471: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 03:27:53 ID:5DYeSpJI0
ある日から視界の端に女の人が見えるようになった。
テレビを見てる時も仕事をしている時も車の運転をしている時も。
怖いって感覚は全く無くてただただ鬱陶しいだけ。
得に車の運転は目線をずらすと目の前に来る事もあったのでヒヤッとした事もあった。
でもそいつは突然いなくなった。
かなり前から楽しみにしてたテレビを見ている時に画面の前に見えたからブチキレて「うっっとーし~んじゃぁぁぁ!!!」と怒鳴った。
まるでテレビのスイッチを切るようにプチって感じで消えた。
見えていた何日かは全く怖くなかったんだが思い出してみるとこれが以外と怖い。
テレビを見てる時も仕事をしている時も車の運転をしている時も。
怖いって感覚は全く無くてただただ鬱陶しいだけ。
得に車の運転は目線をずらすと目の前に来る事もあったのでヒヤッとした事もあった。
でもそいつは突然いなくなった。
かなり前から楽しみにしてたテレビを見ている時に画面の前に見えたからブチキレて「うっっとーし~んじゃぁぁぁ!!!」と怒鳴った。
まるでテレビのスイッチを切るようにプチって感じで消えた。
見えていた何日かは全く怖くなかったんだが思い出してみるとこれが以外と怖い。
474: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 04:07:36 ID:5DYeSpJI0
もう1つ。
昔、友達がマンションにお化け連れて帰っちゃたよ~、なんて馬鹿な事をぬかすんで男女5人で見に行った。
着いてびっくり、霊感と言うものは0に等しいと思ってた自分にも見える。
こりゃすげ~やなんてお化け屋敷き感覚で皆大興奮。
電灯がクルクル回ったり洗濯物がバサバサ揺れたり(室内干し)それなりのポルターガイストがあった。
そこまでは自分も含めて皆面白がってたけど目の前にいた女の子が突然後ろ向きのまま引きずられたのにはびびった。
六畳の縦を端から端まで、その子の後ろには誰もいなかったし
「誰よ~髪の毛ひっぱるのは~~」
って言われてもなぁ。
それからみんな「ちょっとヤバくねぇ」って事になって朝まで手を繋いで馬鹿話をしてた。
あえてそこにいる学生風の男と女2人の話はふれずに下らない事ばっかり。
朝になって空気が変わったのでもう大丈夫だろうと皆そそくさと帰って行った。
あれからなんだよね、色々見えるようになっちゃったのは。
昔、友達がマンションにお化け連れて帰っちゃたよ~、なんて馬鹿な事をぬかすんで男女5人で見に行った。
着いてびっくり、霊感と言うものは0に等しいと思ってた自分にも見える。
こりゃすげ~やなんてお化け屋敷き感覚で皆大興奮。
電灯がクルクル回ったり洗濯物がバサバサ揺れたり(室内干し)それなりのポルターガイストがあった。
そこまでは自分も含めて皆面白がってたけど目の前にいた女の子が突然後ろ向きのまま引きずられたのにはびびった。
六畳の縦を端から端まで、その子の後ろには誰もいなかったし
「誰よ~髪の毛ひっぱるのは~~」
って言われてもなぁ。
それからみんな「ちょっとヤバくねぇ」って事になって朝まで手を繋いで馬鹿話をしてた。
あえてそこにいる学生風の男と女2人の話はふれずに下らない事ばっかり。
朝になって空気が変わったのでもう大丈夫だろうと皆そそくさと帰って行った。
あれからなんだよね、色々見えるようになっちゃったのは。
463: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 02:36:32 ID:94IvOOHx0
保健所の害犬駆除係の話って既出?
475: 463 2005/03/22(火) 04:39:51 ID:94IvOOHx0
俺も一回聞いただけの話しなんで、記憶曖昧なんやけど、思い出して書いてみるわ。
よく知らないんやけど、保健所って、野良犬とか増えすぎて、人に危害加える可能性あったら、捕まえたきて、駆除ってことで、薬で殺したりするらしいんよ。
その駆除係?で働いてた人の話。
Aさんはその保健所の駆除係で5年くらい働いてたのだが、下の子が産まれた時あたりから、家でおかしなことが続くようになっていた。
夜中に犬の声で起こされたり、犬の足跡が床に付いてたり、風呂場に犬の毛が落ちてたりしていた。
Aさんは上の子を疑って、「犬でも拾ってきたのか?」と問いただしたが、上の子は拾ってないと言う。
よく知らないんやけど、保健所って、野良犬とか増えすぎて、人に危害加える可能性あったら、捕まえたきて、駆除ってことで、薬で殺したりするらしいんよ。
その駆除係?で働いてた人の話。
Aさんはその保健所の駆除係で5年くらい働いてたのだが、下の子が産まれた時あたりから、家でおかしなことが続くようになっていた。
夜中に犬の声で起こされたり、犬の足跡が床に付いてたり、風呂場に犬の毛が落ちてたりしていた。
Aさんは上の子を疑って、「犬でも拾ってきたのか?」と問いただしたが、上の子は拾ってないと言う。
476: 463 2005/03/22(火) 04:40:53 ID:94IvOOHx0
そんな日が暫く続いたある日Aさんが、朝起きると下の子に無数の噛み傷が付いていた。
さすがにAさんも、気味悪く思い、犬のこともあった為、上の子に、いつにも増して、強く問いただした。
すると上の子は泣きながら、犬も拾ってないし、下の子の噛み傷も知らないと言う。
それでもその下の子の噛み跡が続くため、Aさんは上の子の、たちの悪い悪戯だと思い、証拠を撮ってやろうと、下の子の寝ている部屋にカメラを仕掛けた。
次の朝起きてみると、案の定下の子には噛み傷残っていて、すぐに上の子を呼び、カメラに映ったビデオを見せ、その場で叱ってやろうと思った。
しかし、ビデオを再生してAさんは愕然とした。
暗がりの中、下の子に噛み付いていたのは、まぎれも無くAさん本人だったのだ。
以上が俺の知ってる話です。
長文スマソ
さすがにAさんも、気味悪く思い、犬のこともあった為、上の子に、いつにも増して、強く問いただした。
すると上の子は泣きながら、犬も拾ってないし、下の子の噛み傷も知らないと言う。
それでもその下の子の噛み跡が続くため、Aさんは上の子の、たちの悪い悪戯だと思い、証拠を撮ってやろうと、下の子の寝ている部屋にカメラを仕掛けた。
次の朝起きてみると、案の定下の子には噛み傷残っていて、すぐに上の子を呼び、カメラに映ったビデオを見せ、その場で叱ってやろうと思った。
しかし、ビデオを再生してAさんは愕然とした。
暗がりの中、下の子に噛み付いていたのは、まぎれも無くAさん本人だったのだ。
以上が俺の知ってる話です。
長文スマソ
477: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 04:42:58 ID:ToUBci/t0
こわ
481: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 08:16:37 ID:EwwYjc0f0
昨日、爺さんの墓参りに行った帰り爺さんの家(婆さんは生きてるから)で食事会みたいなのをした。
食事をし終わったあと、本が好きな俺は爺さんの読んでた本を探しててその中のひとつの原版らしき太宰治全集を物色してたら、なんかその全集を取った奥に小さい引き戸があってその引き戸を開けたら中に紐で結ったコミックスサイズの薄黄色い手帳があった。
婆さんにそれを「これ何?」って見せたら爺さんが無くなる直前まで、20年くらい心霊現象、超常現象みたいなのを研究していた事がわかった
爺さんも特に隠してる様子は無かったので、俺にくれた。
その中は、色々と場所や、思念がどうだかって、よくある事が書いてあったんだけどその最後に、詩的な短文があった。
見出しに「口に出したり、その内容の意図を理解すると霊的な現象、感情の変化を引き起こす可能性がある文字列、また文章」て書いてあった。
興味があるので、そのまま抜き出してみたいと思う。
食事をし終わったあと、本が好きな俺は爺さんの読んでた本を探しててその中のひとつの原版らしき太宰治全集を物色してたら、なんかその全集を取った奥に小さい引き戸があってその引き戸を開けたら中に紐で結ったコミックスサイズの薄黄色い手帳があった。
婆さんにそれを「これ何?」って見せたら爺さんが無くなる直前まで、20年くらい心霊現象、超常現象みたいなのを研究していた事がわかった
爺さんも特に隠してる様子は無かったので、俺にくれた。
その中は、色々と場所や、思念がどうだかって、よくある事が書いてあったんだけどその最後に、詩的な短文があった。
見出しに「口に出したり、その内容の意図を理解すると霊的な現象、感情の変化を引き起こす可能性がある文字列、また文章」て書いてあった。
興味があるので、そのまま抜き出してみたいと思う。
482: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 08:17:38 ID:EwwYjc0f0
一つ目
「目を抜き口を紡ぎ空を見る 海は火となり空を焼く
彼の者路を示し合わせん 案内早し道は長し
先はあれど後は無し 崖を背にただ歩むのみ
果ては無限終わり無し 闇に光に空は無く
すべて崩れたり」
二つ目
「示しましょう 落ちましょう
示しましょう 落ちましょう
示しましょう 落ちましょう
死にましょう」
婆さんが言うには、この手帳は爺さんが亡くなるつい前まで書き込んでいたらしい。
杞憂かもしれないのだけど、最後に書き込んだ後に亡くなったのはこの文章に関係があったりしないかな?
爺さんは肺炎で亡くなったんだけど、なんかゾクっとした。
「目を抜き口を紡ぎ空を見る 海は火となり空を焼く
彼の者路を示し合わせん 案内早し道は長し
先はあれど後は無し 崖を背にただ歩むのみ
果ては無限終わり無し 闇に光に空は無く
すべて崩れたり」
二つ目
「示しましょう 落ちましょう
示しましょう 落ちましょう
示しましょう 落ちましょう
死にましょう」
婆さんが言うには、この手帳は爺さんが亡くなるつい前まで書き込んでいたらしい。
杞憂かもしれないのだけど、最後に書き込んだ後に亡くなったのはこの文章に関係があったりしないかな?
爺さんは肺炎で亡くなったんだけど、なんかゾクっとした。
483: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 08:24:35 ID:k9udBbaX0
怖えぇぇぇぇ((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル
486: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 12:03:28 ID:htQo/4/i0
近所の24時間営業のスーパーでバイトしてるんだけど、10時ごろ、人がまったくいない店内によろよろと婆さんが一人で入ってきた
どうやらボケてしまっているらしく、意味不明なことをつぶやきながらカゴに商品を入れまくっている。
レジに来たので俺が清算すると
「まぁ、あなた達姉弟なの?弟さんよく似てるわねぇ」
と、俺のすぐ後ろを見ながら婆さんがにっこり笑った。
俺には弟しかいないし、一緒にバイトしてるわけでもないし店内には俺と婆さんしかいない。
勘弁してほしかった
どうやらボケてしまっているらしく、意味不明なことをつぶやきながらカゴに商品を入れまくっている。
レジに来たので俺が清算すると
「まぁ、あなた達姉弟なの?弟さんよく似てるわねぇ」
と、俺のすぐ後ろを見ながら婆さんがにっこり笑った。
俺には弟しかいないし、一緒にバイトしてるわけでもないし店内には俺と婆さんしかいない。
勘弁してほしかった
490: 本当にあった怖い名無し 2005/03/22(火) 14:18:15 ID:HBnJLG/E0
って、もう過去形かよ!
486もコエーよ・・・。
486もコエーよ・・・。
537: 本当にあった怖い名無し 2005/03/23(水) 01:16:54 ID:4w3pQACj0
大して怖くない話だけどさ~
相方と某遊園地に行くべく、夕方に地元を出発して、車を飛ばすこと数時間。
夜も更け、22時近く。、
宿泊先のホテルをナビにセットしていたが、一向に着かない。
ホテルが建っているような町中を走っているわけではなく、どんどん道は細くなり、山の中へ進んでいきそうになる。
上り坂。民家のような果樹園のような。
不気味な集落にさしかかろうとしていた。
恐がりの相方は、不安げにうろたえており、恐がりでない俺も、さすがに不審に思ってナビを見てみると、「Y県主要部」としか表示されていない事に気がついた。
画面は灰色で、その文字だけ。施設も建物も何も表示されていない。
ナビをセットし直すと、まったく逆方向を指した。
あわてて引き返す。
ようやく着いたのはボロいホテルだったけど、安堵感は格別だったな。
不思議なのは、ナビの検索履歴を見ても、その事は一切残っていなかった事。
何かに引き寄せられていたのかな?
あのまま集落を進んでいったら何があったのだろう?
と、ふと気になった。
単なるナビの不具合だろうけどね。
相方と某遊園地に行くべく、夕方に地元を出発して、車を飛ばすこと数時間。
夜も更け、22時近く。、
宿泊先のホテルをナビにセットしていたが、一向に着かない。
ホテルが建っているような町中を走っているわけではなく、どんどん道は細くなり、山の中へ進んでいきそうになる。
上り坂。民家のような果樹園のような。
不気味な集落にさしかかろうとしていた。
恐がりの相方は、不安げにうろたえており、恐がりでない俺も、さすがに不審に思ってナビを見てみると、「Y県主要部」としか表示されていない事に気がついた。
画面は灰色で、その文字だけ。施設も建物も何も表示されていない。
ナビをセットし直すと、まったく逆方向を指した。
あわてて引き返す。
ようやく着いたのはボロいホテルだったけど、安堵感は格別だったな。
不思議なのは、ナビの検索履歴を見ても、その事は一切残っていなかった事。
何かに引き寄せられていたのかな?
あのまま集落を進んでいったら何があったのだろう?
と、ふと気になった。
単なるナビの不具合だろうけどね。
543: 本当にあった怖い名無し 2005/03/23(水) 02:55:46 ID:bhoZjynP0
その日私は、友人から引越しの手伝いを頼まれて、彼のいる寮へと向かっていました。
うっかり寝坊をしたため約束の時間には間に合いそうもなく、いつもよりスピードを上げて運転していました。
そしてそれは、寮の近くにある橋に通りかかった所でした。
幾度となく目にしているはずの橋の存在が、その時、どういう訳か妙に気になったのです。
いつも通っていた橋なのに、そこだけ全く違う世界にあるような変な感覚で、恐怖とは別の、何か不可解な雰囲気を感じさせました。
時間を割いてでも自分の目で確かめないと気が済まないと思い、どうせ遅刻は確定だし、少しくらいなら・・・と自己擁護しながら、路肩に車を停めて降りてみました。
橋の真ん中辺りまで歩いてくると、先ほど感じた奇妙な感覚はいっそう強くなりました。
自分が変に意識し過ぎておかしくなっているのか、この場所が変なのか・・・。
辺りを見回していると、橋からやや離れた場所に建っている民家がふと目に留まりました。
木造の古びたボロ屋で、黒ずんでいて清潔感は皆無、物件としての価値もある訳ないだろうと眺めていると、その家の窓をほんの一瞬、人らしき影がすうっと通りました。
誰か住んでいるのか・・・いや、それよりも先ほどから感じていた不思議な感覚の根源は橋ではなく、その民家にあるように思えてきました。
行ってみるか・・・?
しかし友人との約束があるため、後日また足を運んでみようと心に誓い、その場を後にして私は寮へ向かいました。
友人の寮に着くと、私は変な事を気にかけて無駄足を踏んだことを友人に説明しました。
すると友人は意外にも興味を持ったらしく、引越しが終わったら自分もそこに行ってみたいと言ってきました。
今思えば、さらりと友人に話してしまったのは軽率でした。
「そういう家ってのは、案外人が住んでいたり、不動産が営業してたりするんよ。」
そんな友人の意見は見事に打ち砕かれることになったのです。
うっかり寝坊をしたため約束の時間には間に合いそうもなく、いつもよりスピードを上げて運転していました。
そしてそれは、寮の近くにある橋に通りかかった所でした。
幾度となく目にしているはずの橋の存在が、その時、どういう訳か妙に気になったのです。
いつも通っていた橋なのに、そこだけ全く違う世界にあるような変な感覚で、恐怖とは別の、何か不可解な雰囲気を感じさせました。
時間を割いてでも自分の目で確かめないと気が済まないと思い、どうせ遅刻は確定だし、少しくらいなら・・・と自己擁護しながら、路肩に車を停めて降りてみました。
橋の真ん中辺りまで歩いてくると、先ほど感じた奇妙な感覚はいっそう強くなりました。
自分が変に意識し過ぎておかしくなっているのか、この場所が変なのか・・・。
辺りを見回していると、橋からやや離れた場所に建っている民家がふと目に留まりました。
木造の古びたボロ屋で、黒ずんでいて清潔感は皆無、物件としての価値もある訳ないだろうと眺めていると、その家の窓をほんの一瞬、人らしき影がすうっと通りました。
誰か住んでいるのか・・・いや、それよりも先ほどから感じていた不思議な感覚の根源は橋ではなく、その民家にあるように思えてきました。
行ってみるか・・・?
しかし友人との約束があるため、後日また足を運んでみようと心に誓い、その場を後にして私は寮へ向かいました。
友人の寮に着くと、私は変な事を気にかけて無駄足を踏んだことを友人に説明しました。
すると友人は意外にも興味を持ったらしく、引越しが終わったら自分もそこに行ってみたいと言ってきました。
今思えば、さらりと友人に話してしまったのは軽率でした。
「そういう家ってのは、案外人が住んでいたり、不動産が営業してたりするんよ。」
そんな友人の意見は見事に打ち砕かれることになったのです。
544: 本当にあった怖い名無し 2005/03/23(水) 02:56:22 ID:bhoZjynP0
2日後、無事に引越し作業が終わり、寮と新居を何度も往復してくれたお礼として友人から昼食をおごってもらいました。
当然のように早速そのボロ屋に行ってみないかという話になり、2人で車に乗って例の橋に行きました。
「ちょうどこの辺かな。今は別に何も感じないけど・・・」
「ふーん。俺もいつもここ通っていたけど、そんな感じした事はなかったなぁ。で、あそこのが例の家か?随分酷いな・・・。」
説明するまでもなく、友人もその家をすぐに見つけていました。
それ程まで分かりやすく朽ち果てた家だったので、周りの建物とのギャップは際立っていました。
2人でその家を目指して土手を歩いている時、友人が道端で突然立ち止まり、小声でぼそっと「やばい。」と呟きました。
その一言にぎくりとして友人を見ると、友人は家の方を凝視しながら、すごい勢いで目から涙をボロボロ流していました。
大量の涙。あっという間にボタボタと地面に垂れ落ちてもまだ涙は止まりません。
あまりの光景に驚愕し、私もつられるように家を見てしまいました。
窓の所に、異様に細長い人間のような物体がいました。
信じられないくらいの細い頭と、細長い胴体、布きれのような服。
明らかに人間ではありませんでした。
距離があるため顔までは分かりませんが、私達2人の方を向いていた事だけは確かでした。
何だあれは。何だあれは。何だあれは。何だあれは・・・。
そう思った時には目から涙が溢れ出ていました。
目の奥がズキズキと痛みながら涙が止まることなく流れ、あまりの恐怖に、無理やり涙が搾り出されるような感じでした。
ここにいてはいけないと思った瞬間、その物体から視線を逸らし、立ち尽くす友人を引っ張って、車に戻りました。
あの時の圧倒的な恐怖感の前で、逃げる以外の選択肢はありませんでした。
車の中でも友人は暫く涙をこぼし続けていました。
「あんなもの、いる筈がない。いたけど、いる訳がない。」
などと呟いていましたが、彼の瞳には私よりも鮮明にあの物体が映っていたのかもしれないと思うと、もう何も聞けませんでした。
それ以来、古びた建物は極力目にしまいと心掛けています。
当然のように早速そのボロ屋に行ってみないかという話になり、2人で車に乗って例の橋に行きました。
「ちょうどこの辺かな。今は別に何も感じないけど・・・」
「ふーん。俺もいつもここ通っていたけど、そんな感じした事はなかったなぁ。で、あそこのが例の家か?随分酷いな・・・。」
説明するまでもなく、友人もその家をすぐに見つけていました。
それ程まで分かりやすく朽ち果てた家だったので、周りの建物とのギャップは際立っていました。
2人でその家を目指して土手を歩いている時、友人が道端で突然立ち止まり、小声でぼそっと「やばい。」と呟きました。
その一言にぎくりとして友人を見ると、友人は家の方を凝視しながら、すごい勢いで目から涙をボロボロ流していました。
大量の涙。あっという間にボタボタと地面に垂れ落ちてもまだ涙は止まりません。
あまりの光景に驚愕し、私もつられるように家を見てしまいました。
窓の所に、異様に細長い人間のような物体がいました。
信じられないくらいの細い頭と、細長い胴体、布きれのような服。
明らかに人間ではありませんでした。
距離があるため顔までは分かりませんが、私達2人の方を向いていた事だけは確かでした。
何だあれは。何だあれは。何だあれは。何だあれは・・・。
そう思った時には目から涙が溢れ出ていました。
目の奥がズキズキと痛みながら涙が止まることなく流れ、あまりの恐怖に、無理やり涙が搾り出されるような感じでした。
ここにいてはいけないと思った瞬間、その物体から視線を逸らし、立ち尽くす友人を引っ張って、車に戻りました。
あの時の圧倒的な恐怖感の前で、逃げる以外の選択肢はありませんでした。
車の中でも友人は暫く涙をこぼし続けていました。
「あんなもの、いる筈がない。いたけど、いる訳がない。」
などと呟いていましたが、彼の瞳には私よりも鮮明にあの物体が映っていたのかもしれないと思うと、もう何も聞けませんでした。
それ以来、古びた建物は極力目にしまいと心掛けています。
545: 543 2005/03/23(水) 03:16:25 ID:bhoZjynP0
人間はあまりに恐ろしいものを見ると、絶叫するか、気絶するか、
私達のようになるかだと思います。狂うというのも考えられますが・・・。
長文失礼しました。
私達のようになるかだと思います。狂うというのも考えられますが・・・。
長文失礼しました。
550: 本当にあった怖い名無し 2005/03/23(水) 06:26:55 ID:MI/71mg10
冬の夕方6時半頃、かなり暗くなって街灯もない田舎道を歩いていた
俺の家は県が管理している鶏の試験場で働いている人しか住めない所で、実際あるのは俺の家を含めても6件と専用の小さい寮が1件あるだけだったから、5時を過ぎるとその辺で道を歩いてる人はほとんどいない
6歳の俺は遅くまで遊んでいた事を後悔しながらちょっと早足で帰っていた家路の途中、必ず通るトラック1台分くらいの小さいトンネルがある
昼でも暗くて気味が悪いトンネルなのに夜通る事なるなんて・・
俺の足はさらに速まるトンネルの中間地点まで来たとき、出口の方で何かがトンネルを横切った
俺の家は県が管理している鶏の試験場で働いている人しか住めない所で、実際あるのは俺の家を含めても6件と専用の小さい寮が1件あるだけだったから、5時を過ぎるとその辺で道を歩いてる人はほとんどいない
6歳の俺は遅くまで遊んでいた事を後悔しながらちょっと早足で帰っていた家路の途中、必ず通るトラック1台分くらいの小さいトンネルがある
昼でも暗くて気味が悪いトンネルなのに夜通る事なるなんて・・
俺の足はさらに速まるトンネルの中間地点まで来たとき、出口の方で何かがトンネルを横切った
551: 本当にあった怖い名無し 2005/03/23(水) 06:35:51 ID:MI/71mg10
中間地点から出口までは20m程しか無いのだが、辺りは暗くなっていて街灯も無いトンネルだったので、何か人影の様なものが横切ったという事くらいしか分からなかった
一瞬ぎょっとしたがきっと試験場付近に住んでる人だと思い、その人の後ろについて帰ろうと出口まで走っただが、出口についてその人がいるべき方向を覗くと誰もいない・・・
思えばこんな静かな夜道なのに物音ひとつ立てずに歩くのは難しい
自分の足音はこんなに響いているのに・・
一瞬ぎょっとしたがきっと試験場付近に住んでる人だと思い、その人の後ろについて帰ろうと出口まで走っただが、出口についてその人がいるべき方向を覗くと誰もいない・・・
思えばこんな静かな夜道なのに物音ひとつ立てずに歩くのは難しい
自分の足音はこんなに響いているのに・・
552: 本当にあった怖い名無し 2005/03/23(水) 06:51:27 ID:MI/71mg10
(ここにいてはいけない!!)
何かものすごく嫌な予感がして、気づいたら子走りで坂を登ってた
登ってる途中、必ず神社の前を通らなければいけない事を思い出して泣きそうになった
(下を向いたまま走ればいいんだ!!絶対他は見ない!!)
そう思い神社に差し掛り下を向こうとした直前、それまでは自分の足音しかしてなかったのに何か変な音が聞こえた・・・
表現が難しいのだが、何というか鎌で草を刈る音みたいな感じの音が絶対聞こえたのだ
自分は下を向いていたのだが、その音で一瞬目線だけ神社の方向を見てしまった
何かものすごく嫌な予感がして、気づいたら子走りで坂を登ってた
登ってる途中、必ず神社の前を通らなければいけない事を思い出して泣きそうになった
(下を向いたまま走ればいいんだ!!絶対他は見ない!!)
そう思い神社に差し掛り下を向こうとした直前、それまでは自分の足音しかしてなかったのに何か変な音が聞こえた・・・
表現が難しいのだが、何というか鎌で草を刈る音みたいな感じの音が絶対聞こえたのだ
自分は下を向いていたのだが、その音で一瞬目線だけ神社の方向を見てしまった
553: 本当にあった怖い名無し 2005/03/23(水) 07:04:06 ID:MI/71mg10
(しまった・・)
絶対見ないと決めていたのに・・・
今までの集中力が一気に切れただが・・・
何も無い・・・
絶対何かいると思ってた神社も、別に暗くなっただけの昼間と変わらない神社だった
物音もよく見れば風で木の枝が揺れる音だった
さっきまであんなに速かった鼓動も冷たかった指先もいつもの感じに戻り段々目線も高くなって、さっきまでの事は忘れて夕ご飯の事をちょっと考えようとしてた
絶対見ないと決めていたのに・・・
今までの集中力が一気に切れただが・・・
何も無い・・・
絶対何かいると思ってた神社も、別に暗くなっただけの昼間と変わらない神社だった
物音もよく見れば風で木の枝が揺れる音だった
さっきまであんなに速かった鼓動も冷たかった指先もいつもの感じに戻り段々目線も高くなって、さっきまでの事は忘れて夕ご飯の事をちょっと考えようとしてた
556: 本当にあった怖い名無し 2005/03/23(水) 07:15:52 ID:MI/71mg10
(アレ・・・)
そこの神社の入り口には高さ5メートルくらいの赤い鳥居があるのだが、何か変なのだ、おかしい・・
意味が分からない・・・
(えっ?・・・)
俺は泣いてるのか笑ってるのか自分でもよく分からない顔で走った
家に着いて玄関のカギを閉めてフトンの中に潜った
意味が分からなかったのだ・・
暗くて寒い冬の夕方明かりも何もつけずに鳥居の上に老婆が立っている意味が
おしまい
そこの神社の入り口には高さ5メートルくらいの赤い鳥居があるのだが、何か変なのだ、おかしい・・
意味が分からない・・・
(えっ?・・・)
俺は泣いてるのか笑ってるのか自分でもよく分からない顔で走った
家に着いて玄関のカギを閉めてフトンの中に潜った
意味が分からなかったのだ・・
暗くて寒い冬の夕方明かりも何もつけずに鳥居の上に老婆が立っている意味が
おしまい
引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1110788477/
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