image (5)


162: 本当にあった怖い名無し 05/01/18 21:44:54 ID:wRsAJvOh0
昔なんだけど、俺は友達と地元の神社の祭りに行った。
そのころ俺は中学生で、まぁ、無茶もやってしまうような好奇心旺盛な少年だったわけだ。
それで、俺は友達を誘って、神社の、さらに奥のほうの暗い道に行こうといった。
その暗い道っていうのは、昔からよくないうわさが絶えないような、いわば心霊スポットといわれるような場所だった。
もちろん友達もそのことを知っていて、「いやだよ、おれは」なんていっていた。
「ばっか、男なら行ってみなきゃいけないんだよ」って俺は説得して、嫌がる友達をむりに連れてその道に入った。
暗い道は、本当に真っ暗で何も見えなくて、雑木林になっていて、気温は夏なのに嫌に低いし、生き物の声さえしない。
何にも知らない人が来たって、ここは嫌な場所だと思うような感じだった。
「なぁ、もう帰らない?」怖くなったのか友達はそういった。
けれども、俺は一度行くと言った以上完全に見て回るまでは帰りたくなかった。

「嫌だよ、まだ見るんだよ」
「俺もう怖いよ。もう帰っていいか?」
「だめだよ」
俺はそういったけれど、友達は「もうだめだ。帰るわ」そういって走ってどっかに行ってしまった。
どうしようもない俗物だと俺は思いながら、しばらく雑木林の中を探索し続けた。
しばらくすると暗がりの中からどこからかわかんないけど友達の情けない声が聞こえてきた。
「なぁ、こうゆう怖いところに冗談半分で入ると、出るっていうじゃん、やめとけよ~」
「はっ、お前、帰り道すら怖いのか?情けないなぁ。出るわけないだろーが」
それでもやつはしつこく続けた「いや、出るらしいよ・・・」
まだそんなねぼけたこと言ってるのかって俺は苛立って無視した。
無視してしばらく歩いているうちにある違和感に気がついた。

・・・・・ん?
さっきの、男の声だけど友達の声じゃねーなぁ。?
そのとき、俺はもう急に背筋が寒くなって、怖くなって、そんな時にまた声が聞こえた
「俺がもう出てるじゃねーか」

351: 本当にあった怖い名無し 05/01/22 20:18:10 ID:RMGfIj6Z0
昨日の夜嫌な体験をしたので書き込みます。
誰かに話してちょっとラクになりたいだけなので聞き流してください。
いつもより早くに眠気に襲われた為、部屋の電気を消してベッドに潜り込みました。
私はいつも体の右を下にして寝るのですが、体を右下にして寝ると部屋のドアが目に入るのです。
ベッドに入る前まではあんなに眠かったのに寝る体勢になったら何故か眠気が飛びました。
でも今更起き上がる気にもなれずボーッとドアを見つめていました。
しばらくするとドクン!と自分の心臓が大きく跳ねました。
あれ?まずいかな?と何か危険を感じて寝返りをうとうとしたら案の定金縛り。
金縛りに合う前は絶対に目を閉じると決めていたのですが昨日はだめでした。
目を開いたまま動かない体。
汗がじっとりと全身の毛穴から流れ出してくる感覚だけがリアルです。
ドアから目を離せないでいると暗闇の中でほんの少しずつドアが開いていくのが見えました。

353: 本当にあった怖い名無し 05/01/22 20:19:53 ID:RMGfIj6Z0
いや本当勘弁しろよ、見たくないんだよと思っていたら、開いたドアの向こう側に小さいおばあちゃんがいました。
腰が少し曲がっており、着物を着たおばあちゃん。
両手を上品そうに体の前で組んでいてまっすぐにこちらを見ています。
目が離せないままでいるとおばあちゃんはゆっくりお辞儀をしました。
(演歌歌手とかがやるみたいにゆっくり)
そして一歩部屋の中に足を踏み込んできました。
「いやいや入ってくんなよ!」
その瞬間に無意識にデカイ声で自分が叫ぶと金縛りがとけ、消したはずの電気がパッとつきました。
勿論ドアが開いてませんでした。
今思うとやたら礼儀正しいおばあちゃんだなとは思いましたがそのときはほんっとーに怖かったです。

つまらなくてすいません。

352: 本当にあった怖い名無し 05/01/22 20:18:42 ID:xjjJ+W2rO
オレの友達の先輩の話です。
その人は心霊スポットめぐるのが好きらしく遠方にもでかけるらしい。
んで潰れた旅館に幽霊がでるだの噂があるんでいってみることにしたんだって。
3人でそこにいったらしいんだけど、その3人ともが何かしらの怖い体験をしたことがあるらしく霊感が強い人だったんだって。

旅館の中はもうボロボロで、潰れて何年もたってんだけど忍びこむ人達が後をたえないせいかゴミもいっぱいおちてるんだって。
いろんな場所を探索してると、そん中の1人が妙にそわそわしだしたらしいの。
んで、どうしたの?って聞いてもいいたがらないんだって。
変だなぁと思いつつも探索続けてたんだけど、今度はそのこが足早になるんだって。
で、いきなり逃げろっていいだすもんだから後の2人も分けもわからず走りまくって、非常階段から車まで一目散に逃げたの、で車に何とかたどりついたらしい。
で前2人、後部座席に1人ってポジションで車にのったの。
そこで後ろにのってた人が旅館側をバックミラーからみてスゴく青ざめた顔をしてるんだって。
ただごとじゃない様子を感じ取った2人も恐る恐るバックミラーないしサイドミラーから後ろをみると…女がたってたの、旅館に…それはもの凄い形相で…それだけでも怖いのにその立ち方は明らかにこの世の人じゃない。

おんなは建物に対して垂直、直角にたってたんだって。
んでジーッとこっちを眺めてるんだって。
慌ててエンジンかけるんだけどなかなかかからないんだって。
で何度目かでやっとかかってすぐさま逃げたんだけど、後部座席のヤツの話だと、女はもの凄い勢いで車にせまってたらしい。

405: Mの彼女 05/01/23 14:53:54 ID:OJT+812E0
これは本当にあった話です。
あんまり怖くないかもしれませんが、とりあえ書きます。
私には付き合っている彼氏がいます。
その彼氏とは家族ぐるみの付き合いでよく家に泊まらせてもらったりしています。
その日もいつもの様に、彼氏の家に泊まってみんなでテレビを見ていました。テレビ番組の内容は、霊能力者が心霊スポットを霊視するというものでした。
しばらくその番組を見ていると、決まり文句の様に霊能力者が『ここに霊がいます...。』と言いだしました。

その瞬間、霊感のある彼氏のお母さんが大きな声で
『りえちゃん(私)早くチャンネルかえてっ!!』
私はビックリして固まっていました。
彼氏のお母さんは、さらに『出てる!出てる!テレビから幽霊出てきてる!!!!』彼氏は急いで電源を切り慣れた感じで『遅かった??』と聞ききました。
すると彼氏のお母さんは『遅すぎるわ!もう、りえちゃんの横座ってる!』と言いました。
彼氏の家ではこれが初めてじゃないそうです。

この出来事は16年間生きてきたなかで1番こわかったです。

466: 本当にあった怖い名無し 05/01/24 18:10:36 ID:gZNFoJVx0
時に小学3年生。
学校が終わると、真っ先に家に帰りランドセルを放り、Uターンで家から飛び出しては、ほどない距離にある児童公園へと遊びに行っていた。
そこには同じように集う友達が幾名、公園は子供なりの社交場として機能し、来る日も来る日も友達同士そこで夕方まで遊ぶ生活を送っていた。
そして話は変わって、この公園には時々現れる名物の少年がいる。
歳は同い年、容姿も至って平素であるが、三つの非凡な点が挙げられた。
一つは彼には悲しいほど友達がいないこと。
もう一つは家が裕福であること。
もう一つは彼は公園に来る前に、予め駄菓子屋でお菓子を買い漁り、そのお菓子を公園内の同い年くらいの子供達に配って回っていた。
そしてお菓子を配り終えると、あげた子供達の元に遊びの輪へと赴き「僕も仲間に入れてよ。」と言う。
そういった哀しい習慣を持った少年だった。

しかし、小学校低学年の子供達の話である。
お菓子を配った彼からしてみたら残酷な話ではあるが、義理が必ずしも通るとは限らず、遊びの輪に入れてもらうよう懇願しても、中々の高確率で拒否を受けていた。
ただ、思い返すに、拒否した子達の心理は決して理に適わぬことではなかった気がする。
「お菓子はあんがとっ。でも遊び相手としてはつまんねえから御免だね~。」
と、いった安易な疎外ではなかったと思う。
むしろ、「お菓子を配った直後に『僕も仲間に入れて』っていう行動が、あまりにも・・なんというか重すぎる。
遊ぶにしても心が砕けないよ。」に近い心理だったはずだ。

467: 本当にあった怖い名無し 05/01/24 18:12:20 ID:gZNFoJVx0
非常に気持ちはわかるが、大人の理屈で言えばお菓子をもらった以上、気立ての良さも見せてやれとも言えるし、重圧を感じるのなら初めからお菓子を貰わなければ良い話だ。
しかし、小学2、3年の鼻から汁を垂らす餓鬼共は、目先のお菓子を食べ、目先の重苦しい少年を払いのける。
そういった当座しか考えない選択を重ねていったわけだ。
当時の自分は当時から根が臆病な気があったので、お菓子は押し付けられても拒否していた。
俺の親が、他人から物を貰うことに関しては厳しい躾を展開していたのも関係している。
しかしそんな俺も所詮餓鬼は餓鬼。ある日、お菓子を甘受してしまうのだった。
そして、、、何故その時に限って貰ってしまったのか。
その理由は今となっては思い出せない。
しかし何にせよその時俺はお菓子を貰った。
その事実だけは確かだった。そのただ一度だけ貰った日、そして貰ってからの展開は今も記憶に鮮明に焼き付いている。
彼はいつものようにお菓子を配り終えたところで、懲りることもなく、目に付く同年齢の子供達に話し掛けて回った。
その日は彼からしたら「不作」だったのだろう。
ことごとく拒否を受け、彼は顎を軽く持ち上げ途方に暮れた顔をしていた。
そんな彼の姿を「可哀想になぁ」とお菓子を喰らいながら眺めていた、その時。彼がパッとこっちを見た。
目が合う。
彼はそのまま体の向きも視線に合わせ、そして真っ直ぐに俺の元へと駆け寄ってきた。

468: 本当にあった怖い名無し 05/01/24 18:13:45 ID:gZNFoJVx0
彼「ねぇ、遊ばない?」
俺「え・・あ・・」
彼「なんかして遊ぼうよ!何する?」

困った。
彼の悪癖ではあるが、遊びの企画や内容は完全に相手に任せてしまう。
ましてや、初対面に近い立場で1対1である。
この状況において楽しめる遊びなどロクにあったもんじゃない。
彼と遊ぶこと自体は引き受けてもよかったのだが、ただ企画がどうしても思い浮かばなかった。
俺が悩みあぐねいているのを尻目に、彼は指示を享受する気満々な顔で俺を覗き込む。
その時の、小学3年なりの稚拙な脳を持った俺は思わずこう彼に言った。
「ごめん、今は無理!」
勿論、実際は全然無理じゃない。
暇ならあるが、ただその場をしのぎたかっただけに発した言葉だった。
そして彼からは当然の返答。

「忙しいの?」
「うん、忙しい・・。」
当然、彼は喰らいついてくる。
「じゃあ、明日なら大丈夫?」
「えーと・・明日も駄目。」
「じゃあ明後日は?」
「ごめん、駄目・・。」
「いつなら大丈夫なの?」
そして俺は何とも飛び抜けた返答をした。

470: 本当にあった怖い名無し 05/01/24 18:15:43 ID:gZNFoJVx0
「4年後なら大丈夫。」
何故4年という数字を打ち出したのかは今もわからない。
ただ当時8歳の子供にとっての「4年後」とは、果てしなく遠い未来であり、霞み掛かって到底予見の及ばない話だった。
彼をそんな霧中の奥へと振り払いたい一心だけは容易に考えに及ぶ。
して、次に驚くべきだったのは、この苦しい返答に、更に彼が返した返答だった。
「うん、わかったよ。」
承諾したのだ。まさかとは思いドギマギしつつ、俺は「じゃあ、これからは暫く忙しいからうちに帰るね。」と言ってその場を退いた。
ここで帰らなくては彼への発言の辻褄が合わなくなり、そのためだけにその日は家に帰って、夕方の子供番組の時間まで暇を持て余していた。
それからというもの公園で彼を見かけたら、4年後まで忙しいと言ってしまった手前、そそくさと別の公園へと場を移して逃げ回ったのだが、そんな下らない気遣いも1回か2回しかしなかったと思う。
空約束をして間も無いある日を境に、彼はその公園にはパタリと現れなくなった。

やはり子供とはポジティブでいて、そして残酷だ。
当時の俺もそれに然る。
4年に到底及ばぬ一ヶ月間を経ては、彼との約束などすっかり忘れてしまい、変わらぬ公園で、変わらぬ友達と、そしてまた変わらぬ時間を過ごしていた。

471: 本当にあった怖い名無し 05/01/24 18:16:39 ID:gZNFoJVx0
時は流れ、で、時に中学1年。
かつて小学生の頃遊んでいたあの公園は中学への通学路の傍らにあった。
公園を過ぎてすぐのところに自宅であるマンションが高く聳える。
その日もいつもと同じように授業を終え、我が家へと下校を済まそうというところ、公園の横を通り過ぎると、何やら公園を挟んだ反対側の道路に同年齢っぽい少年が目に付く。
その少年は柵、公園、更に柵を超えた難儀なところからこちらを見ている。
とはいえ見覚えのない顔であるし、ただ「見ている」というだけのこと。
気には留まったが、何かの偶然か、人違いかで見てるだけだろう。
そして公園の横を抜け、マンションの入り口を眼前にしたところで、俺が通る道と、その怪しい彼が通る道は1本に統合された。
同じ道に立ったところで彼はますます深く俺の顔を見てきた。
流石に此処までなると俺も気味が悪くなり、相手の顔をチラっと見た。
目が合う。
彼はそのまま体の向きも視線に合わせ、そして真っ直ぐに俺の元へと駆け寄り、開口一番。

「ねぇ、4年前約束したさぁ。」これマジ話。

472: 本当にあった怖い名無し 05/01/24 18:19:51 ID:gZNFoJVx0
その日を前後して、彼を地元で見かけることは全くなかった。
なのに、その一日に限って、彼はかつて約束を果たした場にまた現れたのである。
だから推測ではあるのだが、きっと彼は小学3年の時期を境に、何らかの環境の変化があって、俺と共通であったその地元に来る機会は無くなっていた。
だけど彼は約束を忘れることはなく、4年前に交わした約束を果たすためだけに、あの日、かつて約束を交わした公園の脇に立ち、耽々と、俺の帰りを待ち続けてたんじゃないかって。

473: ダミアーノ 05/01/24 18:40:48 ID:uvFPmkkSO
何か、怖いけど切ない話だな

534: 本当にあった怖い名無し 05/01/26 11:41:26 ID:4a8WAo3Y0
最近ちょっと思い出した昔体験した話書きます

昔、家の隣に廃ドラムカン置場みたいな所があってよくそこでドラムカンに登ったして遊んでたんだ。
んで中学の時の話ある日夢の中にドラムカン置場が出てきてオレは家の窓からそこを見てるんだけどサラリーマン風のメガネをかけてグレーのスーツを着た男と小学校低学年くらいの男の子が立ってた
んで、気になってそこに言ってみたらサラリーマンのほうが無表情な顔で
「オレ・・・三年くらい前に死んだんだけど・・いまだに誰もみつけてくれないんだよね・・・・」
と、言ってきた夢の中だったけどいきなりそんな事言われたオレはどーしていいかわからず隣に立ってる小学生のほうを見たんだけど、その子も無表情でただボーって立ってるだけだった。

オレは家に帰ろうと思って玄関に向かうと、でかい紫の蛙が黒と紫の蛇を呑みこんでた。
そこで夢が終ってしまった。

535: 本当にあった怖い名無し 05/01/26 11:42:50 ID:4a8WAo3Y0
次の日の朝、夢が気になって母親に夢の内容を話すと、サラリーマン風の男の特徴をくわしく聞いてきた。
その特徴は実際3年ほど前に行方不明となった町役場の職員にすごく似てるそーだった。
そしてもう一人の子供のほうは、母親が子供の頃にそのドラムカン置場でドラムカンが崩れて下敷きになって死んだ男の子がいたそーだ・・・
結局その夢に出てきた男を捜すこともなかったから、いまだに行方不明のまま。
あんな夢はその後見ることなかった。
だけど、それからしばらくのあいだ家の中で夢に出てきた男の子と何度か遭遇・・・
途中から馴れちゃって怖くなくなったけども。

長文、乱文失礼しますた

663: 息1 05/01/30 03:56:20 ID:J98TDAVr0
高校2年の秋ぐらい。
その日は何だか凄く嫌な(怖い)感じでずっとゾクゾクしてて、この歳にもなって恥ずかしいなどと思いつつも、父と母の寝室の座敷に、母と一緒に寝た。
(俺が玄関側で母、父と川の字。ちなみに父は仕事が遅くなりまだ帰ってきていない)

664: 息2 05/01/30 04:00:06 ID:J98TDAVr0
ここでちょっと家の造りを説明します。
うちはかなり古い家で、東西に長方形で、南の真ん中に玄関、玄関を入ると直ぐに居間。
居間を中心に左手に祖母の部屋と2階への階段、奥に台所、右手に座敷が4つ田の字に並んでいます。
その座敷の、一番南西側に仏壇、北西側は物置、南東側は使っておらず、北東側が、父と母の寝室です。
北西側の物置以外は、全部襖で仕切ってあります。

大体こんな感じ

 -----
 |祖部| |
 |母屋|階|風
 |の |段|呂
 ----
玄|居 |台
関|間 |所
 ーーー-
 |座敷|座敷
 ーー+ーー
 |座敷|座敷
 -----
     ↑
 ここに寝た

665: 息3 05/01/30 04:01:24 ID:J98TDAVr0
その日は少し暑く襖は全部開けて寝た。
布団に入って10分程、寝つきの早い母のイビキがきこえる。
俺は寝てるか起きてるかぐらいの境のところでウトウトしていた。
ふと、玄関が開いた音がきこえた気がした。
父が帰ってきたのだと思った。
足音が聞こえる。
玄関からこちらに向かって歩いてくる、畳を踏む音。
足音がなぜか俺の枕元で止まった。
親父何してるのかなぁ?と思ったがかまわず眠りに着こうとした。
何か聞こえる。
人の息づかいだ。硬直した。
父はこんなことするような人間じゃない。
風の音かも思ったが、人が息をするとき独特の音がする。
やっぱり人が・・・じゃぁ誰なんだ?
泥棒か?いや、泥棒ならこんなことはしない。
それならやっぱり・・・俺は微動だにできなくなった。
呼吸のたびに胸が上下するのすらしてはいけないことのような気がしてならない。嫌な汗が出てきて、布団の中が湿っぽくなっていくのがわかる。

667: 息4 05/01/30 04:05:52 ID:J98TDAVr0
たぶん、こっちを覗き込むようにしたのだと思う。
何者かの呼吸音が、さっきより大きく聞こえた。
動くことはできない。
声も出せない。
目も開けられない。
どうしたらいいかわからず混乱していると、今度は車が近づいてくる音がきこえた。
「親父が帰ってきた!」心の中で叫んだ。
父の帰宅をこんなにも喜んだのは何年ぶりだろう。
気がつくと、何者かの呼吸音は消えていた。親父が帰って直ぐに起き出し、さっきの事を話した。
「夢だろアホタレ」と笑われた。
でも、あれは決して夢ではないと思う。
何の根拠も無いけど・・・。
ただ、その日から、その座敷で寝るとかなりの確率で金縛りにあうようになった


引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1105765771/