
919: 本当にあった怖い名無し 2019/08/25(日) 23:26:10.00 ID:VFFUuAkN0
石じじいの話です。
自分の名前を呼ぶ声について三題。
以前、じじいが山で「おーい」と呼ばれて、それに答えたら突然の大雨に遭った、という話がありました。
同じような話です。
じじいが北海道に石探しに行ったときに知り合った人に聞いた話だとか。
ふつう、魔物は一声しか呼ばないのだそうです。
そのため、山でも里でも海でも、一声しか名前を呼ばれなかったときは決して返事をするな、と。
耳をすましていて、三回呼ばれたときに初めて返事せよ。
これは、アイヌの教えだそうです。
山の中で、自分の名前ではなく、まったく知らない人の名前が呼ばれることがあるそうです。
それは、神さまの名前で、神さまたちが山を超えてお互いに呼びかわしているのだ。
その名前を、自分の子供につけると、その子は健康で長生きするのだそうです。
北海道には戦後樺太から引き上げてきた人々がたくさんいました。
樺太には、「人を呼ぶ幽霊」がいたそうです。
山に狩りなどに行ったときに、どこからかオーイと呼ばれる。
これに注意を引かれると危ないということでした。
いろいろなところに、このような怪異はあるようです。
自分の名前を呼ぶ声について三題。
以前、じじいが山で「おーい」と呼ばれて、それに答えたら突然の大雨に遭った、という話がありました。
同じような話です。
じじいが北海道に石探しに行ったときに知り合った人に聞いた話だとか。
ふつう、魔物は一声しか呼ばないのだそうです。
そのため、山でも里でも海でも、一声しか名前を呼ばれなかったときは決して返事をするな、と。
耳をすましていて、三回呼ばれたときに初めて返事せよ。
これは、アイヌの教えだそうです。
山の中で、自分の名前ではなく、まったく知らない人の名前が呼ばれることがあるそうです。
それは、神さまの名前で、神さまたちが山を超えてお互いに呼びかわしているのだ。
その名前を、自分の子供につけると、その子は健康で長生きするのだそうです。
北海道には戦後樺太から引き上げてきた人々がたくさんいました。
樺太には、「人を呼ぶ幽霊」がいたそうです。
山に狩りなどに行ったときに、どこからかオーイと呼ばれる。
これに注意を引かれると危ないということでした。
いろいろなところに、このような怪異はあるようです。
920: 本当にあった怖い名無し 2019/08/25(日) 23:49:17.03 ID:VFFUuAkN0
石じじいの話です。
石さがしの旅で出会った人から聞いた話だそうです。
ある農家の男性の家に泊めてもらったとき、そこの主人はこんな話をしてくれました。
あるところに、目の見えない少年がいました。
笛がとても上手で、いろいろな曲が吹け、また即興もこなしたそうです。
彼には姉がいました。彼女は、とても美人ですぐれた歌い手でした。
その姉弟には親が無く、門付けをして流浪していました。
また、縫い針を仕入れて、それを訪問販売して糊口をしのいでいました。
歌舞音曲の好きな両親だったので、姉には歌や三味線を、弟には笛を習わせたのだそうです。
両親が流行病で死んだ後、借金のかたで家と三味線を取り上げられてしま、故郷を離れてこじき(ママ)となりました。
美人の姉には、養女にしたいという申し出も多くありましたが、彼女は弟と一緒でなければいやだといい、そのような場合には必ず断られたのです。
ある村の祭りで、すこしお金を稼いだ日の午後、姉は土地の金持ちの家に呼ばれていきました。
そのようなことはしばしばあったのです。
その男の子は、村はずれの神社で待つことになりました。
(つづく)
石さがしの旅で出会った人から聞いた話だそうです。
ある農家の男性の家に泊めてもらったとき、そこの主人はこんな話をしてくれました。
あるところに、目の見えない少年がいました。
笛がとても上手で、いろいろな曲が吹け、また即興もこなしたそうです。
彼には姉がいました。彼女は、とても美人ですぐれた歌い手でした。
その姉弟には親が無く、門付けをして流浪していました。
また、縫い針を仕入れて、それを訪問販売して糊口をしのいでいました。
歌舞音曲の好きな両親だったので、姉には歌や三味線を、弟には笛を習わせたのだそうです。
両親が流行病で死んだ後、借金のかたで家と三味線を取り上げられてしま、故郷を離れてこじき(ママ)となりました。
美人の姉には、養女にしたいという申し出も多くありましたが、彼女は弟と一緒でなければいやだといい、そのような場合には必ず断られたのです。
ある村の祭りで、すこしお金を稼いだ日の午後、姉は土地の金持ちの家に呼ばれていきました。
そのようなことはしばしばあったのです。
その男の子は、村はずれの神社で待つことになりました。
(つづく)
921: 本当にあった怖い名無し 2019/08/25(日) 23:50:18.96 ID:VFFUuAkN0
>>920
(つづき)
しかし、夕方になっても姉は帰ってこない。
心細く彼は待ちましたが、姉は夜遅くに帰ってきました。
姉は、美味しいご飯をくれました。
それから、また厳しい流浪の生活が始まったのです。
生活は、かなり厳しく、ときには、山の中で生活している人々に助けてもらい、彼らとともに生活したこともあったそうです。
ある日、そのような人々と農村を門付けをして歩いているとき、大きな農家の家族から、孤児院(ママ)に入ってはどうか?
そうしたければ、我々が世話をしてやるが、とすすめられました。
いっしょに住んでいた流浪の人々も、お前はまだ小さいのだから、それが良いだろう、とすすめます。
めくら(ママ)でも、修行をすれば検校にもなれるのだ、と。
男の子は、お姉さんと一緒じゃなければ嫌だ、と言いはりした。
姉とはなれ離れにはなりたくなかったからです。
そのとき、まわりの人々が言いました。
「おまえ、何を言ってるんだ。お前は一人じゃないか?姉などいないぞ。」
男の子は、たいそう混乱して取り乱しましたが、やはり姉はいなかったのです。
彼は失望して、もう人生をあきらめて、孤児院に入ることを承知しました。
「よう、そがいなことをくわしゅうに知っとりんさるのう?」とじじいが尋ねましたら、
「そのめくらの男の子が私の祖父なのです。」
彼は、じじいに笛を見せてくれたそうです。
(つづき)
しかし、夕方になっても姉は帰ってこない。
心細く彼は待ちましたが、姉は夜遅くに帰ってきました。
姉は、美味しいご飯をくれました。
それから、また厳しい流浪の生活が始まったのです。
生活は、かなり厳しく、ときには、山の中で生活している人々に助けてもらい、彼らとともに生活したこともあったそうです。
ある日、そのような人々と農村を門付けをして歩いているとき、大きな農家の家族から、孤児院(ママ)に入ってはどうか?
そうしたければ、我々が世話をしてやるが、とすすめられました。
いっしょに住んでいた流浪の人々も、お前はまだ小さいのだから、それが良いだろう、とすすめます。
めくら(ママ)でも、修行をすれば検校にもなれるのだ、と。
男の子は、お姉さんと一緒じゃなければ嫌だ、と言いはりした。
姉とはなれ離れにはなりたくなかったからです。
そのとき、まわりの人々が言いました。
「おまえ、何を言ってるんだ。お前は一人じゃないか?姉などいないぞ。」
男の子は、たいそう混乱して取り乱しましたが、やはり姉はいなかったのです。
彼は失望して、もう人生をあきらめて、孤児院に入ることを承知しました。
「よう、そがいなことをくわしゅうに知っとりんさるのう?」とじじいが尋ねましたら、
「そのめくらの男の子が私の祖父なのです。」
彼は、じじいに笛を見せてくれたそうです。
922: 本当にあった怖い名無し 2019/08/26(月) 03:18:33.03 ID:2VFyfF2F0
>>921
姉はどうなったんかのう…
手篭めにされて舌でも噛んだか…
姉はどうなったんかのう…
手篭めにされて舌でも噛んだか…
元スレ:http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1535920044/
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追記② :いただいたメールには掲載日までにお返事を送っております。PCからURL込みの返送となるため、設定によってはお手元に届いていない可能性があります。ご了承ください。
Comment (3)
みつこ
が
しました
みつこ
が
しました
石じじい、北海道にも行ってたんですね
みつこ
が
しました
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