違和感は間違いじゃない、何かがIに憑いてきてしまっている!
Mには多少の霊感はあるがそれを取り払うようなことは出来ない。
「Iには悪いがだまっておこう。俺の所にはこないだろうし。」
Iには霊感などはなく、黙っていれば気づきもしないだろう。
Mはそう結論をだし、黙ったままにしていた。
869: ネカフェより 04/07/04 02:38 ID:KXcYl8xx
その後、数日、数ヶ月たってもIには何も起こらず、M自身もそのことを忘れかけていた。
しばらくは心霊スポットも行かず、大学の夏休みに実家に帰ったMは母子家庭で自分を育てた母に大学の様子などを伝えていた。
その夜、母と布団を並べ、眠りにつこうとしていたその時、急に激しい金縛りがMを襲った。
重たい空気が体を押しつぶすようにMに重くのしかかる。
「母さん!母さん」
隣に寝ている母に助けを求める。
しかし母にはとどかない。
すやすや寝ている。
いい気なもんだ。
どうやらMだけが金縛りに掛かっているようだ。
ふと庭の方に気配を感じ、窓を見る。
「!!!!!」
そこでMは恐怖を感じた。
窓の左上から女が顔を覗かせていた。
頭を下に向け無表情なその顔の目は動けずに恐怖で引きつった顔のMを見ている!
「うわ!!」Mが叫んだ瞬間、その顔は窓の左上から右上にすごい速さでスライドして、そのまま消えて行った。
Mは恐怖に勝てず、そのまま意識を失った。
後日、Mは私にこういった。
「あのコンビニの黒い影、女だったんだよ・・・あのときIじゃなくて俺に憑いて来てたんだな。まだ時々見るよ。もうなれたけどな」
しばらくは心霊スポットも行かず、大学の夏休みに実家に帰ったMは母子家庭で自分を育てた母に大学の様子などを伝えていた。
その夜、母と布団を並べ、眠りにつこうとしていたその時、急に激しい金縛りがMを襲った。
重たい空気が体を押しつぶすようにMに重くのしかかる。
「母さん!母さん」
隣に寝ている母に助けを求める。
しかし母にはとどかない。
すやすや寝ている。
いい気なもんだ。
どうやらMだけが金縛りに掛かっているようだ。
ふと庭の方に気配を感じ、窓を見る。
「!!!!!」
そこでMは恐怖を感じた。
窓の左上から女が顔を覗かせていた。
頭を下に向け無表情なその顔の目は動けずに恐怖で引きつった顔のMを見ている!
「うわ!!」Mが叫んだ瞬間、その顔は窓の左上から右上にすごい速さでスライドして、そのまま消えて行った。
Mは恐怖に勝てず、そのまま意識を失った。
後日、Mは私にこういった。
「あのコンビニの黒い影、女だったんだよ・・・あのときIじゃなくて俺に憑いて来てたんだな。まだ時々見るよ。もうなれたけどな」
872: ネカフェより 04/07/04 02:42 ID:KXcYl8xx
長文失礼。
これは俺の知ってる一番怖い話。
怖くなかったかな・・・
これは俺の知ってる一番怖い話。
怖くなかったかな・・・
引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1088532148/
Comment (1)
みつこ
がしました
コメントする