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305: 当時は小学生 05/03/19 14:33:23 ID:eqHLN3PP0
私が小学生の時の話です。
とあるマンションで管理人さんが飛び降り自殺で亡くなりました。
前任の管理人さんが病気の為、代わりに赴任した管理人でした。
代わりに来た管理人さんは、物凄く大人しい初老の男性で、前任の管理人さんの仕事をコツコツこなしているように見えていましたが、日が浅いので流石に細かい所までは目が届かず、住人さんとのトラブルが絶えません。
前任の管理人さんの仕事ぶりが良すぎて、絶えず比べられていました。

それから暫くして、その管理人さんは思い詰め過ぎ、とうとう飛び降り自殺を図りました。
マンションの屋上から中庭に目掛けて・・・・・・
飛び降り自殺があった日より数日がたった頃、その現象は起こりました。
私の部屋はそのマンションの6階の中廊下に位置する部屋で、屋上に上がる階段の傍に柵付き窓があります。
何事も無く、いつもの通り自分の部屋で寝ていました・・・・・・

つづく

306: 当時は小学生 05/03/19 14:35:10 ID:eqHLN3PP0
カッ

そんな感じで目が覚めました。
時間は判りません。
深夜なのは確かでした。
普通ならそのまま寝てしまうのですが、「自分の部屋の空気がいつもと違うなぁ」と思った瞬間!体か動かなくなってしまったんです。
しかも動かなくなったと同時に背筋に悪寒が走り、汗も吹く勢いで出ます。
意識ははっきりしているのに、体が動かせないなんて!!
「これが金縛りってやつ?」そう思いつつ、動かない体を動かそうと四苦八苦していると、更に空気が重く感じ、さらに冷たくなっていきます。
只ならぬ雰囲気に包まれてきたその時にこん・こん何処からか音が聞こえます。
その音の発生する場所はすぐに理解出来ました。
廊下側の窓です。
こん・こん・こん・・・・
また音がしました。今度は少し長めです。
「誰だろ?窓叩くやつ。迷惑・・・・」
と思った時、急に恐ろしくなってきました。
窓になんとも奇怪な気配を感じたからです。
だんだん心臓の鼓動が早くなっていくのが分かります。

つづく

307: 当時は小学生 05/03/19 14:37:26 ID:eqHLN3PP0
更に窓を叩く音は続きます。
が、その音はだんだん大きくなり、音の間隔も短くなってくるのです。
こんこんここんここん・・
ごんごんごごん・・・・・・
ごごごごごごごこーーーーー
窓を叩く音はもう信じられない間隔で、しかも割れるような力強い音になりました。
「窓を叩く奴は、人間じゃない」そう理解しました。
たしかに窓は廊下から手の届く高さにあり、叩こうと思えば叩けます。
しかし、問題は柵です。
柵は子供の手がやっと入る位の間隔で、到底大人の手が入るわけがありません。
しかも窓と柵の隙間は殆ど無く、高橋名人の16連射以上の間隔で、窓が割れる勢いの音が出せるはずもありません。
音はけたたましく鳴り、奇怪な気配も強く・・・
いや近づいてきた感じにも思えます。
「あwせdrftgyふじこlp;:@」
もう私は声にならない悲鳴をあげてたかもしれません。
とにかく死にたくない、連れて逝かないでと思いつづけ、動きもしない体を必死に動かそうともがいてました。
そうしているうちに気配は近づいてきます。
気配が視界に入るか入らないかの位置にまで近づいて来た時急に体が動かせるようになったので、とにかく目を閉じ、布団を被りなおし
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
そう呟きながら震えていると、急に空気は軽くなり、気配も消えてました。
もちろん窓を叩く音も・・・・。

急に襲った安堵感。
それからは覚えていません。
恐怖の開放からそのまま寝てしまったのでしょうか?とにかく朝起こされた時、団子虫のように背を丸めた状態であったと言われました。
母親に晩の出来事を話しましたが、夢でも見たんでしょう?
と一笑されましたが、祖母に話すと、もしかすると管理人さんだったのでは?
と言います。

祖母の話では、管理人さんを見た最後は、丁度私の部屋前の廊下の掃除している所だったと言います。
「最後の掃除が終わり、その階段を上がって屋上に出で訳だから、念が残ったのかもしれないね。ただ、一人で寂しいからと誘いに来たけど、子供だったから諦めたかも知れないねぇ」との事。

・・・という事は、わたしが大人だったら連れて行かれたって事?!
それからはあのような現象は起こらなかったですが、今でも思い出すと背筋が凍ります。
長文、盲文失礼しました~

309: 本当にあった怖い名無し 05/03/19 14:53:14 ID:h/zAKhjiO
>>307
窓を叩くというのが意味不明だよな。
掃除をしてる箒の音が聞こえてきたとかならわかるけど。
あ、それ柵の隙間から箒の柄とかで叩いてたんじゃない?
生身の人間にもできる嫌がらせだけど。
でもコワイな。

408: 3-1 2005/03/21(月) 13:08:53 ID:rbqWps3M0
人形関連の話が2つある。
一つ目は親戚の家にある人形。

親戚家族の父親が事故死する以前に娘に買ったものなんだけど、父親が死んでからというもの不可解な現象が起きているらしく、親戚の家へ遊びに行くたび娘が俺達に体験を聞かせてくれた。
一緒に入浴する目的の人形で風呂場の窓の奥行き部分に座り姿勢で座らせておくんだけど毎日倒れて落下してる。
またある時は学校から帰ってきて(帰宅時に誰もいない)2階の自分の部屋へ行き友達に手紙を書いていたらコンコンと部屋のドアをノックする音がする。
階段を上がってくる音もまったく無くちょっと怖かったけどドアを開けてみたらその人形がドアの前で座っていたとの事。

409: 3-2 2005/03/21(月) 13:09:56 ID:rbqWps3M0
そんな話を聞いていて俺らはすっかりその人形がトラウマだったのだけど、父親の形見でもあり親戚家族は捨てられず普段誰も出入りしない部屋にいつの間にか置きっぱなしになっていた。
しかしその部屋というのがトイレの手前にある部屋で家の構造上どうしてもそこの部屋を通らないとトイレに入れなかった。

そんなある時、トイレへ行くとその手前の部屋の引き戸が少し開いていて部屋の中が見えてしまった。
かなり怖かったが幸いカーテンが閉めてあり部屋の中は薄暗く、透明なガラスケースの向こう側で人形は俺の正面が↑だとすると←の方向に向かって座っていて横顔が少し見えただけだった

410: 3-3 2005/03/21(月) 13:10:52 ID:rbqWps3M0
用を足しトイレを出る。
引き戸は当然開いたままで怖いのだけどどうしてもまた部屋の中を見てしまう。
ガラスケースの向こう側で←の方向を向いて座っていたはずの人形は↓の方向を向き体を倒しガラスケースの向こう側からひょっこり顔を出す感じで俺の方を見ていて目が合った。
親戚に言ったけど不可解な現象に慣れてしまっているためあー
そうなんだみたいなリアクションをされただけだった。
しかしあれは怖かった
ちょっと今この話を思い出して怖くなってしまったためもう一つの話は後日w

420: 2005/03/21(月) 19:33:45 ID:SBIdkiRl0
んでは、メモしてるうちに調子に乗って小説風味にしてみたりしました。
どうぞ↓

俺が通っていた小学校は歴史が古い学校だった。
現在高校生の俺がその小学校に在学していた頃にも、もう開校110年はとっくに過ぎていて、数え間違いがなかったら今年で126周年を迎えるはずだ。
そんな古い学校にも、他の学校に漏れず学校の七不思議はちゃんとあった。
音楽室の笑うベートーヴェンや、理科室の走る人体模型等々テンプレートに添った面々が登場する中で、我が校のオリジナリティというか他の学校にない異彩を放つ話が、『手すり女』という話だった。
噂の内容はこうだ。

ウチの学校には今はもう使用禁止になっている『外階段』というものがある。
呼んで字のままの外に面した階段で、コンクリートの粗末な階段で、背丈の低い粗末な手すりがついている。
元は地震や火事が起きた時に避難用に使われていた階段だったが、子供がすべって落下すると危ないという意見が寄せられ、校舎の内部に別に避難階段が作られてからというもの、本当に存在意義をなくし、今では誰も使おうとしない。

421: 2005/03/21(月) 19:39:27 ID:SBIdkiRl0
昔々のまだ校舎が木造だったころ、その『外階段』というのは自由に解放されていて、生徒も昇降に利用していたという。
あるところに、クラスで酷いイジメに会っている女の子がいた。
その子は休み時間中、クラスにいることが辛くて、いつもその『外階段』の手すりに、もたれて外の景色ばかり見ていたという。
その頃校舎は相当ガタが来ていて、木造だったためもろく、よく器物が破損することもあった。

ある日、いつもと同じように『外階段』に訪れた少女は、手すりが腐っているのに気づかずに寄りかかってしまったという。
ガクン、と前のめりになる感覚を感じた瞬間、校舎の四階から少女の体は宙に投げ出されていた。
突然訪れた浮遊感に驚いた頃には、もう少女の体は地面に叩きつけられていた。
即死だったという。
血塗れになりながら少女は死んだのだ。
それからというもの、その『外階段』には血まみれのその少女の霊が出現し、『外階段』に近づく者を突き落としてしまうという。
そして、落とされた者は新たな『手すり女』として、死んでもそこに縛られてしまうらしい。

そんな噂を聞いたのは、俺が小学校三年生のときのことだ。
ガキのくせに冷めていた俺は、そんなことを微塵も信じていなかったが、その後しばらくして説明のつかない現象に会うことになる。
以下、俺が小学校三年生のときの話だ。

422: 2005/03/21(月) 19:40:54 ID:SBIdkiRl0
「それでね、その血まみれの手すり女は外階段に来た人を突き落として、殺しちゃうんだって」
今日もクラスはその話題で持ちきりだった。
校舎の裏にある『外階段』に現れるという『手すり女』の噂。
この学校の七不思議の一つでもあるその話は、人体模型やモナリザの絵といったいわゆる『よくある』話とは違い、うちの学校にしかないその噂は七不思議の中でも皆の人気も高い。
だが、俺と、俺と仲のいい一部のグループは、そんな噂ちっとも信じていなかった。

それもそのはず、その『外階段』という場所は、俺達のいい遊び場だったからだ。
『外階段』は、生徒立ち入り禁止の張り紙が張ってあるだけで、実際には鍵つきのドアが一枚あるだけで、内側から鍵を外せば簡単に侵入することができたのだ。
校舎の裏という場所と、その『手すり女』の噂もあって、『外階段』にはまったく人が現れなかった。
教職員が見張りに来ているわけでもなく、そこは俺の仲間内のグループには願ってもない秘密基地だったのだ。
休み時間になると俺は友達を連れ立って『外階段』で遊んでいた。
そんなことが毎日続いているのに、手すり女は微塵も影を表さないし、もともと幽霊否定派が多かった俺達は、怖がる女子達を完全に馬鹿にしていたというわけだ。

その日の放課後も俺達は『外階段』に集まり、くだらない話に花を咲かせていた。
俺達が話をするのは決まって四階の踊り場だった。
俺達のクラスは三階にあるので、三階から『外階段』に侵入し、わざわざ一階分上がった場所である。
そうする理由というのは、ただ単に景色が綺麗だったからというのしか見当たらないが、何故かはじめて来た時からそうなっていた。
今思うと、その時から俺達を引き寄せる何かがあったのかもしれない

423: 2005/03/21(月) 19:43:18 ID:SBIdkiRl0
雑談に花を咲かせていた俺たちだったが、一人、また一人と友達が帰っていき、ついには俺と二人きりになった最後の一人までが帰ると言い出した。
気づけばもう空全体が濃い茜色に染まっていた。
見下ろす学校の前の道の街灯も点灯し始めている。
俺は一人になってもその場所で時間をつぶしていた。
明るいうちに帰るのは何故か損をしている気分になったからだ。
せめてもうちょっと暗くなってから帰ろう、そう思って俺は夕焼けの空の下街の風景を眺めていた。
学校からいつも聞こえていた喧騒はまったくなくなっていた。
どの教室の電気も消え、聞こえるのは時々近くを通る車のエンジン音のみ。

だから、というか、静寂の中、俺は不意にその『手すり女』の話を思い出してしまっていた。
その少女は、噂の通りだったとしたら死んだその瞬間までここにいたはずだ。
四階の踊り場、ここに。
いくら小学生といっても、ここから飛び降りたらどうなるかは想像がつく。
幽霊の類を信じないといってもやはり孤独になると不安感を覚えるもので、俺はその少女の死体が叩きつけられたであろう地面へと手すりから下を見下ろした。

424: 2005/03/21(月) 19:45:49 ID:SBIdkiRl0
鳥肌が立った。
下に少女が立っているのが見えた。
赤い服を着た少女が、一階からこちらを見上げる形で立っていたのだ。
たまたま下校しないで残っていた生徒が、たまたま人のまったく通らない校舎裏に現れて、たまたま俺を見上げていたという可能性も否定できないわけではなかった。

しかし、校舎に残っている生徒は皆無に近く、こんな時間に校舎裏に訪れる生徒も皆無に近く、いたとしてもたまたまこちらを見上げている人間がいる確立も皆無に近い。
それに、俺の中の何かが告げていたように思う。
アレは、違うと。
俺は弾かれたようにドアへ飛びつき、ノブをかき回した。
しかし、ドアは開かない。
そうだ。ここは四階、鍵を外して侵入したのは三階のドアなのだ。
下に降りようとして、思わずしり込んだ。
もしも、あの女が──『手すり女』が昇ってきていたらどうする?
鉢合わせするのではないか?
あの赤い服の少女が……
いや、きっとあの赤い服は『元は赤くなかったのかもしれない』。
──血まみれの手すり女は外階段に来た人を突き落として、殺しちゃうんだって──

425: 2005/03/21(月) 19:47:34 ID:SBIdkiRl0
怖い。怖いがここで固まっているわけにもいかない。
そう思い、俺は震える足をなんとか動かしながら階段を下った。
三階の踊り場はがらんと静まり返っていた。
二階へ続く階段を見ても、誰かが昇ってくる気配がない。
俺は胸をなでおろして三階のドアのノブを握った。

その時だった。
人間には周辺視野というものがある。
ある一点を凝視してても、その周囲もなんとなく見えるというアレだ。
ドアノブを見ていた俺の視界の端、階段をはさんだすぐ隣に、人がいた。
赤い服を着た、人影だった。
前に見たときは確かに誰も昇ってくる気配はなかったはずなのだ。
霞か何かのように、人影はそこに存在していた。
ノブを握ったまま動けない俺。
目の焦点が合っているのはドアノブだが、本当に見ているのはその人影の方だ。
人影は動かない。
俺のほうに体を向けたまま動きを止めている。
長い間俺は動けずにいたが、ある瞬間意を決してドアを開け、一目散に逃げ出した。

426: 2005/03/21(月) 19:49:18 ID:SBIdkiRl0
次の日俺はそのことを友達グループに話したが、全く信じてくれず、そのあとも何回か『外階段』を訪れたが、その少女に会うこともなかった。
あれが本当に『手すり女』だったとしたら、なぜ俺を突き落とそうとしなかったのだろうか。
俺は子供心にこう思っていた。
『手すり女』突き落とされ、殺された者は、次の『手すり女』になってしまうそうだ。
そうだったとしたら、『手すり女』が突き落とす対象は、噂のタイトルが『手すり女』である以上女性じゃなければならなかったのではないかということだ。
その小学校で生徒が死亡したという話は聞かない。
もしそうだったとして、そして、俺があの日見た少女が本当に『手すり女』だったとしたら。
彼女は、今も──

以上です。
今思ったら小説風になんてしないで普通に書き込んどけばよかったかも……

428: 本当にあった怖い名無し 2005/03/21(月) 19:51:45 ID:XjBrkS+d0
怖い怖い

438: 420 2005/03/21(月) 23:31:17 ID:SBIdkiRl0
ども、よもや文章を褒めてくださる方がいるとは夢にも思わなかった
実際自分が生きてきた短い期間の中でもトップ10に入る怖かった瞬間です
そのせいで学校の怪談系の話はちょっとトラウマです


引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1110788477/



ザ・ボーイ 人形少年の館(字幕版)
ルパート・エヴァンス
2018-11-07