933: 932 04/07/22 13:11 ID:6ov8MOga
その頃の俺たちは、この時期になると『怖い所ツアー』なるものを行っていてその時はF県にある自殺の名所Tに行こうということになりました。
それまでにも何度か行ったことがあって、特に怖いことは無かったんだけど他に行くところも無いし、行ったことの無い奴も居たので私の車に2人、もう一台に4人の計6人でTに向かうことに。
到着後、俺は車の中で企画していた『命を繋ぐ電話(救いの電話)めぐり』を提案、反対する者も何人か居ましたが、結局は実行に移されました。
懐中電灯を車に積んでいた俺が先頭で電話を探しながら進んでいく。
ご存知の方はわかると思いますが、この電話には番号が振られてまして本当はその番号順に廻りたかったのです。
しかし見つからない番号なんかもあって
「見つからない番号の電話を見つけたらヤバイことになるぞ~」
なんてふざけ合いながら順番は適当に廻っていました。
それまでにも何度か行ったことがあって、特に怖いことは無かったんだけど他に行くところも無いし、行ったことの無い奴も居たので私の車に2人、もう一台に4人の計6人でTに向かうことに。
到着後、俺は車の中で企画していた『命を繋ぐ電話(救いの電話)めぐり』を提案、反対する者も何人か居ましたが、結局は実行に移されました。
懐中電灯を車に積んでいた俺が先頭で電話を探しながら進んでいく。
ご存知の方はわかると思いますが、この電話には番号が振られてまして本当はその番号順に廻りたかったのです。
しかし見つからない番号なんかもあって
「見つからない番号の電話を見つけたらヤバイことになるぞ~」
なんてふざけ合いながら順番は適当に廻っていました。
934: 932 04/07/22 13:12 ID:6ov8MOga
その途中での出来事です。
私の持っていた懐中電灯がいきなりフッと消えてしまいました。
友達のうち何人かは「ふざけるなって!」冗談半分(?)で怒ってましたが。
悪戯でもなんでもなく、本当に消えたんです。
何かの粗品で安物ではありましたが、その日初めて使う新品の懐中電灯ですので、電池切れとは考えにくく、私自身は「安物だし壊れたんだろう」と思ってました。
(ちなみに帰宅後に電池を交換してみましたが、点かないままでした。)
しかし、それ以降は特に変わったことが無く、皆のテンションも徐々に下がり始めました。
いくつめかの電話にたどり着いた時、一旦一休みしようということになりました。
そこは少々ひらけたところで、電話ボックスの灯りもあって比較的明るい所でした。
「あんまり面白くなかったなぁ」
なんて事を話しながらタバコを吸っていたのですが、私は次の企画を思いついたんです。
私の持っていた懐中電灯がいきなりフッと消えてしまいました。
友達のうち何人かは「ふざけるなって!」冗談半分(?)で怒ってましたが。
悪戯でもなんでもなく、本当に消えたんです。
何かの粗品で安物ではありましたが、その日初めて使う新品の懐中電灯ですので、電池切れとは考えにくく、私自身は「安物だし壊れたんだろう」と思ってました。
(ちなみに帰宅後に電池を交換してみましたが、点かないままでした。)
しかし、それ以降は特に変わったことが無く、皆のテンションも徐々に下がり始めました。
いくつめかの電話にたどり着いた時、一旦一休みしようということになりました。
そこは少々ひらけたところで、電話ボックスの灯りもあって比較的明るい所でした。
「あんまり面白くなかったなぁ」
なんて事を話しながらタバコを吸っていたのですが、私は次の企画を思いついたんです。
935: 932 04/07/22 13:13 ID:6ov8MOga
その内容は、じゃんけんで負けた者が罰ゲームとして、すぐそこにある電話ボックスから自殺志願者の為に常備されているだろう十円玉を使い、私の携帯に電話を掛けるといったものでした。
それに対して「洒落にならない」とか「まじでヤバイって」など一同猛反対です。
乗り気なのはこういったのが比較的平気な私ともう一人のAだけでしたが、罰ゲームの対象を二人にして、ペアで行うという条件で一同渋々同意しました。
それに対して「洒落にならない」とか「まじでヤバイって」など一同猛反対です。
乗り気なのはこういったのが比較的平気な私ともう一人のAだけでしたが、罰ゲームの対象を二人にして、ペアで行うという条件で一同渋々同意しました。
936: 932 04/07/22 13:15 ID:6ov8MOga
皆で円陣を組むように輪になり、私は掛け声を掛けました。
「最初はグー!」
一斉に拳を握った手が差し出されましたがひとつだけパーの形になった手があります。
その手の主はAで皆に「おい!w」なんて突っ込まれてました。
仕切りなおしとなり、「最初はグー!」「じゃ~んけ~ん」と言った瞬間でした。
いきなりフッと電話ボックスの灯りが消えて辺りが真っ暗に、「うわぁぁぁぁ!」と悲鳴をあげながら数名が走って逃げました。
残った連中も先に逃げた連中の後を追い、数十メートル離れた場所に移動します。
もう一度電話ボックスの方を見ると、その時は普通に点灯していました。
一同口々に「絶対無理!」とか「やばすぎ!」と騒いでいましたが私は「蛍光灯が寿命なだけだろ」と言って自分共々落ち着かせようとしました。
しかし、「さっきまで普通に点いていたし、タイミングが良すぎる」と言った意見も確かに、その場に到着してからじゃんけんをするまで、一度も点滅や消灯なんかしていませんでした。
「最初はグー!」
一斉に拳を握った手が差し出されましたがひとつだけパーの形になった手があります。
その手の主はAで皆に「おい!w」なんて突っ込まれてました。
仕切りなおしとなり、「最初はグー!」「じゃ~んけ~ん」と言った瞬間でした。
いきなりフッと電話ボックスの灯りが消えて辺りが真っ暗に、「うわぁぁぁぁ!」と悲鳴をあげながら数名が走って逃げました。
残った連中も先に逃げた連中の後を追い、数十メートル離れた場所に移動します。
もう一度電話ボックスの方を見ると、その時は普通に点灯していました。
一同口々に「絶対無理!」とか「やばすぎ!」と騒いでいましたが私は「蛍光灯が寿命なだけだろ」と言って自分共々落ち着かせようとしました。
しかし、「さっきまで普通に点いていたし、タイミングが良すぎる」と言った意見も確かに、その場に到着してからじゃんけんをするまで、一度も点滅や消灯なんかしていませんでした。
937: 932 04/07/22 13:17 ID:6ov8MOga
すっかりテンションの上がった私は、「誰か人影とか怪しい物見なかった?」と興奮気味に聞きましたが、誰も見ていないとのこと。
「もう一度近くに行って確認してこよう」と促しますが、当然猛反対です。
じゃあ、一人で見に行くのでここで待つようにと言いましたが、全員に止められます。
しかし、結局は全員でもう一度その場に行くことになり、ゾロゾロとその場へ向かいます。
先ほどじゃんけんをしようとした辺りで立ち止まり、電話ボックスの様子を伺ってみました。
「人影とか見えないか?」なんて事を言いながら様子を伺いますが、誰もそれらしき物はみつけられません。
「ちょっと行ってくる」そう言って私が一歩踏み出した時です。
再びフッと電話ボックスの灯りが消えました。
「うおぉぉぉぉ!」と再び悲鳴を上げながら逃げる面々、私もそれ以上前に進むことができずみんなの所へ戻りました。
電灯が消えた瞬間、電話ボックスの横に白っぽい何かが見えた気がしましたが、恐らく、明るい所から急に暗いところを見た時に見える残像(?)だと思います。
「もう一度近くに行って確認してこよう」と促しますが、当然猛反対です。
じゃあ、一人で見に行くのでここで待つようにと言いましたが、全員に止められます。
しかし、結局は全員でもう一度その場に行くことになり、ゾロゾロとその場へ向かいます。
先ほどじゃんけんをしようとした辺りで立ち止まり、電話ボックスの様子を伺ってみました。
「人影とか見えないか?」なんて事を言いながら様子を伺いますが、誰もそれらしき物はみつけられません。
「ちょっと行ってくる」そう言って私が一歩踏み出した時です。
再びフッと電話ボックスの灯りが消えました。
「うおぉぉぉぉ!」と再び悲鳴を上げながら逃げる面々、私もそれ以上前に進むことができずみんなの所へ戻りました。
電灯が消えた瞬間、電話ボックスの横に白っぽい何かが見えた気がしましたが、恐らく、明るい所から急に暗いところを見た時に見える残像(?)だと思います。
938: 932 04/07/22 13:20 ID:6ov8MOga
結局そのまま帰ることになったのですが、その帰りの車の中で個人的には一番怖いことがありました。
私の運転する車の助手席にはAが乗ってたのですが、そのA曰く「さっき思ったんだけど、最初はグーの時に、俺パー出しただろ」「その時、一人多かったかもしれない」と差し出された拳は6個だったと言うのです。
確かにAはパーを出してるからグーは5個じゃないとおかしいはずです。
私は『パー』に気が向いていた為、気付かなかったのですが、Aは自分以外を見れば済むだけですので、気付いたのかもしれません。
「多分見間違いだろ」とAは付け加えていましたが…
Aの悪戯か、見間違いか、知らない誰かが居たのかは判りませんが以上が私の体験談です。
私の運転する車の助手席にはAが乗ってたのですが、そのA曰く「さっき思ったんだけど、最初はグーの時に、俺パー出しただろ」「その時、一人多かったかもしれない」と差し出された拳は6個だったと言うのです。
確かにAはパーを出してるからグーは5個じゃないとおかしいはずです。
私は『パー』に気が向いていた為、気付かなかったのですが、Aは自分以外を見れば済むだけですので、気付いたのかもしれません。
「多分見間違いだろ」とAは付け加えていましたが…
Aの悪戯か、見間違いか、知らない誰かが居たのかは判りませんが以上が私の体験談です。
17: プチ怖ですまそ 04/07/23 00:02 ID:xFjOzADI
大学時代、踏み切りのそばのアパートで一人暮らしをしていた弟に聞いた話
ある日深夜3時頃に目覚め、どうしてもポカリが飲みたくなった。
が、ちょうど切らしており、コンビニはすぐ近くなので買いに行くことにした。
コンビニは踏切を渡ったところにあった。
踏み切りを渡ろうとしたら丁度遮断機が下りてしまったので仕方なく待った。
ほどなく、ぱらぱらと人の乗っている5両ほどの電車が通り過ぎていった。
遮断機が上がり、渡ろうとしたところでふと思った。
今って夜中の3時じゃないか。
こんな時間に人の乗った電車、しかも5両ほどもある電車が通り過ぎていくはずが無い。
弟はそれから何度も深夜に電車が通り過ぎていく音を聞いたらしい。
ある日深夜3時頃に目覚め、どうしてもポカリが飲みたくなった。
が、ちょうど切らしており、コンビニはすぐ近くなので買いに行くことにした。
コンビニは踏切を渡ったところにあった。
踏み切りを渡ろうとしたら丁度遮断機が下りてしまったので仕方なく待った。
ほどなく、ぱらぱらと人の乗っている5両ほどの電車が通り過ぎていった。
遮断機が上がり、渡ろうとしたところでふと思った。
今って夜中の3時じゃないか。
こんな時間に人の乗った電車、しかも5両ほどもある電車が通り過ぎていくはずが無い。
弟はそれから何度も深夜に電車が通り過ぎていく音を聞いたらしい。
34: 第1話 04/07/23 10:39 ID:gDLig/3n
俺は大学生のとき、同じアパートに住む一つ年上の先輩とよく遊んでいた。
夏には心霊スポット、冬には下呂温泉にとよく車を走らせていた。
夏の夜の事。
自殺が絶えないという橋に2人で行こうということになった。俺の愛車で出かけたが、気分を出すため車内に音楽はかけず、怖い話をしながら運転していた。
2人とも大の怖い話好きだが、霊の存在は信じていない。
目的地に着いた。
2人のルールとして、「心霊スポットは徒歩で楽しむ」というのがあった。
車中にいては、怖さ半減というか面白みに欠けるからである。
車から降り、タバコに火をつけ橋を見渡す。
時間的なものもあってか、いい雰囲気をかもし出していた。
ゾクゾクする。
さあ渡ろうかというとき、静寂に混じってかすかに子供の声が聞こえる。
どうやら歌のようだ。
夏には心霊スポット、冬には下呂温泉にとよく車を走らせていた。
夏の夜の事。
自殺が絶えないという橋に2人で行こうということになった。俺の愛車で出かけたが、気分を出すため車内に音楽はかけず、怖い話をしながら運転していた。
2人とも大の怖い話好きだが、霊の存在は信じていない。
目的地に着いた。
2人のルールとして、「心霊スポットは徒歩で楽しむ」というのがあった。
車中にいては、怖さ半減というか面白みに欠けるからである。
車から降り、タバコに火をつけ橋を見渡す。
時間的なものもあってか、いい雰囲気をかもし出していた。
ゾクゾクする。
さあ渡ろうかというとき、静寂に混じってかすかに子供の声が聞こえる。
どうやら歌のようだ。
35: 第2話 04/07/23 10:40 ID:gDLig/3n
俺:聞こえますか?
先輩:うん。
俺:~とおりゃんせ~ですよね?
先輩:うん。やばい。すげー怖い。
俺:確かに。どうします?
先輩:・・・。誰かがどっかでテープ流しとるんやろ。
俺:でしょうね。で、どうします?行きます?雰囲気はかなり出てますけど。
先輩:・・。今日はやめて、また今度女誘って来やへん?そのほうが熱いやろ。俺:ですね。じゃあとりあえず帰りますか。
そして帰路に着いた。
そうさ、2人してびびったのさ。
人為的(きっと悪戯目的)なものだと分かっていてもあの童謡は怖い。
帰りの車中で、いつもは聞かないFMラジオのスイッチを入れた。
DJがトーンを低くして何かをしゃべっている。
話の内容を聞くまでもなくソレと分かった。
心霊番組だった。
先輩:うん。
俺:~とおりゃんせ~ですよね?
先輩:うん。やばい。すげー怖い。
俺:確かに。どうします?
先輩:・・・。誰かがどっかでテープ流しとるんやろ。
俺:でしょうね。で、どうします?行きます?雰囲気はかなり出てますけど。
先輩:・・。今日はやめて、また今度女誘って来やへん?そのほうが熱いやろ。俺:ですね。じゃあとりあえず帰りますか。
そして帰路に着いた。
そうさ、2人してびびったのさ。
人為的(きっと悪戯目的)なものだと分かっていてもあの童謡は怖い。
帰りの車中で、いつもは聞かないFMラジオのスイッチを入れた。
DJがトーンを低くして何かをしゃべっている。
話の内容を聞くまでもなくソレと分かった。
心霊番組だった。
36: 第3話 04/07/23 10:41 ID:gDLig/3n
DJ:さぁ次のリスナーからの投稿です。
『これは僕が大学生のときに体験した話です。僕は友人と2人で夏の夜、肝試しに出かけました。そこは辺りでも有名な自殺スポットの橋でした。』
俺:似てますね。
先輩:まぁな。でも前に他の車もおるし、あんま怖くない。
DJ:『・・くなった僕たちは、橋を渡ることなく引き返しました。しかし本当の恐怖はこの後でした。帰り・・ザ・・・ザザー・・す。』
あまりに自分たちと状況が似ていたため、息を飲んでラジオに聞き入っていたのだが肝心なところが聞き取れない!
咄嗟に周波数をいじくるが、普段ラジオは聞かないため手間取って仕方ない。
その瞬間、ガシャァァン!!!!!!!!!
『これは僕が大学生のときに体験した話です。僕は友人と2人で夏の夜、肝試しに出かけました。そこは辺りでも有名な自殺スポットの橋でした。』
俺:似てますね。
先輩:まぁな。でも前に他の車もおるし、あんま怖くない。
DJ:『・・くなった僕たちは、橋を渡ることなく引き返しました。しかし本当の恐怖はこの後でした。帰り・・ザ・・・ザザー・・す。』
あまりに自分たちと状況が似ていたため、息を飲んでラジオに聞き入っていたのだが肝心なところが聞き取れない!
咄嗟に周波数をいじくるが、普段ラジオは聞かないため手間取って仕方ない。
その瞬間、ガシャァァン!!!!!!!!!
37: ラスト 04/07/23 10:42 ID:gDLig/3n
俺は一瞬何が起こったのか分からなかった。
数秒後、やっと「ああ、自分は事故を起こしたんだな。」と理解した。
結局愛車の元年式セドリックは全損だったが、俺も先輩もシートベルトをきちんとしていたため、ほぼ無傷。
夜間工事のため、道路が片側交互通行になっていて、止まっていたデリカに突っ込んだようだ。
デリカの運転手も結局頭は揺さぶられたものの、無傷で済んだ。
これからは、今まで以上に安全運転に気を付けようと思ったのはいうまでもないが、あのFM放送の投稿は結局どういうオチだったのか、今でも気になる。
数秒後、やっと「ああ、自分は事故を起こしたんだな。」と理解した。
結局愛車の元年式セドリックは全損だったが、俺も先輩もシートベルトをきちんとしていたため、ほぼ無傷。
夜間工事のため、道路が片側交互通行になっていて、止まっていたデリカに突っ込んだようだ。
デリカの運転手も結局頭は揺さぶられたものの、無傷で済んだ。
これからは、今まで以上に安全運転に気を付けようと思ったのはいうまでもないが、あのFM放送の投稿は結局どういうオチだったのか、今でも気になる。
53: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/23 16:16 ID:eN6Zb2Y6
初投稿したいと思います。
これは私が祖母に聞かされた昔話で母が田舎にいた頃に母の祖父(曾祖父?)に聞いたお話です。
母は中国地方にある小さな村で生まれ育ったのですがその村の裏の山には主(土地神)がいて村人は年に数回お供えをしていたそうです。
そのお供えには村の男が二人で向かうのですが、山へ入る前に『○○○○(むにゃむにゃ~と母は言ってました)申すか?申さぬか?』『申す!』とおまじない(?)みたいな掛け合いをしていくらしいです。
ちなみに、山の主とは猿の妖怪(老猿?)で目が合うと襲い掛かってくるそうです。
(普通の猿でも目が合えば襲い掛かってきそうですがw)万が一山で主に遭遇した時には目を合わせずに『申す!』と言うと退散していくとの言い伝えがあるとのこと。妖怪は自分の正体がばれると力を失うらしいく、申(猿)を『申す』に変えて呼んでいたのではないかと母は言ってました。
(お前は猿だ!って意味なのかな)
これは私が祖母に聞かされた昔話で母が田舎にいた頃に母の祖父(曾祖父?)に聞いたお話です。
母は中国地方にある小さな村で生まれ育ったのですがその村の裏の山には主(土地神)がいて村人は年に数回お供えをしていたそうです。
そのお供えには村の男が二人で向かうのですが、山へ入る前に『○○○○(むにゃむにゃ~と母は言ってました)申すか?申さぬか?』『申す!』とおまじない(?)みたいな掛け合いをしていくらしいです。
ちなみに、山の主とは猿の妖怪(老猿?)で目が合うと襲い掛かってくるそうです。
(普通の猿でも目が合えば襲い掛かってきそうですがw)万が一山で主に遭遇した時には目を合わせずに『申す!』と言うと退散していくとの言い伝えがあるとのこと。妖怪は自分の正体がばれると力を失うらしいく、申(猿)を『申す』に変えて呼んでいたのではないかと母は言ってました。
(お前は猿だ!って意味なのかな)
54: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/23 16:18 ID:eN6Zb2Y6
その村には別の村から嫁にきた女が一人居たのですがある日、その女が行方不明になったそうです。
村中でその女を捜索したところ、山のふもとで見つかりました。
女は体中に引っかき傷を負っていて髪の毛は毟り取られ、片目は潰れもう一方の目もえぐられていたらしいです。
村の老人はそれを見て山の主さんと目を合わせてしまい、襲われたんだろうと言いました。
村人達は昔から山の恐ろしさを教えられているので迂闊に山に入ったりはしなかったらしいのですがその女は好奇心が勝ってしまったのでしょう。
女はなんとか一命は取り留めたそうですが、よほど怖かったのか意識を取り戻した時、うわ言のように『申す…もうす…』と言っていたそうです。
(おまじないは効かなかったのでしょうか?w)
恐怖のあまり気が触れたのか、それ以来その女の前で山の主の話をすると狂ったように『申す!申す!』と繰り返すようになってしまったそうです。
ところが村の子供達はそれを面白がり、女の旦那が仕事に出ている間にその女のところへ行き「やまぬしさん!」「やまぬしさん!」と面白がって脅かしていたそうです。
その心労に絶えかねたのか、女はついには首を吊って自殺してしまったそうなのですが…
村中でその女を捜索したところ、山のふもとで見つかりました。
女は体中に引っかき傷を負っていて髪の毛は毟り取られ、片目は潰れもう一方の目もえぐられていたらしいです。
村の老人はそれを見て山の主さんと目を合わせてしまい、襲われたんだろうと言いました。
村人達は昔から山の恐ろしさを教えられているので迂闊に山に入ったりはしなかったらしいのですがその女は好奇心が勝ってしまったのでしょう。
女はなんとか一命は取り留めたそうですが、よほど怖かったのか意識を取り戻した時、うわ言のように『申す…もうす…』と言っていたそうです。
(おまじないは効かなかったのでしょうか?w)
恐怖のあまり気が触れたのか、それ以来その女の前で山の主の話をすると狂ったように『申す!申す!』と繰り返すようになってしまったそうです。
ところが村の子供達はそれを面白がり、女の旦那が仕事に出ている間にその女のところへ行き「やまぬしさん!」「やまぬしさん!」と面白がって脅かしていたそうです。
その心労に絶えかねたのか、女はついには首を吊って自殺してしまったそうなのですが…
55: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/23 16:20 ID:eN6Zb2Y6
村に異変が起き始めたのはそれからしばらくした頃だそうです。
村に女の霊が現れるようになったそうで、驚いて声を出したり物音を立てたりすると、髪をつかまれ、目玉を潰された後に殺される。
静かにしていれば何もしてこないそうなのですが、両目の潰れた女の霊のあまりの恐ろしさに発狂してしまう者も居たそうです。
恐れおののいた村人は山の反対側、村のはずれに社を建て、女の怒りを鎮める為に村人全員の髪の毛と一緒に祀ったということでした。
この話を聞いた私は母におまじないを聞こうとしましたが、母の祖父が「このまじないを知ってる奴の所にも女は現れる」「社のある村の中に居れば滅多なことは無いが、女のお前は嫁入りして村をでていくだろうから知らない方が良い」と教えてくれなかったそうです。
以上、読みにくい文章で申し訳ありませんでした。
しかも、あんまりこわく無いですね…
小さい頃は凄く怖かったんだけどなぁw
村に女の霊が現れるようになったそうで、驚いて声を出したり物音を立てたりすると、髪をつかまれ、目玉を潰された後に殺される。
静かにしていれば何もしてこないそうなのですが、両目の潰れた女の霊のあまりの恐ろしさに発狂してしまう者も居たそうです。
恐れおののいた村人は山の反対側、村のはずれに社を建て、女の怒りを鎮める為に村人全員の髪の毛と一緒に祀ったということでした。
この話を聞いた私は母におまじないを聞こうとしましたが、母の祖父が「このまじないを知ってる奴の所にも女は現れる」「社のある村の中に居れば滅多なことは無いが、女のお前は嫁入りして村をでていくだろうから知らない方が良い」と教えてくれなかったそうです。
以上、読みにくい文章で申し訳ありませんでした。
しかも、あんまりこわく無いですね…
小さい頃は凄く怖かったんだけどなぁw
61: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/23 17:12 ID:ZLEQpQ1v
今から3年ほど前・・・・。
仲の良かった友人が一人暮らしを始めて「泊まりに来いよ」と言うので他にも二人ほど誘って友人の家に遊びに行こうという話になった。
冬になろうかという時期で少し冷え込んでたこともあり鍋でもやろうかってことになって材料買い揃えて友人の家に行った。
誘ってくれた友人(Wとする。)が酒をしこたま用意してくれていたので4人でおおいに盛り上がって落ち着いたのが1:00過ぎ。
酒も随分入ったし寝ようかってことになり、広い部屋ではないのでテーブルとか隅っこへどかして4人川の字になって雑魚寝を始めた。
その時妙に長い髪の毛が何本か落ちていたの気付いた俺は『?』って感じでとりあえず拾ってゴミ箱へ捨てておいた。
(断っておくが4人とも髪の毛短い。)
みんな思い思いにタオルケットとかふとんとかかぶって寝始めるとWが俺に『電気を消して』というので消した。
(よく電気の紐に更に紐をむすんで長くしてる奴いるよね?寝たまま消せるようにしてるって感じの・・・。Wもそれをやっていて、たまたま俺が寝転がった上にその紐があったので俺に消してくれと頼んだと思う。)
色が濃い目のカーテンのせいで外の月明かりも入ってこない。
部屋はほんとに真っ暗になった。
つづく
仲の良かった友人が一人暮らしを始めて「泊まりに来いよ」と言うので他にも二人ほど誘って友人の家に遊びに行こうという話になった。
冬になろうかという時期で少し冷え込んでたこともあり鍋でもやろうかってことになって材料買い揃えて友人の家に行った。
誘ってくれた友人(Wとする。)が酒をしこたま用意してくれていたので4人でおおいに盛り上がって落ち着いたのが1:00過ぎ。
酒も随分入ったし寝ようかってことになり、広い部屋ではないのでテーブルとか隅っこへどかして4人川の字になって雑魚寝を始めた。
その時妙に長い髪の毛が何本か落ちていたの気付いた俺は『?』って感じでとりあえず拾ってゴミ箱へ捨てておいた。
(断っておくが4人とも髪の毛短い。)
みんな思い思いにタオルケットとかふとんとかかぶって寝始めるとWが俺に『電気を消して』というので消した。
(よく電気の紐に更に紐をむすんで長くしてる奴いるよね?寝たまま消せるようにしてるって感じの・・・。Wもそれをやっていて、たまたま俺が寝転がった上にその紐があったので俺に消してくれと頼んだと思う。)
色が濃い目のカーテンのせいで外の月明かりも入ってこない。
部屋はほんとに真っ暗になった。
つづく
62: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/23 17:13 ID:ZLEQpQ1v
真っ暗にしてすぐに誘ってきた友人たち二人は寝始めた(なかなかに二人とも強烈ないびきをかき始めた。)。
Wと俺はこいつらうるせーなwとか小声で喋ってたが、しばらくするとWからの返事も歯軋りに変わった。
3人とも寝てしまって俺だけ何故か寝付けない。
ごろごろ体勢を変えてみたがどんどん目が覚めてくる。
で何気に枕元の携帯の時計を確認すると2:30・・・・。
一時間半もごろごろしてた訳だ。『はやく寝なきゃ』と思って目を閉じて体勢を変え、仰向けになるとなんだか鼻の辺りをかすめた。
『蚊か?時期はずれだな?でも飛んでる音しねえぞ?』
で目をつぶったまま鼻の前に手をやると何かに触れた感触。
紐のようなもの・・・。
『あ~あ、さっき電気消した紐か?うざいなあ。もう少し短くすればいいのに。』
俺は顔の前にある紐を避けるように横向きに体勢を変えた。
・・・。・・・・。・・・・・。・・・・・・。・・・・・・・。・・・・・・・・・!!!
『そんなわけねえじゃん!!寝転がったまま消したって言っても腕目一杯伸ばしてやっと届く位置にあったのに!!』
俺は再び仰向けになり、やはり鼻をかすめた何かをつかんだ。
そして目を開けた。
ほんとに真っ暗でつかんでる物も間違いなく紐だろうがよく見えなかった。
『これって引っ張れば電気つくんだよな。結び目が緩んで紐が長くなってるんだよな・・・。』
(この考えも今考えればおかしいが・・・。)
そう言い聞かせて引っ張ってみようかと悩んでいると目が慣れてきて真っ暗なりに部屋の状況が見えてきた。
やっぱり上の方から伸びてきてる。
その根元には丸い黒い影がある。
おそらく照明器具だろう。
『間違いない。うざいから結びなおしてやろ』
そう思ってとりあえず横で寝ている3人には申し訳ないが電気をつけることにした。
そんでエイと紐を引っ張った。
『!!!』
つづく
Wと俺はこいつらうるせーなwとか小声で喋ってたが、しばらくするとWからの返事も歯軋りに変わった。
3人とも寝てしまって俺だけ何故か寝付けない。
ごろごろ体勢を変えてみたがどんどん目が覚めてくる。
で何気に枕元の携帯の時計を確認すると2:30・・・・。
一時間半もごろごろしてた訳だ。『はやく寝なきゃ』と思って目を閉じて体勢を変え、仰向けになるとなんだか鼻の辺りをかすめた。
『蚊か?時期はずれだな?でも飛んでる音しねえぞ?』
で目をつぶったまま鼻の前に手をやると何かに触れた感触。
紐のようなもの・・・。
『あ~あ、さっき電気消した紐か?うざいなあ。もう少し短くすればいいのに。』
俺は顔の前にある紐を避けるように横向きに体勢を変えた。
・・・。・・・・。・・・・・。・・・・・・。・・・・・・・。・・・・・・・・・!!!
『そんなわけねえじゃん!!寝転がったまま消したって言っても腕目一杯伸ばしてやっと届く位置にあったのに!!』
俺は再び仰向けになり、やはり鼻をかすめた何かをつかんだ。
そして目を開けた。
ほんとに真っ暗でつかんでる物も間違いなく紐だろうがよく見えなかった。
『これって引っ張れば電気つくんだよな。結び目が緩んで紐が長くなってるんだよな・・・。』
(この考えも今考えればおかしいが・・・。)
そう言い聞かせて引っ張ってみようかと悩んでいると目が慣れてきて真っ暗なりに部屋の状況が見えてきた。
やっぱり上の方から伸びてきてる。
その根元には丸い黒い影がある。
おそらく照明器具だろう。
『間違いない。うざいから結びなおしてやろ』
そう思ってとりあえず横で寝ている3人には申し訳ないが電気をつけることにした。
そんでエイと紐を引っ張った。
『!!!』
つづく
63: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/23 17:14 ID:ZLEQpQ1v
電気は付かなかった。
かわりに紐の根元であろう場所にあった黒い丸い影が顔の前に迫ってくるのが見えた。
電気の笠が外れて落ちてきた!!!
よけられない。
そう思った俺は目をぎゅっとつぶり来るであろう痛みと衝撃に耐えられるように歯を食いしばった。
だが痛みも衝撃もいくら待っても来なかった。
『あれ・・・・??』
俺は恐る恐る目を開けた。
真っ暗だが何かが顔の前にある。
じーっと目が暗闇に慣れるのを待った。
目が慣れてきてなんとなくそれが何か分かってきた。
目の前に恐ろしく血走った目をした女の顔が見えたのである。
それこそ鼻と鼻が触れんばかりの距離にである。
・・・申し訳ないんだが、そこから記憶に無い。
気がつくと朝だった。
俺は目が覚めた。
友人たちのいびきが聞こえる。
どうやら一番に目が覚めたみたいだ。
寝たままの体勢で伸びをした。
・・・ん?
手に何か握ってる。
ふと手を見た。!!!
髪の毛の束だった。
ちょうど三つ編みした部分くらいの太さのがごっそりと・・・。
鳥肌が全身にたった。
慌てて起き上がってゴミ箱に捨てた。
しばらく震えが止まらなかった。
俺が電気の紐だと思って引っ張ったのはあの女の髪の毛だったのか・・・。
そんで落ちてきたように見えた電気の笠は、女の顔が俺に髪の毛引っ張っられて俺の方に引き寄せられたのか・・・。
つづく
かわりに紐の根元であろう場所にあった黒い丸い影が顔の前に迫ってくるのが見えた。
電気の笠が外れて落ちてきた!!!
よけられない。
そう思った俺は目をぎゅっとつぶり来るであろう痛みと衝撃に耐えられるように歯を食いしばった。
だが痛みも衝撃もいくら待っても来なかった。
『あれ・・・・??』
俺は恐る恐る目を開けた。
真っ暗だが何かが顔の前にある。
じーっと目が暗闇に慣れるのを待った。
目が慣れてきてなんとなくそれが何か分かってきた。
目の前に恐ろしく血走った目をした女の顔が見えたのである。
それこそ鼻と鼻が触れんばかりの距離にである。
・・・申し訳ないんだが、そこから記憶に無い。
気がつくと朝だった。
俺は目が覚めた。
友人たちのいびきが聞こえる。
どうやら一番に目が覚めたみたいだ。
寝たままの体勢で伸びをした。
・・・ん?
手に何か握ってる。
ふと手を見た。!!!
髪の毛の束だった。
ちょうど三つ編みした部分くらいの太さのがごっそりと・・・。
鳥肌が全身にたった。
慌てて起き上がってゴミ箱に捨てた。
しばらく震えが止まらなかった。
俺が電気の紐だと思って引っ張ったのはあの女の髪の毛だったのか・・・。
そんで落ちてきたように見えた電気の笠は、女の顔が俺に髪の毛引っ張っられて俺の方に引き寄せられたのか・・・。
つづく
65: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/07/23 17:17 ID:ZLEQpQ1v
とりあえず、みんな起きて、出かけようという事になった。
誘ってきた友人たち二人は車を取りに言った。
(アパートの近くに止めれないので少し遠くに路駐していた。)
おれとWは昨夜の食い散らかした後片付けをしながら、アパートで待つ事にした。
なんかWに元気が無い。
Wに昨夜の出来事を悟られないように出来るだけくだらない話をふって会話してた。
Wは生返事をして会話をかろうじて聞いてる状態だった。
(住んでる本人聞いたら一人ですごさなきゃいけないんだから、かわいそうでしょ。見えないなら見えないで問題ないんだから。)
が、ふと会話が止まった。
その時Wが俺にぼそっと言った。
『俺、アパートでるわ。・・・理由はお前が一番分かってるやろ?俺、なんか髪の毛が朝いつも落ちてるからおかしいと思ってたんや。』
・・・・・・・・。
見えとったんかい。
・・・・orz
助けろよ・・・・・。
・゚・(つД`)・゚・
完
誘ってきた友人たち二人は車を取りに言った。
(アパートの近くに止めれないので少し遠くに路駐していた。)
おれとWは昨夜の食い散らかした後片付けをしながら、アパートで待つ事にした。
なんかWに元気が無い。
Wに昨夜の出来事を悟られないように出来るだけくだらない話をふって会話してた。
Wは生返事をして会話をかろうじて聞いてる状態だった。
(住んでる本人聞いたら一人ですごさなきゃいけないんだから、かわいそうでしょ。見えないなら見えないで問題ないんだから。)
が、ふと会話が止まった。
その時Wが俺にぼそっと言った。
『俺、アパートでるわ。・・・理由はお前が一番分かってるやろ?俺、なんか髪の毛が朝いつも落ちてるからおかしいと思ってたんや。』
・・・・・・・・。
見えとったんかい。
・・・・orz
助けろよ・・・・・。
・゚・(つД`)・゚・
完
73: 61 04/07/23 17:46 ID:ZLEQpQ1v
ちなみにWはあれからすぐにアパートを解約して実家に戻りました。
俺は、それからというものなんだか『見える』様になってしまいました。
それまで全く見えなかったのに・・・。
気のせい、気のせいと言い聞かせてるんですけど時々気のせいじゃないような事もあります。そうすると夢だとか幻覚だとか思うようにしてます。
(だってそうしないと怖いんだもん。)・゚・(つД`)・゚・
気が向いたら書きます。
また読んでください。
ちなみにメモ帳に貯め書きするの邪魔くさいっすねえ。
初めて書いたけど疲れました。
当分ROMります。
俺は、それからというものなんだか『見える』様になってしまいました。
それまで全く見えなかったのに・・・。
気のせい、気のせいと言い聞かせてるんですけど時々気のせいじゃないような事もあります。そうすると夢だとか幻覚だとか思うようにしてます。
(だってそうしないと怖いんだもん。)・゚・(つД`)・゚・
気が向いたら書きます。
また読んでください。
ちなみにメモ帳に貯め書きするの邪魔くさいっすねえ。
初めて書いたけど疲れました。
当分ROMります。
引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1089823372/
引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1090500457/
Comment (13)
貨物列車とか点検車両とか、夜中でも(夜中だからこそ)走ってる電車はいっぱいあるよ
線路近くに引っ越したらすぐに気づかないもんかね?
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
猿相手じゃなくても。
そこは珍しくはないから、この話の怖い部分は女性が精神を病んだことと、それを面白がってからかい倒した子どもと、亡くなった女性が怨霊になってしまったかもしれない、ってところだな。
ただただ女性が気の毒。
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
「ヤマニシさん」だね、懐かしすぎ
両目が潰れて後頭部の毛が無いってやつ
みつこ
が
しました
もう30年は前、俺の祖父母が住む県に夏休み・遊びに行った時、近隣に住む親戚も集まりお盆の宴をし、俺は従妹達と花火をし、終わってから部屋に戻って皆で色んな話をしていた。その時・地元に住む歳の離れた従兄弟が、怪談話をして来た。
幾つか聞きなれたような話をした後、親戚の叔父さんも加わり、この地方に伝わる過去の話をして来た。
それは20に満たない若い女性が、古い土地神に気に入られ、日に日に痩せ衰えた末に、寝たきりになり、どうにもならなくなった頃、幼馴染の男が山狩りに行き、古い土地神と対決する・というもので、古い神話の地方でもあり(もののけ姫の元になった地域)、俺達はたまに大人が話す「○○様」の事だと判った。
※霊障等・万が一があるので名は伏せる
結果、男は相討ちで亡くなったが、女は助かり、後に結婚し女子を産んだが、その子が15を越えた頃、行方不明になり、山狩りの結果。バラバラで内臓を失った状態で発見された。相討ちと思ったが、結局男は古い神に取り込まれたのだろう・と。
だからお盆の月に若い女は山に入ったら駄目・で、終わりだった。
今になって、ここで怪談話を読むうちに思い出した大昔の言い伝えだ。
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
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