170: 本当にあった怖い名無し 04/08/03 17:22 ID:9kDRfO1a
これは友人に聞いた話。
友人は4年前まで練馬区のOに一人で住んでいた。
12月も半ば過ぎた頃の明け方、彼女は妙な音で目を覚ました。
「パン・・・パン・・・」と、ずいぶんな人数が一糸乱れず手を打ち鳴らすよう音が窓の外から聞こえてくる。
彼女はしばらくの間その音を聞くともなしに聞いていたそうだ。
時計を見ると4時少し前。
外はまだかなり暗い。
彼女はベッドの中で(ああ、ずいぶん大勢通るんだな、うるさいな~)とぼーっとしていたが、次第に(ん?・・・・・・何か・・・これは・・・変だ。)と思い始めた。
彼女のアパートのすぐ前が道路になっているのだが、彼女の部屋の下で道は東に折れさらに20メートルほど行ったところで南に曲がるクランクになっている。
彼女のアパートの右隣は2階建ての民家が道に面して建っていて、アパートとその家の間はコンクリートの塀で仕切られ、人が何人も入れるような隙間はない。
仮に入っていったとしても、その先は裏の民家の壁で行き止まりになっていて通り抜け出来ないのだ。
友人は4年前まで練馬区のOに一人で住んでいた。
12月も半ば過ぎた頃の明け方、彼女は妙な音で目を覚ました。
「パン・・・パン・・・」と、ずいぶんな人数が一糸乱れず手を打ち鳴らすよう音が窓の外から聞こえてくる。
彼女はしばらくの間その音を聞くともなしに聞いていたそうだ。
時計を見ると4時少し前。
外はまだかなり暗い。
彼女はベッドの中で(ああ、ずいぶん大勢通るんだな、うるさいな~)とぼーっとしていたが、次第に(ん?・・・・・・何か・・・これは・・・変だ。)と思い始めた。
彼女のアパートのすぐ前が道路になっているのだが、彼女の部屋の下で道は東に折れさらに20メートルほど行ったところで南に曲がるクランクになっている。
彼女のアパートの右隣は2階建ての民家が道に面して建っていて、アパートとその家の間はコンクリートの塀で仕切られ、人が何人も入れるような隙間はない。
仮に入っていったとしても、その先は裏の民家の壁で行き止まりになっていて通り抜け出来ないのだ。
171: 2 04/08/03 17:23 ID:9kDRfO1a
なのにその音は部屋の窓の下を通り過ぎ、そのまま隣家とアパートの間を直進し裏の家の方向にだんだん遠ざかって行くように消える。
しばらくするとまた北の方から音がしてくる。
それがさっきから何度も繰り返されているのだ。
気になりだすと音の正体を確かめたくなったが、外を見ようかどうかすごく迷った。
何となく嫌な感じがして怖かったそうだ。
しかし音はいつまでも続きそうで、このままでは気になって眠れない。
彼女はベッドから起き上がりカーテンを開け窓のロックを外した。
外はすごく寒い。
窓を開けて覗くと街灯の明かりに照らされて、前の道は思いのほか明るかったそうだ。
しかし路上に音の元になっているようなものは何もなかった。
が、依然手を叩くような音はしている。
窓から体を乗り出して見回してみた。
音はちょうど部屋の前を行きすぎようとしている感じ。
「パン・・・バンッ!・・・ドンッ!!」
急に音が大きくなった。
同時に小さいものが彼女の顔の横にヒュッと飛んで来た。
茶色く見えたので初め鳥と思ったそうだ。
だが違った。
赤茶けた髪の毛の固まりだった。
とっさに彼女は窓から顔を引っ込めてカーテンを閉めた。
窓は開きっぱなしだが、そうするのが精一杯だったそうだ。
「どぉおおん!・・・どぉおおおん!・・・」
音はどんどん大きくなって今度はずっと動かない。
彼女はパニックになって、ものすごく怖いのに窓のそばを動けなくなってしまった。
しばらくするとまた北の方から音がしてくる。
それがさっきから何度も繰り返されているのだ。
気になりだすと音の正体を確かめたくなったが、外を見ようかどうかすごく迷った。
何となく嫌な感じがして怖かったそうだ。
しかし音はいつまでも続きそうで、このままでは気になって眠れない。
彼女はベッドから起き上がりカーテンを開け窓のロックを外した。
外はすごく寒い。
窓を開けて覗くと街灯の明かりに照らされて、前の道は思いのほか明るかったそうだ。
しかし路上に音の元になっているようなものは何もなかった。
が、依然手を叩くような音はしている。
窓から体を乗り出して見回してみた。
音はちょうど部屋の前を行きすぎようとしている感じ。
「パン・・・バンッ!・・・ドンッ!!」
急に音が大きくなった。
同時に小さいものが彼女の顔の横にヒュッと飛んで来た。
茶色く見えたので初め鳥と思ったそうだ。
だが違った。
赤茶けた髪の毛の固まりだった。
とっさに彼女は窓から顔を引っ込めてカーテンを閉めた。
窓は開きっぱなしだが、そうするのが精一杯だったそうだ。
「どぉおおん!・・・どぉおおおん!・・・」
音はどんどん大きくなって今度はずっと動かない。
彼女はパニックになって、ものすごく怖いのに窓のそばを動けなくなってしまった。
172: 3 04/08/03 17:25 ID:9kDRfO1a
ずいぶん長い時間が経ったように感じたらしい。
外が騒がしくなって、人の気配がした。
何か叫んでいるような声もする。
(ああ、やっぱり音がしてたのみんな気がついていたんだ。)
ふっ、と体が動いた。
とたんにきな臭い匂いがした。
驚いてカーテンを開けると真っ黒い煙が流れて、人が前の道に集まって騒いでいる。
「早くそこ出なさい!火事!危ないから!」
見ると同じアパートの住人が着の身着のままで逃げ出している。
彼女も慌てて外に出た。
火元は裏の家で全焼。
火を消そうとした家の人が左半身に大やけどを負って後に亡くなったそうだ。
失火の原因はストーブの火の不始末らしいが、彼女はきっとあの得体の知れない音が火事に関係していると言う。
あまりにもマジな顔で言うので、その話しを聞いたときは本当に気味が悪かった。
彼女はその後すぐその部屋を引っ越した。
もうあの部屋のある沿線には近寄りたくないと言う。
外が騒がしくなって、人の気配がした。
何か叫んでいるような声もする。
(ああ、やっぱり音がしてたのみんな気がついていたんだ。)
ふっ、と体が動いた。
とたんにきな臭い匂いがした。
驚いてカーテンを開けると真っ黒い煙が流れて、人が前の道に集まって騒いでいる。
「早くそこ出なさい!火事!危ないから!」
見ると同じアパートの住人が着の身着のままで逃げ出している。
彼女も慌てて外に出た。
火元は裏の家で全焼。
火を消そうとした家の人が左半身に大やけどを負って後に亡くなったそうだ。
失火の原因はストーブの火の不始末らしいが、彼女はきっとあの得体の知れない音が火事に関係していると言う。
あまりにもマジな顔で言うので、その話しを聞いたときは本当に気味が悪かった。
彼女はその後すぐその部屋を引っ越した。
もうあの部屋のある沿線には近寄りたくないと言う。
189: 本当にあった怖い名無し 04/08/03 21:34 ID:cnABbnCn
5年程前、深夜ラジオにハマって遅くまで起きていると、なにやら外で物音が。家の近所は住宅街になっていて、冬になると車一台通るのがやっと。
そんな道路で、夜中の2時ごろにどこの車が走っているのだろうと思い窓から見てみると、派手な装飾のでかい車……。
それは、ヘッドライトもつけず、のろのろと走る霊柩車でした。
自分でもあれは何かの間違いだったのかと思いますが、未だに真偽の程は定かじゃありません。
そんな道路で、夜中の2時ごろにどこの車が走っているのだろうと思い窓から見てみると、派手な装飾のでかい車……。
それは、ヘッドライトもつけず、のろのろと走る霊柩車でした。
自分でもあれは何かの間違いだったのかと思いますが、未だに真偽の程は定かじゃありません。
195: 本当にあった怖い名無し 04/08/03 21:56 ID:MlxiJ/oO
小学校の頃、総合学習なのか何なのか、近所の幼稚園を訪ねて一緒に遊ぶという事があった。
幼稚園児と一緒に粘土で合作、という事をやった。
合作といっても小学生&幼稚園児混合グループでそれぞれが何か1つ作り、合体。
というわけわからんもんだったわけだが。
漏れの入ったグループで、皆騒ぎまくりなのにひとり黙々と粘土をこねている幼稚園児がいたから「何つくってるの?」と聞いてみた。
その子は「お母さんと赤ちゃん」と言った。
そういいながら、赤ちゃんと思しき小さな粘土の塊をお母さんらしき大きな塊の空洞にいれた。
「赤ちゃんは生まれる前なの?」っていったら「うん」だって。
幼稚園児と一緒に粘土で合作、という事をやった。
合作といっても小学生&幼稚園児混合グループでそれぞれが何か1つ作り、合体。
というわけわからんもんだったわけだが。
漏れの入ったグループで、皆騒ぎまくりなのにひとり黙々と粘土をこねている幼稚園児がいたから「何つくってるの?」と聞いてみた。
その子は「お母さんと赤ちゃん」と言った。
そういいながら、赤ちゃんと思しき小さな粘土の塊をお母さんらしき大きな塊の空洞にいれた。
「赤ちゃんは生まれる前なの?」っていったら「うん」だって。
196: 本当にあった怖い名無し 04/08/03 22:08 ID:MlxiJ/oO
それから漏れは暫く自分のものを作っていた。
大体出来たのでひと息をついてふとさっきの子を目で追うと、手洗い場に行きひたすら何かをやっていた。
そろそろ終了時間なので呼びにいくと、その子は手洗い場に粘土を置いたまま、蛇口をめいっぱいあけて水を流していた。
「何やってるの?、粘土ながれちゃうよ」
といったら「あかちゃん水に流れちゃった・・・」とぼそっといった。
何か気味が悪かったのだが、とりあえずその水に濡れた訳の分からない塊を拾い上げ合体させた。
数日後、その子と家の外でばったりあった。
どうやら結構近所だったらしい。
一ヶ月位あとに、その家の母親が流産したらしい・・・という話を聞いた。
粘土の一件を思い出し気味が悪かった。
それだけ
大体出来たのでひと息をついてふとさっきの子を目で追うと、手洗い場に行きひたすら何かをやっていた。
そろそろ終了時間なので呼びにいくと、その子は手洗い場に粘土を置いたまま、蛇口をめいっぱいあけて水を流していた。
「何やってるの?、粘土ながれちゃうよ」
といったら「あかちゃん水に流れちゃった・・・」とぼそっといった。
何か気味が悪かったのだが、とりあえずその水に濡れた訳の分からない塊を拾い上げ合体させた。
数日後、その子と家の外でばったりあった。
どうやら結構近所だったらしい。
一ヶ月位あとに、その家の母親が流産したらしい・・・という話を聞いた。
粘土の一件を思い出し気味が悪かった。
それだけ
227: 本当にあった怖い名無し 04/08/04 12:09 ID:EF1r+4Os
唐突ですが聞いてください。
私4F建てのアパートの3Fに住んでるんです。
少し前、夜中になるとアパートの上の部屋からドンドンと強い足踏みをしながら人の歩き回る音がしてたんですよ。
リビングに置いてあるテーブルの周りを回っているような感じでね。
もちろん見たわけではないので想像ですよ。
自分の部屋でイメージしたらという意味ですわ。
その音が2~3日続いたので様子を確認しようかと思ったんだけど、気持ち悪いし、夜中に出て行くのもなんだかなあと思って我慢してたんです。
だいたい2~30分で止まるので我慢できる範囲だったんです。
ところがね・・・・。
続く
私4F建てのアパートの3Fに住んでるんです。
少し前、夜中になるとアパートの上の部屋からドンドンと強い足踏みをしながら人の歩き回る音がしてたんですよ。
リビングに置いてあるテーブルの周りを回っているような感じでね。
もちろん見たわけではないので想像ですよ。
自分の部屋でイメージしたらという意味ですわ。
その音が2~3日続いたので様子を確認しようかと思ったんだけど、気持ち悪いし、夜中に出て行くのもなんだかなあと思って我慢してたんです。
だいたい2~30分で止まるので我慢できる範囲だったんです。
ところがね・・・・。
続く
228: 本当にあった怖い名無し 04/08/04 12:10 ID:EF1r+4Os
音がしだして5日目くらいにあんまり寝苦しくてベランダの窓を開けて寝てたんですよ。
そんでやっぱり夜中に例のドンドンと歩き回る音がする・・・。
ふと気になって考えてたらこんな夜中に何をやってるんだろうか?
もしかしたら頭のおかしい人なんだろうか?
と言う結論に至って内心ガクブルになったんです。
そんな感じでベッドで震えてたら、その日の足音はいつも歩いてるところをひとしきり巡回した後、いつもなら消えるはずの足音はそのままベランダの方へ移動して行ったんですよ。
足音ってどこ移動してるかなんて大体分かりますよね。
ああベランダの方へ行ったなあとボケーっと考えてたんですわ。
ん?ちょっと待てよ。
ベランダって窓開けてたよなあとか思ってふとベランダの方を見ると同時くらいにドン!!って物凄い音がベランダからしたんですよ。
上から物が落ちてきたような感じの音ですわ。!!!
なんかやばい。そう思った私はベッドから飛び降りると慌てて窓を閉めにいったんです。
でも気になって窓からそーっと顔を出してベランダを見渡したんです。
そしたらね・・・。
ベランダの隅のほうでなんか黒い影が蠢いてるんです。
なんだったと思います?
続く
そんでやっぱり夜中に例のドンドンと歩き回る音がする・・・。
ふと気になって考えてたらこんな夜中に何をやってるんだろうか?
もしかしたら頭のおかしい人なんだろうか?
と言う結論に至って内心ガクブルになったんです。
そんな感じでベッドで震えてたら、その日の足音はいつも歩いてるところをひとしきり巡回した後、いつもなら消えるはずの足音はそのままベランダの方へ移動して行ったんですよ。
足音ってどこ移動してるかなんて大体分かりますよね。
ああベランダの方へ行ったなあとボケーっと考えてたんですわ。
ん?ちょっと待てよ。
ベランダって窓開けてたよなあとか思ってふとベランダの方を見ると同時くらいにドン!!って物凄い音がベランダからしたんですよ。
上から物が落ちてきたような感じの音ですわ。!!!
なんかやばい。そう思った私はベッドから飛び降りると慌てて窓を閉めにいったんです。
でも気になって窓からそーっと顔を出してベランダを見渡したんです。
そしたらね・・・。
ベランダの隅のほうでなんか黒い影が蠢いてるんです。
なんだったと思います?
続く
229: 本当にあった怖い名無し 04/08/04 12:11 ID:EF1r+4Os
上半身しかない頭から血を流してる血まみれの女の人だったんです。
目があったような気がしました。
よく見るとその目は穴が開いた様に真っ黒で空洞のようになってました。
思わず、腰が抜けてその場にへたり込んでしまいましたよ。
そんでそのまま視線をはずす事も出来ずに呆然と見ているとその女、腕を振りかぶって床にドン、また反対の腕を振りかぶってドンっと匍匐前進の状態で動いてるんです。
そのスピードの速い事速い事・・・。
窓際にへたり込んでる私なんかまるで関係ないかのように私の横を通過して私の部屋に入ってそのままリビングへ直行してテーブルの周りをぐるぐる匍匐全身で回り始めました。
ベランダの窓の横でへたり込んで呆然とその様子を見てるしかありませんでした。
そんでその女ひとしきりリビングを回るとなんだか納得したのかまたベランダの方へ向かってきたんです。
もう気が気じゃなかったですよ。
ドンドンと音を立てて迫ってくるんです。
もう私悲鳴を上げるどころかひきつけ起こしてました。
そして女が私の近くに来た時に私の方を向いて一言だけぼそっと言ったんです。
『ここじゃないし、お前でもない・・・。』
そのままベランダの壁を乗り越えて下の部屋へ行ってしまいました。
もうどうしていいか分からず、何が起こったのかも理解できずに呆然と放心していたら程なくして下の部屋から悲鳴が聞こえました。
そこで我に返って慌ててベランダの窓閉めてカーテン引いて布団の中で震えて朝まで過ごしました。
それからは上の部屋から音もしなくなったんですけどね。
ちなみに上の部屋明るい時に見に行ったんです。
そしたら、誰も住んでないみたいでした。
今思うとあのドンドンって音、足音じゃなく匍匐前進のときの音だったようです。
ってか場所間違ってでたんかよ・・・。
勘弁してくださいよ・・・orz
まじめに怖かった・・・・・・・・・。
もうベランダの窓怖くて開けれません。
目があったような気がしました。
よく見るとその目は穴が開いた様に真っ黒で空洞のようになってました。
思わず、腰が抜けてその場にへたり込んでしまいましたよ。
そんでそのまま視線をはずす事も出来ずに呆然と見ているとその女、腕を振りかぶって床にドン、また反対の腕を振りかぶってドンっと匍匐前進の状態で動いてるんです。
そのスピードの速い事速い事・・・。
窓際にへたり込んでる私なんかまるで関係ないかのように私の横を通過して私の部屋に入ってそのままリビングへ直行してテーブルの周りをぐるぐる匍匐全身で回り始めました。
ベランダの窓の横でへたり込んで呆然とその様子を見てるしかありませんでした。
そんでその女ひとしきりリビングを回るとなんだか納得したのかまたベランダの方へ向かってきたんです。
もう気が気じゃなかったですよ。
ドンドンと音を立てて迫ってくるんです。
もう私悲鳴を上げるどころかひきつけ起こしてました。
そして女が私の近くに来た時に私の方を向いて一言だけぼそっと言ったんです。
『ここじゃないし、お前でもない・・・。』
そのままベランダの壁を乗り越えて下の部屋へ行ってしまいました。
もうどうしていいか分からず、何が起こったのかも理解できずに呆然と放心していたら程なくして下の部屋から悲鳴が聞こえました。
そこで我に返って慌ててベランダの窓閉めてカーテン引いて布団の中で震えて朝まで過ごしました。
それからは上の部屋から音もしなくなったんですけどね。
ちなみに上の部屋明るい時に見に行ったんです。
そしたら、誰も住んでないみたいでした。
今思うとあのドンドンって音、足音じゃなく匍匐前進のときの音だったようです。
ってか場所間違ってでたんかよ・・・。
勘弁してくださいよ・・・orz
まじめに怖かった・・・・・・・・・。
もうベランダの窓怖くて開けれません。
230: 本当にあった怖い名無し 04/08/04 12:23 ID:IhHku+4I
(;´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д`;)コエー
240: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/08/04 12:58 ID:eblBXXfa
戦争中の話なんだけど、母方のばあさんの兄(大伯父)が陸軍士官学校を出たエリートで、当時満州の部隊に配属されていた。
時々実家のある鹿児島に手紙を出していたんだけど、1944年の秋ごろから急に手紙がぱったり途絶えてしまったらしい。
ばあさんやひいばあさんは、最悪のパターンを想像しながら不安な日々を送っていた。
1945年になって間もない冬の夜。
ばあさんが部屋で寝ていたら革靴の音がしたらしい。
あの当時革靴を履いているのは軍人と一部の政治家ぐらいのものだから、すぐに「これは兵隊だ」と気づいたそうだ。
ばあさんはそのまま横で寝ていた姉に、誰か来ていることを知らせた。
ばあさんの姉はおとなしく寝ているように言い聞かせて、自分は薄目を開けて音のするほうに頭を動かした。
そしたら、部屋の横の縁側に、ぼうっと大伯父が現れた。
帽子をかぶって腰にサーベルをさし、マントを着た正装姿だったらしいけど、やけに青白くて恨めしそうな、残念そうな表情をしていたそうだ。
ばあさんは思わず、「兄さんが帰ってきた!!」と叫んで、隣に寝ていたひいばあさんを起こしに走っていった。
ひいばあさんやばあさんのもう一人の姉が駆け込んでくると、大伯父は軽く会釈をすると、どこか苦しそうに胸を押えながらすうっと消えていった。
それから1ヶ月ほどして、大伯父の戦死通知が来た。
でもただ満州で指揮中に死んだと書かれているだけで、戦死か病死かは分からなかったし、遺骨も最後まで見つからなかった。
おそらく部隊が撤退中に大伯父は病臥していたため置いていかれたのでは、とばあさんは考えている。
そのあとばあさんの二番目の姉は病気で亡くなって、ばあさんも鹿児島の空襲で大怪我した。
その時にも、ばあさんは防空壕で大伯父らしき人が日本刀を左手に握って正座している姿を見たらしい。
鹿児島の空襲は結構酷かったけど、ばあさんの実家は焼け残った。
死んだ大伯父が守ってくれたんだといって、親戚はみんな感謝している。
時々実家のある鹿児島に手紙を出していたんだけど、1944年の秋ごろから急に手紙がぱったり途絶えてしまったらしい。
ばあさんやひいばあさんは、最悪のパターンを想像しながら不安な日々を送っていた。
1945年になって間もない冬の夜。
ばあさんが部屋で寝ていたら革靴の音がしたらしい。
あの当時革靴を履いているのは軍人と一部の政治家ぐらいのものだから、すぐに「これは兵隊だ」と気づいたそうだ。
ばあさんはそのまま横で寝ていた姉に、誰か来ていることを知らせた。
ばあさんの姉はおとなしく寝ているように言い聞かせて、自分は薄目を開けて音のするほうに頭を動かした。
そしたら、部屋の横の縁側に、ぼうっと大伯父が現れた。
帽子をかぶって腰にサーベルをさし、マントを着た正装姿だったらしいけど、やけに青白くて恨めしそうな、残念そうな表情をしていたそうだ。
ばあさんは思わず、「兄さんが帰ってきた!!」と叫んで、隣に寝ていたひいばあさんを起こしに走っていった。
ひいばあさんやばあさんのもう一人の姉が駆け込んでくると、大伯父は軽く会釈をすると、どこか苦しそうに胸を押えながらすうっと消えていった。
それから1ヶ月ほどして、大伯父の戦死通知が来た。
でもただ満州で指揮中に死んだと書かれているだけで、戦死か病死かは分からなかったし、遺骨も最後まで見つからなかった。
おそらく部隊が撤退中に大伯父は病臥していたため置いていかれたのでは、とばあさんは考えている。
そのあとばあさんの二番目の姉は病気で亡くなって、ばあさんも鹿児島の空襲で大怪我した。
その時にも、ばあさんは防空壕で大伯父らしき人が日本刀を左手に握って正座している姿を見たらしい。
鹿児島の空襲は結構酷かったけど、ばあさんの実家は焼け残った。
死んだ大伯父が守ってくれたんだといって、親戚はみんな感謝している。
261: |・∀・|y━~~ 04/08/04 22:39 ID:SAMb1WOo
中学の時の話でも。
俺の学校は小学校と横並びに建ってまして。
その小学校は戦前から建っていて、一部改装工事をした際、戦時中の爆撃の焼け跡が出てきたりしてました。
そのせいもあって、怪談話には事欠かない学校でした。
中3の頃、生徒会文化委員長をやってたのやが、それがまた面倒くさい仕事で、ベルマークの集計とか、、、まぁそんな話はさておき、その日は文化祭の準備で連日、夜遅くまで準備に追われている時でした。
準備も一段落ついた頃、なんか話の流れから肝試しでもすることになりまして。
会場は当然のごとく隣の小学校。
1階の教室の窓が開いているとの情報をもとに、そこから一人ずつスタートしました。
校舎はちゃんとした鉄筋コンクリート製なのだが、なぜか一階の廊下だけは木張りでできており、歩くたびにギシッギシッと軋む音がして。
廊下歩くだけでも怖すぎるわ。
あげくに二宮金次郎が走ってくるんやろ、、、などとぶつぶつ文句垂れながら歩いてました。
俺の学校は小学校と横並びに建ってまして。
その小学校は戦前から建っていて、一部改装工事をした際、戦時中の爆撃の焼け跡が出てきたりしてました。
そのせいもあって、怪談話には事欠かない学校でした。
中3の頃、生徒会文化委員長をやってたのやが、それがまた面倒くさい仕事で、ベルマークの集計とか、、、まぁそんな話はさておき、その日は文化祭の準備で連日、夜遅くまで準備に追われている時でした。
準備も一段落ついた頃、なんか話の流れから肝試しでもすることになりまして。
会場は当然のごとく隣の小学校。
1階の教室の窓が開いているとの情報をもとに、そこから一人ずつスタートしました。
校舎はちゃんとした鉄筋コンクリート製なのだが、なぜか一階の廊下だけは木張りでできており、歩くたびにギシッギシッと軋む音がして。
廊下歩くだけでも怖すぎるわ。
あげくに二宮金次郎が走ってくるんやろ、、、などとぶつぶつ文句垂れながら歩いてました。
262: |・∀・|y━~~ 04/08/04 22:40 ID:SAMb1WOo
ふと前方が気になり、目を凝らして見てみたものの、暗闇が続くばかりで特に変わった様子無し。
再び歩き始めたその時、ギシッ前方から音が。
さらに一歩踏み出すと、それに合わすかのようにギシッ
歩いて行くにつれ、おれの歩調に合わせて前方から何かが歩いてくる。
金次郎?いやいや、そんなわけが。
大体、あれは銅像やし。
つーか、前には何もおらんし。
少しずつ前に進む俺。
それに合わせて歩いてくる金次郎。
再び歩き始めたその時、ギシッ前方から音が。
さらに一歩踏み出すと、それに合わすかのようにギシッ
歩いて行くにつれ、おれの歩調に合わせて前方から何かが歩いてくる。
金次郎?いやいや、そんなわけが。
大体、あれは銅像やし。
つーか、前には何もおらんし。
少しずつ前に進む俺。
それに合わせて歩いてくる金次郎。
263: |・∀・|y━~~ 04/08/04 22:40 ID:SAMb1WOo
逃げ出したい衝動を抑えながら廊下の中央まで進んだ。
そして、俺の一歩と金次郎の一歩が重なった瞬間、目の前に女の顔が。
血みどろで、半分焼け焦げた痕が。
叫ぶことも忘れた俺に一言、
”ここから先は振り向くな。”
震える膝を堪えながら前に一歩踏み出すと、またそれに合わせてギシッ今度は後ろから。
廊下の先にある壁だけを見つめてひたすら前へ。
それに合わせて遠ざかっていく足音。ようやく壁にたどり着いたその時、俺の耳元で
”なんで振り向いてくれへんの?”
そして、俺の一歩と金次郎の一歩が重なった瞬間、目の前に女の顔が。
血みどろで、半分焼け焦げた痕が。
叫ぶことも忘れた俺に一言、
”ここから先は振り向くな。”
震える膝を堪えながら前に一歩踏み出すと、またそれに合わせてギシッ今度は後ろから。
廊下の先にある壁だけを見つめてひたすら前へ。
それに合わせて遠ざかっていく足音。ようやく壁にたどり着いたその時、俺の耳元で
”なんで振り向いてくれへんの?”
266: 本当にあった怖い名無し 04/08/04 23:42 ID:bUHcF6GM
>>261-263
こわ
こわ
引用元: https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1091367301/
Comment (12)
>彼女の部屋の下で道は東に折れさらに20メートルほど行ったところで南に曲がる
>また北の方から音がしてくる。
一体どんな街路になっているのかさっぱり分かりません。火事の原因や状況は極めて具体的なのと対照的ですね。
第2話
家の近所は住宅街、かつ車1台通るのがやっととありますが、この住宅街は昔からの集落ですか? 文を読む限りでは比較的新しくできた住宅団地のように思えます。
そうした新しい街区では、道幅は最低4メートル確保するように法的規定があるので、車1台がやっと、というのは有り得ないのですが。もっと話を長くして詳しく説明してもばちは当たらないでしょう。
第3話
幼児というものは、幼児自身も自覚していないくらい猛烈な勢いで五感を働かせ、周囲の情報を収集しています。大人になるための前段階というわけですが、だから大人たちが気付かないうちに幼児が思わぬことを記憶している事も稀ではありません。
第4話
その幽霊(?)が誰かを探していたのなら、なぜ誰もいない部屋で4日間も無駄に匍匐前進していたのでしょうか?
みつこ
が
しました
第5話
>革靴の音がしたらしい。
>「これは兵隊だ」
兵隊(2等兵~兵長)が履いていたのは編上靴(へんじょうか)。靴底にはたくさんの鉄の鋲が打ってあり、普通の革靴のような足音はしないでしょう。将校は長靴(ちょうか。ナチ・ドイツのマネらしい)でした。戦前派ならそこは間違えません。お婆さんは「これは将校だ」と言うはず。
それに、将校がサーベルを吊っているとは、いつの軍隊の話ですか? 日露戦争の頃ならあったかも知れませんが、第2次大戦の時は日本刀を模した軍刀と拳銃が将校の制式装備ですよ。
それに、1945年の早春頃なら、まだソ連軍は満州に侵攻していないのに「部隊が撤退中」とはこれ如何に? 単に満州の匪賊との戦いだったとも考えられないし。本来満州の軍(関東軍)はソ連との戦いを想定していたものが、太平洋でのアメリカとの戦争が不利になって来ると大部分が太平洋方面に引き抜かれて玉砕、という運命をたどっています。大伯父殿も、太平洋のどこかの島で戦死、というようにしたら本当らしく感じられたかも知れません。
いや、私もミリオタではないので詳しくは知りません。間違いであったらご訂正・ご教示下さい。
なお、余談ですが、1945年の1月・2月は観測史上まれに見る大寒冬で、月平均気温が平年より2℃から3℃も下がりました。当時を経験した人の話なら、そうした話題をちょっとはさむのもリアリティを感じさせる要素になりますよ。
第6話
もうあまりに遅い時間になったので、今回はこれで失礼します。長文スマソ。おやすみなさい……。ZZZ……。
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
コメントする