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この記事は過去の記事を再編集したものです。


10: 名無し百物語 2014/08/11(月) 01:04:57.23 ID:ZZGOvuwy.net
10年くらい前の話。
大阪の梅田の東通り商店街の近くにある古い雑居ビルでのこと。

当時僕はとあるリフォーム会社で働いていた。
ある日のこと、ビルのオーナーからテナントの経営者が夜逃げしたから荷物を片付ける見積もりをしてほしいといわれた。

他の仕事を終わらせて夕方くらいに僕は同僚と2人で現場に向かった。

僕は1階でオーナーに挨拶と打ち合わせ。同僚は先に現場の7階へエレベーターで上がって行った。
オーナーとの打ち合わせが終わり、僕も7階へ上がった。


しばらくして見積作業が終わり、僕はボタンを押してエレベーターを呼んだ。
2人でエレベーターを待っていると黙りがちだった同僚が口を開いた。

先に7階へ上がった際、3~4階くらいを通過する時になにか人の叫び声のような物が聞こえた、と。
僕が上がった時はなにも聞こえたりしなかった。
同僚は自分より年上で非常に真面目な人だ。

エレベーターは7階に到着し、僕らは乗り込んだ。
7階…6階…5階とゆっくりとエレベーターは下っていく。
4階を通り過ぎ、3階になってもなにも聞こえなかった。

僕は「なにも聞こえないっすね」と言った。
同僚は「僕が聞いた時は壁の向こう側から聞こえた気がする」と言った。

エレベーターは2階を過ぎ、僕は扉の反対側の壁に近づいて耳をあててみた。

いきなり
ドン!!ドン!!ドン!!

壁の向こう側から誰かが壁を思いっきり叩いてきた。
あきらかに3回、はっきりと。

僕と同僚は大声をあげて飛び退くと
エレベーターは1階に到着した。
扉が開くと同時に、僕と同僚は一目散に逃げだした。


後日、ビルのオーナーから話を聞いた。
僕たちがビルに行った翌日エレベーターが故障したらしく、清掃業者を呼んだとのこと。
その時僕は壁が叩かれた事をオーナーに話した。
するとオーナーはこう言った。

「じゃあまだその時は生きてたのか」

1: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/06/04(土) 20:29:59.88 ID:ESqODQTHM.net
学生の頃の話。

 私は、原付で夜道を走っていた。
田舎なので外灯は少なく両脇は田んぼなので真っ暗。
 ふと道の端にある大きめのゴミ袋の様なものがヘッドライトに照らされた。
 気になったがそのまま素通りした。
すると丁度横を通り過ぎようとした瞬間ゴミ袋だと思っていたものが立ち私を追いかけて来た。
 黒い着物を着た人間の様だったが頭だけが赤黒く目鼻口は見当たらない。
そいつはかなり足が速く距離を保って逃げるのが精一杯だった。
 逃げている内に追って来るそいつの頭がドンドン膨らんでいるのに気付く。
 前方に民家が見え始めた頃には膨らみ過ぎて原付のミラーにも映り切らない。
 一瞬後ろを振り向くとそいつの頭は私をスッポリ覆うほどに巨大化していた。
 それでも速度は衰えず普通に走って来る。
 私が田んぼの道を抜けるとそいつはピタリと追うのを止めた。
振り向くと忽然と消えている。
 帰宅した私はこの話を曽祖母にだけ話した。
 「そりゃお前の影だよ。お前に取って代わるつもりだったんだな。」
 曾祖母にまじないを教わってからもう「影」には会っていない。


4: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/06/04(土) 20:31:58.50 ID:sbdt/N880.net
ひえー

3: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/06/04(土) 20:30:50.85 ID:LMSW0PWf0.net
こえーよ



引用元: ・http://hope.2ch.sc/test/read.cgi/kaidan/1404493203/

引用元: ・http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1465039799/