最後の挨拶

名無しさん

自分の友人Aが体験した不思議な話し。

1年ほど前の休日、自分がカフェで1人で休憩しているとたまたま古い友人のAと出会った。
友人Aは小学校から高校まで一緒で、中学まではお互い仲が良く他の友人も含めてよく一緒に遊んだが、高校からは少し疎遠になってしまい、自分もAも別々に地元を離れたので高校卒業以来会うのはこれが初めてだった。

はじめは声をかけようか悩んだが、Aは正面の席に座っててバッチリ目が合ってしまい、向こうも気づいたみたいだったのでこちらから声をかけてみた。

するとAも自分を憶えていてくれたので一緒の席に座ってお互いの近況や懐かしい話しに花を咲かせた。
ところが会話中、Aはどこかうかない様子だったので、さすがにいきなりで少し迷惑だったかな?と思い話題を切り上げて席を立とうとすると、Aがちょっと時間いいか?と聞いてきた。

A「おまえBやC、それにDって憶えてるか?」

BとCは小学校、中学の同級生でAも含めてよく遊んだ友人だ。
Dは確か高校の頃Aとよく一緒にいたヤツだった。
自分はあまり話したことはなかったけど。

自分「憶えてるけど…、自分は卒業以来会ってはないよ」
A「俺もそうだったんだけどな。実は…」

Aによると、ここ1、2ヶ月ほどの短期間に自分も含めて古い友人知人と偶然会いまくっているらしい。
ある友人は仕事の関係で、ある友人は街中で、一番驚いたのはAが先日仕事で海外に出張していたときに、そこでたまたま新婚旅行に来ていたCと出くわしたとのこと。
他にも自分が知らないAの古い友人や親戚を含むて10人近く偶然出会ったらしい。
どれも10年以上連絡も取ってなかった友人達ばかりで、もちろん場所や時間、シチュエーションもバラバラだ。

A「最初のうちは嬉しかったけど、さすがに最近はちょっと気味が悪くてな」

とAは苦笑いしていた。
少し不安がっていたので自分はAを励まししつつ、現在の連絡先を交換してその場は別れた。

それからほどなくして突然Aの訃報が届いた。
Aに全く落ち度のない交通事故だった。
葬儀会場でBやCと会った自分は先のカフェで聞いたAの話をするとBとCも気味悪がってた。

しかし自分も含め、あの時に連絡先を交換していないと訃報は届かず自分はAが亡くなったことさえ気づかなかったと思う。

偶然といえばそれまでかもしれないけど、自分が(正確にはAが)体験した不思議な出来事。





子供の頃に見た白装束の人物が、毎年少しずつ近づいてきてる気がするのです

名無しさん

私がこれを体験したのは小学生の頃だったと思います

毎年夏に3時間ほど車を走らせ、田舎にある親戚の持ち家に泊まりに行っていました。
その出来事があった年は親と交流がある友人さんの家族ら3組と行き、いつもは退屈な田舎での生活も海水浴や花火、バーベキューをしてすごく楽しかった思い出があります。

2日目の夕方に海水浴から帰りバーベキューや花火をしたあと、家の裏手の山道を5分ほど登って行くと先祖が眠っているお墓があり
みんなもいることだし時間も遅いけどお参りに行くかという話になりました。

私は少し眠かったのですが親の友人さんの子どもたちは初めて行くということもあり探検っぽ い!とはしゃいでいたのでしぶしぶ行くことにしました

人数は10人ほどで無事にお墓にたどり着き懐中電灯のあかりだけを頼りにお墓を洗ったりお花を添えたりしていたのですが
ふとお墓を見渡すと、よくお化けの風貌でありがちな白装束の方が木の桶を持ってふらふらしてるのが見えました

私は、「あれ?誰か他の人が来てるのかな?」と思ったのですが懐中電灯も持たず一人でただふらついているだけだったので
すごく怖くなり近くにいた父親に「あそこに白い服着た誰かがいるんやけど」と怯えながら言うと父親は
「えー?父さん一番最初について桶に水くんだりしてたけど誰もおらんかったで?」というのです
私達がつく少し前に来た のかなとも思ったのですが父親が言うには誰も来てないはずとのことでした

私はその人がまだ遠くの方でうろちょろしていたのが見えとても怖く、「早く帰ろう!」とばかり言っていたのを覚えています

結局私はお参りをする前に母親と山を降りずっと布団にくるまり怯えていたのですが
帰ってきた子どもたちや親が言うにはそんな人いなかったよとのことでした。
結局私の見間違いだろということになり、その話は終わりました。

その後は何事も無く日が経ち田舎から帰る日になったのですが、また先祖のお墓に家に帰るよと言いに行こうということで
皆でそのお墓に行くこととなりました。

その日は快晴で周り もすごく明るかったので先日あったことも忘れなんてことなくお墓参りを済ませて帰るかーとなったのですが
あの白装束の人がいた位置を見てみると、その人が持っていた桶だけがぽつんと置かれているだけでした
ただその桶をずっと見ているだけでなぜかとても気持ちが悪くなり急いで下山しました。

その後は何事も無く家に帰れたのですが寝ている際に怖い夢を見ました

親が車を運転しており私は後部座席ではしゃいでいるのですが突然車がガードレールにぶつかり
その瞬間私以外は消え私だけが車の中にいる状況になり、バックミラーを見るとあの白装束の人が突っ立っており
夢のなかで叫んだ瞬間自分の寝言の叫び声で目が冷めました

その後なにかがあったというわけではないのですが、1年に1回の周期でその夢をかならず見ます
大人になった今でも夢のなかの私は子供で起きることも変わりません
ただバックミラーを見た際にいる白装束の人が毎回少しづつ近づいてるようなきがするのです
また起きる際に叫び声を上げるというのも変わっていません。

いまだにその人の年齢や性別などはわからないのですがそれを知ってしまうのがとても怖いです、
もしかしたらあの夢が終わるときに私が死んでしまうのでは?とまで思ってしまっています。 
思い込みならいいのですが、もし本当にそうなってしまったらと思うと毎年夏のその時期になるたびに
寝るのがとても怖くなるのです 

ここまで私のつたない文章を読んで頂きありがとうございました





左足の警告

りゅうちゃろすさん

今回は、アルバイト時代に起きた心霊体験を投稿させて頂きます。

前に喫茶店でバイトしていた時に、面白い常連さん達がいまして、その方々はおばけ探検隊と名乗り趣味は、心霊スポット巡りという変わった人達でした。
毎回喫茶店にくるたびに、行った心霊スポットやアイテムをみせてくれて楽しませて頂いてたのですが、ある日来店されたさい、すごく暗くいつもより元気もなく訳をたずねると、行った心霊スポットがガチでやばかった。そして行った後から体調がすぐれないとお話ししてくれたのです。
どんなことが起きたかは話を濁されて教えてくれなかったのですが、唯一話してくれたのが、風車の家に行ったんだよ…と。
そして二度と行きたくない!のみでした。

いつもならもっと詳しく話してくれるのに…と思ってたら、急に先輩によばれ
『いま常連さんにはちかづかないほうがいいよ…』
と忠告され、何故?と不思議に思い理由をきくと
『足元…気にならない?』
と言われふと常連さんの足をみたら、女の人の手が、常連さんの左足にからみついてるんです。

実際には直接みると、足に手はからみついてないのですが、ガラステーブル越しに足を見ると手が、からみついて見えるのです。
もう見えた瞬間、鳥肌がたちヤバいと思いました。霊感のない私達にさえみえてしまうほどのものが、常連のお客さんに何かついてると。
怖くなってしまいその日は、常連さんには近づかないようにしてました。

それから、何ヵ月がたち久しぶりに例の常連さん達が来店したのですが、前回、左足に手が絡まれてた常連さんが左足を骨折していて松葉づえをつきながら来店されたのです。
どうしたのか聞くと、趣味のスノボしてる時に誤って転び怪我をしてしまったと。
よくよく話を掘り下げていくと、前回来店されたすぐ後に怪我をしてしまったらしく、あれ以降心霊スポットに行けてないと話されてました。

もしかしたら例の左足を絡んでた何かが原因だったのか、もしくわ守護霊がもう行くなと注意されてたのか今となってわからない出来事でした。



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