400: 1/2 04/07/19 03:47 ID:Ga5nmOeb
俺の友人Iが、就職して一人暮らしを始めたばかりのころの話。
Iは、最近どうも金縛りにあうので、寝不足でたまらないと言う。
その時俺は疲れてるんだろうと一蹴したのだけれど、しばらくしてまた会った時にIがあまりにやつれた顔をしていたので心配になった俺は愚痴を聞くつもりで詳しく話を聞いてやった。
だが、仕事や普段の生活面では問題はほとんどないらしい。
疲れて金縛りにあうというよりも、金縛りにあい続けるせいで疲れていっているようなのだ。
「なんかさー、幻聴?人の声とか、足音みたいなのが聞こえてくることがあるんだよね」
「マジ?やばいじゃん!それぜってーユーレイだって!」
周りの友人たちは面白がって適当なことを言っているが、当人は笑っていられる状況じゃない。
Iはあまりそういうのを気にするタイプではなかったのだが、この数週間がよっぽど堪えたのか悲壮な顔で俺に縋ってきた。
「なあ、おまえさ、実家が神社だったよな?!」
「母方のじいちゃんちね、俺は関係ない」
「でも、ちょっとはわかるんだろ?!頼む!一日でいいからそばにいてくれ!」
あまりに必死な様子にかわいそうになった俺は、仕方なくその日Iの部屋に泊まることにした。
部屋に入ってすぐに、気休めにでもなればと思って清めの水(水道水)を撒き、塩を盛った。
俺が知ったかぶって講釈を垂れてやると、Iは安心したのかかなり落ち着いた様子だった。
だが、ぐっすりと眠りに落ちたあとのこと。
俺は突然の奇声に安眠を妨害され、飛び起きた。
Iは、最近どうも金縛りにあうので、寝不足でたまらないと言う。
その時俺は疲れてるんだろうと一蹴したのだけれど、しばらくしてまた会った時にIがあまりにやつれた顔をしていたので心配になった俺は愚痴を聞くつもりで詳しく話を聞いてやった。
だが、仕事や普段の生活面では問題はほとんどないらしい。
疲れて金縛りにあうというよりも、金縛りにあい続けるせいで疲れていっているようなのだ。
「なんかさー、幻聴?人の声とか、足音みたいなのが聞こえてくることがあるんだよね」
「マジ?やばいじゃん!それぜってーユーレイだって!」
周りの友人たちは面白がって適当なことを言っているが、当人は笑っていられる状況じゃない。
Iはあまりそういうのを気にするタイプではなかったのだが、この数週間がよっぽど堪えたのか悲壮な顔で俺に縋ってきた。
「なあ、おまえさ、実家が神社だったよな?!」
「母方のじいちゃんちね、俺は関係ない」
「でも、ちょっとはわかるんだろ?!頼む!一日でいいからそばにいてくれ!」
あまりに必死な様子にかわいそうになった俺は、仕方なくその日Iの部屋に泊まることにした。
部屋に入ってすぐに、気休めにでもなればと思って清めの水(水道水)を撒き、塩を盛った。
俺が知ったかぶって講釈を垂れてやると、Iは安心したのかかなり落ち着いた様子だった。
だが、ぐっすりと眠りに落ちたあとのこと。
俺は突然の奇声に安眠を妨害され、飛び起きた。
401: 2/2 04/07/19 03:48 ID:Ga5nmOeb
「あーーーーー、あああっ、あああ」
苦しげというのでもなく、気の抜けた声を上げ続けているのは、隣で眠っているIだ。
俺は驚いてIを揺さぶり起こそうとした。
「おい、どうした?I!」
「あーーーっ、ああ、あーーー」
返事はなく、ただ声を上げるだけ。
俺はIがおかしくなったんじゃないかと思って必死で起こそうとしていた。
その時、ふと視線を感じてきょろきょろと辺りを見回した。
でも当然誰もいない。
俺はだんだん気持ちが悪くなってきた。
Iの様子はもう尋常じゃないし、視線もびしびし感じる。
やばい、マジでそっちかよ!と、俺は非常に焦った。
何か役に立つものはないだろうか、と考え、俺は台所にダッシュして米を探し出すとIの体に思いっきりぶつけた。
(本当は洗わないといけない)
これが効いたのかなんなのか、Iは声を上げるのをやめて今度はびくびくと痙攣し始めた。
俺はどうすればいいのかわからずに、とりあえずがっちりと手足を押さえつけた。
痙攣はなかなか治まらなくて、俺は他に何かあったかな、と懸命に頭をめぐらせた。
「とおかみ…え~っと、祓い給え清め給え!」
大部分を忘れてしまっていたが、これが効いたのか痙攣は徐々に治まっていった。
俺はほっとしてIを元通り寝かせてやる。
すると、Iが泣いていることに気づいた。
泣いていると言っても、表情は落ち着いたもので、ただ涙だけがぼろぼろと流れているのだ。
そこで俺は紙でヒトガタを作り、Iの名前を書くとそれでIの体を撫でながら「掛けまくも畏き……」と、有名な祓詞を唱えた。
(これはなぜか覚えていた)
Iの涙は止まらなかったが、とにかく俺に出来ることはすべてやった。
疲れきった俺はいつの間にか眠ってしまったらしい。
Iの枕元に突っ伏したまま翌朝を迎えていた。
苦しげというのでもなく、気の抜けた声を上げ続けているのは、隣で眠っているIだ。
俺は驚いてIを揺さぶり起こそうとした。
「おい、どうした?I!」
「あーーーっ、ああ、あーーー」
返事はなく、ただ声を上げるだけ。
俺はIがおかしくなったんじゃないかと思って必死で起こそうとしていた。
その時、ふと視線を感じてきょろきょろと辺りを見回した。
でも当然誰もいない。
俺はだんだん気持ちが悪くなってきた。
Iの様子はもう尋常じゃないし、視線もびしびし感じる。
やばい、マジでそっちかよ!と、俺は非常に焦った。
何か役に立つものはないだろうか、と考え、俺は台所にダッシュして米を探し出すとIの体に思いっきりぶつけた。
(本当は洗わないといけない)
これが効いたのかなんなのか、Iは声を上げるのをやめて今度はびくびくと痙攣し始めた。
俺はどうすればいいのかわからずに、とりあえずがっちりと手足を押さえつけた。
痙攣はなかなか治まらなくて、俺は他に何かあったかな、と懸命に頭をめぐらせた。
「とおかみ…え~っと、祓い給え清め給え!」
大部分を忘れてしまっていたが、これが効いたのか痙攣は徐々に治まっていった。
俺はほっとしてIを元通り寝かせてやる。
すると、Iが泣いていることに気づいた。
泣いていると言っても、表情は落ち着いたもので、ただ涙だけがぼろぼろと流れているのだ。
そこで俺は紙でヒトガタを作り、Iの名前を書くとそれでIの体を撫でながら「掛けまくも畏き……」と、有名な祓詞を唱えた。
(これはなぜか覚えていた)
Iの涙は止まらなかったが、とにかく俺に出来ることはすべてやった。
疲れきった俺はいつの間にか眠ってしまったらしい。
Iの枕元に突っ伏したまま翌朝を迎えていた。
402: ページ数間違えました 04/07/19 03:50 ID:Ga5nmOeb
Iは相変わらずやつれているものの少しすっきりした顔だった。
「昨夜はどうだった?もう大丈夫そうか?」
「うん、なんか調子はいい。体を押さえつけられるみたいな感覚はあったけど」
それは俺だ。
俺はなんとなく昨夜のことを教える気になれなくて、不思議がるIを誤魔化して散らかった部屋を掃除し、一刻も早く部屋を出ることを勧めた。
Iは渋ったが次が見つかるまで俺の部屋を半分使うということで話はつき、その日のうちに部屋を出た。
その部屋で過去に何があったか……という事は、あえて調べたりはしなかった。
少なくとも、Iはあれ以来金縛りにあっていないらしいから、それで解決したと思うことにしている。
すいません↑に入りきらなかったです。
これで終わりです。
「昨夜はどうだった?もう大丈夫そうか?」
「うん、なんか調子はいい。体を押さえつけられるみたいな感覚はあったけど」
それは俺だ。
俺はなんとなく昨夜のことを教える気になれなくて、不思議がるIを誤魔化して散らかった部屋を掃除し、一刻も早く部屋を出ることを勧めた。
Iは渋ったが次が見つかるまで俺の部屋を半分使うということで話はつき、その日のうちに部屋を出た。
その部屋で過去に何があったか……という事は、あえて調べたりはしなかった。
少なくとも、Iはあれ以来金縛りにあっていないらしいから、それで解決したと思うことにしている。
すいません↑に入りきらなかったです。
これで終わりです。
445: 銀色 04/07/19 17:15 ID:+nXYmcJg
これは数年前、モノクロ液晶の携帯もまだまだ多かった頃です。
友人の携帯に、私のメールアドレスで不思議なメールが届いたそうです。
《道に迷ってしまいましたので、助けて下さい。》
ところが、いくら返信しても、エラーで戻ってくる。
電話を直接かけても、繋がらない。
心配になった頃に、ちょうどタイミング良く私からのメールが友人に届き、それをきっかけにメールも電話も繋がるようになったそうです。
「不思議な事もあるもんだね」
その時は、それで話は終わりました。
誰かのいたずらかとも思ったし。
それから数日後、また友人に不審なメールが届きました。
《どうして?助けてくれないの?》
またもや、私のメールアドレスだったそうです。
前回と同じように、またもやメールも電話も通じません。
友人は仕方なくなって、私の別の友人を通して連絡をしてきました。
私には、もちろん送った覚えが無く、気持ち悪かったのでその日を機会にメールアドレスを変えました。
それから、不審なメールは無くなりました。
友人の携帯に、私のメールアドレスで不思議なメールが届いたそうです。
《道に迷ってしまいましたので、助けて下さい。》
ところが、いくら返信しても、エラーで戻ってくる。
電話を直接かけても、繋がらない。
心配になった頃に、ちょうどタイミング良く私からのメールが友人に届き、それをきっかけにメールも電話も繋がるようになったそうです。
「不思議な事もあるもんだね」
その時は、それで話は終わりました。
誰かのいたずらかとも思ったし。
それから数日後、また友人に不審なメールが届きました。
《どうして?助けてくれないの?》
またもや、私のメールアドレスだったそうです。
前回と同じように、またもやメールも電話も通じません。
友人は仕方なくなって、私の別の友人を通して連絡をしてきました。
私には、もちろん送った覚えが無く、気持ち悪かったのでその日を機会にメールアドレスを変えました。
それから、不審なメールは無くなりました。
446: 銀色 04/07/19 17:16 ID:+nXYmcJg
ところが、話はまだ終わりませんでした。
何ヶ月かした頃。
友人に、再び不審なメールが…またもや、私からのメールアドレスで
《いつもの場所で》
その一言だけが、入っていたそうです。
前の不審な出来事から、時間も経っていたしメールアドレスも変更していたので、友人は余り疑わなかったようです。
メールを返す事なく、電話をかけたようですがいつもの場所と予想がつく場所は、時々電波の入りが悪く(当時はまだまだ電波の入りが悪い場所が多かった)私が先に行っていると思ったらしく、車をだしたようです。
結局、友人とはそれ以来会っていません。
友人は、その日、車を走らせてる時に事故で亡くなりました。
呼び出された場所に、向かう途中の出来事です。
後日、友人の母親から連絡が来ました。
最後のメールが私からのメールだったらしく、現場から回収された物を確認している時に、それに気が付いたそうです。
そして、私のメールアドレスで送られた最後のメールの文面は…
《ありがとう。待ってたよ》
何ヶ月かした頃。
友人に、再び不審なメールが…またもや、私からのメールアドレスで
《いつもの場所で》
その一言だけが、入っていたそうです。
前の不審な出来事から、時間も経っていたしメールアドレスも変更していたので、友人は余り疑わなかったようです。
メールを返す事なく、電話をかけたようですがいつもの場所と予想がつく場所は、時々電波の入りが悪く(当時はまだまだ電波の入りが悪い場所が多かった)私が先に行っていると思ったらしく、車をだしたようです。
結局、友人とはそれ以来会っていません。
友人は、その日、車を走らせてる時に事故で亡くなりました。
呼び出された場所に、向かう途中の出来事です。
後日、友人の母親から連絡が来ました。
最後のメールが私からのメールだったらしく、現場から回収された物を確認している時に、それに気が付いたそうです。
そして、私のメールアドレスで送られた最後のメールの文面は…
《ありがとう。待ってたよ》
447: 銀色 04/07/19 17:17 ID:+nXYmcJg
この話は、ここで終わりません。
それから半年ほど経った頃です。
私には付き合ってる人がいました。
その人にも、友人と同じようなメールが届いたのです。
《道に迷ってしまいましたので、助けて下さい。》
友人の時と同じように、メールも電話も通じなくなったそうです。
幸い、恋人と家が近かったので、直接会いに来ました。
そして、その一件はいたずらだろうと、恋人とは話しました。
心の中では、友人との出来事が思い浮かびましたが話して怖がらせるのも嫌だと思ったし、その時は「まさか…」って気持ちもあったので…。
ですが、やはり終わりませんでした。
《どうして?助けてくれないの?》
次のメールが来てしまいました。
もう、戻れないって気持ちで、もの凄い恐怖です。
恋人に、もし同じようなメールが届いても、連絡が取れるまでは会いに来ないように伝えました。
そして、恋人にも最後のメール
《いつもの場所で》
この時、メールで連絡が取れなくて、電話も繋がらなかったので友人経由で連絡しようとしたみたいです。
悲しい事に、その当時は、メールの遅延が度々ありました。
友人からの連絡が入る前に、恋人は出かけてしまっていたのです。
それから半年ほど経った頃です。
私には付き合ってる人がいました。
その人にも、友人と同じようなメールが届いたのです。
《道に迷ってしまいましたので、助けて下さい。》
友人の時と同じように、メールも電話も通じなくなったそうです。
幸い、恋人と家が近かったので、直接会いに来ました。
そして、その一件はいたずらだろうと、恋人とは話しました。
心の中では、友人との出来事が思い浮かびましたが話して怖がらせるのも嫌だと思ったし、その時は「まさか…」って気持ちもあったので…。
ですが、やはり終わりませんでした。
《どうして?助けてくれないの?》
次のメールが来てしまいました。
もう、戻れないって気持ちで、もの凄い恐怖です。
恋人に、もし同じようなメールが届いても、連絡が取れるまでは会いに来ないように伝えました。
そして、恋人にも最後のメール
《いつもの場所で》
この時、メールで連絡が取れなくて、電話も繋がらなかったので友人経由で連絡しようとしたみたいです。
悲しい事に、その当時は、メールの遅延が度々ありました。
友人からの連絡が入る前に、恋人は出かけてしまっていたのです。
448: 銀色 04/07/19 17:18 ID:+nXYmcJg
友人からの2時間遅れの連絡を受け、電話をしましたが繋がらず直接会いに行きましたが、留守でした。
そして…眠れない夜を過ごした翌日。
最悪の事態は起こっていました。
恋人は、下り坂をブレーキもかけずに走ったらしく緩やかなカーブのガードレールを突き破り、帰らぬ人となりました。
過去の事があり、気になったので後日落ち着いてから、ご両親に頼んで遺留品の中に携帯が残っていないか聞いてみたところ、残っているとの事だったので見せてもらいました。
《急いで来てくれる?》
これが、私に友人からメールが届かなかった(遅延していた)間に恋人に届いていたメールです。
そして、最後に受信したメールは…
《ありがとう。待ってたよ》
私のメールアドレスで、届いていました。
そして…眠れない夜を過ごした翌日。
最悪の事態は起こっていました。
恋人は、下り坂をブレーキもかけずに走ったらしく緩やかなカーブのガードレールを突き破り、帰らぬ人となりました。
過去の事があり、気になったので後日落ち着いてから、ご両親に頼んで遺留品の中に携帯が残っていないか聞いてみたところ、残っているとの事だったので見せてもらいました。
《急いで来てくれる?》
これが、私に友人からメールが届かなかった(遅延していた)間に恋人に届いていたメールです。
そして、最後に受信したメールは…
《ありがとう。待ってたよ》
私のメールアドレスで、届いていました。
449: 銀色 04/07/19 17:19 ID:+nXYmcJg
何が原因か分かりません。
その後も、私の友人に不審なメールが届く事がありました。
私は怖くなり、携帯を買い換えました。
もちろん、キャリアーも変えました。
その後も、友人(前の携帯のアドレス帳に入っている人)に不審なメールが届く事があったそうです。
使われていないはずの、私のメールアドレスから…。
私は携帯を買い換えたので、友人には昔のメールアドレスは無視するか拒否するように伝えてあります。
同じ事が二度と繰り返されないように、今は祈るばかりです。
その後も、私の友人に不審なメールが届く事がありました。
私は怖くなり、携帯を買い換えました。
もちろん、キャリアーも変えました。
その後も、友人(前の携帯のアドレス帳に入っている人)に不審なメールが届く事があったそうです。
使われていないはずの、私のメールアドレスから…。
私は携帯を買い換えたので、友人には昔のメールアドレスは無視するか拒否するように伝えてあります。
同じ事が二度と繰り返されないように、今は祈るばかりです。
450: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/19 17:26 ID:Ub+17cGZ
なんか気味悪いね。
大切な人が二人も・・・。
銀色さん、めげずに強くイ㌔
大切な人が二人も・・・。
銀色さん、めげずに強くイ㌔
548: Wato 04/07/20 07:31 ID:Rih8howB
余り長いと叩かれそうなので、ダイジェストで…(ま、それでも短くはないけどね)
Kは、仕事の都合上、いつも深夜に帰宅していた。
ある日、自宅の近くまで来たところで、バス停にぽつんと座っている女性を見つけた。
一度は通り過ぎたのだけど、始発のバスが通るまでかなりの時間がある。
気になって引き返すと、バス停の前に車を停めて声をかけた。
話を聞くと、友達に置いて行かれて、途方に暮れているとの事。
朝まで家には帰れないと言うので、男の性というか、下心もあってじゃぁ朝まで付き合おうか?と、車に乗せる事にした。
女性は、無口な方だったが、年齢は20代前半ぐらいで結構可愛いし、うつむき加減の表情にKは欲情してしまった。
人の来ない場所を見つけ、車を停めると、さりげなく体に触れる。
特に抵抗する様子もなく、結局は車の中で朝まで抱く事になる。
それからというもの、週に1度ほどのペースで同じ時間帯に同じ場所にその女性はいた。
Kには彼女がいたが、帰宅が遅い事もあって、デートは滅多に出来ない。
この女性はKにとって、非常に都合が良かった。
見かけるたびに車に乗せては、朝まで過ごした。
何度も会ってるにも関わらず、連絡先も教えていないし、お互いの素性は簡単な部分しか分かっていない。
時間的に彼女に浮気がばれる可能性も低い。
そうやってるうちに何ヶ月かが過ぎた。
ある日、飲んだ席で友人にこの事を話すと、「それは都合がいいな」と言う話になり友人も一度やってみたいとの話になった。
そして、友人はKの車を借りて、予定通りにバス停にいる女性を乗せる。
女性は、余計な事は言わなかったが、車について聞いてきた。
誰の車か、その人はどんな人か、もちろんKの車だから、車の持ち主の話題はKの事だ。
Kは、仕事の都合上、いつも深夜に帰宅していた。
ある日、自宅の近くまで来たところで、バス停にぽつんと座っている女性を見つけた。
一度は通り過ぎたのだけど、始発のバスが通るまでかなりの時間がある。
気になって引き返すと、バス停の前に車を停めて声をかけた。
話を聞くと、友達に置いて行かれて、途方に暮れているとの事。
朝まで家には帰れないと言うので、男の性というか、下心もあってじゃぁ朝まで付き合おうか?と、車に乗せる事にした。
女性は、無口な方だったが、年齢は20代前半ぐらいで結構可愛いし、うつむき加減の表情にKは欲情してしまった。
人の来ない場所を見つけ、車を停めると、さりげなく体に触れる。
特に抵抗する様子もなく、結局は車の中で朝まで抱く事になる。
それからというもの、週に1度ほどのペースで同じ時間帯に同じ場所にその女性はいた。
Kには彼女がいたが、帰宅が遅い事もあって、デートは滅多に出来ない。
この女性はKにとって、非常に都合が良かった。
見かけるたびに車に乗せては、朝まで過ごした。
何度も会ってるにも関わらず、連絡先も教えていないし、お互いの素性は簡単な部分しか分かっていない。
時間的に彼女に浮気がばれる可能性も低い。
そうやってるうちに何ヶ月かが過ぎた。
ある日、飲んだ席で友人にこの事を話すと、「それは都合がいいな」と言う話になり友人も一度やってみたいとの話になった。
そして、友人はKの車を借りて、予定通りにバス停にいる女性を乗せる。
女性は、余計な事は言わなかったが、車について聞いてきた。
誰の車か、その人はどんな人か、もちろんKの車だから、車の持ち主の話題はKの事だ。
549: Wato 04/07/20 07:32 ID:Rih8howB
そして、その時、Kに彼女がいる事を話してしまう。
女性は、その事には何も関心を示さなかったし、結局はKの言ったとおり、簡単に車の中で抱かせてくれた。
Kは何となく女性を物として扱ってしまったような罪悪感から、顔を合わせるのが気まずくて、帰宅のルートを変えるようになる。
それから1ヶ月ほどしてから、異変に気が付く。
過去に彼女と撮った写真の全てに、あの女性が写っているのだ。
気持ち悪いが、関わらない事以外に方法が思いつかない。
それから、しばらくしてから、友人の車が修理の為に使えないとの事で、Kが車を貸す事になった。
かつて、同じ女性を抱いた友人だ。
Kは深く考えずに貸したのだが、友人は過去の出来事を思い出し、かつて女性を乗せたバス停を通ってみた。
前に会った時と同じように、そこに座っているし、声をかけると素直に車に乗ってきた。
そして、以前と同じように女性を抱いた後、立ち小便をしてる間に女性はいなくなっていた。
さびれた場所だったが、夜も明けようとしていたし、もしかしたらここら辺に住んでいるのかもしれないと思い、特に気にする事もなく帰宅し、Kに車を返した。
それからしばらくの間、Kは仕事の都合で急遽長期出張となる。
出張から戻り、久しぶりに彼女とドライブしていると、走行中にトランクの閉め忘れ警告ランプが点灯する。
車を停め、トランクを確かめると…
トランクの天井部分一面に、
「会いに来て。会いに来て。会いに来て。会いに来て。会いに来て。会いに来て。……」
赤い文字で埋まっていた。
Kは、すぐに車を売却し、引っ越しをする事にした…。
その一件以来、友人も何度か例のバス停を通ったが、あの女性を見た事はないらしい。
女性は、その事には何も関心を示さなかったし、結局はKの言ったとおり、簡単に車の中で抱かせてくれた。
Kは何となく女性を物として扱ってしまったような罪悪感から、顔を合わせるのが気まずくて、帰宅のルートを変えるようになる。
それから1ヶ月ほどしてから、異変に気が付く。
過去に彼女と撮った写真の全てに、あの女性が写っているのだ。
気持ち悪いが、関わらない事以外に方法が思いつかない。
それから、しばらくしてから、友人の車が修理の為に使えないとの事で、Kが車を貸す事になった。
かつて、同じ女性を抱いた友人だ。
Kは深く考えずに貸したのだが、友人は過去の出来事を思い出し、かつて女性を乗せたバス停を通ってみた。
前に会った時と同じように、そこに座っているし、声をかけると素直に車に乗ってきた。
そして、以前と同じように女性を抱いた後、立ち小便をしてる間に女性はいなくなっていた。
さびれた場所だったが、夜も明けようとしていたし、もしかしたらここら辺に住んでいるのかもしれないと思い、特に気にする事もなく帰宅し、Kに車を返した。
それからしばらくの間、Kは仕事の都合で急遽長期出張となる。
出張から戻り、久しぶりに彼女とドライブしていると、走行中にトランクの閉め忘れ警告ランプが点灯する。
車を停め、トランクを確かめると…
トランクの天井部分一面に、
「会いに来て。会いに来て。会いに来て。会いに来て。会いに来て。会いに来て。……」
赤い文字で埋まっていた。
Kは、すぐに車を売却し、引っ越しをする事にした…。
その一件以来、友人も何度か例のバス停を通ったが、あの女性を見た事はないらしい。
563: 1/4 04/07/20 15:46 ID:2rAm4wGZ
2年前の出来事です。
当時居酒屋でバイトをしていて家に帰るのはいつも深夜0時過ぎでした。
住んでたアパートから居酒屋まで徒歩10分くらいで、普段は自転車でしたがその日は友達と遊んだ後直接バイトに行ったので歩いて帰ることになってしまいました。
帰り道には集会所があり、その前を通りかかった時建物の影に誰かが立っているのが影の動きで分かりました。
集会所は誰も居ないらしく電気も消えて静まりかえっています。
こんな所で何をしているのだろうと怖くなったのですがそこを通らないと家に帰れないので走って通りすぎることにしました。
何者かが潜んでいる所を見ないように通り過ぎようとした時「おい。」と声をかけれらました。
男の声でした。
当時居酒屋でバイトをしていて家に帰るのはいつも深夜0時過ぎでした。
住んでたアパートから居酒屋まで徒歩10分くらいで、普段は自転車でしたがその日は友達と遊んだ後直接バイトに行ったので歩いて帰ることになってしまいました。
帰り道には集会所があり、その前を通りかかった時建物の影に誰かが立っているのが影の動きで分かりました。
集会所は誰も居ないらしく電気も消えて静まりかえっています。
こんな所で何をしているのだろうと怖くなったのですがそこを通らないと家に帰れないので走って通りすぎることにしました。
何者かが潜んでいる所を見ないように通り過ぎようとした時「おい。」と声をかけれらました。
男の声でした。
564: 2/4 04/07/20 15:47 ID:2rAm4wGZ
私はやばい、変質者か?と思い、振り返らずに全速力で走り続けました。
次の角を曲がれば家が見える所まで来た時、後ろを振り返って誰も追いかけて来ていないのを確認し、速度を緩め角を曲がりました。
その角から私のアパートまで約30メートルぐらいあるのですがアパートの前に男の人が居て、向こうを向いて歩いていました。
一瞬吃驚したのですが、たまたまそこを歩いてる人なんだと考えてそっちの方に歩いて行きました。
前方の男の人は歩くのがとても遅く、足を引きずるような変な歩き方でした。
足の悪い人なのだろうと思い10mぐらいに近づいた時男がまだアパートの前を歩いていて(全然進んでない)おかしいと思うと同時にその男の右足首に何かが巻きついているのが見えました。
次の角を曲がれば家が見える所まで来た時、後ろを振り返って誰も追いかけて来ていないのを確認し、速度を緩め角を曲がりました。
その角から私のアパートまで約30メートルぐらいあるのですがアパートの前に男の人が居て、向こうを向いて歩いていました。
一瞬吃驚したのですが、たまたまそこを歩いてる人なんだと考えてそっちの方に歩いて行きました。
前方の男の人は歩くのがとても遅く、足を引きずるような変な歩き方でした。
足の悪い人なのだろうと思い10mぐらいに近づいた時男がまだアパートの前を歩いていて(全然進んでない)おかしいと思うと同時にその男の右足首に何かが巻きついているのが見えました。
565: 3/4 04/07/20 15:48 ID:2rAm4wGZ
よく見るとそれは肘から下の人間の手に見えました。
男は手に足首をつかまれていたのです。
吃驚して立ち止まると、男も立ち止まりゆっくりと振り返りました。
私と目が会うとニヤリ、と笑いゆっくり方向転換して私の方に向かって来ました。
私は怖くてその場に座り込んでしまいました。
男はゆっくりゆっくり足を引きずりながら近づいて来ます。
私の目の前まで来るとゆっくり腰を屈めて顔を近づけてきました。
ニヤニヤ笑いながら私の耳に口を寄せ何か囁きました。
「次はお前だ」
男は手に足首をつかまれていたのです。
吃驚して立ち止まると、男も立ち止まりゆっくりと振り返りました。
私と目が会うとニヤリ、と笑いゆっくり方向転換して私の方に向かって来ました。
私は怖くてその場に座り込んでしまいました。
男はゆっくりゆっくり足を引きずりながら近づいて来ます。
私の目の前まで来るとゆっくり腰を屈めて顔を近づけてきました。
ニヤニヤ笑いながら私の耳に口を寄せ何か囁きました。
「次はお前だ」
566: 4/4 04/07/20 15:50 ID:2rAm4wGZ
このセリフと同時にすごい光が私と男を照らしました。
明かりの方を一瞬向いて男の方に向き直るともう居ませんでした。
明かりの正体は車のライトでした。
私が泣いていたので車の運転手が降りて来てくれて変質者に会ったと思ったらしく近くの交番に連れて行ってくれました。
警察の人に一応男の事を言ったのですが信じてもらえる筈もなくアパートに近づくのも嫌で友達の家にしばらく泊まり、バイトもやめて引っ越しました。
おわり
明かりの方を一瞬向いて男の方に向き直るともう居ませんでした。
明かりの正体は車のライトでした。
私が泣いていたので車の運転手が降りて来てくれて変質者に会ったと思ったらしく近くの交番に連れて行ってくれました。
警察の人に一応男の事を言ったのですが信じてもらえる筈もなくアパートに近づくのも嫌で友達の家にしばらく泊まり、バイトもやめて引っ越しました。
おわり
引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1089823372/
Comment (2)
みつこ
が
しました
てか恋人死んでも軽いのね
みつこ
が
しました
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