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706: 本当にあった怖い名無し 2005/04/21(木) 15:33:38 ID:iTxSLSM9O
四年程前になるが、関東某県の田舎町での出来事。
会社からの帰路、俺はいつも決まった農道を使っていた。
畑がしばらく続き、密集した民家が立ち並び、また畑とがあり、その道を抜けていくと、国道につながる大通りに出る。
ただ、夜の農道は照明も少ないので、少々不気味。
無論明るい他のルートもあるのだが、農道を通り抜けたほうが断然近道なので、あえてその道を使っていた。
コンビニに寄る用事などがない限りは。

その日も仕事を終えて、俺は農道を走っていた。
時刻は夜の十時半頃。
大概の農道に言える事だが、その近道の難点は、道幅が狭い事。
畑と畑の間の土手に、道路を敷いた感じで、ガードレールも民家付近にしか無い。
大型車は進入禁止だが、4トン車レベルの対向車が来たときには、結構難儀する狭さだ。
だから近道ではあるが、通るときはせいぜい40キロ位で走っていた。

709: 706 2005/04/21(木) 15:51:08 ID:iTxSLSM9O
住宅地から畑に差し掛かった時、車の右側から声が聞こえた。
「待って」
若い女というより、女の子のような声。
窓は閉め切っていたのにもかかわらず、はっきり聞こえた。
びっくりしてミラー越しに右後ろを見るが、それらしい人は見えない。
前後に車も見えなかったので、俺は減速して車を停めた。
振り返ってみる。
でも、誰も居ない。
何となく薄気味悪くなって俺は車を走りださせた。

するとまた声が。
「待って、待って」更に足音まで聞こえた。
パタパタと走る音。後ろから聞こえてくる。
バックミラーを見ると、子供の姿が見えた。
ちょうど数少ない街灯の脇を通った辺りだったので、それを判別できた。
赤いゆったりした服、パーカーかトレーナーかを着ていて、長い髪が揺れていた。

女の子のようだった。
必死に叫びながら車を追い掛けてくる。
どうしたのだろうと車を停めようとして、俺は固まった。
車は40キロで走っているのに、少女はぴったりと付いてきていた。

711: 706 2005/04/21(木) 16:08:46 ID:iTxSLSM9O
加速した。ちょうど民家の辺りは道がくねっているので、危ないとは思ったが、それどころではなかった。
近づいてきていた。
ミラーを見ると、すぐ後ろに居た。
赤い服だと思っていたが、そうではなかった。
元は白かったのだろう。
女の子の顔は血まみれで、その血が服にしみ込んでいた。
パーカーの胸から上辺りは真っ赤だった。
何キロ出したか覚えていないが、相当危険な運転をしていたと思う。

女の子は息も切らさずに、ぴったり付いてくる。
「待って、待って」そればかり言いながら。
早く大通りに。
人が居る場所に出られれば。
そしてあと一息で大通りにでるといったところで、急に後ろの気配が消えた。
俺は一気に最後の上り坂を上った。
信号は赤で、目の前には車がバンバン走っていた。
急ブレーキを踏んで停まった。
停止線を大きくはみだしたが、幸い事故は起こさなかった。
はあ、と安心した瞬間。

バタンと助手席のドアが閉まった。
開いた時の音は聞こえなかったのに。
助手席を見ても、後部座席を見ても誰も居なかった。
ただ、車の中が異様に寒くなっていた。
怖さを紛らわす為に、携帯で彼女に電話をした。

712: 706 2005/04/21(木) 16:17:12 ID:iTxSLSM9O
彼女が出た。
俺は少し安心して、会話を始めた。
彼女がかなりの恐がりなので、その出来事には触れずに、できるだけ馬鹿な話をした。話の途中で雑音が入った。
彼女では無い、女の子の声が聞こえた。
何を言っているのかは分からなかったが、ぶつぶつと声は続いた。

「何か音悪いね」
と彼女が言った瞬間、すごい笑い声が聞こえた。
女の子の声で。
その後どう帰宅したかは覚えていない。
その後は女の子らしきものも見ていない。
車は少しした後、あちこちが故障したので廃車。
俺は今のところ健康。

終わり。

726: sage 2005/04/21(木) 17:14:03 ID:C81o6GUS0
犬を連れて家に向かって歩いていました。
ちなみにこのときの状態としては、別に酔っ払ってなどいませんし、少し疲れてはいましたが、意識ははっきりしていました。
もう少しで家へ真っ直ぐ続く道に入るというところで、何かが聞こえてきました。
エコーの入った声で、スピーカーか何かを通して発しているような声でした。

でも何を言っているかは全然聞き取れませんでした。
その声がはっきりと大きく聞こえるようになった瞬間に私は壊された家の前に居ました。
2,3日程前から工事が始まったとても古い家です。
その時間はもう工事は終わっていて、ロープが張られたまま人などいない状態で放置されていました。中には草木がぼうぼう生え、全く手入れなどされていない様子でした。
誰が住んでいたかは全く知りません。
人が住んでいたのかということもわかりません。
その家を通った直後に、今まで聞き取れなかった声がはっきりと聞こえてきたのです。

あ、あ、、あ、あ、う、お、、、あ、あ、い、あ、、あ、い・・・

とても低い男の声色で、一文字一文字を短く発する不気味な声・・・。
気味が悪すぎて思わず立ち尽くしてしまいました。
一定のリズムでは無く、不規則でした。
とても苦しみを帯びているような感じがしました。
聞こえた途端に寒気がしたので、早歩きでその場を立ち去ろうとして、その家の前から離れた途端、つまり隣の家の前に足を踏み入れた途端に、その声は止んだのです。
その声の主がスピーカー等を使って私のことを驚かしていたのなら、離れるにつれて声は小さく聞こえ続けるはずです。
でもピタッと止んだのです。

そして、いつもは堂々としている犬がキョロキョロしだし、落ち着かなくなりました。
とりあえず犬を抱いて家に走って帰ったのですが、その後10分程に3度無言電話がありました。
無言電話はそんなに珍しい事ではありませんが、この出来事の後です。
恐くて仕方がありませんでした。

727: 726 2005/04/21(木) 17:14:50 ID:C81o6GUS0
あとでわかった話。
その家にはおじいさんがひとりで住んでいて、2年前に先立たれた奥さんの後を追うように同じ病気で死んでしまったそうです。
主の居なくなった家を息子夫婦がその土地を売ることに決めたようです。
その病気というのが、詳しくは知りませんが肺や喉の辺りの病気で、大変苦しみながら死んでいく病気なのだそうです。
もしかしてあの声は。

793: 本当にあった怖い名無し 2005/04/22(金) 15:35:34 ID:sdFujqoF0
以前書いた416です。
亀レスですが、お話の続きを書きたいとおもいます。

私が配属されて1年もたたぬ間に、結構売り上げも上がり人手も足りないことからスタッフの募集をしました。
募集による問い合わせがありましたが、ど田舎ということもありなかなか人が集まりません。
で、住居部とは別に寮を作ろうということになりました。
住居部は夜中の騒音もあるし(笑)人いれてもムダになるだろうとの判断もあったので。
普通に建売で売りに出されているような2階立て1件屋を作ることになったのですが、なかなか進展しませんでした。
大工さんが風邪をひいて寝込む(2,3人がいっぺんに)道具で怪我する人が絶えない。入れたはずの工具が見つからない。
(結局見つからず終い。これも大量に)。
必ず予定より納期が遅れる等、かなり苦労されたようです。
でもやっと完成し、入居できる日がやってきました。
大工さんはここはなんかいやなトコだったなぁ、ここまで遅れたの初めてだといっていましたが。

寮は1階が食堂と8畳間が1、トイレと風呂、2階が6畳間が3部屋です。
自分は寮の管理面も含めて寝泊りすることになりました。

続く

795: 本当にあった怖い名無し 2005/04/22(金) 15:55:03 ID:sdFujqoF0
寮には計4人が住んでいました。
自分は2階の1番奥の部屋です。
最初の1ヶ月ほどは何事もなく過ごしていました。
ですが、ここも出る様になりました。
始まりは休日の夕方でした。

その日私は部屋で半日過ごした後、夜は彼女と待ち合わせていたためシャワーを浴びていこうと風呂場にいました。
頭を洗っているときに、玄関の戸が開きバタンとしまる音が。
そして廊下をあるき階段を急いで上がるドタドタした足音が。
私はその場でドアを開き、○○かぁ?と呼んで見ましたが返事無し。
風呂から上がり廊下と階段をみてみると真っ暗、そして誰もいません。
おかしいなぁくらいにしか思わずに待ち合わせの仕度をしていると1人が戻ってきました。
私以外の3人と釣りに行っていたそのコにさっきだれか来みたいなんだけどといいいましたが、そのコが釣りをして分かれるまでは3人一緒にそこにいて他の2人はそのままコンビニにいったとの事でした。
ま、いいかと思って1階に行き飲み物をのんでさぁ出かけるかと言うときになってそのコが血相変えて降りてきました。

誰か2階にいる。。。。。と

つづく

799: 本当にあった怖い名無し 2005/04/22(金) 16:14:16 ID:sdFujqoF0
私はそのとき初めてまさかということに気がつき2人で2階に上がりました。
一部屋づつ見ていこうということになり、まずは私の部屋から。
誰もいません。
次にそのコの部屋も誰もいません。
次に3番目ドアを開けると奥に洗濯物が干してありました。
そのうちのTシャツだけがユラユラと。。。
私達がみている間中止まることなくユラユラ。。。
騒いじゃいけないそう重い一緒にいるコの部屋へいこうと目で合図をおくり、そっとドアを閉めてそちらに行こうとした時でした。

先にドアをあけたそのコがうぁぁぁぁと叫んではこっちに逃げてきたので、慌てて1階に降りはだしのまま外ににげました。
駐車場まで逃げてなにがあったんだときいてみたら、壁に向かって子供みたいなものが正座してたと。お互いに怖くて家にも入れずに真っ青でいると、残り2人が帰ってきました。
彼らはこっちにくると2階部分道路側からだとガラスにすけますねぇと呑気こといってます。ワケを話すと笑っていました
(彼らには住居部のことは伏せてありました)
とりあえず家入ってみましょうよと言われおそるそる家へ。
お前の部屋のTシャツがずっと揺れたという私にじゃ、先にボクの部屋からみましょうと。
部屋に行くとTシャツが廊下に落ちていました。!!!!
もう動けません、ビビッて。
するともう片方のコがン?と。
確かここに戻るとき、道路から見た2階の人影も上半身赤い服だったよな私は黒そのコは白のTシャツでした。
お出かけしないとならなくなったので、後日また書きます。

848: 本当にあった怖い名無し 2005/04/23(土) 12:32:12 ID:hPPWZgWz0
799です。昨日のうちに帰ってこれなかったので、今から書きます。
すいませんでした。

Tシャツの色が2人とも違うこと、そして廊下に落ちてる赤いTシャツ。
私以外の3人もこれっておばけ?とか話しながら食堂に集まりました。
私は待ち合わせの時間に遅れそうなことを思い出し、おれ時間遅れちゃうからいくわと言って寮を出てしまいました。
本当はその場から逃げ出したかっただけなんですが。。。
寮に帰りたくなくてその日はお泊りすることにしたのですが、どうしてもその後が気になり、寮に電話してみました。
かなりたってから、通じました。

俺だけど、その後どうなった?
といい終わるその前にハンパじゃないすよ!早く帰ってきてくださいよ!
もの凄く興奮した声が。
とにかく落ち着いて何があったか教えろよ!するといるんすよ!なんかいるんすよ!聞こえないすか?ほら!!
どうやら受話器をその何かに向けているらしい。
おい!おい!と何回か叫んだ後、やっと繋がって聞こえるでしょ?
2階で歩きまわってる音が!
受話器向けただけじゃ聞こえねーっつのと思ってしまいましたがやはりゾクッとしました。

私が出かけた後、しばらくは何も起こらなかったらしいのですが、9時をまわった頃に食堂で飲んでいたいたとき、音が聞こえはじめたらしいのです。
最初はAが気付き、Bになんか2階うるさくね?といったのがはじまりで、Cがでもみんなここにいるよ?でパニックに。
状況を説明している間にも音が聞こえているらしく、早く帰ってきてくれとのことでした。
私は電話しなきゃよかったなと思いながらも帰るしかないなとあきらめていました。

つづく

851: 本当にあった怖い名無し 2005/04/23(土) 12:54:26 ID:hPPWZgWz0
つづき

私がど田舎の寮についたのが、午後11時頃です。
3人は1階のCの部屋に集まっていて、私の帰りを待っていました。
部屋に入るとみなそれぞれに状況を説明しています。
話を聞いた後、2階にはいったのか?と聞くと2階に上がると音がやむという。
歩きまわる音は30ほど前にやんだそうだ。
私は2階に行こうと3人に言い、2階に上がってみた。
ビビリながら上がり3部屋ともみて回ったがなにも発見できなかった。
なんもいねーじゃんと明るく言ってはみたものの、3人には納得できるハズもなく、完全におびえてしまっている。
私は1番広いのはCの部屋だし、今日はそこでみんなで寝ようと言った。
各自がビビリながら部屋から布団を持ち出しCの部屋に集合した。
こーゆー時は寝るのが一番だよと私は言って、寝かせることにした。

でも、私は3人には言ってないことがあった。
私の部屋の押入れの戸が全開になっていて、下の段にしまっておいた荷物が散乱していたことを。
2階を見て1階のもどり、また布団を取りに自分の部屋にいくまで20分はたっていないはず・・・
その日は何も起こらず寝ることができた。
私は朝になったら店長にお願いして、本社に報告してもらおうと考えていた。

841: 本当にあった怖い名無し 2005/04/23(土) 10:17:12 ID:g3CGL7vq0
680 本当にあった怖い名無し 2005/04/23(土) 06:12:16 ID:MRdlDJ1D0

バイクの話で申し訳ないんですが。
一昨年の夏,北海道にツーリングに行ったんです。
あさってはいよいよ東京に帰るっていう日のことです。
ちょっと足を延ばしすぎてしまったんですね。
夕方頃に着いた街で一泊すればよかったのに,
「もうちょっと先まで行ってやろう」
なんて欲をかいたのが間違いだった。
行けども行けども,次の街なんて見えてこないんです。
街どころか,人家すらいっこうに見当たらない。日もどんどん暮れてくる。
「そのうちに,泊まるところぐらい見つかるだろう」
なんて考えたのが,いけなかった。

北海道の広さを,甘く見ていました。
星明りだけの,ほとんど真っ暗闇の中を,ずーっと一人で走っていました。
そのうち、前方に大きな建物が見えてきました。
最初は,学校だと思ったんです。
よく考えれば,こんなド田舎に,そんなに大きな学校があるわけないんですけどね。
(今夜はここの軒先で野宿させてもらおう)と思って,敷地の中に入っていきました。敷地に入ってみると,どうやら学校ではなさそうです。
(どこかの会社の研究所かな?)とも思いました。
鉄筋コンクリートの,比較的大きな,無愛想な建物なんです。
灯りも何にもついていなくて,建物のシルエットだけが,星空をバックにして黒く浮かび上がっている。
それにしても,人間社会の生活に関わっているような匂いが,全く感じられない建物なんですよね。

ところが近づいてみると,中から「ザワザワ,ガヤガヤ」と,大勢の人がいるようなざわめきが聞こえてくる。

842: 本当にあった怖い名無し 2005/04/23(土) 10:18:47 ID:g3CGL7vq0
681 本当にあった怖い名無し 2005/04/23(土) 06:13:32 ID:MRdlDJ1D0

(ここはどこかの会社の社宅かもしれいな。事情を話せば,泊めてもらえるかも)
なんて呑気なことを考えて,ノコノコ近づいて行きました。
でもね,そこでふと足が止まったんですよ。
「おかしいぞ」と思って。だって変ですよね。
建物には,灯り一つついていないんですよ。
「非常口」の緑色のランプが見えるだけで,窓は全部真っ暗なんです。
時計を見たら,夜中の一時を過ぎている。
そんな時間に,大勢の人間が起きてることなんて,普通はあんまりないですよね。
それなのに,相変わらず中からは「ザワザワ,ガヤガヤ」聞こえてくる。

最初は「宴会でもやってるのかな」なんて思ったんだけど,どうもそんな楽しそうな雰囲気じゃない。
大勢の人間が,めいめい好き勝手なことをつぶやいている。
ひょっとしたら,みんなして念仏でも唱えているんじゃなかろうか……。
そんな感じなんです。
……気配って,確かに感じるんですね。
私のすぐ目の前,1メートルばかりのところに,建物の出入り口があります。
粗末な鉄製のドアで,上に「非常口」の緑色のランプがある。
その灯りだけが,辺りをボーっと照らしている。
そのドアの向こうに誰かがいるような気配が,はっきりと感じられるんです。
(いる。絶対にいる。間違いなくこのドアのすぐ向こうに,誰かが立っている……)

くり返しますけど,私とドアの距離が,ほんの1メートルですよ。
そのドアのすぐ向こうに,へばりつくようにして誰かが立っている。
見たわけじゃないけれど,確かに感じるんです。
そして建物の中からは,相変わらず「ザワザワ,ガヤガヤ……」

843: 本当にあった怖い名無し 2005/04/23(土) 10:20:10 ID:g3CGL7vq0
682 本当にあった怖い名無し 2005/04/23(土) 06:15:15 ID:MRdlDJ1D0

その頃には,大体状況が把握できるようになりました。
人がいるのは,ドアのところだけじゃない。
真っ暗な窓という窓の向こうに,大勢の人がいて,みんなで私を見つめているようなんです。
ブワー!って,一瞬にして全身の毛が逆立ちました。
バイクのところまで,すっ飛んで帰りましたよ。
ブルブル震える手でキーを差し込もうとしたんだけれどなかなか入らない。
やっとのことでエンジンがかかったら,後はもう一目散。
絶対にミラーを見ないようにして走り続けました。

どれほど走ったのか記憶がないけど,ようやく前方に赤いランプが見えてきた。
派出所でした。
お巡りさんは,いました。考えてみれば,ここ七,八時間の間に,ようやく出会えた本物の人間です。
私はよっぽど蒼白な顔をしていたらしくてお巡りさんは,最初私が犯罪にでも巻き込まれたのかと思ったようです。
ゆっくり事情を聞いてくれました。
しかし私の話を聞いた後,彼は同僚と額を突き合わせて,何やらボソボソと話してるんです。
「ウソだろ?」
「マジかよー!」
なんて小声で言ってるのが,聞こえてくる。
目の前でそんなふうに言われたら,誰だって気になりますよね。
私は,「どういうことなんですか?教えてください!」って聞きました。
するとお巡りさんは,私の顔をまじまじと見つめて,こう言ったんです。

「君ね,この街道沿いにある大きな建物っていったら,一つしかないんだけど,それって火葬場なんだよ……」

938: 本当にあった怖い名無し 2005/04/24(日) 15:54:26 ID:8zU3+R8D0
こないだすげー怖かった

俺はマンションに住んでる。
15階立てで、15階に共同風呂ってでけー風呂あんだよ
俺は水道・ガス代節約のために、その日の夕方も共同風呂にいくためにエレベーターにのったさっぱりして、さあ部屋に帰るか!と思ってエレベーターに向かった。

で、俺の住んでるマンションはエレベーターに行く途中の廊下から、外が見えるんだよ。
道路や、線路。ほかの階の廊下や、非常階段まで。
そして廊下歩くとき、なにげなーく非常階段みたんだよ
8階の非常階段に人っぽいのがいた。
はじめは「ああ、あそこにもエレベータあったよな~」と思ってたけど、俺は異変に気づいた。
その人らしいのは顔が真っ黒だった。
夕方だけど、まだ少し明るいのに。
で、「(えぇ!?え?え?え?)」とか混乱してしまったそうしたら、その人らしいのと目があったような気がした。

939: 本当にあった怖い名無し 2005/04/24(日) 16:06:35 ID:8zU3+R8D0
突如、その人らしいのが走ってきた。
8階へ9階へ・・俺は走って逃げた。
エレベーターのボタンをおすが、エレベーターがこないだけど、人の影はもう15階に・・・エレベーターが来たから、すぐ自分の階をおした。
エレベーターの外から「バン!バン!バン!」とドアをたたく音がする・・・
恐怖で汗がでまくる。
エレベーターって階ごとに窓がついてるじゃん?で、14、13、12、と連続して、その人影がうつった。
映画の「呪怨」とまったく同じ状況でも自分の階へ到着したときは、その人影がなかった。

自分の部屋の鍵をあけて、入ろうとして、なにげなくまた非常階段をみたら、人影がションボリと座っていた。
一瞬「(・・・?あれ?)」となんか悲しくなったでも、恐怖が襲ってきて、すぐ部屋にはいり、鍵をかけ、チェーンをした翌日、学校にいったら、赤ん坊の時から、大学の現在まで親友のAが交通事故にあったときいた。

なんでも、車に跳ねられた時、どぶ川に転落したらしい。
どぶで体を自由を奪われ、川からぬけれなかったらしい。
そして、水死or溺死したみたいだった。
引き上げられたときは、全身にどぶがついていて、顔も、何もみえなかったらしいひょっとして、あれは、Aの別れの挨拶だったのかもしれない(で、でも、挨拶にしてはかなり怖いよな~)なのに俺は逃げて逃げて・・・

Aよスマンカッタ


引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1113279548/