Womanman600

288: 1/3 2014/07/16(水) 05:10:15.43 ID:pJNcTVurq
編集プロダクションで契約社員として働いていた3年ほど前のこと。
よく仕事をしてもらってるベテランライターさんから、40代半ばの新人ライターを紹介されたことがある。
この業界、早い人は大学在学中からライターやってるのに、40代で新人は珍しい。
180センチ100キロ近い巨漢でスキンヘッドの強面。だが、専門分野はオタク系という変わったライター。
この人…Tさんが、大きな声でよく喋る。
当時、その編プロでは、某社のムックシリーズやコンビニ500円本をやっていたので、使えるライターならぜひ使いたいところ。
面接というか面通しを、デスクとマネージャーでやってた。

その最中に、進行中のスピリチュアル本の資料を、Kさんが持ってきてくれた。
Kさんは資料を担当に渡すと、仕事中の私に話しかけてきた。「なに、この臭い? 死体の臭いがする」。
以前、私はKさん絡みのスピリチュアル本をやっていたから気楽に話せるので、「え? そんな臭いしますか?」。

「自殺した死霊の臭いだよ。とんでもない人が出入りしてるんじゃないの?」
Kさんは顔をしかめながら、部屋を見回し、「自殺した女の霊よ。祟ってるというか、呪ってるというか。こんなの背負ってる人と仕事したら、会社ごと潰れかねないよ」。
そして、Kさんは、デスクが面通し中の小会議室(パーテーションで区切られていて中は見えない)を指差した。